narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

蛇香のライラ~Allure of MUSK~(N/S) 6.ライザール・シャナーサ &総括

f:id:narico555:20191002083457j:plaincv:森川智之

シャナーサ王国の若き国王、30歳。
7年前までは人前にでず、宮殿に
引き篭もっていたが人が急に変わったかの
ように優秀な国王となった。
豪快で何事も即決し、迷いを見せないがその実、
物事を多角的に捉え、あらゆる可能性を考える人。
斬新な改革を推し進めるカリスマ性があり、
古いしきたりに捕らわれていた王国に
新しい風を吹かせる一方で、長年私腹を
肥やしてきた貴族たちに目を付けられている。
 
やっぱり、この人いいですねぇ~(*^^*)
cvの森川さんは、キャラによって
好みが分かれるんですけど、このキャラは
最高でした♪
 
ちょっと強面なのもあり、怖い人苦手~~(;'∀')って
思う方なので、最初は特に気が進むキャラでは
ありませんで。
でもって、ジェミルの時には本当に怖くって、
最後の方では良くなったけど、果たして本人ルート
では、どう展開してくんだろ?と思ってたんだけど、
なかなか面白かったです。
 
他の人のルートで、ヒロインが彼に既視感を
感じていて、ライザールの方でも彼女の名前に
反応していたので、もしかして過去に何かあるのかな?
って思ってましたが、なるほどね~~~、な
内容でした。
 
そして、店主の件。。。
こちらでも、ジェミルの時と似たような感じで
彼の本性が暴かれました。
ジェミルの時のような凄惨さは無く、
順当な感じで終わったけれど、ジェミル同様、
少々の含みがあり、それは二重スパイルートの方で
一応の決着をみた感じとなりました。
 
さてそれで、二重スパイルートなんですが。
第三夜までは、物語が個別に分岐する前の
割と早い段階でトライアングルの熱い様子が
描かれていましたが、今回は違いました。
 
ジェミルルートを踏襲しながら、そこに
ライザールも入り込んでくる形で、
でもジェミルルートの流れそのままなので、
殆どが既に見てきたシーンとセリフ.....。
でも、ここでは既読スルーが全く出来ないように
なっていた為、正直かなり、たるかったです.....。
 
ここでの二重スパイルートは、端的に言えば、
ジェミルルートで敢えて明かさなかった
真実を明かした、大団円的な内容だったと思います。
店主だけでなく、真実の黒幕の正体が最後の方で
出てくるんですが、これにはビックリしました。
私は全く予想してなかったので。
その行方は気になってはいたんですけどね。
あと、店主がねぇ.....。
凄い事になっちゃって。
あの後、どうするんだろ?と思うばかり。
 
あとは、ジェミルとライザールの、彼女をめぐる
取り合いだけど、日々、口喧嘩をするだけで、
可愛らしいって言うかね。
二人とも好きだから、どちらかを選べないシリーンは、
のらくらと交わしながら.....って感じで、
他の二重スパイルートのような甘さは無かったです。
 
自分としては、どちらも好きだけど
やっぱりライザールかなぁ♡
 
 
****** 総 括 ******
 
全夜、これで終了~♪
とっても面白かったですね。
トライアングル企画の3作の中で、自分は
これが一番面白かったと思うし、一番好き。
 
ちょっと大人~な感じだし、血生臭い事件とか、
背景にあるものが結構、エグかったりするので、
人を選ぶかもしれませんが、攻略キャラさん達、
それぞれ魅力的だったし、シナリオも良く
出来ていたと思います。
物語全体が繋がっていて、どの巻でも他の巻の
キャラ達が良い具合に登場してきて、
その辺も面白かったです。
特に、第一夜のロランなんか、他のルートでは
ヴィンスのお供みたいに一緒に会議に来てるし、
鱗帝国の兄弟は面白いしで、良い味を出してました。
 
ヒロインは密偵なので、バレないように
依頼をこなすのが仕事なわけで、
なのでハラハラドキドキ感もあり、
そんな彼女が仕事を超えて依頼人
ターゲットと恋に落ちていく流れも
面白かったな~って思います。
そしてミステリー要素も強かったので、
そういう面で内容に深みを与えていたように
思います。
 
好きなキャラですが。
どのルートも、そのルートをやってると
この人好きだわ~~♡と思わせてくれました。
そんな中で、登場してくる度に、
(*^^*)って感じにさせてくれるキャラが、
鱗帝国の希驪太子..........。
この人が出てくると、ほんと憎めないキャラ、
可愛いな~、って感じでキュンキュンするんですよ。
また、ちょっぴり頬を染めた笑顔が可愛いの。
会議で滞在しているので、宮殿内で遭遇するんですよね。
その度に、あ~、捨てがたいな~って、
執着?しちゃうんですよねぇ..........(;^_^A
 
なので、悩みに悩んで1位は鱗希驪。。。
 
最初は兄の皇驪皇太子がちょっとだけ
上回るかな~と思ったんですけどね。
全体を通して、出てくる度にイイナって
想いを増強させられていったって感じでしょうか。
 
で、そうなると2位以下が更に悩むところ。
 
公式の人気投票では、1位はジェミルでしたね。
分かる気がします。
ゲームを始める前は微妙だったんですが。
声の村瀬くん、凄いと思います。
アニメの少年キャラと違って、乙女ゲームでは
グッとくる演技でキャラの魅力を倍増させてるかと。
他のゲームでも、彼の担当キャラに
やられてしまったんですが、ここでも良かった。
ただ自分的には、矢張り大人なキャラが好きなせいか、
このキャラには本当に泣かされて良かったんだけど、
選ぶとなると少々躊躇。
公式で2位のライザール王の方が、遥かに
捨てがたいです。ほんと魅力的でした。
過去からの強くて熱い想いも嬉しいし。
 
でも、鱗帝国の皇驪皇太子も、ほんと捨てがたいの。
白娘子オタクだけど、彼の本当の姿には
矢張りグッとくるものが.....。
 
でもでも、基本的に低めの声に痺れる私なので、
2位はライザール、3位に鱗皇驪って事で.....(;^ω^)
 
ただ、今回は順位を付けるのは辛いです。
もう、箱推しって感じですよ。
5人も6人もいると、1人2人、好みじゃない
キャラが大抵はいるものなんですが、
今回はいませんでしたね。
全員、好きです。
どのキャラもそれぞれの立ち位置が違い、
それぞれに魅力的で最高でした♪
久々に乙女ゲームで充実したな、と思います。
 
 
 

 

蛇香のライラ~Allure of MUSK~(N/S) 5.ジェミル

f:id:narico555:20190930200316j:plaincv:村瀬歩

プロの暗殺者、???歳。
《ショーサロン・カマル》の店主様に拾われ、
主人公と共にカマルで暮らしており、
弟のような存在だと思われている。
身軽で身体能力が抜群な上、幼少期から
技術を叩き込まれていたため暗殺を失敗した事がない。
衝動的で残虐だが、どこか純粋な優しさを
持ち合わせているような謎多き人。
仕事上、顔をマスクで隠している事が多い。
 
シリーズ最後の攻略相手は、弟のような
ジェミルと、ライザール王。
どんなお話なのかしら~~♪ なんて
ちょっとウキウキ気分だったのが、
思いのほかハードな内容で驚いたわ~。
二人のうちのどちらを先にやるか
とても悩んだのだけど、矢張り王様は
最後かなって思ってジェミルを選んだのですが、
凄かったですね。
 
ジェミルの過去に関しては大体予想通り
だったけど、その正体にはまさかのビックリ。
何か裏がありそうだ、とは、あちこちに
貼られた伏線等で感じてはいたけれど。
そして、店主..........。
こちらもねぇ。
十分すぎる程、怪しい人だな~と思いつつ、
後半の展開には、もう、泣けてきちゃって。
ジェミルには幸せになってもらいたいですね。
 
ただ、このアラビアン・ナイトでの
ヒロインが、ちょいイマイチでしたね。
これまでと違って、浅はかな言動が多かった。
ちょっとお馬鹿?って思うような行動も多く、
驚きました。聡明な筈なのにねぇ。。
これまでの巻でも、大口叩いてた割に、
やっぱり窮地に陥ってる、って事が
チラホラあって、でもまぁ、それほど
気にならないレベルだったんだけど、
ここでは、苛々させられる事が多々。
色んな事で鈍いと思う。
お蔭で、ジェミルの足引っ張っる結果に。
 
このゲームで初めて、ヒロインにイライラ
させられたルートでしたね。
 

蛇香のライラ~Allure of MUSK~(N/S) 4.鱗皇驪

f:id:narico555:20190930073142j:plaincv:興津和幸

鱗帝国の皇太子、27歳。
第一王位継承者で、皇族は、伝説の生き物
“驪鱗”の氏族とされている。
穏やかな性格で、どんな身分の人の意見にも
耳を傾ける人格者。
性善説を信じ、人を疑うことを知らない。
腹違いの兄妹が五人いるが、兄妹仲は良いと感じている。
良家の娘を妃に娶る事を皇后に決められているが、
異種婚姻譚『白蛇伝』が愛読書で、
その主人公”白娘子”と恋愛し結婚したいと
願っているため断り続けている。
 
白娘子って偶像を恋い慕って、
現実の女性には全く見向きもしない、
困った皇太子.....。
ぽや~~んとした感じだし、こんな人が
将来の皇帝で大丈夫?って印象ですが、
これがなかなか喰えないキャラでしたね~~ww
 
まずは、とっても面白かったです。
前半は、ろろアリのジャック(cv興津さん)を
連想させるような感じでした。
同じ銀髪だし、見た目の作りや雰囲気とか
よく似てる上に、女王を崇拝しすぎて
近寄れないけど見続けているって所と、
白娘子を好き過ぎて、畏れ多くて触れられない、
って感じで接近が難しい所なんかが
ほんとよく似ててww
 
だけど、後半、少々ハードでしたね。
第一夜と同じく、皇位継承者が相手となると
矢張り色々と障害が生じてくるんでしょうね。
特に、母親である皇后の存在.....。
弟の希驪の時で、既にこの皇后の恐ろしさに
触れているので、皇驪のルートでは、
最大の敵になるんじゃないかと予想できました。
まぁ、凄い人でした。
ここら辺は、中国の過去の後宮
参考にしたと言うか、模したんだろうと
思われる程、皇后の権限の強さと
後宮の恐ろしさが前面に出されてましたね。
 
皇驪自身は、ステキな人でした。
最初のうちは、オタクが前面に出てて
変態呼ばわりされてましたが、
実はそれだけの人ではありませんでした。
会議で立派に意見を言ってる所とか、
凡庸に装って、実は抜け目ない、
逆に凡庸に装う事で周囲を欺いてるのでは?
って感じの人でしたね。
こういうキャラって、大好きです。
 
徐々に明かされていく、麟帝国の
内部の問題と、皇驪の真実。。。
そして、ヒロインもすっごく愛されて
良かったですね~。
 
 
------この後、二重スパイルートが解放され、
どちらかを選べないヒロインと兄弟で、
3人で仲良く.....となるのですが。
自分的には、第一夜より、こちらの方が好みでした。
 
この兄弟、ほんとステキでした。
どちらも甲乙つけがたい。
真逆な感じなんだけど、弟の希驪は
ほんと憎めなくて可愛くて、つい情に
ほだされちゃうし、兄の皇驪は
どこまでも優しく、それでいて男らしさも
しっかりあって、全力で守ってくれる、
かしづいてくれるので、どうにも拒否れない。
公式の人気投票でも、揃って上位でしたよね。
すごく分かる気がします。
私もすっかり、第一夜の二人より、
この二人の方が、好き度が高くなりました。
 
BGMの中華な感じの音楽も、
しっとりした綺麗な曲で、とても
盛り上げてくれたと思います。
満足した第二夜でしたね(//▽//)
 

 

蛇香のライラ~Allure of MUSK~(N/S) 3.鱗希驪

f:id:narico555:20190929131824j:plaincv:佐藤拓也

鱗帝国の太子、25歳。
第二王位継承者で、鱗 皇驪の腹違いの弟。
兄のことを、愚鈍で使えないヤツと考えており
自分の方が王位を次ぐのに相応しいと思っている節がある。
放任されて育っているためか、どこか物事を
軽薄に考える部分があり、女ったらしで、
兄の妃候補にちょっかいを出している。

 

第二巻・第二夜はアジアンナイト。

攻略対象は中華っぽい国・鱗帝国の兄弟。

 

古典の物語『白蛇伝説』の主人公・白娘子を

愛してるオタクの兄・皇驪を、なんとか

まともな男にしてあげたい、って弟心から、

白娘子化されてしまっているシリーンに

目を覚まさせる仕事を依頼する事になったのですが。

 

いやぁ~、とても面白かったですねー。

兄を誘惑して手ひどく振って貰い、

それによって現実を見つめさせるって狙いだったのに、

肝心の兄は、ただただ彼女を崇拝するばかりで、

逆に誘惑も何もされていないのに、

弟の希驪の方が、シリーンを好きになってしまう..........。

 

またこの希驪が、凄く良かった。

女好きで、いつも多くの女の子と遊んでいるって

博愛主義者的な男なのに、どこか素直で一本気で、

明るくてチャーミングなんですよね。

人懐っこくて、ほんと犬みたいで、可愛いげがあり、

憎めないキャラ。

とても楽しいルートだったと思います。

 

後半は、色々と事件が起きて大変な目に

遭うのだけど、それでもこの人の愛は一途で、

情熱的で、健気でした。

前半は、会議の為にシャナーサ王国が舞台で、

後半は会議が終了し、鱗帝国での物語が展開し、

希驪の生い立ちとかも明かされて、

物語に複雑さが加わって面白さが増したと思います。

 

バッドエンドは可哀そうで泣けましたね。

この人には幸せになって貰いたい、って

思わせてくれるキャラクターなせいか、

矢張りハッピーエンドの方が好きです♪

 

蛇香のライラ~Allure of MUSK~(N/S) 2.ヴィンス・ルーガン

f:id:narico555:20190927184738j:plaincv:谷山紀章

ルーガン王国の第一王子、25歳。
軍国主義国家であり、力によって
近年領土を広げている。
この地域にしか生息しない蜂を使った、
養蜂業が国益を支えている。
女を政治の道具としか見たことがなく、
残忍な一面もあるが、判断能力に優れており、
策士タイプの優秀な指導者。
用心深く、自分の目で見たもの、
聞いたものしか信じないが、その分、
信じた相手とした約束はどんな小さな事でも
守る誠実さがある。

 

2周目は、矢張り終わるのは早かったですね。

共通部分以降の話の内容は、ロランとは

大分違っていたので、ちょっと驚きました。

ロランの時では無かった起きなかった

ルーガンでの争い。

まさかの謀略に陥れられ、最大の危機に

見舞われたヴィンスと共に

結構、ハードな内容でした。

そして、どん底に堕ちた事で自身を顧み、

人として、王子として成長していくヴィンスは

カッコ良かったし、ちょっと感動して

ウルウルきちゃいました.....(;^_^A

 

ヴィンスはやっぱり、ほんとカッコ良かった♪

最初は女に興味なくて冷たかったけど、

靡いてくる様子がなんともイイ感じで。

そして結構、真面目な王子様でもあるのよね。

クールなようで優しく扱ってくれたりで、

とても楽しめました。

 

二人終了後に、二重スパイルート、

なるものが解放。

どっちつかずな選択で、二人の間で

揺れて、どちらも選べず、

最後は3人で..........って内容。

まぁとっても、エッチでしたよね。

トライアングル企画だからなんでしょうが、

私は無くても全然構わなかったかな~(;^ω^)

 

全体的に雰囲気はエロっぽいけど、

表現的には、大したことないんですよね。

なのに、R18か?って思わせるような

内容で、上手く作ってあるな~って感心です。

 

第二夜以降も楽しみですね(*^^*)

 

蛇香のライラ~Allure of MUSK~(N/S) 1.ロラン・クライデル

f:id:narico555:20190927134822j:plaincv:立花慎之介

ルーガン王国によって滅ぼされた女帝の國
クライデル帝國の第三王子、22歳。
女たちが支配していた國で、イベリスが綺麗に
咲き誇る城壁の中、男たちは鳥籠の鳥のように、
隔離されて育てられていた。
内気で根っからの世間知らずだが、女の扱いに
関しては、ある意味生きる知恵として身についている。
侵略された際に、一族は惨殺され、大事な妹が
連れ去られている。運良く自分だけ助かった。

 

砂漠の国、シャナーサ王国のショーサロン・カマル

で、舞妖妃と呼ばれる、国一番の踊り子、シリーン。

表向きは踊り子だが、裏では密偵として働いている。

そんな彼女の元にきた依頼は..........。

 

PC版から移植されたシリーズ第一巻は

ヨーロピアンナイトと言うことで、

二人の攻略のうち、まずは、この儚げで

妖しい美貌のロランくん。

女性と見紛う程の、美しさ。。。でしたね。

中性的な男性は基本的には好みじゃなかったり

するんですけど、この人、ツボでした。

なんと言っても、声の立花さん効果が大だったかと。

 

この人は依頼人で、自分の妹・パメラを

敵国の王子・ヴィンスに連れ去られたって事で、

彼女を取り戻す為に調査を依頼したのですが、

なんとも保護欲をそそるタイプで、なんか

心がくすぐられた気がします。

それにやっぱり、色っぽい.....(//▽//)

さすが立花さんですね。

狂気を孕んだキャラの微妙なセリフの声の

トーンを演じ分けてらっしゃって、

ぞくぞくしました。

 

いかにも、壊れてる感が満載のロランなんで、

2つのバッドエンドも、彼らしい終わり方でした。

が、やっぱりハッピーエンドは良かったです。

まるで生まれ変わったかのように、

大人の青年って感じでステキになってて

ちょっとビックリ。

わずか数か月で、この変貌。

この人、22歳なんですよね。

その割に、ちょっと少年ぽい印象だったのに、

最後は年齢相応になった感じで、良かったです。

どっちも好きだけど、やっぱり最後は、

良かったな~って思います。

 

お話の方は、ミステリアスでちょっと

ドキドキしながら進めてました。

面白かったですね。

王子の方も楽しみです♪

 

 



片恋いコントラスト -collection of branch-(N/S) 第三巻 &総括

f:id:narico555:20190926143021j:plaincv:鳥海浩輔

楠見清孝

無気力で、仕事をサボりたがる駄目な教師。
冴子のクラスの日本史の授業を受け持つ。
すぐにでも仕事を辞めたいという理由から、

定期的にクジやその類のものを購入し、

毎回かすりもせず落ち込んでいる。
部活の顧問にならない代わりに、

庭園の手入れを任されている。

 

f:id:narico555:20190926143234j:plaincv:吉野裕行

楡居凪

冴子が二年に進級した際に、冴子のクラスにやってくる転校生。
ぶっきらぼうな現実主義者で大の女嫌いだが、

男子と話す時は少し愛想が良くなる。
冴子のとある勘違いにより、転校初日から犬猿の仲に。
いつもイヤホンをして音楽を聞いている。

 

この巻も面白かったです。

押せ押せだった前巻とは違って、

この巻が一番、自然な感じがしたかな~。

 

とは言え、凪くんは2年の学年始めに

転入してくるので、前半である最初の

1年は、楠見先生オンリーで話が

進んで行くので、正直少し退屈でした。

 

学校生活の流れは、一巻二巻を踏襲してるので、

その間に楠見先生とのエピソードが

挟まれてくるのですが。

何故か、しょっちゅう、顔を合わせる二人。

偶然が重なって、更にヒロインが

楠見先生が担当の歴史のテストで赤点を取って

補習を受ける事になり、そこからどんどん

接近してく感じ。

 

とは言え、時間を共に過ごすうちに

良い雰囲気になってく.....ってのとは

違うんですよね~。

結局、何を考えているのか分からない

楠見先生の曖昧で意味深で思わせぶりな

言動や行為に、対人関係の全てに慣れていない

ヒロインが振り回されて、好きって

錯覚しちゃったんじゃないのかな?

って思うような、前半の内容でした。

 

教師としてやる気がなく、いつもぼや~と

覇気どころか生気すらないのに、

女生徒たちに人気があって追い回されてる

不思議な先生。

友だちの眞泉さんが、『どこがいいのかわからない』

って言ってたけど、ほんと同感です。

 

そんな先生に振られて、新年度に転入してきた

凪くんですが、出会いは最悪。

その後も、嫌われてるだろ、って思うような

態度を取られていたけれど、ある事がきっかけで

親しくなるように。

良い友人に発展し、そこから自然と異性としても

好きになっていく様子は自然だったし、

見ててこちらも楽しかったです。

いかにも、青春って感じだったし。

 

なので、そのまま凪くんとのハッピーエンドが

しっくりくるし、良かったです。

 

始める前は、正直、微妙な取り合わせでした。

鳥海さんが大好きなので、声的には先生かな、

って思ってだけど、一巻をやった時に登場した

楠見先生の印象がイマイチで。

あまりに、やる気なくて気怠い雰囲気と

物言いに、あまり魅力を感じさせてくれない

キャラだな~って感じて。

でもって、対抗馬が、つっけんどんなキャラの

よっちん..........。

吉野さんは、自分的にはキャラによって

好みが分かれる声優さんなので、

あまり気持ちが乗らず.....。

 

始まってみると、凪くん、最初のうちは

(あー、平助くんだぁww)って思ったんだけど、

やっぱり当然ながら違いますね。

思いのほか、良いキャラでした。

良い意味で男子らしいと言うか。

魅力的だったと思います。

 

なので、この巻では、私は凪くんの方に

軍配でしょうか。

先生は、ずるいと思う。

2周目で、先生の内面を知っても、

それでも同情の余地があまり無いと言うか、

やっぱり、ずるいなぁ~って思った。

なので、ヒロインが最後に先生を選ぶエンドは

納得いかないですね。

 

そもそも、好きと自覚したのも、

最初から、キスとかの行為がきっかけなんで、

また同じ事で先生にシフトしてるのは

おかしいよ。

凪くんとの方が、ずっと仲良くて

分かりあえてた筈なのに、また先生に

戻るのは理解しがたかったなぁ..........。

 

 

***** 総 括 *****

 

結局のところ、面白かったな、と思います。

一巻は、ちょっとドロドロな印象だったし、

男子達に不満が強かったけど、二巻三巻は

普通に面白かったと思います。

人付き合いが苦手な、暗くて後ろ向きなヒロインが

恋する事で変わっていく、その高校生活は

いい感じでしたね。

 

ヒロインは巻によってブレがあるかなぁ。

三巻では、他の人との関わりが薄かったのも

あったせいか、あまり難点は感じられなくて

良かったけれど、二巻のヒロインはズブズブな

感じでイライラでした。

 

男子達も、二巻三巻は良かったかなと。

 

ただ、話の運びとしては、最初の男子と

恋愛して、破局して、次の男子と親しくなって、

その後にトライアングルで張り合う形になり、

最後にどちらを選ぶのか、って流れは

どれも同じで、最後に揺れて選ぶって所は

あまり好きになれませんでした。

 

既に新しい子と仲良くなってるのに、

別れた元カレと寄りを戻すってパターンは

基本的に自分は好きじゃないのもあって。

必然性が感じられる場合は別だけど、

ここでは、そうじゃないのでねぇ。

 

このゲームのコンセプトがトライアングルに

あるようなので、その為にこういう流れに

なってるんでしょうけど、こういう形なら

トライアングルじゃなくても良かったかな~、

と思わなくも無く。

 

システムとしては、特に問題なかったと思います。

目パチ口パチ、デフォ呼び。

選択肢ジャンプもあるし、音量も各人で

調整できるので助かりました。

惜しむらくは、文字かなー。

明朝体で文字の太さが細いので、

見難かったです。

 

オマケで、エンディング後のショートストーリーが

テキストタイプで各人1つずつ付いてましたが、

こちらは、自分としてはイマイチな印象。

エンディングから間もない時期で、

だからなのか面白みに欠けてるように感じられましたね。

 

トータル的には、楽しめたと思います。

 

www.otomate.jp

 

片恋いコントラスト -collection of branch-(N/S) 第二巻

f:id:narico555:20190925132824j:plaincv:近藤隆

檜渡鈴太朗

元気と明るさが取り柄の直情型。
がさつそうに見えて、意外と綺麗好きな面を持つ。
中学生ながらかなりの高身長で、バレー部のキャプテン兼エースを務める。
中等部卒業後は、そのまま高等部へ進級するつもりでいる。
冴子の後輩にあたるが、直接の面識はない。

 

f:id:narico555:20190925132904j:plaincv:森田成一

桐阪保

高等部の生徒会長。勘が鋭く計算高い性格だが、

その分予想外なことに弱い。
母子家庭で育った為、女性に優しく振る舞うことが染み付いている。
女生徒に人気で、学園内で何かと注目される保のことを、

冴子は認識しているが、直接の面識はない。
週に数日、カフェでバイトをしている。

 

PC版からの移植。

第一巻はPC版の方でプレイ済なので、

Switch版では、二巻と三巻のみ。

と言うのも、第一巻は自分的にはイマイチで、

当時の感想に書いてある通り、二巻、三巻の

購入を止めるほど、期待外れだったからなんですよね。

ただ多少なりとも興味はあったので、移植したら

買おうかな、と思ってたら、早々の移植.....。

矢張り、買い控えていて良かったです。

お値段的にも、全巻購入金額の半額近いんですもん。

 

それで、この二巻ですが。

予想外に良かったです♪ 面白かった(*^^*)

二巻と三巻の攻略相手は、一巻でも少し出てきてて、

そこでの生徒会長はチャラ過ぎて、う~~~ん(-_-;)って

印象だったんですよね。

年下クンもカッコイイけど元気すぎて.....。

中学生だしねぇ.....。

 

でも実際やってみたら、これが良くて、驚きでした。

最初は年下の鈴太朗くんから告白されて

付き合うようになり、色々あって急遽お別れ。

そして、本当は少しずつ仲良くなろうって思ってた

生徒会長の方が、今度こそ気持ちを伝えてって思って

アタックしてくる..........。

 

一巻とは違って、こちらは二人とも押せ押せ。

すっごく好いてくれてるので、ドキドキでした。

 

ただねー。

ヒロインがちょっと。

第一巻でも暗くて湿っぽかったけど、それでも

相手の男の子達の方が酷いわ~って程度だったんだけど、

こちらでは、後ろ向きで卑屈過ぎる性格が凄くって、

正直な所、最初の彼氏との別離なんかは、

彼氏の方に同情した。

 

考え方がさ。全然共感できない。

過去の件で臆病になっているのは理解できるし、

傷つきたくないから孤独を好むのも分かる。

だけど、それ以上の卑屈さはさすがにゲンナリした。

確かに気遣いのできる優しい子ではあるけれど、

他人の事を気にし過ぎて、滅私奉公かっ!って

思うほどなんだもん。

 

まぁ最後は成長したから良いけどね。

 

自分としては、真っすぐな鈴太朗も良いけど、

やっぱり優しい先輩かなー。

あまりに彼女の事を想い過ぎて、慎重過ぎたのが

裏目に出ちゃった感じでしたね。

早いもん勝ち、みたいになっちゃって。

ヒロインも、最初に生徒会長と付き合ってたら、

彼の方を好きになってたんじゃないのかな、って思う。

友達付き合いも出来なくて、恋愛初心者だけに、

あれだけ熱心にアプローチされて、

想いをぶつけられてたら、その気になっちゃうのも

自然の流れかな~って思うし。

 

にしても、最後はヒロイン、優柔不断な気が。

再告白されて揺れるって.....。

しかも、そちらに靡くエンドもあるわけで。

先輩が可哀そう.....。

ここはやっぱり、先輩とのハッピーエンドが

自然かな~って思いました。

 

Tlicolity Eyes twinkle showtime(N/S) 6.榊原コウ(Vol.3) &総括

f:id:narico555:20190923194925j:plaincv:松岡禎丞

ユウの双子の兄で、アイドルとして活躍している。
ファンの前では完璧なアイドルだが、気を許した相手には

ひねくれ者な面を見せる。
極度の負けず嫌い。 葵に構ってほしいため、

ワガママを言ってよく振り回す。

 

この子はツンデレさんタイプ、かな?

素直に気持ちを現わせないけれど、

ずっと前からマネージャーが好きなんだな、

って最初から伝わってました。

葵本人には伝わってないですけど。

でも一途な感じで私は好きでした。

あと、トリコリティ状態の時の、

素直で一途な気持ちの吐露がグッときて、

解けた後の、超恥ずかしいぃ~~~~(////)って

態度が凄くって、そのギャップが面白く、

可愛くて良かったかな。

 

弟のユウも、彼なりに魅力的だったけど、

自分としては、こちらのコウの方が好みでした。

 

トリ愛ルートの方は、本編でも結構、マネの

取り合いをしていた双子だけど、それが一層、

パワーアップした感じ。

でもって、葵の方は、彼らの気持ちを

本気に取らないままな感じでした。

こちらは、事務所の倒産って問題が生じて

本編とはちょっと違ったストーリー運びで、

これも面白かったと思います。

 

 

******* 総 括 ********

 

能力者による、能力の副作用としてのトリコリティって、

ちょっと変わった設定でのラブストーリー。

全体としては面白かったと思います。

 

ただ、自分は、あまり好みでは無かったです。

勿論、始める前は面白そうと思って期待してたんですが、

このトリコリティの、超ラブな口説きセリフは、

なんか こっぱずかしい と言うか、ムズムズして

駄目でしたねー(;^_^A

本気の口説き文句だったら、臭いセリフと思いながらも

もう少しウットリできたと思うのですが、

副作用と思うとね。

ヒロインも副作用だから、と言い聞かせてるし。

Vol.1の時は、ほんと副作用で言わされてる感でしたが、

2と3は、最初から彼女が好きっぽくて、

副作用のせいで、抑えていた気持ちが素直に

出てしまっていたって感じだったけれど、

こういう副作用があるのを分かっていながら、

能力を使うって行為には共感できなかったのが、

何より気持ちが盛り上がらなかった理由かなと

思います。

 

意図せず、ついウッカリとか、ミスだったら、

トリコリティモードになった彼氏たちの

変貌をもっと面白く熱く感じられた気が.....。

まぁこの辺は、個人の感覚とか好みの問題なのかも。

 

システムとしては、問題なく良かったと思います。

でも短くてやりごたえ感は無く。

短い分、話の内容は薄いな、と。

特に2と3は、話の内容が起伏に欠けていたと言うか、

深刻な問題もなく、ただただ、彼氏が彼女に

気持ちをぶつけていくばかりの内容だったかと。

なので、短い割にお腹一杯って最後の方は感じました。

 

好みが分かれるゲームかなぁ。

 

因みに好きなキャラですが。

 

公式の人気投票の結果が出たので見ましたが、

正直ちょっと意外でした。

自分とは大分違ったので、私の感性が変わってるんだ、

と思わなくも無く.....(;^ω^)

 

自分は、

1位 翠川チヒロ

2位 榊原コウ

3位 望月ヨウスケ

 以下略.....

って感じで。

 

www.otomate.jp

Tlicolity Eyes twinkle showtime(N/S) 5.榊原ユウ(Vol.3)

f:id:narico555:20190922222453j:plaincv:木村良平

コウの双子の弟で、人気急上昇中の男の娘アイドル。
アイドルとして活動する時はミステリアスな雰囲気を

売りにしているが、プライベートでは小悪魔な性格で、

親しい相手にはとことん人懐っこくなる。
葵によく甘えているが、実はコウよりもしっかり者。

 

Vol.3は、東地3姉妹の長女、葵がヒロイン。

f:id:narico555:20190922222637j:plain

パッと見、よく分からないけど大人っぽいけど

いまいち冴えない感.....って印象。

アイドル・コウのマネージャーで、コウとユウが

期間限定でユニットを組む事になり、その間は

ユウのマネージメントも兼ねる事になったわけなのですが。

 

アイドルとマネージャーって関係での恋愛は

自分としては基本的には気持ちが乗らない上に、

どう見ても、少年とオバサンって感じなんで

やる前から気持ちは乗りませんでしたが。

 

やってみると、意外と面白かったです。

そもそもユウ自身も、『男の娘』って女装アイドルで、

女装君も基本的に好まないので、ほんと気乗りしなかった。

でも可愛らしいけど男の子らしさもあり、

その辺のバランスが良かったのか、女装に関しては

あまり気にならなかったです。

 

ただ、前半の共通部分で、ユウとコウが双子だって

言われるまで分からないってのは、ちょっとねぇ.....。

どう見ても、そっくりじゃん?www

 

双子でありながら、能力的な差があって、

ずっとコンプレックスを抱えていたユウが、

『男の娘』ってキャラを確立して頑張ってきた事などは

良かったなって思いました。

 

ただ、何て言うか、どうにも年上のお姉さんに

甘えたいって気持ちが強くて、その延長線上に

恋愛感情が生まれてるって印象で、

独占欲が強すぎたり、その辺は自分はちょっと

苦手でしたね.....。

まぁ、ヒロインの葵は長女で25歳なだけに、

それなりに抑制が効いていて、妹たちほど

流され度は高く無かったので悪く無かったですけど。

 

でも、19歳と25歳ってのは、やっぱり

自分的には、少し引くかなぁ..........。