吉原彼岸花 久遠の契り 1.神楽屋彰人
cv:竹内良太
PC版R18のゲームでしたが、Vitaに移植。
前から興味があったので、今回の移植は嬉しいです。
ヒロインが吉原の花魁なので、VitaでもCeroD。
初回は、札差の神楽屋さんにしてみました。
ヒロイン千早(本名・凛)は老舗妓楼、桜華屋の花魁。
子供の時に呉服屋を営む親の借金のかたに売られ、
花魁見習いとして育ってきて、現在では吉原一の花魁に。
神楽屋さんは、妓楼・桜華屋の楼主である、時雨の友人で、
昔からの馴染みなのですが、何故か千早には何かと意地悪で……。
初回だった事もあり、それなりに長かったですね。
前半は共通で、攻略対象となっているキャラが
それぞれ登場し、今後の展開の楽しみを感じさせつつ、
個別ルートへ突入。
彰人は、簡単に言えば金貸しなので、大金持ち。
金さえあれば、なんでもできる、って感じで
金に物を言わせて豪遊している、嫌~なタイプの男で、
何かというと、千早に突っかかってくる……。
まぁ、こういう金絡みの職業にありがちなタイプでした。
でも、よくよく見てみると、凄く傲慢そうでいながら、
どこか虚無的な雰囲気を漂わせ、また、千早に突っかかってくる
姿なんかは、いい歳して子供っぽいな、って……。
年齢設定がよく分からないのですが、楼主が千早より
ひと回り以上年上って最初に説明があって、
彰人はその楼主の友人だけど少し年下らしいので、
ひと回りくらいの年の差なのでしょうか?
千早が何歳なのかは、私には分かりませんでしたが
推定年齢、18~20歳くらい?
だとしたら、彰人はアラサーくらいだと思うわけで。
商売上では、従業員とかにも慕われているし、
悪い人では無さそうなのは分かったし、様子を見ると、
おべっかとか使ってくるような人には冷たいし、
生意気な千早に対しては、本心では気に入ってるような
気がしましたが、結局のところ、そういう事でしたね。。。
そんな彰人サイドの流れは、とても自然に感じられましたし、
なんか、可愛かったです。
まさにツンデレで。
そして男らしくて、良かった。落ちてからの彼の入れ込みようは
笑いを誘うほど。普通の女なら、嬉しくて悲鳴が出ちゃうかも(*⌒∇⌒*)
ただ、千早サイドの流れは、あまりに急すぎて、
ちょっと納得いかなかったですね。
自分の心の中で葛藤してはいるものの、かなり直前まで
否定しつづけていたし、あれよあれよと、成り行き的に流されるように
関係が深まっていって、それでも自身の気持ち的には
好きなのを自覚してないのに、告白されたら、いきなり自分も好き……
って、ちょっとビックリしちゃいましたね(;^ω^)
後半の内容は、なるほどねぇ~、、でした。
相思相愛になって、身請けして一緒になるぞ~ってのは
大金持ちな男相手では当然の流れですが、そうなった時に発生した
思わぬ障害……。
ただ、意外と簡単な展開と落ちだったのが、少々物足りなかったでしょうか。
バッド2つとグッドエンドでしたが、意外とドロドロしてなかった。
もしかしたら、PC版の方が、もっとドロドロなのかな。
R18ゲームでのバッドって、エグいほど、ドロドロな攻め立てが
多いし。。。今回はVitaなので、その辺は割愛されてる為に
あっさりと終わってるのかもしれませんね。
まぁバッドに関しては、自分的にはこの程度で良かったです。
グッドは、もう少し葛藤しても良かったかな。
失いそうになって初めて知る本当の気持ち……。
確かにそうではあるんですけどね。。。
でも、全体としては面白かったです。
神楽屋さん、意地悪って聞いてはいて、意地悪な人は
苦手だったりするので身構えて始めたのですが、
予想ほどでは無かったですね。
次は、大月忍でいってみまーす♪