narico555のブログ

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レンドフルール(N/S) 1.レオン

f:id:narico555:20190509134316j:plain cv:興津和幸

北国ピヴォワンヌの騎士。24歳。

貴族階級出身だが、放蕩三昧だった自由人。

偶然見た主人公の姿絵に一目ぼれし、

本来の花紋選出者から強引に騎士位を奪った。

 

 女神が持つ、命を育む力【グラース】によって

 守られた、4つの大陸からなる世界ソルヴィエル。

 そして、女神の依り代となるレーヌと、4つの

 大陸から選ばれた騎士たちによって、グラースを

 供給して維持してきた。

 しかし、ある時を境にレーヌが生まれなくなり、

 グラースの供給が滞り、不安定になり始めて

 やっと生まれたレーヌ・ヴィオレット。

 彼女は慣例に従い4人の騎士たちを選出するが..........。

 

 

今回、お初で、プレイします。

Vitaの時は、色々迷って購入しなかったのですが、

やっぱり、薄葉カゲローさんの絵が魅力的だし、

雰囲気とか惹かれるものがあり、移植に伴って

購入することにしました。

 

迷っていたのは、矢張り内容ですね。

すっきりしない結末とか、救いが無いとか

色々な意見があり.....。

基本的に自分は、アンハッピー物が苦手。

報われないとか救われないとか理不尽とか、

現実世界こそが、その代表って思っているので、

作りものの世界の中くらいは、悲しくても

つらくても、最後はみんな幸せに.....って

救われるものが好きで、そうでないお話は

苦手なのです..........。

なので、覚悟して始めました。。。

 

プレイ順は公式さんの推奨に従って、

初回はレオンで。

 

彼は、ちょっと暑苦しいけれど、真っすぐで

情熱的で裏が無くて良かったです。

出会いの初っ端、抱きつかれて告白ってのは

驚きですし、一目ぼれって安っぽい..........

って思ったりしましたが、キャラとしては

面白かったなと思います。

 

ストーリーの方ですが。

 

前半の共通部分は、とても面白かったです。

騎士たち4人が、自ら誓願して騎士に

なってくれるよう、まずはお互いに

よく相手を知る事ができるよう、

それぞれの情報を集めながら、会ってお話する。

制限時間つきの、ラヴィールってシステムですが、

この結果によって物語の分岐が決まるように

なっていて、面白いシステムだったと思います。

コマンド入力とかは面倒臭いですけどね(;^_^A

 

エンディングが、愛情エンドと忠誠エンドとバッドエンド

の3種類?

とは言え、バッドエンドは凄く多いです。

レオンのエンド数は愛情・忠誠・バッド全部で

10種類ありました。

全体としては、長さは思いのほか短めな印象。

特に個別の量は少ないかなー。

バッドの多さで時間を稼いでいるような?

 

このお話、最初から救いようが無い設定になってます。

要は、滅び必然状況にまで追い込まれている時代に

生まれて選ばれてしまったレーヌと騎士たち。

なので、どうあがこうと、何を選択しようとも

誰も救われないって、無情とも言える内容です。

ただ、その割に、なんか雰囲気が重たくない。

結構、淡々と進んで行く感じでした。

一番の理由は、天上の国・パルテダームが

舞台で、実際に枯渇して悲惨な状況にある地上の

様子が全く描かれていないから、なんでしょうね。

 

世界が滅びようとしてるのに、どこか他人事っぽい。

地上と繋がっている騎士たちでさえ、グラースを

奪われた時の痛み以外では、危機感が感じられないし。

最後は最後で、え?いいの?って思ったと言うか。

 

愛情エンドは、究極の自己中な選択ですね。

2人だけになっちゃって、何がいいの?って思う。

罪悪感があるようだったけど、回復が早っ!!

忠誠のバッドエンドが一番しっくりきた気がします。

まぁ、この状況を鑑みるに、各バッドの方が

妥当な結末だよな~って、プレイしている方も

割と冷静に見れた感じでした。

 

面白かったですけど、深刻な内容の割に

あっさりしてたように思います。

 

あとは、ゼロの方がカッコ良かったとか.....(^▽^;)

興津さんの二役、サイコーですね。

渋い声の時が一番好きだったりするから余計に.....(^m^)