narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

悠久のティアブレイドーFragments of Memoryー 2.フューチャー &総括

本編ハッピーエンド後のアフターストーリー、と言うことで、

各攻略キャラとイヴのその後……。

どれも短かったです……(;^ω^)

 

以下、順番に感想を。

 

f:id:narico555:20171015161814j:plain シュド cv:石川界人

スラムで何でも屋を営む少年。
彼がアタルヴァと共にイヴと出会ったことで、
彼女の運命の歯車は再び回り始めた。

前作での出来事からお人好し具合に拍車がかかっており、
そのせいでよく給料の未払いを起こすために、
社員や金庫番のアタルヴァからよく怒られていて……。

正直な所、いまひとつでしたね…。
萌えどころが全くと言って良いほど、ありませんでした。
元々、シュドのキャラは好みではなかったのもあるのですが、

戦っている時の彼は、まぁ、それなりにカッコ良くはありました。
でも、過去の記憶を思い出したから、なんでしょうけど、
それが原因で、えらくだらしなくなったと言うか、
精神的に弱くなったようで、グダグダでした。
それはそれで仕方ないと思うのですが、
矢張り何より、社長としてのシュド、どうなんでしょう。
人が好いのは美点ではありますが、仮にも社長だし、
みんなの生活を背負っている訳なので、もっと
しっかりして欲しいですね。
ただ働きとかあり得ない。あれじゃ、みんな路頭に
迷うよね。経済力も無いのに、子供は次々拾ってくるし、
おかしいです。こういう所が、どーしても好きになれない
理由の一因なんですよね……。
相変わらずと言うか、拍車掛かってる感じだし。
そこへ来ての、今回の問題に対してのグダグダぶりで、
良い所がまるで無いって感じの内容でした。
推しキャラじゃないからガッカリ度は低いですが、
FDとしては、どーなの??
最後も、成り行き任せな感じで、能天気者の集まりが
どーにかなるサと明るく笑って終わらせてる感で、
非現実的過ぎ……。と、遠い目で見るような気持ちでした。

 

f:id:narico555:20171015162109j:plain アタルヴァ cv:寺島拓篤

政府の施設から脱走してきた青年。
文句が多いくせに本人はわりとドジで、
シュドからはよく「お坊ちゃん」とからかわれていた。

前作で念願だった自身の出生の秘密を知り、
今ではシュドの何でも屋の経理担当。

なんとも切ないストーリーでした。
アタルヴァって、綺麗で繊細ですよね~。
でもって、不器用で、ちょっとぶっきら棒だけど、
案外、男らしくて、また優しくて……。
地上へ戻ってきて、彼らを待っていた試練。。
ちょっと辛かったです。
二人だけの世界で幸せを享受させてやっても
良いような気持ちにもなりましたが、
現実問題、それはそれで悲劇だし。
そんな中で、アタルヴァ、本当に頑張りました。
なんか、ちょっとウルッと泣けちゃって。
少々感動……(T^T)
それにキュンな絵もそれなりにあり、
良かったです。最後も、幸福感がありました。

 

f:id:narico555:20171015162253j:plain ヤジュル cv:近藤隆

ネオスフィアで死んでいたところを、
イヴ達によって蘇生させられた元議員。

前作では紆余曲折あったものの、
今ではシュドの何でも屋の一員として、子守り生活。。。

前作では、なかなか辛いキャラでしたよね。
凄くハードでしたが、純粋なイヴの想いが通じて、
更生したものの、最後もなかなかハードな終わり方でした。
それら全てを払拭し、一からの再スタート。
なのに、生きる世界は、まっとうに生きようとする者に
とっては、汚れ過ぎていると言うか…………。
ただ綺麗な者よりも、汚泥を啜り落ちる所まで落ちた
ヤジュルの再出発だけに、一層、酷だなって
思っちゃいました。
そんな状況で、二人でどう乗り越えていくのか?
甘ちゃんのイヴだし、ヤジュルは結局はイヴの意志を
尊重するので、ハラハラドキドキしましたが、
やっぱりヤジュルって、根は良い人なんですね。
記憶を失っていた時のキャラから考えても、
本来は、そういう人なんだと思います。
でも、あのヤジュルにはやっぱり戻らない。
ただ、清濁併せ吞んだって感じで、魅力的でした。

それから、ここでのイヴって、とってもお子様な感じで、
ヤジュルが世話しているスラムの子供たちと
あまり変わらない印象でした。甘えん坊で。
なので、ベタベタしているにも関わらず、
ちっとも甘い感じじゃありませんでした。
そこが微笑ましくもあるのですが(;^_^A
なので、糖度は低めだったと思います。
事件についても、意外とあっさり解決しちゃったのが
肩透かし感……ではありましたが、タイプが全く違う
このカップルの取り合わせも良かったです。

 

f:id:narico555:20171015162438j:plain ロウ cv:松岡禎丞

3000年前に滅んだユニオンの王子。
離ればなれになった【イヴ】を見つけ出すために、
統治AIアルカディアと共に今の地上の社会を作り上げた張本人。

前作で無事にイヴ(姉)と再会を果たし、
今ではかつての優しい少年へと戻っている。

ロウとイヴの二人が幸せになってこそ、
みんなが報われる……、そう思わせる悲劇のカップルだったと思います。
なので、今回のお話し、とても良かった。
胸が熱くなりました。
ロウも、色々あったけれど立派になったし。
特にプロポーズのシーンは、ちょっと大人っぽい
イイ男になっちゃって、胸キュンでした。
そして、過去の、ギルさんとの事……。切なかったです。
また、このルートで体を失ってクレイドル型の
機械になってしまった、妹の方のイヴも再び……。
後半は、泣けてきちゃいました。
前作で、ロウの3000年もの想いの壮絶さに、
ハートを掴まれてしまっただけに、やっと本当に
幸せになれた、と思うと、ほんと感動でした♪

 

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f:id:narico555:20171015162637j:plain クレイドル cv:柿原徹也

巨大地下シェルター【ネオスフィア】の管理AI。
いろいろあって2種類の人間型ボディへ人格を移し、
青年型と少年型の2人に分かれてしまった。

ちなみに、中身は同じ人格のはずなのだが、
青年型と少年型でなぜか少し性格が異なる。

青年型と少年型の2パターン用意されていましたが、
内容はほぼ同じだったのが、ちょっとガッカリ。
で、その分、内容も他の人は4話だったけど、
こちらは2話。2つあるから合わせれば4話ですが、
セリフも殆ど同じで被ってるので、2人目の時は
ボタンをひたすら早押し状態。
同じセリフなのに既読スルーが出来ないのは、
声が別撮りだからでしょう。
体が違うだけで、中身は同じクレイドルではあるものの、
完全に人間になってるのもあり、少年型は、ちょっとね。
可愛くて好きだけど、恋愛感情を抱いている訳なので、
この少年型は頂けません。
他のルートでは、クレイドルが2人いて、微妙に
キャラに違いがあって面白くて好きなんですけどね…。

話の内容がほぼ同じなのは良しとして、二人の間で
交わされるネオスフィアでの過去エピソードとかは
別のものにしてくれたら良かったのに、って思います。
2500年も一緒にいたのだから、幾らでも
印象深いエピソードはあるでしょうに。

で、話の内容ですが、青年型の最後の方は面白かったです。
えらいカッコ良かったです。キャラ変って感じでした。
頭が良いだけなのかと思ってましたが、家族を守る姿は
なかなかでした。
少年型の方は、見た目が可愛い子供だから、子供扱いに
なってしまうのも仕方ないのかな、と……。
イヴ自身も子供みたいなもんだし、お子様カップルって
感じでお似合いなのかも。
でも、子供を作ろうなんて言ってるクレイドルにとっては、
可愛そうな状況だな、と同情でした。。。


以上、全員のフューチャーが終了。
一人、1時間半から2時間程度だったので、
あっと言う間で、短かったな、って思います。
しかも、幸せ一杯、糖度満載、では全然無かったし。
内容的にも、良くはあったけど物足りない感もありました。

 

これで、全終了♪

全体としては面白かったと思います。

最初は戸惑いましたが。

ただ、FDとしては物足りない感はありましたね。

エクリプスで色々残った謎を埋めていくのは良かったし、

この物語の壮大さを一層感じさせてくれて、感動的ではありました。

だから、それはそれで良いとして。

フューチャーの方かなぁ……。

5人しかいないのに、短すぎると思う。

しかも糖度は低いし。

それに、アドベンチャーゲーム、

って言いながら、選択肢ゼロ。ずっと、ただ読んでいるだけ。

前作も読みが長くてしんどかったですが、今回は、まさかの

選択肢ゼロとはっ! さすがにそこはちょっとね。

内容が面白いだけに、その点は残念に思えます。

 

おまけとしてのCGは、枚数が多く、綺麗で良かったです。

それと、各CG、シーン再生だけでなく、コメント付き。

67枚もコメント付いてて、各キャラが立ち絵で語ってくれて、

これはなかなか嬉しい采配だと思います。

これを全部再生するのに、50分ほどかかりました。

フューチャー編の物足りなさを、ここで補ってくれた感じでしょうか。

 

という訳で、ゲームっぽくは無かったけれど、

お話しの内容としては面白かった。

ショートで構成されているのもあり、ダレ感も薄かったです。

前作は長いのに選択肢無いしで、途中で何度も寝そうになったので。

今回はさすがに、そこまではならずに済みました。

若干。たいくつさを感じる場面もありましたけどね(;^ω^)

 

評価としては、微妙。。。★★★☆☆ 3.5くらいで。(^^)