narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

楽園男子(PSP) 1.日守幸兎

f:id:narico555:20190524095812p:plain cv:下野紘

 

主人公と同級生のイトコで、幼馴染。

エンジニアを目指していて、変な物を

数多く発明中。不思議なソフトを主人公に

譲ってくれた人物。

 

2013年5月に拓洋から発売されたPSPのゲーム。

原作は少女マンガ。

 

 主人公を巡って繰り広げられる男性たちの

 『本気』のぶつかり合い!? 女の子が思わず

 ドキドキしてしまう、男性の『欲望』がたっぷり

 詰まっています。
 原作キャラクターの4人にゲームオリジナルとして

 3人のキャラクターが加わり、総勢7人のイケメンに囲まれた

 高校生活があなたを待っています。

 

って事で、ちょっと昔のゲームですが、なかなか評判が良く、

久々にこういうゲームもいいかな、って思いまして。

 

 

主人公は、神咲明日那って高2の女の子。

引っ込み思案で、他人とのコミュニケーションに

悩む、優しくて大人しい子で、父親の海外赴任に伴い、

伯父の家にお世話になる事に。

でも、その伯父も仕事でいなくて、いとこの

幸兎と二人暮らし..........。

 

思ったよりも長くて、色々と面白かったです。

大分古いし、なかなか情報が無くて随分迷いましたが、

このゲーム、システムがちょっと変わっていて、

エンディングが、普通にハッピーとバッドがある以外に、

ビーストエンドって言う、ちょっと病みバッド?

みたいなエンディングがあり、また、アイテムを

得る事で、攻略相手の心の声を聞けたりとか

できるんだけど、何より、その為のアイテムが

無いとダメなのね。。。。

 

それ、どうやったら入手できるの????

 

取りあえず、ゲームを進めていれば、

どこかでゲットできるのかな?

と思って、別のキャラでやったんだけど、

入手できず..........(-_-;)

 

結局、どうやら、発明家みたいな幸兎を

やらないと、入手できないっぽいと思い、

幸兎をプレイ。。。。

ハッピーエンド後に自動入手。

それをオプション画面でセットしてから、

心の声が反映される仕組みとなっていました。。

 

う~~~ん..........。なんだかな。

それと、攻略の助けになるアイテムは

共通バッドで入手とあったので、

一番最初は、まずは共通バッドで、

個別ルートへ入らずにプレイしました。

それはそれで、大体の流れとか感じが

掴めて面白かったんですけどね。

 

で、幸兎ですが。

自分的にはビミョーだったかな。

すっごく意味深な雰囲気が全体に漂ってる印象。

で、このキャラ、なんか妙に重たかったです。

子どもの頃に主人公と交わした”約束”に

すっごくこだわりすぎですね。

で、思い込みが激しくて、なんか捻くれてる。

 

学校で先生が彼の事を『天才』って言ってたけど、

高校生にして研究三昧だけど、幼い頃から

既に研究とか発明とか、それしかなく、

更に、ヒロインに対しての想いも、まだ小さいのに

恋愛感情を抱いていて、相手がその気になるまで

ずっと待ってるって、、、なんか、早熟過ぎて

私はちょっと引きました.....。

子どもらしい感じが全くないんだもん。

 

それに、主人公も段々と気持ちが高まって、

どうみたって、相愛だろうって感じなのに、

あれやこれやと、相手の気持ちを否定して、

イライラしました。

重っくるしい感じの繰返しでね。

何かと言うと、明日那への気持ちを言葉や

態度で出してくるのに、明日那は鈍すぎるし、

互いに内心で相手の気持ちを否定的に

捉えるしで。

 

長いだけに、仲良くしながらも関係が

全く進展していかないので、かなり

だれちゃいました。

良かったのは、彼女に関わってくる相手に対して、

すっごく敵意を剝き出しにする所くらいかな。

それでも彼女は分からないんだから、

ほんと、ヒロインちゃんは鈍すぎでした.....。

 

マーメイド・ゴシック(PSP) 7.ロキ=ジルフォード &総括

f:id:narico555:20190517181024p:plain cv:豊永利行

 

自称魔法使い。液体を媒介として不思議な能力を使う。

いつも明るいお調子者だが、腹の底で何を考えているのか

分からない、食えない男。

主人公とエリアスに人間の足を与えた。

 

この人だけ、エンドにハッピーエンドがあり、

それを見るには全員攻略後となっている為、

必然的に、順番は最後となりました。

ハッピーを除いた、他の攻略さんと同じ

バターンのエンドのみなら、3周目から

攻略できるようになっているようですが、

まぁ、内容的にも最後が妥当だったと思います。

 

主人公とエリアスの幼馴染でもあり、

リディアとしては気ごころの知れた存在ですが、

人間の足を貰う為に代償を払わされているし、

悪戯好きとは言え、かなり度が過ぎる印象だし、

なんかチャラい感じで、誠実さを全然感じさせない上、

ビジュアル的にも全く好きになれなかったので、

真相的な部分を知りたいが為にやっていましたね。。。

 

話を進めていても、リディアが彼を好きになる過程が

イマイチ理解できませんでした。

気づいたら好きになっていたって感じ?

散々、イタズラされて、それでも一緒にいて楽しいとか、

嫌じゃないとかって感覚が共感できなかったです。

 

ロキ自身の生い立ちがエンド近くになって

明かされて、それを知れば、ロキの心境や

行動も成程と思うし、こちらが思う以上に

リディアが好きなんだなって分かる反面、

どこまでいっても真剣さがイマイチ伝わって

こないというかね..........。

わがままで子どもっぽい態度のせいなのか。

よく分からないけど。

顔もなんかねぇ。。。

王子やガウェインが美し過ぎたからか、

見劣りするんですよね。安っぽい感じして。

 

最後は、ベストエンドは物悲しかったです。

これをベストにして、ハッピーエンドを

持ってくるとはね。

ハッピーがあって良かったとは思います。

やっぱり、悲しいもん。。。

 

 

****** 総 括 *****

 

これで、全員終了。

攻略人数が多くて、やりでがありました。

全体としては面白かったけれど、自分的には

ガリレオと弥彦はイマイチだったかな~(;^ω^)

こういう変わったキャラもいるからこそ

面白いと言えなくもないですけどね。

 

2014年11月の発売と言う事で、

それほど古くはないですね。

事業停止する1年前くらいの作品で、PSPゲームとしては

最後の方の作品。

なので、システム的には快適な方でした。

選択肢ジャンプがあるので、やり易かった。

音の調節等もできたし。

CGも多かったです。ただ、絵の出来に関しては

ムラがありましたね.....。

 

エンドは基本的にバッド、グッド、ベストですが、

それ以外に、キャラによって、デッド、メリーバッドが。

エンド数も大体1人当たり4つだけど、

ガウェインだけ7つと凄く多くて、逆にエリアスは

3つのみと、他より少なくて、なんでこんなに

差があるのかなぁ、って思います。

 

推しとしては、バジル王子とガウェインがダントツ。

次点で牡丹で、次がエリアス。

他のキャラは、攻略さんとしては苦行に近かったです(;^_^A

王子サイドと海賊サイドで、どちらかを選ぶと

もう一方との関わりが非常に少なくなるのが

少々面白みに欠ける部分だったかな、って思います。

リディアの居場所だけで話が回っているので、

世界が非常に狭く感じられ、だから前半は特に

眠気を誘ったんだと思います。

でも、なかなかよく考えられてるなとは

思いましたが。

キャラもそれぞれに個性的だったし、魅力的でも

あったと思います。あとは好みの問題でしょう。

 

楽しめました♪

 

マーメイド・ゴシック | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト

 

 

レンドフルール(N/S) 総括

f:id:narico555:20190515171743p:plain

公式サイト http://www.otomate.jp/reinedesfleurs/switch/

 

 誓え。愛を、忠誠をーー

 

薄葉カゲローさんのイラストに惹かれて、

迷いつつも移植を機に購入しましたが、

概ね、面白かったと思います。

 

滅びる事が必然の世界にあって、愛を取るか世界を取るか。

自己を犠牲にして世界を取っても、結果は変わらない。

全てを丸く収めるなんて不可能で、何かを犠牲に

しなければならない、理不尽さ。

そして、そういう状況の中で、最後まで

諦めないのか、諦めてしまうのか。。。

 

選択を余儀なくされて、迷い悩み葛藤し、抗うヒロイン。

そして、騎士たち。

それぞれの葛藤に見ごたえがありました。

これは結局の所、攻略男子たちを救済する物語でしたね。

それぞれの問題を解決するには、ラブエンドになるしか

ない感じでした。

 

それにしても、エンド数が多すぎ💦

ルイとオルフェが8つで、他3人は10。

そして、アナザーが4つ(←うろ覚え)。。。

 

3部プラスエピローグで、1部は完全に共通なのもあり、

2周目からは飛ばせます。そこは良かったけれど、

2部も前半は、ラヴィール以外は、ほぼ同じなんで、

金太郎飴な感じでした。

でもって、エンドが多い為、分岐点からやり直すけれど、

ラブエンドと忠誠エンドの分岐点が早いのもあり、

結局、量的に多いんですよね。

でも、選択肢ジャンプが無い為、ひたすら既読スルー。

なので、その間が辛くって。眠くなってくるし。

 

移植発表されてから、随分待たされましたが、

他のゲームにも言えるけど、前回の製品でアンケートとか

とってるんだから、せめてシステム面では少し反映して

改良して移植して欲しいですね。

これだけエンドが多いゲームの場合、選択肢ジャンプが

無いと、ほんと辛いです。

まぁ、1つのルートそのものは、たいして長くは

無いんですが、しんどかったです。

エンドの内容も、要らないんじゃない?って

思うものもあったし、エンドタイトルも意味不だったり。

あと、バッドエンドの終わり方が唐突過ぎる気が。

結末、描かれてないですよね。

その後、どうなったの?って思うのが多かった。

 

あと、ラヴィール自体は面白かったけれど、

そこへ入る前の、情報をセットする仕組み。

最初は面白いと思ったけれど、進めていくうちに、

これ必要か?って思うようになりました。

だって、それしか選びようが無いって状況の方が

多かったです。2部以降は。

選ばないって選択も出来ないのに、わざわざセットさせる

手間暇が、段々と面倒くさくなりました。

 

そういった、システム面での不満はありましたが、

物語全体は、楽しめたし、キャラクター達が

みんな魅力的でしたね。

攻略さんだけでなく、四蝶や双子蝶、

花人のボヌールやエンジュも良かったです。

そして、絵が矢張りとても綺麗。

背景画が美しく、人物も美しいし、音楽もステキでした。

世界観をよく反映していたと思います。

 

推しとしては、キャラではギスラン、物語ではオルフェ。

ギスランは、ほんと可哀そうで、一番胸が痛かった。

で、他ルートをやってる時も、出てくる度に

胸キュンでした。やっぱ、好きだ~~♡って感じ(//▽//)

オルフェも、全体を通して優しい男性でしたよね。

ちょっと容姿が幼めなのが自分的にはマイナス要素

なんですが、声のトーンや喋り方とか、案外ツボでした。

 

あとは、レオンには、ちょっと同情?

最初から、あんなに好きなのに本人ルート以外では

報われないのがね。

ルイも、つかみどころが無さすぎて。

哀れと思うものの、振り回され過ぎて萌えれなかった。。。

そしてユベール.....。

この人も、複雑かなぁ。。。

自分の好み的には、イマイチでした。

中の人が大抵の場合、好みじゃなく、キャラによって

差があるんですが、今回はギリギリ好みの域には

達しませんでした。ビジュアルもギリギリのラインを

下回る感じ。黒髪長髪好きなのに.....。モノクルのせいかな。

かけていないキャラの方がまだ好みだったかも。

 

ラヴィールで勝利するとポイントが貰えて、

色々なオマケをSHOPで購入できるようになってます。

プロフィール画面内にある、各人の秘密3つと

ショートストーリー。

秘密の方は、花人の二人や蝶たちとのやり取りで、

まぁまぁ面白いです。

ショートストーリーの方は、テキストのみで

ラブエンド後の、2人のお話。

大体、直後って感じですね。エンディングを補足するような

感じで、良かったと思います。

CGは、差分を入れて50枚前後で、プラスおまけが

各人1枚。

 

デフォ呼びで、目パチ口パチは無し。

テキストは読みやすい方でした。

音声も各人で調節できて有難かったです。

 

色々、ツッコミどころはあるけれど、

みんな幸せなハッピー物語ではない、って

最初から分かっていたので、思っていたより

平気だったと言うか、ギスラン以外は

冷静に見れちゃいましたね。

深刻な物語の割に、切羽詰まった状況だからか

描きが浅くて薄い印象でもあり、ズーンと

重く感じる事が無い分、少々物足りなさも

感じられましたが、悪く無かったと思います。

それなりに楽しめました。

 

 

レンドフルール(N/S) 5.ユベール

f:id:narico555:20190515110153j:plain cv:杉田智和

 

パルテダームの生き字引との異名をとる宰相。

レーヌとして生まれた主人公の教育係で

兄のように接している。

智謀策略に長けた食えない人物だが、

主人公には甘い。 27歳。

 

やっぱりこの人は、最高に手ごわかったですね。

ラブエンド以外のエンドは、とことん冷たくて、

ヴィオレットが哀れでした。

でも、何より一番同情するのは騎士たちでしょう。

ユベールへの愛に狂ったヴィオレットのせいで、

とんだ目に遭わされたって気がします。

だって、そんな状態であっても、どこまでも

忠誠を尽くそうとしてるんだもん。

 

恋は人を狂わす。

レオンの時も、自己中な恋に周囲が犠牲に

なったけど、ここに至っては、もう凄すぎる。

で何より諸悪の根源なのは、やっぱり女神でしょうね。

ユベールもある意味、被害者ですよね。

そのせいで歪んでしまい、狂気に支配されて、

ただひたすらに、女神の復活を願い..........。

 

ユベール視点で見れば、彼も哀れですよね。。。

 

最終的にラブエンドでは救われたので良かったです。

 

ただ、ユベールはとことん、いつまでも冷たくて、

ラブエンドの直前で本心を明かすわけだけど、

そこまでの過程からすると、なんだか唐突な

変心って感じがして、ちょっとピンときませんでした。

「愛している.....」と告げられても、

ほんとかよ!って内心ツッコんじゃった(;^_^A

 

まぁでも、最後は大団円的な感じもあり、

本当の意味で物語の終わりを感じさせて

くれたかな、って思いました。

カップリング的には、矢張り保護者っぽくて

私にはフィットしませんでしたが。。。。

 

 

レンドフルール(N/S) 4.ルイ

f:id:narico555:20190514100952j:plain cv:浪川大輔

 

南国カンパニュールの騎士。22歳。

妾腹の王子として自由気ままに生きてきた。

「理想の王子様」を具現化したような青年だが、

表面からは伺えない深い倦怠感に溺れている節がある。

 

いつでもやる気が無くて、生に執着が無く、

退廃的なこの人とのルートは、とても興味が

湧いていたのですが、いざ始めてみると、

何ていうか、、、痒い所に手が届きそうで

届かない、妙な焦燥感と言うか、

喉に刺さったホネが取れそうで取れない感じ、

と言うか、結局のところ、よく分からない内容でした。

 

私の頭が悪いんだと思います。

あと、感性が鈍いとか?

 

この人の背景はよく分かりました。

人と本気で恋愛できない性質なのも分かりました。

 

にしても、だ。

 

それ以前に、冷たすぎじゃないの?

 

冷静に世界を見つめて理解し、このままでは

先が無いのを把握しているのは当然だし、

彼の考えは、オルフェが訴えていたことと

同じなんで、その辺は共感したんだけど、

その後の彼の考えは、あまりよく分かりませんでした。

 

結局、どうしたかったの?

何がしたかったの?

求めないと言いながら、あれこれと行動した

その真意はどこにあるの?

 

ずっと、そう思いながら、最後まで分からなかったですね。

 

彼とのやり取りは、まるで禅問答のようでした。

そう感じました。

だって、ほんと、分からないんだもん。

 

求められたくないなら、最初から誘惑めいた

言動、しないで欲しいですよね。

相手は、何も知らない純粋無垢な乙女なのに。

それで好きになったら冷たく突き放すんでしょ?

レーヌの騎士なら騎士らしく、色事めいた雰囲気を

含めないで欲しい。存在そのものが婀娜めいてるんだし。

 

結局、彼に振り回されたヴィオレットだったように

思ったのは、私だからでしょうか?

 

最後の最後、ルイの蝶である裏波の、ルイを

叱咤するようなセリフはグッときました。

何考えてるか分からない、皆からイマイチ

信用されていない風の裏波でしたが、

根はイイ奴でしたよね。

 

忠誠エンドは、どの人もバッドっぽい終わり方だけど、

この人の場合、ただただ自分が終わりたいだけって感じで、

これのどこが忠誠なの?って甚だしく疑問でした。

自己犠牲を装った、自己救済の極致のように思えました。

 

ラブエンドの方は、エピローグでのヴィオレットが

まるでルイに意趣返しでもしてるような印象で。

立場が逆転した感じ。

いい気味って思っちゃいました。

とは言え、真の意味で2人が熱く結ばれるまでは、

まだまだ時間がかかりそうな終わり方で、

他ルートに比べると、スッキリ感は乏しかったかな。

精神的にとても疲れたルートでした。

 

レンドフルール(N/S) 3.オルフェ

f:id:narico555:20190511201204j:plain cv:KENN

 

西国ウィエの騎士。19歳。

孤児として生まれ、祖国では吟遊詩人として

各地を回っていた。

明るく朗らかで、ちょっぴり悪戯好き。

人懐っこいが、それは心の奥にある

孤独感の裏返しでもある。

 

騎士たちの中では一番若く、最初から好意的だし、

明るくて優しいキャラで、最初はあまり興味が

湧かなかったのですが、やってみると

非常に心をくすぐるキャラでしたね。

 

彼が感じてる、グラースを供給するやり方への不満。

全く持って、同感でした。

他の二人をプレイして、つくづく思った事を

彼が指摘してくれました。

ただ、その解決方法がね...............。

 

いやぁ~、まさかのオルフェの正体と言うか。

本人さえも知らなかった真実が明らかになり、

驚いたけど、その後の彼がとった行動は

軽率過ぎたと思います。

未知の力を過信し過ぎって言うか、後先考えずに

実行してしまうとはね。

まぁ、焦る気持ちも分からなくはないけれど、

その辺は若さゆえ、なんでしょうか。。。

 

ただ、レオンやギスランとは違って、

一応、解決策が生じたルートだったので、

最終的な恋愛エンドでは、ハッピーエンドと

呼べる終わり方で、良かったです。

最後までハラハラさせてはくれましたが。

 

で、エンド数が、8で、他の二人より2つほど

少なかったですね。

最後のエンド前とかにバッドエンドが集中してて、

こんなパターンのバッドは要らんだろう!って

思ったものの、終わってみるとエンド数が

少なめだった事に気づき、意外。

まぁ、プレイ時間も割と早くに終わったな、って

感じでしたし。

 

あと、ちょっと糖度が他よりあったような気も。

オルフェとの二人の時間が、雰囲気が甘いんですよ。

けんぬ さんの演技がね。

囁きボイスがね。

めちゃ、雰囲気ありまして。

特に好きな声優さんじゃなく、いいなと思うキャラが

少ないんですが、その少ないキャラの中に、

このオルフェも加入しちゃいました。

良かったです。

一見女の子のような、可愛らしい感じですが、

しっかり男らしくて、グッときました。

 

この2人の未来には、幸運が感じられました。

 

 

レンドフルール(N/S) 2.ギスラン

f:id:narico555:20190510164731j:plain cv:近藤隆

東国クリザンテームの騎士。20歳。

祖国では軍人として数々の武勲をあげ、

「クリザンテームの怒れる刃」との

異名をとる。

自他共に厳しい潔癖な性質だが、

認めた主に対しては絶対の忠誠を捧げる。

 

すっごく、可哀そうなルートでした。

ギスランは酷過ぎるって噂に聞いていたけれど、

この人はもう、最初から悲劇しかありえない

宿命を負っていて、可哀そう過ぎましたね。

 

騎士になることで、ほぼ決定したような

抗いがたい未来。

”次こそは.....” って、おかしいよ。

花紋が完全修復できなかった事で、

既に、騎士の結末は決定づけられているのに、

延々と騎士を選び続けている事が、理解できませんでした。

 

そもそも、このお話自体、最初に女神が

グラースを施し続けるようにしたのが間違い

だったわけだけど、その恩恵の国々から、

恵みの無い土地へ住み着いた人たちで出来た国にも

グラースを与えたのが一番の間違いよね。

神の干渉を受けずに、自分たちの力で生きる事を

選んだ人たちなんだから、グラースを最初から

あげる必要は無かったし、それなら騎士も選ばれず、

無駄に騎士が苦しむことも無かった筈で、

国民が平等に苦しみながら生きれば良かったのに、、、

って思ったけど、まぁ、そういう物語だから

しょうがないんだけどね。。。。(-_-;)

 

でも、最初から分かっていての騎士選出.....。

残酷よね。人権蹂躙って気がした。

 

それにしても、ギスランは泣けました。

 

このキャラ、すっごい好きです。

 

ビジュアルも声も、誇り高く高潔で不器用な

キャラも、全てにおいて、胸キュンでした♡

それだけに、彼の本音の叫びを聞いた時は、

もう、ボロボロと泣けてきちゃって..........(T^T)

そして、忠誠エンドや忠誠系のバッドでは、

ほんと、せつなかったです。

 

ただ、忠誠系の方がお話が短めでしたね。

そして、そこまで忠誠を尽くす程の深い気持ちは、

いまいち理解できなかったと言うか。

誓言したからには、絶対の忠誠をって気持ちは

分かるし、凄く潔いと思うけど、気持ちの上での

絆の深さはまだそれ程でもないのでは?

 

話の展開が早めだったと思います、レオンより。

互いの心が通い始めたか!?って思う頃に

大変な事態になって引き離されたので、

まだ思いが深く育つ前って感じなんですよね。

これから絆が深まっていくんだろうって思うのに、

そうなる前に引き離され、その後は、互いへの

思いが突然の如く強くなってるというか。。。。

 

状況が思いを加速させたんでしょうかね?

 

ギスランの事は最初から好ましく思っていた

自分ではあるものの、ちょっとイイ感じに

なりかけただけなのに、どうしてそこまで?

って思うような急展開でした。

 

恋愛エンドの方は、もう少し長めで、心理的にも更に

深まるような展開だったので、最後の方は、まぁ、

それなりに受け入れられましたが。

 

それにしても、悲壮感と退廃感と破滅感が

プンプンのルートでしたね。

面白かったですが、所々、はて?と思うエンドが

チラホラだったかなぁ。

こんな悲しい内容だったのに、恋愛エンドだけは、

ハッピーエンドっぽくて、少しビックリ?

このエンドでのヴィオレットの行動は、支持します。

当然よねぇ。

 

レンドフルール(N/S) 1.レオン

f:id:narico555:20190509134316j:plain cv:興津和幸

北国ピヴォワンヌの騎士。24歳。

貴族階級出身だが、放蕩三昧だった自由人。

偶然見た主人公の姿絵に一目ぼれし、

本来の花紋選出者から強引に騎士位を奪った。

 

 女神が持つ、命を育む力【グラース】によって

 守られた、4つの大陸からなる世界ソルヴィエル。

 そして、女神の依り代となるレーヌと、4つの

 大陸から選ばれた騎士たちによって、グラースを

 供給して維持してきた。

 しかし、ある時を境にレーヌが生まれなくなり、

 グラースの供給が滞り、不安定になり始めて

 やっと生まれたレーヌ・ヴィオレット。

 彼女は慣例に従い4人の騎士たちを選出するが..........。

 

 

今回、お初で、プレイします。

Vitaの時は、色々迷って購入しなかったのですが、

やっぱり、薄葉カゲローさんの絵が魅力的だし、

雰囲気とか惹かれるものがあり、移植に伴って

購入することにしました。

 

迷っていたのは、矢張り内容ですね。

すっきりしない結末とか、救いが無いとか

色々な意見があり.....。

基本的に自分は、アンハッピー物が苦手。

報われないとか救われないとか理不尽とか、

現実世界こそが、その代表って思っているので、

作りものの世界の中くらいは、悲しくても

つらくても、最後はみんな幸せに.....って

救われるものが好きで、そうでないお話は

苦手なのです..........。

なので、覚悟して始めました。。。

 

プレイ順は公式さんの推奨に従って、

初回はレオンで。

 

彼は、ちょっと暑苦しいけれど、真っすぐで

情熱的で裏が無くて良かったです。

出会いの初っ端、抱きつかれて告白ってのは

驚きですし、一目ぼれって安っぽい..........

って思ったりしましたが、キャラとしては

面白かったなと思います。

 

ストーリーの方ですが。

 

前半の共通部分は、とても面白かったです。

騎士たち4人が、自ら誓願して騎士に

なってくれるよう、まずはお互いに

よく相手を知る事ができるよう、

それぞれの情報を集めながら、会ってお話する。

制限時間つきの、ラヴィールってシステムですが、

この結果によって物語の分岐が決まるように

なっていて、面白いシステムだったと思います。

コマンド入力とかは面倒臭いですけどね(;^_^A

 

エンディングが、愛情エンドと忠誠エンドとバッドエンド

の3種類?

とは言え、バッドエンドは凄く多いです。

レオンのエンド数は愛情・忠誠・バッド全部で

10種類ありました。

全体としては、長さは思いのほか短めな印象。

特に個別の量は少ないかなー。

バッドの多さで時間を稼いでいるような?

 

このお話、最初から救いようが無い設定になってます。

要は、滅び必然状況にまで追い込まれている時代に

生まれて選ばれてしまったレーヌと騎士たち。

なので、どうあがこうと、何を選択しようとも

誰も救われないって、無情とも言える内容です。

ただ、その割に、なんか雰囲気が重たくない。

結構、淡々と進んで行く感じでした。

一番の理由は、天上の国・パルテダームが

舞台で、実際に枯渇して悲惨な状況にある地上の

様子が全く描かれていないから、なんでしょうね。

 

世界が滅びようとしてるのに、どこか他人事っぽい。

地上と繋がっている騎士たちでさえ、グラースを

奪われた時の痛み以外では、危機感が感じられないし。

最後は最後で、え?いいの?って思ったと言うか。

 

愛情エンドは、究極の自己中な選択ですね。

2人だけになっちゃって、何がいいの?って思う。

罪悪感があるようだったけど、回復が早っ!!

忠誠のバッドエンドが一番しっくりきた気がします。

まぁ、この状況を鑑みるに、各バッドの方が

妥当な結末だよな~って、プレイしている方も

割と冷静に見れた感じでした。

 

面白かったですけど、深刻な内容の割に

あっさりしてたように思います。

 

あとは、ゼロの方がカッコ良かったとか.....(^▽^;)

興津さんの二役、サイコーですね。

渋い声の時が一番好きだったりするから余計に.....(^m^)

 

 

 

マーメイド・ゴシック(PSP) 6.バジル=エイデルワース

f:id:narico555:20190507100832p:plain cv:杉山紀彰

 

人間の国、アルメリヤの王子。

人魚に執着しており、人魚捕らえる政策に

力を入れる。指示するだけでなく

自ら率先して行動したい性分。

外敵に冷たい反面、王子としての責任感は強く、

国や国民のことをとても大切に思っている。

 

とても良かったですね。

ステキな王子でした。

そもそも、他ルートでも、この王子の良さは

現れていて、懐が広くて深い、よくできた

王子だな、って印象でした。

愛想が良いわけではないので、一見すると

冷たそうに見えるけれど、実際は優しく、

真摯に責任を果たす人で。

 

子どもの時にリディアが助けて血を与えたので

不死になっていて、その事が少々、彼に

翳りを与えていると言うか、憂いを感じさせ、

そういう所も魅力的だったと思います。

 

それにしてもですね。

ヒロイン・リディアがねぇ..........。

これまでのルートの中で、最も怪しさ全開な

態度と行動なんですよね。

これはマズイだろう、って見てて思うばかり。

王子はそれでも、彼女を城に滞在させてて、

『この女の正体を知りたい』から、とかなんとか

言ってましたが、正直なところ、この後も

彼女を好きになったりなんかする王子の内面は

あまり理解できませんでした(;^ω^)

 

ヒロインちゃん、可愛くて面白いキャラと思いつつ、

結構、能天気で無鉄砲と言うか、短絡的と言うか。

そのくせ、1人で勝手に思い込んだり決め込んだりで

彼女の判断と行動には、共感できない面が結構あったので、

ちょっと王子が可哀そうに思えちゃいましたね。

 

バジル王子は、なかなかカッコ良くてステキでした♡

とてもお綺麗な方と言うか。

クールな表情もとってもステキですが、後半は

爽やかな笑顔を向けてきてくれて、射抜かれましたね、ハートが。

プラス、杉山さんの声が渋くて男らしくて、とっても萌えでした。

こういうキャラの時は、サイコーです。

 

さて。次はいよいよラストですね。。。

 

 

マーメイド・ゴシック(PSP) 5.ガウェイン=ライツ

f:id:narico555:20190506090713p:plain cv:野島健児

 

王子の側近。バジルに絶対的な忠誠を誓い、

働きづめの毎日を送る。見た目よりも腕は立ち、

暗殺者達から王子を守ってきた。

真面目で気難しい性格。

 

見た目とおりのツンデレさんでしたね。

そして、自分的には、すっごくときめいたルートでした。

元々、このガウェインとバジル王子の二人に

惹かれていたので、その期待を裏切らない内容で

良かったです。

 

とにかく、王子命、王子が全てで、王子の為に

ひたすら尽くす人で、他人にも自分にも厳しい人。

なので、ヒロインを怪しいと思ってるから、

リディアも苦戦の連続でした。

王子に近づくためにも、まずは側近のガウェインと

親しくならねば、と思って近づくんだけど、

鉄壁ってくらい、寄せ付けないと言うか.....。

前半はこの攻防が面白かったです。

すごく頑固でねぇ。。。

だけど、リディアも、やり方に問題あるんじゃ?

って思う事度々。

あまり賢くないわね。全体を通してもそう思う。

世間知らずとは別問題じゃないのかしら。。。。

 

果たしてこの攻防、いつまで続くんだろう.....

と思っていたら、中盤から話が動き出し。

ここからは、とても面白くて、中断できませんでした。

このルート、エンディングが他のルートよりも

多かったので、全て終えるのに割と時間がかかりました。

どのエンディングも面白かったですが、

矢張りベストエンドが一番、良かったですね。

 

いつも眉間にしわ寄せて、厳しい顔つきで

冷酷な態度だったガウェインが、段々と変化して、

後半はまるで別人のようで。。。

でも、頑固な基本は変わりないので、後半まで

結構、ハラハラしたし、非常にせつない展開でした。

それだけに中断できず、夢中で進めてました。

また、のじけん さんの演技がステキで.....♡

やっぱり、のじけん さんは、こういうツンデレ

クーデレ系が一番萌えな気がします。。