narico555のブログ

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レンドフルール(N/S) 2.ギスラン

f:id:narico555:20190510164731j:plain cv:近藤隆

東国クリザンテームの騎士。20歳。

祖国では軍人として数々の武勲をあげ、

「クリザンテームの怒れる刃」との

異名をとる。

自他共に厳しい潔癖な性質だが、

認めた主に対しては絶対の忠誠を捧げる。

 

すっごく、可哀そうなルートでした。

ギスランは酷過ぎるって噂に聞いていたけれど、

この人はもう、最初から悲劇しかありえない

宿命を負っていて、可哀そう過ぎましたね。

 

騎士になることで、ほぼ決定したような

抗いがたい未来。

”次こそは.....” って、おかしいよ。

花紋が完全修復できなかった事で、

既に、騎士の結末は決定づけられているのに、

延々と騎士を選び続けている事が、理解できませんでした。

 

そもそも、このお話自体、最初に女神が

グラースを施し続けるようにしたのが間違い

だったわけだけど、その恩恵の国々から、

恵みの無い土地へ住み着いた人たちで出来た国にも

グラースを与えたのが一番の間違いよね。

神の干渉を受けずに、自分たちの力で生きる事を

選んだ人たちなんだから、グラースを最初から

あげる必要は無かったし、それなら騎士も選ばれず、

無駄に騎士が苦しむことも無かった筈で、

国民が平等に苦しみながら生きれば良かったのに、、、

って思ったけど、まぁ、そういう物語だから

しょうがないんだけどね。。。。(-_-;)

 

でも、最初から分かっていての騎士選出.....。

残酷よね。人権蹂躙って気がした。

 

それにしても、ギスランは泣けました。

 

このキャラ、すっごい好きです。

 

ビジュアルも声も、誇り高く高潔で不器用な

キャラも、全てにおいて、胸キュンでした♡

それだけに、彼の本音の叫びを聞いた時は、

もう、ボロボロと泣けてきちゃって..........(T^T)

そして、忠誠エンドや忠誠系のバッドでは、

ほんと、せつなかったです。

 

ただ、忠誠系の方がお話が短めでしたね。

そして、そこまで忠誠を尽くす程の深い気持ちは、

いまいち理解できなかったと言うか。

誓言したからには、絶対の忠誠をって気持ちは

分かるし、凄く潔いと思うけど、気持ちの上での

絆の深さはまだそれ程でもないのでは?

 

話の展開が早めだったと思います、レオンより。

互いの心が通い始めたか!?って思う頃に

大変な事態になって引き離されたので、

まだ思いが深く育つ前って感じなんですよね。

これから絆が深まっていくんだろうって思うのに、

そうなる前に引き離され、その後は、互いへの

思いが突然の如く強くなってるというか。。。。

 

状況が思いを加速させたんでしょうかね?

 

ギスランの事は最初から好ましく思っていた

自分ではあるものの、ちょっとイイ感じに

なりかけただけなのに、どうしてそこまで?

って思うような急展開でした。

 

恋愛エンドの方は、もう少し長めで、心理的にも更に

深まるような展開だったので、最後の方は、まぁ、

それなりに受け入れられましたが。

 

それにしても、悲壮感と退廃感と破滅感が

プンプンのルートでしたね。

面白かったですが、所々、はて?と思うエンドが

チラホラだったかなぁ。

こんな悲しい内容だったのに、恋愛エンドだけは、

ハッピーエンドっぽくて、少しビックリ?

このエンドでのヴィオレットの行動は、支持します。

当然よねぇ。