narico555のブログ

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君は雪間に希う 6.桜太郎 &総括

f:id:narico555:20210826081345p:plaincv:斉藤壮馬

娯楽街で見世物小屋の呼び込みをしながら

情報収集をしている奇虚。

明るく社交的な性格で人懐っこい。

身のこなしが軽く器用でお調子者。

見た目年齢19歳。

 

智成をクリアすると開放されるルートで、

ヒロインの忘れられた過去や物語の真相が

ここで明かされるので、ちょっと大団円的

だったと思います。

 

攻略制限がされていると、まずもって

凡その内容が推測されちゃいますよね。

ゲームタイトルの絵が智成なんで

智成が本命なのかなって印象を与えながら、

桜太郎とはねぇ。

しかも、この人、非常に怪し過ぎ。

 

各ルートで注意深く彼の言動を見ていると、

奇虚らしからぬ言動が散見され、

上手く伏線が散りばめられてる感でした。

それに、奇虚にしては感情表現が豊か過ぎて、

でも、心の糸は見えないわけなので、

どうしたって、わざとやっている、

演技だろうって思わずにはいられなく、

しょっぱなからずっと、疑惑の目で見てたので、

初心なヒロインが簡単に落ちちゃうのが

哀れにも感じられてしまった..........。

 

まぁ、そんなヒロインの恋心で、桜太郎も

含めて、全てが解決するわけだけど、

自分としては、あまりスッキリした

心持にはなれませんでした。

 

結局、彼を可哀そうって同情する気持ちは

あるけれど、彼のしてきた事を考えると

恋心は抱けないんだよね..........。

 

それにしても。

元凶は、日弥衛じゃなくて日弥那だよね。

こやつのせいで、全ての事件が始まったと

言っても、過言じゃないよねぇ。

せっかく幸せに暮らしているのに、

なんでわざわざ壊すような事をするのか。

介入した事を悔いてるなら、今後はしなきゃ

いいだけだよね。元になんて戻せないのに、

してる事は結局、再びの介入だと思うんで、

こういう所は、嫌な話だな、と思ってしまいました。

 

 ----- 総 括 -----

 

全員終了しました。攻略人数6人って所は

嬉しい所だと思います。

2人ずつペアになっている為、共通部分が

重なる分、片方が全体的には短くなる半面、

個別はそれぞれ話が違っている為、

やりごたえは十分あったと思います。

 

ただ、話しの内容としては、ルートによって

差があった気が。

7章+最終章の構成になってるけど、

どのルートでも、5、6章辺りが

中だるみを感じさせ、寝落ちと言うか、

ちょっと退屈で眠くなる事が多かったです。

テキストが多いんですよね。

セリフのやり取りも冗長的な部分が

多かった気がするし。

 

それぞれのキャラは魅力的だったと思います。

心の無い奇虚と言う存在ながら、それぞれの

個性は感じられて、その辺が面白かったです。

ヒロインに関しては、なんとも微妙。

イラつく、って程ではないけれど、

ルートによって、ちょっとブレがあるように

感じましたね。

 

内容的には、城下町の与市が面白かった。

そもそも、白皙の一族としての能力しかない、

ただの田舎出の女の子が、御庭番の一員として

働くのだから、基本的な護身術くらいは

身に着けて当然って思うのに、城下町組以外では、

全くそのような事が無くて、そこはちょっと

非現実的過ぎるんじゃないかって思いました。

だからこそ、城下町組でいくらかでも

戦えるようになったのは、良かったし、

そういうシーンがあったのもあり、

全体的に退屈感は薄かったように思えます。

 

それに何より、与市自身も魅力的だったので、

彼とのやり取りは本当に面白かった。

 

なので、与市はイチ推しとなりました。

最初の印象としては、好みじゃなかったのにww

 

推し順としては、

 

与市>智成>源十郎>國孝>錦次>桜太郎

 

多分、多くの人とはズレてるかも。(笑)

 

ストーリー的には、与市以外は、実はあまり

好みではなかったです。

おぼこなヒロインとは言え、恋に落ちるのが

簡単過ぎて、なんともね。

なんせ、相手は奇虚なのに、彼らに仮に

恋したとしても、相手は恋しちゃだめでしょ。

まぁ、それを言ったらゲームとして

成立しなくなっちゃうけど、自分の想いばかりで

ちょっとね。。。

勿論、一途な想いの強さが活かされても

いたわけなのですが、細かいところで

共感できない面も少なく無かった。

 

あと、サブキャラが良かったです。

三春が、女子キャラなのに魅力的だったし、

上司である、京士郎、清彦、三茂。

それぞれにキャラが立っていて、

正直、攻略キャラ達より魅力的だったかも(;^ω^)

 

あとですねぇ。。

雀のこまめ..........。

とっても可愛くて楽しかったんだけど、

この子の扱いについては、國孝のルートで

可哀そう過ぎて、疑問に感じた。

ここまで、やらせる?

ヒロインを助ける為に一途に、必死に、

立ち向かう姿は良いとして、痛めつけすぎで

酷いなって思った。

動物を使うにしても、もう少し配慮して欲しかったです。

そもそも安易に動物を利用して欲しくはないです。

ここは本当にいただけなかったです。

他のルートでは、そういう事は無かったし、

あまり出番も無い事も多かったのもあって、

可愛くて好きではあるけど、必要だったとは

思えない存在でもありましたね。

 

システムの方は良かったです。快適でした。

既読スルーは勿論、選択肢ジャンプも

出来て、細かな設定も出来、足跡コンテンツから

章単位で好感度を変更して、バッドエンドや

未読部分の回収も出来るのは助かりました。

スチルの方は、枚数は多い方だけど、

自分的にはイマイチな印象。

立ち絵の方がいいかなぁ~。

CGでのヒロインがなんかドングリまなこで

幼い感じがしたのと、シーンとしても

物足りない印象でした。

 

あとは、全体的にもう少しスッキリさが

欲しかったように思います。

基本設定や大筋は悪く無いのに、

なんかゴチャゴチャしてたような感じで

芯が細かったような気がしますね。

 

 

星評価つけると、3.7くらいかな~。

惜しい感じでしょうか。

 

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