narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

うたの☆プリンスさまっ♪Amazing Aria & Sweet Serenade LOVE  2.四ノ宮那月

f:id:narico555:20171025105643j:plain cv:谷山紀章

 

のんびりやで温厚なロマンチスト。

小さいものが大好きで、気に入ると所構わず抱きしめる。

 

予想外に熱い内容でした。

もう一人の人格「砂月」が消えて人格統合されたは良いけれど、

辛い事や嫌な事などの負の感情を一手に引き受けていた

砂月がいなくなった事で、それを生で受け止めるように

なった事が、那月にとっては重くなってゆき…………。

 

新しい自分へと生まれ変わる為の葛藤の連続でした。

シャイニング早乙女から与えられた課題も、

シノミヤナツキ改になる為の課題で、

学園時代からのクラスメイトで友人の聖川と音也も

一緒に協力する事になり、友情物語としても、

濃い内容だったと思います。

 

なんかとっても、切なくて、胸がキューンと

締め付けられて、ジンワリと来ましたね。

妙に明るく能天気だった那月が、繊細過ぎて

たまりませんでしたわ~(;^_^A

色っぽかったです、とっても。。。。

勿論、今度の歌もね。

あの、那月らしい飛んでる感じのキャラ、

前回はあまり好みではなく、砂月の方が好きだったのですが、

今回は、大分成長して魅力的になったと思います。

ちょっと感動でした…(〃∇〃)

 

うたの☆プリンスさまっ♪Amazing Aria & Sweet Serenade LOVE  1.一十木音也

f:id:narico555:20171024151341j:plain cv:寺島拓篤

 

歌う事が大好きで、明るく大らか。

ギターとサッカーが得意。

一直線で情熱的。

 

PSP版からの移植と言う事で、絵はブラッシュアップされて

大分綺麗になった印象だし、色々と追加もあります。

自分としては、PSP版はやっていないので、移植されて嬉しいです。

前回のRepeat Loveの続きなので、既に恋人同士……。

それもあってか、とっても糖度が高かったです。

内容的には短くて、せいぜい3時間程度。

 

早乙女学園を卒業し、事務所に準の立場で所属。

実績を上げないと正規所属になれないと言うことで、

その為の課題をシャイニング早乙女から与えられるのですが。

恋愛禁止令のルールを破って、二人の仲を認めさせたけれど、

アイドルになるなら、やっぱり彼女の存在は秘密にしないとならない。

正直な性格の音也は、嘘をつく事に抵抗を感じながらも、

彼女を守るためと頑張るのだけれど、心が晴れない為か

歌にも現れて…………。

 

前半は、とにかく、ラブラブ状態で、めちゃ甘かった。

真っすぐな性格だけに、愛情表現も真っすぐで、

どうにも、こそばゆい、と言うか、ムズムズしちゃう程でした(;^◇^;)ゝ

音也のような男の子の、甘い囁きヴォイスは、

妙に恥ずかしくって、私は苦手でした……(;^_^A

音也ファンなら、すっごく嬉しいと思いますが。

 

そうして、葛藤を経て再びのラブラブ……。

エンディングは、大恋愛、恋愛、友情の3種類で、

バッドとかは全くなく、どれも最終的にはラブラブですが、

違いは糖度の差、でしょうか。

 

演奏パートは、とりあえずスムーズに進める為に、

最初にイージーモードにしたのもあって、

どれも簡単にSを取れました。

前回のものより、簡単でした。

リピートラブの方が、難しめだったと思います。

 

全体としては、あっさりな感じでした。

プレイ時間も短いから、気軽に楽しめますね。

 

吉原彼岸花 久遠の契り 6.桜華屋時雨 &総括

f:id:narico555:20171022205413p:plain cv:森川智之

 

老舗遊郭「桜華屋」の楼主。

仕事や芸には厳しいが、普段から穏やかで優しい。

 

決して声を荒げる事が無く、怒る時にも静かに怒る……、

そういう人こそ、恐ろしいですよね……(;'∀')

多くは言わずに、瞳に威圧感を込めて、

逆らう気を無くさせる、、そういう、油断のならない人だけに、

絶対に裏があるだろうなぁ~と、最初から思ったし、

他の人のルートの中でも、どうにも怪しさ満載でした。

 

でも、本人ルートの最初の周回を経てのエンディングでは、

これまで感じさせてきた諸々の謎めいた伏線の答えは

殆ど提示されないまま、すんなりした、終わり方でした。

これはこれで良かったとは思います。

優しくて、そして哀れな楼主として。

この人、自分に逆らわずに従順でいる分には、

すっごく優しくて大切に扱ってくれるんだなぁ~と思いました。

と言うのも、他のルートでは、案外、無体な事をしてたので。

随分と凛に思い入れがあるんだな、と感じさせておきながら、

裏切られて可愛さあまって憎さ百倍な心境なのか、

打ち捨てるような事をしてますし……。

だから、怖い人だな~って思っていたからこそ、最初の

エンディングではちょっと肩透かしだったのですが、

その後、真相エンドが待っていて……。

この人の、本当の、真実の姿と過去からの生い立ちなどが

全て分かり、ある程度の予想はついていたものの、

最早、大分壊れてしまっていたんですね。

本当に、不幸で哀れな人でした。

真実を知らずに迎えたエンディングの方が、幸せではあるのかな。

それでも、最後の最後に、彼の本当の気持ちが分かって

良かったな~と思います。

そして、悲しくて涙ぐみました。

 

 

以下、総括的な感想を…………。

期待を裏切らない内容で、とても楽しませてくれたと思います。

順を追うごとに悲恋度が高くなっていった気がしますが、

吉原という廓の中で懸命に、前向きに生きるヒロインの

姿と恋模様は、どのキャラルートでも胸を打つ内容でした。

元々18禁で色町での話だけに、エロス色が強いのかな……

なんて思いもあったのですが、予想以上にしっかりした

ストーリーで面白かったです。

どのキャラルートも、飽きることなく進める事ができました。

 

長さ的にも、ちょうど良かったと思います。

ドロドロした現場っぽいのに、ヒロインの性格もあって、

ねちっこさが無く、色事の表現も良い塩梅でした。

18禁の移植だと、妙なカットの仕方でイマイチな物も

ある中で、上手く表現されていたと思います。

物足りなさとかも、全然なかったですね。

ちょっとだけ物足りないと感じたのは、デフォ呼びじゃ

なかった所でしょうか。

花魁名の千早は、変えられない固定の源氏名なせいか、

「ちはや」と呼ばれていましたが、本名の「凛」は

呼ばれないのが、少々物足りなく。

ただ、この「凛」の部分の言いかえが、

なかなか上手いな、とは思いました。

人によって「おまえ」とか「きみ」とかですが、

それ以外でも、場面場面で気の利いたような言い方を

されていて、そこはちょっと粋だな、と感じました。

 

システム面は、普通かな。

既読スルーが、Rを押し続けなきゃならないのが

ちょい面倒に感じたくらい。

選択肢スキップもあるので、便利でした。

 

内容も、それぞれに個性があり、遊郭内の恋物語だけに

本来なら悲恋で、バッドエンドが本来のあり様だろうと

思える通りのエンドだったし、そんな中でのグッドエンドは、

もう、運次第でしょうと思えるものではあったけど、

でもご都合主義っぽくはなく、妥当だったと思います。

 

総合的に、良く出来た内容でしたね。

評価としては、★★★★☆ 4つ、、、かな。

数字的には3.8くらいかと。4、ちょい欠けな感じ?

全体として面白くて良く出来てるとは言え、

練度と言うか、掘り下げ度が少し浅めかな、とも思うので。

自分としては、楼主の時雨の、凛への気持ち、想いの面で、

まだ納得しきれないと言うか、理解できない部分が

あったので。引っ込み禿とは言え、結局は遊女。

彼女を花魁にしなきゃならない必然性って、

結局なかったように思うんですよね。

彼の孤独は分かったし、凛を欲した気持ちも分かったけれど、

だからと言って、なぜ遊女に?と不思議で。

 

なんにせよ、時雨の、

あの隻眼でジッと見詰める所には、ドキッとさせられたし、

好きではありました……(;^_^A

だからこそ、余計に知りたかったりするのでした。。。

 

 

f:id:narico555:20171022214802p:plain

http://www.prot.co.jp/psv/yoshiwara/index.html

 

 

吉原彼岸花 久遠の契り 5.伊勢屋惣一郎

f:id:narico555:20171022105742p:plain cv:中澤まさとも

 

廻船問屋の若き主。

いつも穏やかで誰に対しても優しい態度。

 

とても一途な人でした。

攻略キャラの中で、最も一途だったと言っても良いかと。

ただただ、凛を身請けして一緒になる事だけを

強く思っていて、その為には、どんな事でもする……。

冷静に、客観的に観れば、その目的を達成する為に

自身の心の痛みすらも犠牲にして、既に病んでるような、

そんな風に感じました。

 

そうするしか無かった…………。

本当にそう思います。

好きな彼女を、ただただ救いたくて、

その想いに特化した人生でしたね。

それが、あまりに哀れで……。

抗えない運命の糸に絡めとられた悲恋物語でした。。。

 

吉原彼岸花 久遠の契り 4.辰吉

f:id:narico555:20171021175552p:plain cv:興津和幸

 

妓楼「桜華屋」の見世番。遊女の世話や妓楼内での

様々な仕事をしている。花魁道中での傘持ち役もしている。

寡黙で真面目。

 

このルート、PC版では無くって、今回追加されたのですが、

もう、何て言うか、すごく胸が熱くなって、良かったです。

廓内での、同業相手の恋愛沙汰はご法度なので、

最初から禁じられた愛、なわけですが、この人の背景には

色々あって、そういう単純な理由だけでは想いを交わし合えない、

諸々な枷がありました。

でも、凛が引っ込み禿の時からそばで仕えていたのもあって、

長い間ずっとそばで見守り、さりげなく支え続けてきた、

時間に比例する想いの重さ……みたいなものが、

じんわりと、じんわりと伝わってくる感じでした。

そして、後半、一気に堰き止められていた水が溢れるが如くの

怒涛の展開に、胸が苦しくなりました。

 

それに、どのエンドも、切なくて悲しい……。

ベストエンド?なんか、もう、涙ポロポロ、

タオルで目をゴシゴシしてました(T^T)

こんなの、アリ??? いやぁ~、もう、ね。。。

あんまり語るとネタバレになるので語れませんが、

胸が締め付けられて、痛かったです……。

こういうの、私、弱くて……。

 

また、興津さんが、、、低くて渋くて男くさい声でしたね。

よくやるキャラとは一線を画した、無骨で、不器用っぽいのに、

実はそうでもなく男くさくって。

決して出しゃばらない、影のような、下僕のような態度なのに、

要所要所で、かましてくれて、その度に心臓を

鷲掴みにしてくれて、最高に魅力的でした。。。。

 

胸の底が熱くなる、二人の物語でした。

 

吉原彼岸花 久遠の契り 3.朔夜

f:id:narico555:20171020123947p:plain cv:水島大宙

 

桜華屋に来ている、通いの髪結い。

凛より年下で、腕は良いが不愛想。

 

嘘を付けない正直者なのもあって、手先は器用でも

人付き合いに関しては不器用な朔夜。

そんな彼と、ふとした事がきっかけで

距離が縮まり、互いに惹かれ合ってゆくのですが、

二人の間を、吉原の鉄の掟が阻みます…。

 

クールそうに見えるけど、単に不器用なだけで、

時々見せる柔らかい表情や優しさが胸に響きました。

凛にとっても、年下とは言え同世代の若い男子。

毎日毎日髪を結って貰っている相手だし、

個人的に関わる理由ができてしまえば、距離が縮むのも

自然な流れだとは思いましたが、この恋の行方は

お客さん相手とは全く違って、かなり厳しいものになるのは

最初から分かっているだけに、なんだかとっても

ハラハラしちゃって……。

 

また、最初は冷静そうだった朔夜も、段々と

若い男子らしい激情に絡めとられるような行動に

出てくるようになって、こうなってしまったら、

女としては、拒否できないよな~、、と思いつつも、

やっぱり、ハラハラ……(;'∀')

破滅への道をひた走っているように感じられ、

正直、純粋に楽しめなかった……(x_x;)

そんな自分が情けなかったです。。。

 

まぁ実際、バッドエンドは当然の結果って感じの内容でしたし。

そもそも、朔夜との事が直接な原因ではなくても、

ある行動により、楼主の時雨から受けた行為は、

もう、辛かったし。当然な報いではあるのですが、

まさか時雨がここまでするとは思わなくって……。

未遂に終わった時ですら、これだけは変わらなくあったので、

凛に大して過保護とか言われていただけに、驚きでした。

 

それでも最終的にグッドエンドは良い感じの終わり方で、

やっと安心できたと言いますか。。。

ここまできてやっと、あ~、朔夜、良かったわ~、と

しみじみでした。

一途な想いが遂げられて、普通に幸せになれて。

大人になった朔夜もステキでした♡♡♡

 

吉原彼岸花 久遠の契り 2.大月忍

f:id:narico555:20171018210611p:plain cv:間島淳司

 

吉原に入り浸っている武士。

飄々としていて掴み所が無い、軽薄な男。

店に来ても、泥酔して床入りした事が一度も無い。

 

いつも軽口ばかりだし、女の子を見かければすぐに

口説いているし、妓楼へ来ても、遊興するものの、

酔っぱらって寝てしまう…………。

お金持ちの武家の、次男坊なのではないか……と

思われていましたが、その正体には、さすがに驚きましたね。

にしても、働かないでフラフラと遊び歩いて、

正体知っても、無理があるように思いましたが…………。

 

この人自身のキャラは、なんか凄く優しいし、

気づかいに長けてるし、雰囲気的には良くはありました。

ただ、どうも実が感じられないと言うか。

一見、チャラ男。

でも実際は、チャラ男では無かった。

だからと言って、誠実なのか?と言ったら、それもちょっと違う。

優し過ぎるのも罪だな~って、結局思いましたね。

みんなに良い顔をしたいって訳ではないけれど、

結局、決断できない感じで、その辺が切ないと言うか、

悲しかったです。

バッドエンドでは、これがこういう男の必然な

結果だろうって思いました。

言ってる言葉は確かに嘘ではないけれど、結局は希望的観測って

感じで、現実には無理があり、結果もやっぱりそうなった……。

みたいな。

そして、グッドエンドにしても、やっぱり、忍らしい

終わり方だったかと。

自身の努力で得た結果と言うより、運よく弟が死なずに

成人してくれたお陰ですよね……。

 

最初にやった、彰人とは真逆な、正反対なキャラと

結果だったな~。

忍の背景には、色々同情する面もあるけれど、

結局、自分自身でどうにかしようって気概の無い、

地に足を付けれない人だったかと。

グッドエンドにしても、この先、どう生きるつもりなんでしょうね?

陽気なのは好きだけど、お気楽過ぎてもね…。

凛がその分しっかりしてるから、大丈夫なのかもしれませんが。

 

 

吉原彼岸花 久遠の契り 1.神楽屋彰人

f:id:narico555:20171017205957p:plain cv:竹内良太

 

PC版R18のゲームでしたが、Vitaに移植。

前から興味があったので、今回の移植は嬉しいです。

ヒロインが吉原の花魁なので、VitaでもCeroD。

 

初回は、札差の神楽屋さんにしてみました。

 

ヒロイン千早(本名・凛)は老舗妓楼、桜華屋の花魁。

子供の時に呉服屋を営む親の借金のかたに売られ、

花魁見習いとして育ってきて、現在では吉原一の花魁に。

神楽屋さんは、妓楼・桜華屋の楼主である、時雨の友人で、

昔からの馴染みなのですが、何故か千早には何かと意地悪で……。

 

初回だった事もあり、それなりに長かったですね。

前半は共通で、攻略対象となっているキャラが

それぞれ登場し、今後の展開の楽しみを感じさせつつ、

個別ルートへ突入。

彰人は、簡単に言えば金貸しなので、大金持ち。

金さえあれば、なんでもできる、って感じで

金に物を言わせて豪遊している、嫌~なタイプの男で、

何かというと、千早に突っかかってくる……。

まぁ、こういう金絡みの職業にありがちなタイプでした。

でも、よくよく見てみると、凄く傲慢そうでいながら、

どこか虚無的な雰囲気を漂わせ、また、千早に突っかかってくる

姿なんかは、いい歳して子供っぽいな、って……。

 

年齢設定がよく分からないのですが、楼主が千早より

ひと回り以上年上って最初に説明があって、

彰人はその楼主の友人だけど少し年下らしいので、

ひと回りくらいの年の差なのでしょうか?

千早が何歳なのかは、私には分かりませんでしたが

推定年齢、18~20歳くらい?

だとしたら、彰人はアラサーくらいだと思うわけで。

商売上では、従業員とかにも慕われているし、

悪い人では無さそうなのは分かったし、様子を見ると、

おべっかとか使ってくるような人には冷たいし、

生意気な千早に対しては、本心では気に入ってるような

気がしましたが、結局のところ、そういう事でしたね。。。

 

そんな彰人サイドの流れは、とても自然に感じられましたし、

なんか、可愛かったです。

まさにツンデレで。

そして男らしくて、良かった。落ちてからの彼の入れ込みようは

笑いを誘うほど。普通の女なら、嬉しくて悲鳴が出ちゃうかも(*⌒∇⌒*)

ただ、千早サイドの流れは、あまりに急すぎて、

ちょっと納得いかなかったですね。

自分の心の中で葛藤してはいるものの、かなり直前まで

否定しつづけていたし、あれよあれよと、成り行き的に流されるように

関係が深まっていって、それでも自身の気持ち的には

好きなのを自覚してないのに、告白されたら、いきなり自分も好き……

って、ちょっとビックリしちゃいましたね(;^ω^)

 

後半の内容は、なるほどねぇ~、、でした。

相思相愛になって、身請けして一緒になるぞ~ってのは

大金持ちな男相手では当然の流れですが、そうなった時に発生した

思わぬ障害……。

ただ、意外と簡単な展開と落ちだったのが、少々物足りなかったでしょうか。

バッド2つとグッドエンドでしたが、意外とドロドロしてなかった。

もしかしたら、PC版の方が、もっとドロドロなのかな。

R18ゲームでのバッドって、エグいほど、ドロドロな攻め立てが

多いし。。。今回はVitaなので、その辺は割愛されてる為に

あっさりと終わってるのかもしれませんね。

まぁバッドに関しては、自分的にはこの程度で良かったです。

グッドは、もう少し葛藤しても良かったかな。

失いそうになって初めて知る本当の気持ち……。

確かにそうではあるんですけどね。。。

 

でも、全体としては面白かったです。

神楽屋さん、意地悪って聞いてはいて、意地悪な人は

苦手だったりするので身構えて始めたのですが、

予想ほどでは無かったですね。

 

次は、大月忍でいってみまーす♪

 

 

悠久のティアブレイドーFragments of Memoryー 2.フューチャー &総括

本編ハッピーエンド後のアフターストーリー、と言うことで、

各攻略キャラとイヴのその後……。

どれも短かったです……(;^ω^)

 

以下、順番に感想を。

 

f:id:narico555:20171015161814j:plain シュド cv:石川界人

スラムで何でも屋を営む少年。
彼がアタルヴァと共にイヴと出会ったことで、
彼女の運命の歯車は再び回り始めた。

前作での出来事からお人好し具合に拍車がかかっており、
そのせいでよく給料の未払いを起こすために、
社員や金庫番のアタルヴァからよく怒られていて……。

正直な所、いまひとつでしたね…。
萌えどころが全くと言って良いほど、ありませんでした。
元々、シュドのキャラは好みではなかったのもあるのですが、

戦っている時の彼は、まぁ、それなりにカッコ良くはありました。
でも、過去の記憶を思い出したから、なんでしょうけど、
それが原因で、えらくだらしなくなったと言うか、
精神的に弱くなったようで、グダグダでした。
それはそれで仕方ないと思うのですが、
矢張り何より、社長としてのシュド、どうなんでしょう。
人が好いのは美点ではありますが、仮にも社長だし、
みんなの生活を背負っている訳なので、もっと
しっかりして欲しいですね。
ただ働きとかあり得ない。あれじゃ、みんな路頭に
迷うよね。経済力も無いのに、子供は次々拾ってくるし、
おかしいです。こういう所が、どーしても好きになれない
理由の一因なんですよね……。
相変わらずと言うか、拍車掛かってる感じだし。
そこへ来ての、今回の問題に対してのグダグダぶりで、
良い所がまるで無いって感じの内容でした。
推しキャラじゃないからガッカリ度は低いですが、
FDとしては、どーなの??
最後も、成り行き任せな感じで、能天気者の集まりが
どーにかなるサと明るく笑って終わらせてる感で、
非現実的過ぎ……。と、遠い目で見るような気持ちでした。

 

f:id:narico555:20171015162109j:plain アタルヴァ cv:寺島拓篤

政府の施設から脱走してきた青年。
文句が多いくせに本人はわりとドジで、
シュドからはよく「お坊ちゃん」とからかわれていた。

前作で念願だった自身の出生の秘密を知り、
今ではシュドの何でも屋の経理担当。

なんとも切ないストーリーでした。
アタルヴァって、綺麗で繊細ですよね~。
でもって、不器用で、ちょっとぶっきら棒だけど、
案外、男らしくて、また優しくて……。
地上へ戻ってきて、彼らを待っていた試練。。
ちょっと辛かったです。
二人だけの世界で幸せを享受させてやっても
良いような気持ちにもなりましたが、
現実問題、それはそれで悲劇だし。
そんな中で、アタルヴァ、本当に頑張りました。
なんか、ちょっとウルッと泣けちゃって。
少々感動……(T^T)
それにキュンな絵もそれなりにあり、
良かったです。最後も、幸福感がありました。

 

f:id:narico555:20171015162253j:plain ヤジュル cv:近藤隆

ネオスフィアで死んでいたところを、
イヴ達によって蘇生させられた元議員。

前作では紆余曲折あったものの、
今ではシュドの何でも屋の一員として、子守り生活。。。

前作では、なかなか辛いキャラでしたよね。
凄くハードでしたが、純粋なイヴの想いが通じて、
更生したものの、最後もなかなかハードな終わり方でした。
それら全てを払拭し、一からの再スタート。
なのに、生きる世界は、まっとうに生きようとする者に
とっては、汚れ過ぎていると言うか…………。
ただ綺麗な者よりも、汚泥を啜り落ちる所まで落ちた
ヤジュルの再出発だけに、一層、酷だなって
思っちゃいました。
そんな状況で、二人でどう乗り越えていくのか?
甘ちゃんのイヴだし、ヤジュルは結局はイヴの意志を
尊重するので、ハラハラドキドキしましたが、
やっぱりヤジュルって、根は良い人なんですね。
記憶を失っていた時のキャラから考えても、
本来は、そういう人なんだと思います。
でも、あのヤジュルにはやっぱり戻らない。
ただ、清濁併せ吞んだって感じで、魅力的でした。

それから、ここでのイヴって、とってもお子様な感じで、
ヤジュルが世話しているスラムの子供たちと
あまり変わらない印象でした。甘えん坊で。
なので、ベタベタしているにも関わらず、
ちっとも甘い感じじゃありませんでした。
そこが微笑ましくもあるのですが(;^_^A
なので、糖度は低めだったと思います。
事件についても、意外とあっさり解決しちゃったのが
肩透かし感……ではありましたが、タイプが全く違う
このカップルの取り合わせも良かったです。

 

f:id:narico555:20171015162438j:plain ロウ cv:松岡禎丞

3000年前に滅んだユニオンの王子。
離ればなれになった【イヴ】を見つけ出すために、
統治AIアルカディアと共に今の地上の社会を作り上げた張本人。

前作で無事にイヴ(姉)と再会を果たし、
今ではかつての優しい少年へと戻っている。

ロウとイヴの二人が幸せになってこそ、
みんなが報われる……、そう思わせる悲劇のカップルだったと思います。
なので、今回のお話し、とても良かった。
胸が熱くなりました。
ロウも、色々あったけれど立派になったし。
特にプロポーズのシーンは、ちょっと大人っぽい
イイ男になっちゃって、胸キュンでした。
そして、過去の、ギルさんとの事……。切なかったです。
また、このルートで体を失ってクレイドル型の
機械になってしまった、妹の方のイヴも再び……。
後半は、泣けてきちゃいました。
前作で、ロウの3000年もの想いの壮絶さに、
ハートを掴まれてしまっただけに、やっと本当に
幸せになれた、と思うと、ほんと感動でした♪

 

f:id:narico555:20171015162610j:plain

f:id:narico555:20171015162637j:plain クレイドル cv:柿原徹也

巨大地下シェルター【ネオスフィア】の管理AI。
いろいろあって2種類の人間型ボディへ人格を移し、
青年型と少年型の2人に分かれてしまった。

ちなみに、中身は同じ人格のはずなのだが、
青年型と少年型でなぜか少し性格が異なる。

青年型と少年型の2パターン用意されていましたが、
内容はほぼ同じだったのが、ちょっとガッカリ。
で、その分、内容も他の人は4話だったけど、
こちらは2話。2つあるから合わせれば4話ですが、
セリフも殆ど同じで被ってるので、2人目の時は
ボタンをひたすら早押し状態。
同じセリフなのに既読スルーが出来ないのは、
声が別撮りだからでしょう。
体が違うだけで、中身は同じクレイドルではあるものの、
完全に人間になってるのもあり、少年型は、ちょっとね。
可愛くて好きだけど、恋愛感情を抱いている訳なので、
この少年型は頂けません。
他のルートでは、クレイドルが2人いて、微妙に
キャラに違いがあって面白くて好きなんですけどね…。

話の内容がほぼ同じなのは良しとして、二人の間で
交わされるネオスフィアでの過去エピソードとかは
別のものにしてくれたら良かったのに、って思います。
2500年も一緒にいたのだから、幾らでも
印象深いエピソードはあるでしょうに。

で、話の内容ですが、青年型の最後の方は面白かったです。
えらいカッコ良かったです。キャラ変って感じでした。
頭が良いだけなのかと思ってましたが、家族を守る姿は
なかなかでした。
少年型の方は、見た目が可愛い子供だから、子供扱いに
なってしまうのも仕方ないのかな、と……。
イヴ自身も子供みたいなもんだし、お子様カップルって
感じでお似合いなのかも。
でも、子供を作ろうなんて言ってるクレイドルにとっては、
可愛そうな状況だな、と同情でした。。。


以上、全員のフューチャーが終了。
一人、1時間半から2時間程度だったので、
あっと言う間で、短かったな、って思います。
しかも、幸せ一杯、糖度満載、では全然無かったし。
内容的にも、良くはあったけど物足りない感もありました。

 

これで、全終了♪

全体としては面白かったと思います。

最初は戸惑いましたが。

ただ、FDとしては物足りない感はありましたね。

エクリプスで色々残った謎を埋めていくのは良かったし、

この物語の壮大さを一層感じさせてくれて、感動的ではありました。

だから、それはそれで良いとして。

フューチャーの方かなぁ……。

5人しかいないのに、短すぎると思う。

しかも糖度は低いし。

それに、アドベンチャーゲーム、

って言いながら、選択肢ゼロ。ずっと、ただ読んでいるだけ。

前作も読みが長くてしんどかったですが、今回は、まさかの

選択肢ゼロとはっ! さすがにそこはちょっとね。

内容が面白いだけに、その点は残念に思えます。

 

おまけとしてのCGは、枚数が多く、綺麗で良かったです。

それと、各CG、シーン再生だけでなく、コメント付き。

67枚もコメント付いてて、各キャラが立ち絵で語ってくれて、

これはなかなか嬉しい采配だと思います。

これを全部再生するのに、50分ほどかかりました。

フューチャー編の物足りなさを、ここで補ってくれた感じでしょうか。

 

という訳で、ゲームっぽくは無かったけれど、

お話しの内容としては面白かった。

ショートで構成されているのもあり、ダレ感も薄かったです。

前作は長いのに選択肢無いしで、途中で何度も寝そうになったので。

今回はさすがに、そこまではならずに済みました。

若干。たいくつさを感じる場面もありましたけどね(;^ω^)

 

評価としては、微妙。。。★★★☆☆ 3.5くらいで。(^^)

 

悠久のティアブレイドーFragments of Memoryー 1.エクリプス

f:id:narico555:20171014082632p:plain

http://www.otomate.jp/tierblade/fd/

 

去年の秋に発売した、『悠久のティアブレイド -Lost Chronicle-

のFD版。。。

本編については、自分の過去記事にもあげてありますが、

お話しとしては面白いのに、ゲームとしては選択肢が少なく、

乙女ゲームと言うより、ロボットアニメか?と、

どーにも微妙な感想だったのもあり、これを購入するのに

かなり迷いがありました……。

 

でも、結局、キャラ達のその後とか興味に抗えず。。。

 

という訳で、予約購入。

 

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絵、綺麗ですよね。雰囲気とか、世界観はとても好き。

何本もの剣が突き刺さってる所なんか、

騎士団たちが散っていったのを思い出し、哀愁的な気持ちになっちゃいます。

 

まぁ、よく分からないけど、とりあえず、名前はデフォのままで開始。

 

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は???  でした……(;^ω^)

 

と言うのも、何となく左ボタンをカチャカチャしてたら、

画面がスクロールして、同じようなフラグメントの画面で

フューチャーシュド、とか出てきたから。

 

公式で事前情報をよく見てなかったのもあったので、

え?何?どういう事?て、少々混乱。

 

公式によると、この「エクリプス」は、トゥルーエンドのその後、

らしい……。個別のその後はフューチャーって事なので、

じゃぁ、まずは、このエクリプスをやれば良いのかな?

と思って、表示されている「エクリプス1」から…………。

 

アルカディアを消滅させて、再生に向けて頑張ってる

ロウとイヴ(姉)が、いきなり大層な事件に巻き込まれ、

ええ?どーなっちゃうの?って所で終了。

そこから、この年表が、一気に過去へ向かい、

あるポイントにピンクのお花が……。

 

えええっ?何?なんなの?

一体、ここはどこ?いつなの?

十字キーを左右に動かして現在ポイントを確認。

周囲には、その時の主な内容が記されているので、

それを見れば、自分がいるポイントの状況が把握は

できるものの、なんかイマイチよく分からない……(+_+)

 

結局、移動させられたポイントのピンクの花の所を

クリックして内容を見る。そうしてると、また新たに

見れるポイントが増えていくって形で、本編で明かしきれなかった

色々な過去の出来事を知る事ができ、全てを知ると、

再び未来のエクリプスへ戻り、冒頭の出来事の続きへと

入るようになっていたのでしたが、時代を行ったり来たりするので、

やっぱりちょっと混乱でした…(;^_^A

 

でも内容としては、とても面白かったです。

ユニオン成立の前の、全ての原因ともいえる事件から、

ユニオンが滅亡し、それから3000後の、更に未来。

物凄い長い時間の物語。まさに「悠久」と名付けるのに

相応しい壮大さでしたね。

 

それぞれのポイントのお話しは、ショートムービーなので、

長くはないし、物語のようではなく、エピソード的でしたが、

ナノマシンに関する事や、アルカディアの件や、

前回で残った疑問とかも、これで解消された感じでした。

 

ただ、壮大さを感じはするものの、それぞれがショートなので、

数はあるものの、終わってしまえば、あっという間と言うか、

ボリューミーな感じではなかったです。

それと、最後の、事件の決着の付け方や、更に未来の話の

内容は、自分的には嬉しくない内容でしたね。

これじゃ、永遠に、延々と同じことの繰り返しって感じで。

まぁ、人間の歴史を見れば、結局それに尽きるとも言えますけど。

フィクションだけに、スッキリした終わり方だったら

良かったのにな~と思いました。