レンドフルール(N/S) 2.ギスラン
cv:近藤隆
東国クリザンテームの騎士。20歳。
祖国では軍人として数々の武勲をあげ、
「クリザンテームの怒れる刃」との
異名をとる。
自他共に厳しい潔癖な性質だが、
認めた主に対しては絶対の忠誠を捧げる。
すっごく、可哀そうなルートでした。
ギスランは酷過ぎるって噂に聞いていたけれど、
この人はもう、最初から悲劇しかありえない
宿命を負っていて、可哀そう過ぎましたね。
騎士になることで、ほぼ決定したような
抗いがたい未来。
”次こそは.....” って、おかしいよ。
花紋が完全修復できなかった事で、
既に、騎士の結末は決定づけられているのに、
延々と騎士を選び続けている事が、理解できませんでした。
そもそも、このお話自体、最初に女神が
グラースを施し続けるようにしたのが間違い
だったわけだけど、その恩恵の国々から、
恵みの無い土地へ住み着いた人たちで出来た国にも
グラースを与えたのが一番の間違いよね。
神の干渉を受けずに、自分たちの力で生きる事を
選んだ人たちなんだから、グラースを最初から
あげる必要は無かったし、それなら騎士も選ばれず、
無駄に騎士が苦しむことも無かった筈で、
国民が平等に苦しみながら生きれば良かったのに、、、
って思ったけど、まぁ、そういう物語だから
しょうがないんだけどね。。。。(-_-;)
でも、最初から分かっていての騎士選出.....。
残酷よね。人権蹂躙って気がした。
それにしても、ギスランは泣けました。
このキャラ、すっごい好きです。
ビジュアルも声も、誇り高く高潔で不器用な
キャラも、全てにおいて、胸キュンでした♡
それだけに、彼の本音の叫びを聞いた時は、
もう、ボロボロと泣けてきちゃって..........(T^T)
そして、忠誠エンドや忠誠系のバッドでは、
ほんと、せつなかったです。
ただ、忠誠系の方がお話が短めでしたね。
そして、そこまで忠誠を尽くす程の深い気持ちは、
いまいち理解できなかったと言うか。
誓言したからには、絶対の忠誠をって気持ちは
分かるし、凄く潔いと思うけど、気持ちの上での
絆の深さはまだそれ程でもないのでは?
話の展開が早めだったと思います、レオンより。
互いの心が通い始めたか!?って思う頃に
大変な事態になって引き離されたので、
まだ思いが深く育つ前って感じなんですよね。
これから絆が深まっていくんだろうって思うのに、
そうなる前に引き離され、その後は、互いへの
思いが突然の如く強くなってるというか。。。。
状況が思いを加速させたんでしょうかね?
ギスランの事は最初から好ましく思っていた
自分ではあるものの、ちょっとイイ感じに
なりかけただけなのに、どうしてそこまで?
って思うような急展開でした。
恋愛エンドの方は、もう少し長めで、心理的にも更に
深まるような展開だったので、最後の方は、まぁ、
それなりに受け入れられましたが。
それにしても、悲壮感と退廃感と破滅感が
プンプンのルートでしたね。
面白かったですが、所々、はて?と思うエンドが
チラホラだったかなぁ。
こんな悲しい内容だったのに、恋愛エンドだけは、
ハッピーエンドっぽくて、少しビックリ?
このエンドでのヴィオレットの行動は、支持します。
当然よねぇ。