蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~ 1.斯波純一
cv:茶介
成り上がりで大金持ちの貿易商。28歳。。。
って、28歳には見えませんでしたっ!
目の下に微妙な皺っぽい線が入ってるせいか、
オジサンっぽい印象でした。十は老けて見える。
それを除けば、とてもステキな人でした。
近代化の中で、混沌に染まった大正時代。
没落しかかった華族に生まれたヒロイン・野宮百合子と
彼女を愛した5人の青年たちの物語……。
と言うことで、初回は成金青年を選んでみましたが、
なかなか面白かったです。
ちょっと、キツそう、怖そうな見た目なので、
優男がタイプの私には、少々荷が重い気がしたのですが、
やってみると、これがなかなか良かったのでした。
金に任せて……って思わすような相手ですし、
最初から、借金チャラにしてやるからって求婚するから、
まぁ、プライドが高くて世間知らずなお姫様からすれば、
逆効果となるのは分かり切った設定でした。
が、この人の熱意が、ただ華族って名誉を得る為ではなく、
彼女自身に凄く固執してる事が最初の方から伝わってくるのもあり、
なんか、すっごく想われてて、情熱的に求められるのが
胸キュンだったんですよね。
ただ、彼の想い、肝心なヒロインにはイマイチ伝わってなくて。
だから、なんだか純一の方に同情しちゃって、妙に
可哀想に思えたりしました。
特にバッドエンドの1つでは、もう、純一が哀れで哀れで。。。
ヒロインの家の野宮家は、なぜか次から次へと不幸に
見舞われて、父が何者かに殺され、母も持病の心臓とは言え、
謎の急死で、その辺の謎も絡んだストーリー。。。
犯人は誰なのか?は、最後の方で一応分かるものの、
何故なのか、理由とか背景とかは、ここでは明かされません。
そういったミステリーな部分を孕みつつのラブストーリーは、
ちょっとしたメロドラマっぽい感じでしたね。
でも、この純一ってキャラ、好きです。
彼女を得たいが為だけに生きてきた、彼の一途な、
強い想いがストレートに突き刺さってくる内容だったと思います。
こんな人に、こんな風に愛されたいものですね~。。。(*ノωノ)
男らしくて頼りがいがあって、強引だけど優しくて。
ま、ちょっとせっかちさん、ですけどね(;^_^A