narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

片恋コントラストーway of partingー 第一巻(PC)

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http://www.otomate.jp/triangle/contrast/

 

中高一貫校である冠咲かんざき学園に通う橘川冴子は、
この春から高等部へ進級。

これまで恋愛とは程遠い生活を送ってきたが、
大好きなラジオ番組のパーソナリティ・アルカンジェ舞渡華の言葉がきっかけで、
『初めての恋』を経験する。
恋することの楽しさ・喜び・幸福感を知ると同時に、
不安・寂しさ・切なさも味わい、
その初恋はやがて終わりを迎える――

「恋なんてもうしない」
そう誓った冴子の傷付いた心を癒したのは、
皮肉にも『新たな恋』の始まりだった。
しかし、また恋をすることに
前向きになった冴子の心を、初恋の相手が再び揺り動かす。

『忘れられない過去の恋』『失恋の傷を癒した未来の恋』
この二つが同時にやってきた時、
あなたは最後にどちらを選びますか?

 第一巻は、同級生×主人公×同級生。

早朝の庭園でハリネズミを追いかけている時に

出会った、同じクラスの椎葉亜樹那と、

亜樹那と幼馴染みで綺麗な顔したモテマンの樫永和兎。

 

f:id:narico555:20181028074040j:plaincv:緑川光

冴子のクラスメイト。マイペースな変わり者で、
良い意味でも悪い意味でも正直者。
『新発売』と書かれたお菓子なら、
たとえ不味そうでも無条件に買ってしまう。
幼い頃からサッカーを続けており、
高等部から入学した冠咲学園でもサッカー部に所属。

f:id:narico555:20181028074151j:plaincv:日野聡

亜樹那の幼馴染。穏やかで誰にでも優しく、
怒ったりすることは滅多にない。
空気の読めない亜樹那の言動をフォローすることも。
亜樹那と同じく、高等部から冠咲学園に入学する。
文芸部に所属し、小説を読んだり書いたりすることが趣味。
体力があまりなく、すぐにバテてしまう。

 

こんな二人のキャラ相手の恋物語

内容は普通の乙女ゲームのように、

其々の攻略ルートで攻略していくって形とは

ちょっと違って、1つの道筋で、好感度によって

どちらかとのイベントが発生して行き、

道筋としては1本道。

 

序章ー初恋編ー傷恋編ートライアングル編と、

進んで行って、最後は好感度の高い方と結ばれます。

この大筋は決まり事なので、そこは好感度に

関わらず、亜樹那に恋して振られて、

和兎と近づくけれど、いつまでも亜樹那が好きで

忘れられない..........。

この辺での、亜樹那や和兎との好感度によって、

イベント発生が所々変わっていくけれど、

基本的には殆ど同じです。

 

システム的に、道すじや好感度が確認できるし、

好感度が上がる選択をすると、音がなったり

画面に現れたりするので、基本的な攻略は

難しくないし、親切だったと思います。

ウダジョさんの絵は割と好きなので、

綺麗だったし、CGが各人11枚(差分なし)は、

枚数的には少なくない印象だけど、プレイしてると

ちょっと物足りない感。

初恋なので、表現は抑え目と言うか、

ちゃんとしたキスシーンは無いです。近い感じで。

まぁ、それは全然良いんですけどね。

 

主人公の橘川冴子は、過去の経験から人との

関わりを極力避けて一人で目立たないように、

そして寄せ付けない為に変人を装ってる女の子。

私は孤独を好む臆病な彼女には、結構共感する部分も

少なく無かったので、普通に共感できました。

後ろ向き傾向にあるので、苦手に思う人もいるかも。

 

そして男子二人ですが。

メインと思われる亜樹那は、好きになれませんでした。

緑川さんだってのにね.....(;'∀')

最初はとにかくウザい。勝手に強引に友達になられた、

って感じ。人の話をよく聞かず、彼の勝手な思い込みで

友人にさせられた感が強かった。

明るくて面白くて楽しい子だけど、ちょっと幼稚な印象。

そして、彼女を作る気が無いくせに、女の子相手に

距離を詰め過ぎ.....。

最初に絶対に恋情を抱かないって互いに確認したとは言え、

考えが浅いと言うか、異性なんだから仲良くても

距離感は大事よね。

これだけ寄ってこられたら、友情から恋愛感情へ

シフトしちゃうのも自然の道理だし、この片思いの

辛さは似たような経験をした身としては、同情しました。

 

そして、どう考えても亜樹那も同じ気持ちだろうって

見てて伝わってくるのに、告白されて振ってくる。

更に、親友の和兎と付き合うように勧めてくるって、

サイテーだよねー。

付き合えない事情があるんだろうと察せられるけど、

そして、その事情は後半に分かるんだけど、

分かったところで、彼の行為には全く共感できません。

 

親友の和兎も、表面的には穏やかで優しい

モテ男だけど、本音は違うことを知った冴子.....。

亜樹那に振られた冴子と、彼を忘れる為に

恋人のフリをしようと提案してくるんだけど、

何か思惑がある様子。理由は明かしてくれないけれど、

まぁ大体、予想通りでしたね。

でも、そんな始まり方でも、段々と本気になって

いくわけですが。

 

二人の、個性も見た目も違うカッコイイ男子と

恋愛模様を綴れるのは、面白かったし楽しかったです。

特に2周目は、男子視点のお話が挿入されて、

男子達の内面がよく分かって良かったです。

 

でもねぇ..........。

後半、トライアングルからかなぁ。

なんかスッキリしないわ~。

まぁ、全部終えてみて思うのは、

この二人の男子は、酷いヤツらって感じ?

とにかく勝手だと思います。

亜樹那は自分の価値判断とペースで自己完結

してしまっていると言うか。

そして、そんな亜樹那と対抗するような和兎も、

結局は、やっぱり勝手ちゃん。。

二人して冴子の気持ちを無視して、

相手の為、相手の幸せの為とか言って

勝手に相手に譲り合ってるっていうか。

馬鹿じゃないの?って思うばかりでした.....。

 

友達の眞泉さんが、冴子の事を

『男の趣味が悪い』と指摘してたけど、

全くもって同感ですね。

それに、あそこまで亜樹那が好きなら、

和兎に、忘れるためと言われても

恋人のふりとか、しないでしょ。

 

最後もね。

いきなりの展開過ぎて、ちょっとついて

いけませんでした。

 

このゲーム、バッドエンドが無くて、最後は

好感度の高い方とくっつく為、初回は後半押してきた

和兎が、亜希那を少し上回った為、和兎エンドに

なったのですが、好感度が拮抗していた為か、

途中のイベントが未開放になってたりしてて、

だから一層、直前までの流れでは亜希那に

なりそうだったのに和兎で終わって

すっごい違和感でした。

個別イベが未開放の場合、どちらとも

くっつかないとか、もう少し捻りが欲しかったです。

 

2周目は、好感度に大差を付けるようにして、

亜希那と和兎、其々のイベントを全開放して

ちゃんとしたエンディングを迎える事ができましたが。

エンディングの内容も、最初より濃かった感。

ちょっと差はあったけど、分かりにくいです。

まぁ、しょうがないか。

攻略的には簡単な部類ですしね。

 

二人の男子、どっちもどっちな感じだけど、

自分的には和兎の方に軍配かな。

亜樹那は拗らせ過ぎだし、好きな女子を

自分で幸せにしたいって思わない男は願い下げです。

散々傷つけられたし、振り回されたって内容でした。

 

二巻、三巻のキャラ達も登場して、少し絡んで

きてましたが、二巻の年下と先輩は、興味が

引かれませんでした。

三巻の先生と転校生はちょっと興味があるけれど、

基本的に一巻と似た設定と流れになるんだろうと

思うと、興味半減..........。

2人しかいない攻略キャラで、それぞれの

単独ルートがある訳でも無く、プレイ時間も

トータルしても短いのに、お値段高すぎ.....。

6人分だと1万3千円近い..........。

それで振り回される恋模様では、気が進まないかな~。

 

最初は全部予約購入しようかと思っていたのですが、

二巻、予約しなくて良かったと思います。

一巻をプレイしてから購入を決めようと、

急がなくて良かった。

三巻も買わないかな~。

統合されたものがスイッチに移植したら

買うかもしれませんが、こういうお話を三話続けて

プレイしたらウンザリするかも.....とか思うとね。。。

 

学生時代の切ない片思いとかを思い出して

割と楽しめたんだけど、また時間を置いたら

やりたいな、とは思わないゲームでした。

売るか、あげたいです..........(^▽^;)

夢中になって一気にやったんですけども.....(;^_^A

 

NORN9 LOFN ノルン+ノネット(N/Switch) LAST ERA &総括

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http://www.otomate.jp/norn9/lofn/

 

『LAST ERA』、やっと終わりました。

かなりボリューミーでしたね。

FDって事で、コンテンツは3つでしたが、

どれも面白かったです。

攻略対象が9人もいるだけに、全部終えるのに

それなりの時間を要しました。

 

『ファンタジア 幻想曲』は、チビキャラになって

愉快な内容でしたが、自分的には、それほど

面白くは感じませんでしたね。

 

『フーガ 遁走曲』で、本編の内容が

攻略キャラ視点で描かれていました。

男子たちの心の裡がよく分かって、本編の

内容理解を一層高めてくれたし、なかなか

面白かったです。

ただ、本編の内容をそのまま踏襲している為、

本編終えてすぐなだけに、重複箇所も多くて

疲れましたけどね。

男子達、それぞれに理解しがたい面を

持っていただけに、ほんと良かったですが、

何より一番分かりにくかったロンの内面を

見れたのが良かったと思います。

 

『コンチェルト 協奏曲』は、後日談。

二人にとっての新たな試練を描いた「月影」と

甘めの生活内容の「日輪」.....。

これ、順番がキャラによって違ってました。

「月影」→「日輪」って展開のキャラと

「日輪」→「月影」ってキャラと.....。

自分的には前者の展開の方が好みかな~。

どのカップルのお話も、見ごたえがあり、

内容も充実していたと思います。

長さはキャラによって差がありましたが、

結構、長かったです。

本編では明かされてなかった諸々の謎と言うか

秘密も明かされて、本編を補完した内容だったかと。

どのカップルも良かった♡

 

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

ー総括ー

 

とても良かったと思います。

移植にあたり、本編とFDが合併されてるのは嬉しいです。

ただ、まだ続きがありましたよね?

さすがに、3つは厳しいのか?

初心者の自分としては、今回は十分なボリュームでした。

 

今回、任天堂スイッチでの初プレイだったわけですが。

全仕様でプレイしました。

家族がいない時には、テレビで。

この形態が一番楽で楽しめたと思います。

ただ一部、囁きボイスになった時に、まぁちょっと

聞きづらい感があるのと、直接耳に囁かれる

ウットリ感?wwが無いのは少々惜しいかも?(^▽^;)

 

次に楽だったのは、スタンド系。

ヘッドフォンで直接聞けるし、ジョイコンを外して

単品で使えるから楽。

ただ、楽な姿勢でやってると画面がどうしても

少し遠くなるので、文字が読みにくくって。

目が悪いので眼鏡必須。目が少々疲れました。

 

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このように箱で高くしてました。23センチくらいの高さ。

目線に合う高さにしたので見やすかったです。

テーブルに直置きだと低くて見にくいですね.....。

 

で、手持ちですが。

矢張り、慣れているせいか、悪く無かったです。

New3DS LLと重さがあまり変わりません。DSより

若干重いみたいですが、縦長なDSの方がずっしり感。

スイッチは横長なのもあり、座っている椅子が

ひじ掛け付きなのもあって、そこに肘を固定すれば

ちょうど肩幅くらいなのもあり、苦痛に思うほど

重たい感は、私は無かったですが、この辺は

各人の状況に合わせた工夫がいるな、と思います。

 

ただ、携帯のしやすさは、どうでしょう。

息子は全く平気なようで、電車の中でもやってます。

鈍感な子だからかもですが、特に不具合も感じてないらしい。

持ち方とか、高さとか、色々状況によって違うんでしょう。

 

画質は矢張り、本体でやった方が鮮やかで綺麗です。

テレビも綺麗だけど、画面が大きくなる分、

色が薄くなってる感じがしますね。

テレビ専用のプレステには勝てないかと。

それでも自分としては、どちらでもプレイできるのは

嬉しいです。

 

ただ、Vitaでも言えるのでソフトによるんでしょうけど、

文字が小さくて、見難かった...............。

 

ノルン、だから?

移植するにあたって、ってか、新作の場合だったら、

文字の大きさ、考えて作って欲しいです。

今回、文字板は結構大きいサイズでした。

なので、文字のピッチを上げても十分、収まったと

思います。なのに、あの小ささ.....。

テレビでやっても小さめだなと感じましたので、

本体だと小さすぎ..........。

手持ちだけなら許容範囲内(でもやっぱり小さい)、

これがスタンド置きとなったら、目からの距離が

離れるわけなので、この小ささは難です。

折角、持たなくても出来るようになっていて、

重さ解消の一手となっているのに、文字が小さくて

読みにくいのでは意味が無い。

新しいハードの利点を十分活かすようお願いしたいですね。

 

 

.....と、スイッチ談になってしまいましたが。

ノルン.....、とても楽しめました。

ずっと気になりながら未プレイだったわけですが、

ここで一挙にやれて良かった。

今までやらずにいて却って良かったかも感.....。

世界観がなかなか深かったです。

そして、ヒロインが3人で声あり.....。

珍しいですよね。

最初は、どうなんだろう?ってちょっと

不安でしたが、実際にやってみると、どのヒロインも

其々に魅力的で良かったです。

3人とも好きです。

 

そして9人の攻略さんたち。

彼らも其々に良かったですね。

みんな能力によって色々な事を背負っていて、

悩み葛藤し、乗り越えてゆくところはジーンときました。

そして、それぞれのカップリングも面白かったし、

エンディングも、『リセット』を選択したのもあれば、

しなかったものや、色々なパターンが用意されていて、

その後のお話も、本当にバラエティに富んでいると

言うか、良く考えられて練られた内容でした。

なので、終わった後は充実感があります。

 

カップリングもね。

どのカップリングも甲乙つけがたい.....。

本編をやった時には、深琴と一月のカップリングが

一番好きだったんですが、『LAST ERA』まで

やり終えると、なんか深琴&夏彦が一番好きに

なっちゃいました。

夏彦は、色々と分かる面も多いけれど、

それでも、目的の為には手段を選ばない

人非人っぽい所がちょっと.....だったんですよね。

それはロンにも言える事ですが。

ロンは最悪でしたね。でも、FDの方でロンへの

見る目が大分変ったと思います。

 

あと、駆に対する感情も、本編ではどうしても

腹黒でイマイチだったんですが、

最後までやって、こちらも大分、変わったと思います。

こはるのお蔭で随分とまともになったと言うかww

 

どのカップルも色々あって大変でしたけど、

幸せになれて良かったです。

ほんと、面白かったです。

 

その他、おまけゲームがあったりしますが、

このゲームでチケットを沢山ゲットしないと

ストアでSSとかボイスとか得られないシステムに

なっているのは、ちょっと.....でした。

面倒くさくって。

かなりの量をゲットしないと全部買えません。

タダとは言え、これはちょっとね。

まぁ、その分、長く楽しめると言えば

そうなんでしょうけど、鬼畜と思うのは私だけ?

こちらは早々に離脱してるし、多分、今後も

トライしないと思われるので、フルコンプとは

言えない状況ですけども。。。

 

あ、あとひとつだけ。

自分としては、本編で張られた伏線は

本編内で回収して欲しかったです。

実際、今回は両方同時収録だから、すぐに

色々明かされて助かりましたけど、本来は

別々に、時間を置いて発売されてるわけで。

FDへ持ち越しってパターンは好きじゃないです。

FDは、また別な新しいエピソードとか、

伏線でない新たな秘密の開示とか、そういう方がいいです。

壮大な世界観だから描き切れなかったと言えば

そうかもしれないけれど、攻略数の多さを

思えば、無理な話でもなかったと思うので。

 

まぁ、総論としては、やりごたえのある

面白い乙女ゲームだったと思います。

評価としては星4つってところで。

 

 

古書店街の橋姫 々

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http://dramaticcreate.com/hashihime/index.html

 

PCの同人ゲーム(18禁)からの移植。

まさか、このゲームが製品版になるとは

思ってませんでした。

密かな人気があって、興味があったので、

DLしようかずっと悩んでたので、製品版になり

喜び勇んで予約購入したのですが...............。

 

どうも、自分はダメでした..........(;´д`)トホホ

雰囲気は好きなので、始まった最初のうちは

面白そうだな、って思ったのですが、

どうにもクドクドしくって.....。

展開がとても遅くって、ダラダラ感が強く、

始まって暫くしたら退屈極まりなくなりました。

 

また、文字が非常に小さくて読みにくい。

今更ですが、パッチ修正で文字の大きさが

調整されたみたいですね。知らなかったから、

終わるまで、その小文字状態で苦痛でした..........。

 

そして、とにかく長いっ!!

特に1周目。

この作品、ゲームじゃないっすね。

完全にノベルです。

1周目は、全く選択肢が無く、長い共通と、

長い1人目の水上のお話。

 

1周目が終わって、2周目から、共通終了後に

選択肢登場。この選択によって、2人目の

川瀬に行けるか行けないかが決まり、

川瀬ルートに入れば、そのまま終わるまで読みです。

そうやって、3人目、4人目、5人目と、

ほぼ強制的に話に入るので、キャラ順は

最初から決まっています。

 

物語は、大正11年の東京神保町を舞台にし、

会津から上京してきた主人公の玉森が、

帝大の浪人生として、古書店で文士のような

生活を送る中、友人の死亡事件をきっかけに

奇怪な体験を繰り返していくって内容です。

 

何度も何度も同じ3日を繰り返す中で、

少しずつ色々なことが分かっていくのですが、

繰り返し過ぎだと思います。いい加減、後半は

ウンザリしました。

 

とりあえず、攻略順で個別に簡単な感想を。

 

f:id:narico555:20181023134934p:plainミナカミcv:神崎智也

玉森の幼馴染で、一緒に会津から上京してきた

酒造家の長男。穏やかな性格で、記憶力が

天才的な、読書家。玉森が書く小説をいつも

喜んで読み、褒めちぎっている。。。。

1周目の人物ですが、いい加減にしてくれっ!

ってほど、何度も、この人を救う為に

玉森は時間跳躍を繰り返し、その度に失敗し、

その度に絶望し、その度に色んな事が少しずつ

分かってゆくのですが。

何度も挫折しそうになりました。

いつまで続くの、この現象..........orz って感じで(-_-;)

それに何より、主人公・玉森が馬鹿過ぎる。

やってる事が本当に馬鹿過ぎる。

失敗から学ぶことが少なすぎ。

でもって、共感できる所が全然なかった。。。

なんとか最後まで終えて、正直、このゲーム、

投げ出したくなりました。

この1周目で、なんか大体分かってしまった感。

なので、もうやらなくても良いかな、って。

ただ、2周目からは短くなるらしいっていうのと、

川瀬に非常に興味があったので、次をやってみました.....。

 

f:id:narico555:20181023135822p:plain川瀬cv:マルクス

帝大医学部の学生で、玉森と水上と共に

会津から上京してきた幼馴染。

帝大総理の池田氏の養子になり、

豪邸に住んでいる。

常に口が悪く、玉森を馬鹿にするのが日課

異常なほどの潔癖症

この人、すっごい毒舌な超ツンデレさん。

だけど、とても心惹かれるキャラでした。

声と口調が最高だったと思います。

個別に入ったら、時間跳躍を繰り返すのは

同じだけれど、水上とは全然違った内容で、

当然ながら、川瀬の真実が明かされていきます。

そして、なかなか怪奇的、猟奇的な内容でも

あり、少々驚きました。

キャラとしては最高でした。大好きだし、

ハマった感.....。イチ推しキャラっていうか、

この人しかいないでしょう。。( ̄▽ ̄)

 

 

f:id:narico555:20181023140639p:plain花澤cv:岡田悠

玉森たちの年上の幼馴染で、一足早く

上京し、陸軍士官学校へ。現在は陸軍少尉。

久しぶりに再会した、玉森の憧れだった彼は、

大分人が変わってしまっていて、すっかり

国への忠義を最重要視する、ちょっと

怖い人でした。

このルートは、2周目の川瀬よりも更に

短く、なんか呆気なくてよく分からない

終わり方でした。それに、ここまでで

この人のキャラが好きになれなかったのもあり、

あっけない終焉はむしろ良かった感。

早く終わって助かった.....。。。みたいな。

 

f:id:narico555:20181023141219p:plain氷川cv:近野誠一郎

通称博士。陸軍の研究所で不思議な研究を

している人物で、玉森が店番をしている

古書店の常連客でもあり、玉森を崇拝している。

この人は、のっけから、玉森を異性として

好いているだろうって事がバレバレなキャラで、

何かと玉森とお近づきになりたくて、

あれこれと働きかけてくる、ちょっとうざい

感じのキャラでしたが、一途で健気でもあり、

回が進むごとに憎めない感が増し、最後は

なんか可愛いく思うキャラになったな~って。

なかなか切なかったです。

 

f:id:narico555:20181023141638p:plain能面の男cv:美藤秀吉

古書店梅鉢堂の地下に住む、謎の大男。

玉森以外にはいつも暴力的。

この男の謎のある程度は、1周目で分かります。

名前まで分かっちゃうけど、2周目以降も

同じような役回りでずっと続き、4周目が終わって

最後の5周目が、真相ルートな感じの内容でした。

真相は、大体、最初に感じた通りだったと思います。

ただ、登場人物たちの件に関しては、ちょっと

予想外ではありましたが..........。

 

と言う事で。

f:id:narico555:20181023142202p:plain玉森cv:坂巻亮侑

主人公。ケチで卑屈な文弱。

この人、どうしようもないグゥタラな御仁。

いつまでも子供っぽく、空想が過ぎて

野放図で、冷めてるかと思えばお人よしで、

愚鈍で単純でせこくって..........。

好きになる要素がまるで無かったです。

顔は綺麗なんですけど、声と口調が、

もう全く、私は苦手でした。

そして極めつけはニャハハ笑い..........(-_-;)

幼馴染4人組。其々が抱える背景によって

屈折してる中で、玉森だけが、いつまでも

子供のようにオバカなので、唯一変わらない彼に

みんな惹かれたのか?と思わなくもないけれど。

にしても、本当にニブチン過ぎて、どうにもダメ。

 

元は18禁なので、エッチの部分はバッサリと

カットされてるのですが、行為後の玉森の

態度が、行為前と殆ど変化が見えない為、

尚更伝わってくるものが無かったっと言うか、

玉森の能天気さが逆によく伝わったと言うか。

体を受け入れておきながら、何時まで経っても

友人だの親友だの言ってるのが理解できなかった。。。

 

結局のところ、玉森の狭い世界の中で、

玉森だけがひたすらにワチャワチャしてる

怪奇冒険ハチャメチャミステリファンタジー、、、

みたいな内容だったかと。

 

付録で後日談のSSがありまして。

玉森サイドとキャラサイドとで、これはなかなか

面白かったです。長さもちょうど良かった。

 

何度も止めたい衝動に駆られましたが、結果的には

最後までやって良かったと思います。

ただ、良かったと思うのは、始めてしまったから、。。。

最後までやって、1つの世界が完了するので、

始めてしまった人は、挫折せずに頑張ってみて下さい、

って感じです。

 

人を非常に選ぶ内容です。

文章の表現がまどろっこしくて、冗長気味なので、

なかなか先に進みません。

大正、昭和初期の怪奇系ミステリー作家的な

内容と文章表現ですが、その癖、本格的かと言うと、

そこは同人らしい感じなんですよね。

雰囲気や大筋な設定等は面白いと思うのですが、

趣味に走り過ぎてる感が強いです。

もう少し整理してスッキリさせて欲しかったです。

まぁ、異色な作品ですね。

 

 

NORN9 LOFN ノルン+ノネット(N/Switch) 9.吾妻夏彦 &Epilogue

f:id:narico555:20181013144719p:plain  cv:小野大輔

 

ある理由から、ノルンに乗る能力者たちの

命を狙う。

機械に強く、発明が得意。

 

f:id:narico555:20181005151608p:plainカップリングは深琴

 

ずっと船を襲撃してきていた人物で、

結界の力を持つ深琴を利用しようと

彼女だけを手に入れて他の能力者は

全員殺すのを目的としていたので、

かなりキツい内容なのかと思ってましたが、

意外とそうでも無かったですね。

 

深琴の男に対する免疫が無いのもあるけれど、

それにしても、夏彦への激しい抵抗ぶりは

笑える程でした。

そんな彼女に、戸惑いたじろく夏彦にも

笑えたし、そんな彼が、実は割と

優しい人なんだろうと思わせてはくれましたが。

 

目的の為には手段を選ばない、ちょっと硬い

思考回路ぶり。それが深琴とのふれあいで

考え方を改めていくようですが、ある事故が

きっかけで記憶を失った彼が見せた

彼の本質的な姿はステキでした。

記憶は間もなく戻るのですが、これを機に

まるで別人のような変りぶり。

その前から、深琴には惹かれていただろうと

察することはできたものの、まぁ、深琴と

似て素直じゃなかった訳ですが、この事件後は、

驚くほど素直に気持ちをぶつけてくるし、

何よりなんか、落ち着きが出てきて

大人な男性っぽい印象が強くなった気がします。

そんな後半の夏彦は、ステキだったし、

良かったな~と思います。

 

そして、全員終了後のエピローグ。

最初に登場した、小学生の少年、鈴原空汰。

この少年の存在の理由が明かされたルート。

プロローグから一気にエピローグに入り、

ノルンの空の旅での粗筋的な流れで空汰視点で

進み、全体の補完的な印象でしたが、なるほどでしたね。

何人かプレイする中で、空汰の真実のようなものは

凡その予想をしてましたが、近かったかな、と

思います。

ただ、旅人さんの背景とかは、驚きましたが。

 

これで、本編は終了。

各人のルートだけでなく、全員のルートで

其々の内容を補完し合うようなシナリオになっていて

面白かったです。

ただ、壮大な印象の世界観を伴った話ながら、

各登場人物の描かれ方は少々浅い印象です。

全部終わっても、謎めいた部分が残っていて、

エンディングもキャラによって差がある感じで、

ちょっと消化不良気味.....。

 

人類の戦争の歴史に対するテーマは

深く考えさせられるものでもあるし、

色々な事を示唆していて、その辺はいいなと

思います。深くて重いテーマですが。

そして、翻弄される能力者たち。

特にヒロイン達には過酷な内容だったし、

ほんと可哀そうでした。

みんな自己犠牲の権化のようで。

優しくて真摯で一途で。

だからこそ、余計に涙を誘う内容でした。

そして、最後の空汰とアイオンの関係も、

結局は乙女心の健気さ.....って感じでしたね。

 

さて。残るは『LAST ERA』って事で、

コンチェルト、フーガ、ファンタジアの3本立て。

本編が少々ハードだったので、ノンビリやれるかな~と

楽しみです♪

 

 

 

NORN9 LOFN ノルン+ノネット(N/Switch) 8.室星ロン

f:id:narico555:20181012144430p:plain cv:杉田智和

 

怪しげな風貌だが、気さくで優しい青年。

しかし、人の名前をいっこうに覚えず、

イライラさせる面も。

出生も生い立ちも何一つ話そうとせず、

誰も彼の事を知らない。

 

f:id:narico555:20181010135709p:plainカップリングは七海

 

このルートはとても辛かったです.....。

この人の正体は、初回で大体分かってるし、

他ルートでも、悪者なイメージが植えつけられる

感じだったので、本人ルートでは、その辺の

背景とか、色々深い面が分かるのかな~って

思ってたのですが、結果としては

全然でしたね..........。

 

もう何て言うか、七海ちゃんのルートは

どれも暗くて辛い。彼女自身が自分の能力で

罪悪感を持っているのもあって、退廃的な

雰囲気なんですよね。

どのヒロインも自己犠牲が強いですが、

七海は特に弱々しいと言うか受け身。

それだけに、ロンに追い詰められていくような

内容で、まるでDV被害者っぽいな、って

思わせるような、チョロい感じが。

簡単にロンに落ちすぎてる。

彼を好きになるポイントがありましたけど、

あれだけで?って思うほど。

彼女自身が病み度が深かったからかもしれませんが、

こちらは見ていて、苛々しっぱなしでした。

 

ロンにしても、結局最後までよく理解できず。

ハッピーエンドまで見て、同情の余地は感じられつつも、

攻略キャラとしては、全然、萌えもキュンも無く、

好きになる事はできませんでした。

だから、苦痛でした..........。

正直、やる前からやりたくなかったし.....。

また杉田さんの演技が良かったせいか、

ほんと、嫌~な感じなんですよね。

笑い方なんて、もう、残虐さを感じさせるような、

サイコパスか!?って思わせるような.....。

 

このキャラのルートも、思う程のネタバレ感は

感じられず.....。新たな情報を得た気がしないのですが、

苦痛のあまり見逃したのか?

 

ハッピーエンドを見ても、七海ちゃんは

幸せって言ってたけど、自分的には幸せになった気が

しませんね.....。ロン相手としては幸せかもですが、

他の二人の方が幸福度が高かったように感じました。。。

 

NORN9 LOFN ノルン+ノネット(N/Switch) 7.遠矢政宗

f:id:narico555:20181011164208p:plain cv:佐藤拓也

 

面倒見が良く、若いメンバー達の

お兄さん的な存在。

頭は良いが手先が不器用で要領が悪い。

喧嘩の仲裁に入っては、損をする事が多い。

読書家で幅広い知識を持っている。

普段は手袋をしており、それが能力の制御に

関わっている。

 

f:id:narico555:20180928202538p:plainカップリングはこはる

 

 

このお方、なかなか気苦労が絶えない、

将来はげる心配がありそうな性格でしたね。

そういう役目を『世界』から負わされているから

なんでしょうけれど、責任感が強いんでしょうか。

個性の強い能力者たちのまとめ役として

いつも忙しく立ち回ってらっしゃいました。

そんな政宗とペアを組んだこはる。。。

 

このルート、もう少し突っ込んだ内容なのかな、

と予想していたのですが、思うほどでも無かったです。

こはるに惹かれてるものの、自分の役割を

全うする事を優先したい為に、途中から逃げ腰になる

政宗さん、嫌でした。

なんか、こはるが可哀そうで泣けちゃいました。

しっかり者の大人なイメージだったから、

もっと頼りがいのある感じなのかな~って

思ってたのに、自分を頼るように言いながら、

優しくしながら、その仕打ちは無いだろう、って.....。

 

後半、反乱軍と国軍の戦いに巻き込まれ、

皆の為に能力を使うこはるの、自己犠牲的な姿勢は

ほんと可哀そうで。

政宗、ちょっとだらしない感じでした。

 

それと、政宗自身の能力に関する事が、

本人ルートなのに、あまり描かれてなかったのには

ちょっと拍子抜け。手袋の件も、公式の紹介文で

初めて知りました。本編で、そんな訳を見た記憶が

無いのですが、読み落としたのでしょうか。

それとも他の人のルートで分かるのか?

 

順番的に後を勧められたルートでしたが、

こはるの中では、最後じゃなくてもOKな感じでしたねー。

なんとなく、物足りない感.....でした。。。

 

NORN9 LOFN ノルン+ノネット(N/Switch) 6.宿吏暁人

f:id:narico555:20181010202646p:plain cv:杉山紀彰

 

怒りっぽく、いつも不機嫌な顔をしている。

敵愾心が強く、からかわれたり、

馬鹿にされるのを嫌う。

料理が得意。

 

f:id:narico555:20181010135709p:plainカップリングは不知火七海

 

このルートは辛いルートでしたね。

過去に因縁のある二人で、加害者(七海)と

被害者(暁人)のような構図で、強い言葉で

七海を責め続ける暁人と、それを受け入れている七海。

 

自身が持つ能力を嫌う七海は、贖罪を受け続けるのを

当然と思っていて、前回ルートに増して、

可哀そうで.....。ほんとは優しい女の子なのに。。

そんな彼女の本当の姿を知るうちに、暁人の心も

変化しだしましたが、過去に囚われて

なかなか上手くいきません。

そうこうしているうちに、トラブルが発生し、

難しい状況に追い込まれていくのですが、

暁人の過去の真実が分かり、なるほど納得でした。

彼ともう一人の彼との関係も、こはるルートの

最後で、はて?と感じていたので、スッキリしました。

 

全体的に重たいルートでしたが、やっぱり七海は、

暁人と結ばれる事が一番なんでしょうかね。

彼女の最大のネックとも言える存在ですし。

暁人も、最初は乱暴なヤンキーっぽかったけれど、

本当は、それほどでもないし、結構優しい、

不器用なヤツって印象でしたが、本人ルートでは、

男くささが増していて良かったです。

そして、ツンデレぶりもね(^m^)

 

ここまで来て、攻略した人たちの事も、

本人ルートに出てこなかった面も明かされたりして、

全体の物語が深まってきた感じがします。

いよいよな感じでしょうか。。。

 

 

NORN9 LOFN ノルン+ノネット(N/Switch) 5.乙丸平士

f:id:narico555:20181010135022p:plain cv:吉野裕行

 

元気で活発、人懐こい青年。

メンバーの中では年中者だが、裏表のない性格で

ムードメーカー的存在。

テレパシーの能力者で、感情が高ぶると

心の声が駄々洩れに。

その為、隠し事が苦手で、本音を漏らしては

女性陣の怒りを買ってしまっている。

 

f:id:narico555:20181010135709p:plain カップリングは不知火七海

cv:瀬戸麻沙美

 

とても明るくて前向きで能天気な印象なので、

ちょっとお馬鹿っぽい感じもするキャラでした。

そんな楽しい平士とは対照的な、表情が薄くて

口数が少ない七海ちゃん。

彼女の持つ能力が、彼女の性格に影を落として

いるのですが、開けっ広げで単純で、

そして人の気持ちを汲む優しい彼に、

少しずつ心を開いて変わっていくのですが.....。

 

前半は、ちょっと他のメンバーの応援的な

二人の行動が面白かったです。

特に、前回やった、深琴と一月の二人の進行過程を

外側から見てる感じが、実に面白かったです。

これは、深琴&一月ペアを先にやっている方が

断然面白いだろうと思いますね。

 

そうして、他人の恋模様を見ているうちに、

自分たちの想いに気づく二人.....。

いい感じになってきて、ドキドキ.....♡だったのに、

いきなりの急転直下で、凄く胸が締め付けられました。

後半の内容は、実に切なかったです。

なんか、七海がとても可哀そうで.....。

その原因は能力にあるのですが、こはるにも

同情したけれど、なんか七海が一番、可哀そうでした。

自分の持つ能力の行使によって、自身の罪を感じ、

自ら幸せになろうとしない彼女が、辛かった。

 

エンディングは、一月の時と似たパターンでしたね。

『世界』の事が、その後、どうなったのか?

全く不明で、二人が幸せに日々を送ってます。

でも、平士とのカップリングはほんわかしてて

良かったな~って思います。

 

 

 

NORN9 LOFN ノルン+ノネット(N/Switch) 4.加賀見一月

f:id:narico555:20181009135625p:plain cv:遊佐浩二

 

軽薄な遊び人。

特有な色香を持ち、人によっては毒だと

言われることも。

冗談と嘘を繰り返し、本心は語らない。

 

f:id:narico555:20181005151608p:plain カップリングは深琴

 

予想以上に良かったですねー。

元々色っぽいビジュアルキャラではありますが、

遊佐さんだけに、一層、って言うか(//▽//)

でも、どこか甘すぎない、抑えた部分が

感じられ、その辺の匙加減がさすがですね。

 

女の子にはとっても優しくて、誰でもすぐに

ナンパするプレイボーイっぽい印象ながら、

実はそうでもなく.....。

口も軽いけど、本当に根は優しいんだろうな、

って感じさせる部分が垣間見えるんですよね。

その反面、本心を上手に覆い隠して

どこまで本気なのか分からないあやふやさ。

そんな一月に翻弄されるようにして

惹かれていく深琴.....。

今まで誰にも言われなかった

彼女にとって痛い事をはっきりと指摘され、

神女として扱われてきた彼女を普通の女の子として

扱ってくることに戸惑い、そこから彼を意識

するようになり.....。

 

そんな二人の過程が、とても面白かったです。

そして、深琴ちゃん、強いですね。

恋愛に関しては本当にウブで可愛らしいけど、

やっぱりしっかり者。

夢使いの一月が、現実よりも楽しい夢の世界へ

逃げようとするのを、現実から逃げない事を

選択し、現実の世界で一緒に生きようとする。

そして、結界を張る事で多くの人を守る重責を

彼女の肩からおろし、普通の女の子として

生きる彼女を守っていこうとする一月の

深くて強い想いにも、ジ~ンときました。

 

この二人、正反対な感じのキャラですが、

すごく良いカップルだな~って思います。

朔也との深い絆の後で、別の男とは

どうなんだろ?と思いましたが、なんか、

このカップルの方が好きかも~~(^▽^;)

 

ただ、ハッピーエンドの終わり方は、

ちょっと不完全燃焼っぽい。

カップルとしては幸せになれたと思うけど、

この終わり方で、本当の幸せって言えるのかな?

このパターンは、ここまでやった中では

お初な感じの終わり方でしたね。。。

 

 

いざ、出陣!恋戦(PSP) 7.佐々木小次郎&総括

f:id:narico555:20181009072706j:plain cv:高橋広樹

 

強さを求めて旅をする最強の剣客。

自分の剣だけを信じて、孤高に生きている。

主人公の父に雇われて、旅の護衛に。

各地の武将たちと面識がある。

 

光秀と信長を攻略後に開放。

でも、その光秀・信長も其々の配下の

武将を一人攻略後に開放されるので、

実質的には最後にプレイする事になってる感じ。

 

ずっと二人で旅をしているので、この人との

カップリングが一番自然だよな~って思いますね。

それに、この小次郎さんって、どのルートでも

ほんと驚くほど華ちゃんに親切で、

本人は『仕事だから』って言ってるけど、

それだけではない好意が感じられてました。

それでも、華のそばで心身ともに守って

その幸せを見守っていて、まぁ、兄妹みたいな

雰囲気でもあったのですが、色々な言動を

見る限り、絶対、愛情を抱いてるだろって感じました。

 

そんな小次郎本人のルートは、思いのほか

小次郎は受け身と言うか.....。

華の方が恋心を積極的に伝えて、小次郎の方は

戸惑いながら、かわしてて、なかなか受け入れない。

この人、一国の武将でもないし、誰かに仕えても

いないので、何のしがらみも無いし、婿養子にとるのに

適していると思ってたら、なんと身分違いだ、とか.....。

意外な障害でしたねぇ。

出自不明の孤児だったから、士分としての資格が

無いってこと? 

でも、過去には政宗の元で士官してた事もあるし。

家格とかって言うなら、他の武将たちとの婚姻では、

華だって及ばない。まぁ、それが原因で悲恋エンドも

あったりはしましたけどね.....。

 

まぁ、そういう障害を踏まえてのエンドでしたが、

悲恋エンドは悲恋っぽくなかったです。

他武将たちの悲恋と比べると格段に悲恋じゃない。

通常エンドと祝言エンドは、展開が同じで、

そこが驚いた。他の武将たちは、それなりに

違いがあったから。

ここでは、祝言まで行くか行かないかの違いだけ。

 

小次郎ルートは正直なところ、面白みに

欠けていたと思います。

二人の旅の模様の比重が多く、それはそれなりに

悪くは無かったけれど、子どものような

放っておけない感じの姫と、世話焼きのお守り役、

そんな構図で、萌えどころが無かったと言うか.....。

とっても強い人なので、負け知らずな戦いのシーンは

それなりにカッコイイなとは思うけれど、

それだけ.....って感じでしたね~。

矢張り、他の武将たちと比べると見劣りしました。

この人が最後って言うのも、ちょっと役不足な気が。

 

ー総括ー

 

f:id:narico555:20181009074331j:plain 2011@QuinRose

 

共通部分が短めで、2周目からは個別選択の

分岐点までスキップできるのが良かったです。

2011年って事なので、結構、古いですよね。

その割には、絵は綺麗だったし、システムも

いつものロゼと変わらなかったので、

特に不満は無かったです。

 

全体としては少し短めでしたが、攻略人数が

多いし、物語がほぼ個別でシナリオが違うので、

既読スルーのシーンが殆ど無かったから、

浅くて短絡的な展開ではあっても、それなりの

ボリュームは感じられました。

全12話仕立てになってるのですが、

各話の間に追加シナリオがあったりして、

見ごたえはありました。

 

物語の方は、ツッコミどころ満載です。

そもそもな設定が曖昧な印象ですね。

信長と光秀が本能寺後にコッソリ生きていて、

東西両軍の影の総大将って設定は

なかなか面白いなって思うのですが、

実際の関ヶ原の武将の、小早川秀秋

石田三成と一緒なのは、世代が違い過ぎ。

東軍の伊達政宗も。

そして、服部半蔵は家康の忍びなんだけど、

その家康は、徳川軍って名称だけが出てきて、

本人の存在はいづこに?..........。

そして、三成や秀秋の本来の主である

豊臣秀吉も、どうなってるの?

存在自体が感じられない。

史実では当然、死んでいるんで、

ここでもいなくても当たり前と言えば当たり前。

だけど、信長も光秀も、秀吉より年上なんですけど?

 

年齢設定が訳わからんwww

史実とは似て非なるパラレルワールド

自分の頭の中で変換しないといけないゲームでしたねww

まぁ、戦国ものにはよくある大いなる矛盾。

あってもいいけど、初期設定として、

世界観をしっかり提示して欲しいなって思います。。。

 

そんな、不思議な世界のお話でしたが。

まぁ、昔のゲームなので、こんなもんかな。

そもそも、一国の姫が、東西のどちらにつくかを

見極める為に旅に出るって事があり得ないので。

蝶よ花よと育てられた深窓の世間知らずな、

しかも見目麗しい年ごろの姫を、幾ら有名な

剣客の護衛を付けたとしても、1人で旅になんて

出せないでしょう。

しかも、一つの国へ行っただけで、その国の

武将を好きになって.....って、ほんと簡単すぎる。

 

なので、ストーリー重視な人には向きませんね。

つまらないと感じるかもしれません。

挿入されてるエピソードは、それなりに面白みはあります。

ただ、ひとつの流れとして物語を捉えると、

穴だらけな印象です。

 

キャラの方も微妙ですね。

絵は綺麗ですが、立ち絵とCGの差が大きい。

乙女ゲームらしく甘いセリフは結構ありますが、

その量はキャラによって、かなり差が。

そして、CGの方は、美味しいシーンは少ないし、

キスシーンに至っては、絵としては極少で、

実際にはしているのに、絵は無いキャラもいます。

Cero C なのに、拍子抜け。

シナリオでは、朝チュンだったりと、行為自体は

してるんですよね。

朝の恥ずかしい会話なんかもあったりして、

なんかちょっとアンバランスな感じです。

 

自分的には、彰クンと諏訪部さん狙いで購入

したのですが、彰クンの小早川秀秋は、ガッカリでした。

全然、萌えれませんでした。

諏訪部さんの信長は、カッコ良かったし、

ステキだったので、安定な萌えでしたが、

何より一番燃えたのは、石田三成@梶クン。

生真面目で武骨で、そんな彼との過程は

良かったし、エンディングもグッときました。

そして、そんな三成をプレイ後の、他ルートでの

三成にも、なんか顔が綻んできちゃって.....(*^^*)

 

なので、まぁ、楽しませて貰えたな、と思います。

絵が好みで、好きな声優さんが多いって方なら、

それなりに楽しめるゲームでしょう。

人数多いけど、時間は短めなので、

ちょっと息抜き的には向いてるかもです。

展開が早かったり、のろかったり、ムラもあるし、

人によってつまらないと思うかもしれませんが(^▽^;)