narico555のブログ

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いざ、出陣!恋戦(PSP) 7.佐々木小次郎&総括

f:id:narico555:20181009072706j:plain cv:高橋広樹

 

強さを求めて旅をする最強の剣客。

自分の剣だけを信じて、孤高に生きている。

主人公の父に雇われて、旅の護衛に。

各地の武将たちと面識がある。

 

光秀と信長を攻略後に開放。

でも、その光秀・信長も其々の配下の

武将を一人攻略後に開放されるので、

実質的には最後にプレイする事になってる感じ。

 

ずっと二人で旅をしているので、この人との

カップリングが一番自然だよな~って思いますね。

それに、この小次郎さんって、どのルートでも

ほんと驚くほど華ちゃんに親切で、

本人は『仕事だから』って言ってるけど、

それだけではない好意が感じられてました。

それでも、華のそばで心身ともに守って

その幸せを見守っていて、まぁ、兄妹みたいな

雰囲気でもあったのですが、色々な言動を

見る限り、絶対、愛情を抱いてるだろって感じました。

 

そんな小次郎本人のルートは、思いのほか

小次郎は受け身と言うか.....。

華の方が恋心を積極的に伝えて、小次郎の方は

戸惑いながら、かわしてて、なかなか受け入れない。

この人、一国の武将でもないし、誰かに仕えても

いないので、何のしがらみも無いし、婿養子にとるのに

適していると思ってたら、なんと身分違いだ、とか.....。

意外な障害でしたねぇ。

出自不明の孤児だったから、士分としての資格が

無いってこと? 

でも、過去には政宗の元で士官してた事もあるし。

家格とかって言うなら、他の武将たちとの婚姻では、

華だって及ばない。まぁ、それが原因で悲恋エンドも

あったりはしましたけどね.....。

 

まぁ、そういう障害を踏まえてのエンドでしたが、

悲恋エンドは悲恋っぽくなかったです。

他武将たちの悲恋と比べると格段に悲恋じゃない。

通常エンドと祝言エンドは、展開が同じで、

そこが驚いた。他の武将たちは、それなりに

違いがあったから。

ここでは、祝言まで行くか行かないかの違いだけ。

 

小次郎ルートは正直なところ、面白みに

欠けていたと思います。

二人の旅の模様の比重が多く、それはそれなりに

悪くは無かったけれど、子どものような

放っておけない感じの姫と、世話焼きのお守り役、

そんな構図で、萌えどころが無かったと言うか.....。

とっても強い人なので、負け知らずな戦いのシーンは

それなりにカッコイイなとは思うけれど、

それだけ.....って感じでしたね~。

矢張り、他の武将たちと比べると見劣りしました。

この人が最後って言うのも、ちょっと役不足な気が。

 

ー総括ー

 

f:id:narico555:20181009074331j:plain 2011@QuinRose

 

共通部分が短めで、2周目からは個別選択の

分岐点までスキップできるのが良かったです。

2011年って事なので、結構、古いですよね。

その割には、絵は綺麗だったし、システムも

いつものロゼと変わらなかったので、

特に不満は無かったです。

 

全体としては少し短めでしたが、攻略人数が

多いし、物語がほぼ個別でシナリオが違うので、

既読スルーのシーンが殆ど無かったから、

浅くて短絡的な展開ではあっても、それなりの

ボリュームは感じられました。

全12話仕立てになってるのですが、

各話の間に追加シナリオがあったりして、

見ごたえはありました。

 

物語の方は、ツッコミどころ満載です。

そもそもな設定が曖昧な印象ですね。

信長と光秀が本能寺後にコッソリ生きていて、

東西両軍の影の総大将って設定は

なかなか面白いなって思うのですが、

実際の関ヶ原の武将の、小早川秀秋

石田三成と一緒なのは、世代が違い過ぎ。

東軍の伊達政宗も。

そして、服部半蔵は家康の忍びなんだけど、

その家康は、徳川軍って名称だけが出てきて、

本人の存在はいづこに?..........。

そして、三成や秀秋の本来の主である

豊臣秀吉も、どうなってるの?

存在自体が感じられない。

史実では当然、死んでいるんで、

ここでもいなくても当たり前と言えば当たり前。

だけど、信長も光秀も、秀吉より年上なんですけど?

 

年齢設定が訳わからんwww

史実とは似て非なるパラレルワールド

自分の頭の中で変換しないといけないゲームでしたねww

まぁ、戦国ものにはよくある大いなる矛盾。

あってもいいけど、初期設定として、

世界観をしっかり提示して欲しいなって思います。。。

 

そんな、不思議な世界のお話でしたが。

まぁ、昔のゲームなので、こんなもんかな。

そもそも、一国の姫が、東西のどちらにつくかを

見極める為に旅に出るって事があり得ないので。

蝶よ花よと育てられた深窓の世間知らずな、

しかも見目麗しい年ごろの姫を、幾ら有名な

剣客の護衛を付けたとしても、1人で旅になんて

出せないでしょう。

しかも、一つの国へ行っただけで、その国の

武将を好きになって.....って、ほんと簡単すぎる。

 

なので、ストーリー重視な人には向きませんね。

つまらないと感じるかもしれません。

挿入されてるエピソードは、それなりに面白みはあります。

ただ、ひとつの流れとして物語を捉えると、

穴だらけな印象です。

 

キャラの方も微妙ですね。

絵は綺麗ですが、立ち絵とCGの差が大きい。

乙女ゲームらしく甘いセリフは結構ありますが、

その量はキャラによって、かなり差が。

そして、CGの方は、美味しいシーンは少ないし、

キスシーンに至っては、絵としては極少で、

実際にはしているのに、絵は無いキャラもいます。

Cero C なのに、拍子抜け。

シナリオでは、朝チュンだったりと、行為自体は

してるんですよね。

朝の恥ずかしい会話なんかもあったりして、

なんかちょっとアンバランスな感じです。

 

自分的には、彰クンと諏訪部さん狙いで購入

したのですが、彰クンの小早川秀秋は、ガッカリでした。

全然、萌えれませんでした。

諏訪部さんの信長は、カッコ良かったし、

ステキだったので、安定な萌えでしたが、

何より一番燃えたのは、石田三成@梶クン。

生真面目で武骨で、そんな彼との過程は

良かったし、エンディングもグッときました。

そして、そんな三成をプレイ後の、他ルートでの

三成にも、なんか顔が綻んできちゃって.....(*^^*)

 

なので、まぁ、楽しませて貰えたな、と思います。

絵が好みで、好きな声優さんが多いって方なら、

それなりに楽しめるゲームでしょう。

人数多いけど、時間は短めなので、

ちょっと息抜き的には向いてるかもです。

展開が早かったり、のろかったり、ムラもあるし、

人によってつまらないと思うかもしれませんが(^▽^;)