雅恋～MIYAKO～(PSP) ６．芦屋道満 ＆総括
ｃｖ：森川智之
沙汰衆の頭領で、強力な術者。
壮絶でした。とても重くて。
でも充実していたと思います。
夢を見ない筈の式神が、生まれる直前から夢を見て、
その後も何度も見る夢.....。
晴明にまつわるものと、道満にまつわるものの２種類の
謎めいた夢でしたが、両方終わって思うのは、
やっぱりイマイチ理解しきれなかった.....感じでしょうか。
共通部分で、この２種類の夢を見させる必要は
無かったように思います。
参号の存在理由を示唆してるような印象もあったので、
一体、彼女の本命はどっちなんや！？ってちょっと思う。
晴明ルートでは、道満はこれまでの罪を償うような
結末で終わりましたが、この本人ルートでは、
そこを超えた結果となりました。
気になるのは、この後の晴明の存在。
参号は晴明の式神なので、戦い終了後、全く登場しない
主人との関係はどうなったの？って..........。
とは言え、道満さんは良かったです。
非常に悲しい人でしたね。
まぁ、その辺は予想通りでしたが、沙汰衆の配下の者たちも、
道満の過去話に登場し、その悲しい背景が明らかになって
とても切なかったです。物悲しいと言うか。
深い味わいと余韻を残した、道満ルートだったと思います。
ちょっぴり感動。涙腺が緩みました。。。
と言うことで、全て終わって総括ですが。
話の内容としては、良かったと思います。
なかなかグッときました。
だからこそ、長すぎる共通には残念過ぎます。
PSPだからこそ、システム的にも劣ってて、
本当に辛かったです。
早々に離脱されてる方、少なくないみたい。
分かる気がします。
共通部分も、初回プレイでかなり長かった。
冗長的なのと、仕事寮の仕事内容がイマイチなのと
描き方が単調なのもあり、この仕事面で面白みを
感じるのは晴明くらいだったかと。
２人組で仕事をしてるのも、雑な印象ですよね。
片方をプレイすれば、もう片方は自然と重複してるので、
一層、共通部分が増すわけで。
夜の仕事は、ほぼ全員一緒だから、完全に共通。
本当の意味での個別は、最後も最後の戦い部分のみ。
一緒に働く上で誰を選択するかで攻略相手が決まるわけですが、
二人だけのシーンが少ないのもあり、たったこれだけのふれあいで、
強い恋愛感情や絆へと発展していくのが納得できない感じです。
それに、当たり前ながらヒロインは式神。
元々がペラペラの紙から出来た式神ではないものの、
結局、彼女の存在って曖昧さが払拭されなかったように思います。
色々と説明はされてましたが、どうも理解できませんでした。
色んな部分で理解できない設定と話運びだったと思います。
そういう基本的な部分や、共通の多さなどのイライラを除けば、
残された内容は割と良かったとは思うので、つくづく残念な
作品かと思います。
出来る事なら、シナリオ手直しさせて欲しいくらい.....(;^_^A
もう少し、個々人のキャラに則った内容で手を加えて、
無駄な表現やシーンを外し、今回の事件の内容に沿った
早い段階での個別ルート分岐として、Vitaに移植してくれたらなぁ、
って切に願います。素材そのものは良かったし、
晴明と道満の内容は、特に面白かったので。
他のキャラたちも、それぞれ個性的で面白かったし。。
次はFD『.....～あわゆきのうたげ』、と行きたいところですが、
疲れたので、一回別のゲームを間に挟みたいと思います。
雅恋～MIYAKO～(PSP) ５．安倍晴明
ｃｖ：中村悠一
さすが筆頭。この人を主体にして描かれた物語、
と言うにふさわしい、ちょっと重めで長い内容でした。
前半の共通部分である、仕事寮の仕事の方は
晴明は単独行動だったので、他者と被る事なく、
まぁまぁ楽しめました。陰陽師らしい仕事内容だったので、
本筋とも関わりがある感じで。
このお方、俺様ツンデレで、とても意地悪なので、
何を喋るにしても、嫌味づくし.....。
参号への仕打ちも結構、酷いと言うか。
その癖、何気なく優しさを見せたりもする憎いお方でしたね。
後半は、なかなかハードでした。
式神壱号クンのルートの最後に少し出てきましたが、
その他のルートでは、一体どこで何してるの？って感じの
晴明でしたが、ここでやっと、本命な戦いとでも言いましょうか、
道満とのがっぷり四つな戦いが、とっても長くて凄かったです。
そして、その過程で深く結ばれてゆく絆と愛情..........。
もう、悠一さんがステキ過ぎて、胸が熱かったです。
このゲーム、もともと悠一さん目当てだったので、
十分萌えさせてもらえて満足できた感じです。
晴明の正体や抱える精神的なバックボーンが明かされ、
参号の隠された謎も大体分かり、メインストーリーらしい
重厚さがあったかと。
残るは道満..........。晴明終了後に解放って事で、
残る謎も全て回収できるのでしょうか？
雅恋～MIYAKO～(PSP) ４．源頼光
ｃｖ：櫻井孝宏
仕事寮の仲間で、和泉の守役的な存在。
常にそばにいる。
実直で頭が固いが誠実な人物。
堅っ苦しい人物だけど、清廉潔白で優しい人でした。
式神の彩雪に対しても礼儀正しく、仲間として
接してくれる所や、和泉に対して一途に仕えている所など、
とても好感の持てる人物でした。
そして、カッコイイし、強いし、照れ屋で不器用な所とかも
良かったです。
常に和泉と一緒にいるので、内容としては被ってる部分が
非常に多く、その為、既読早送りの量も多くって、
最終局面に入るまでは、何度も寝落ちしそうになりました(;^_^A
古いゲームなので仕方ないけど、選択肢ジャンプの機能が
切実に欲しく思いましたね。。。
でもそうしたら、スカスカですぐに終わってしまうんでしょうけども。
その少ない中身ですが、ライコウさんのお話は
私はとてもキュンキュンできました。
色々あって窮地に追い込まれ、正義感が強いだけに
頑なで大変な面もありましたが、奥手で照れ屋のわりに、
所々で洩れる恋心ゆえの言動がツボだったし、ときめきました。
お堅い武骨な武士キャラだけに、櫻井さんの低めで渋い演技が
とってもステキで♡♡♡。
やっと、乙女ちっくな気持ちを湧かせて貰えた気がします。。。
雅恋～MIYAKO～(PSP) ３．和泉
ｃｖ：浪川大輔
仕事寮の代表で、皇太子。
や～、自分はこの人は苦手でしたぁ.....(;^_^A
元々、浪クン、苦手な方なんですよね。
それでもキャラにもよるんですが、
このキャラはダメでしたね。
宮様らしいと言えばそうなんでしょうけど、
おっとり、のんびり、そして不思議ちゃん、って感じの
声音と喋り。
浪川さん自身、ちょっと不思議ちゃんですものね。
もっと男らしいか、クーデレタイプだったら、
まだ良いと思う事も少なくはないのですが、
不思議ちゃんタイプで、可愛らしく「んふふっ.....」って
笑われると、もうダメぇ..........。
ごめんなさい、好きな人、ほんとごめんなさいm(__)m
皇太子として、そもそも物凄い身分差なのですが、
そんなのそっちのけで、割と自由奔放に過ごしている感じですね。
平安時代とは言え伝奇ファンタジーなので、
フィクションとして、細かいことは全く気にせず
作られてる感じです。
なので、最後のハッピーエンドは、あり得ない結果だったかと。
言うなれば、シンデレラのように、めでたしめでたし.....、みたいな。
それでも一応、皇位を継ぐ覚悟がイマイチ、、で、
その葛藤も描かれてはいますが。
ただ、恋愛とかそういうのに対して、ちょっと精神的に
距離を置いてた筈なのに、当初から参号には親しげに
接してきていて、好意を持っている感じでした。
が、身分を考えると行き着く先は悲恋なので、
軽い印象の好意表現には、あまり共感できませんでしたね。
好きな人には、萌え要素だったかもしれませんが。
いずれにせよ、このルートも共通部分が殆どなので、
長い既読早送りが苦痛でした。。。。
雅恋～MIYAKO～(PSP) ２．源信
ｃｖ：井上和彦
仕事寮に属する、天台の高僧。
との事ですが、市井で子供たちに勉強を
教えたりしていて、とても高僧には見えません。
大体、髪型からして変ですよね。
今時な感じで。少し前までのパンクロックみたいな？
右側だけ坊主刈りって.....。
それにこの人、一体お幾つなんでしょう？
公式には、年齢記載はなく、優しいお兄さん的な
存在.....って書いてあるけど、全く持って老けてる感。
好々爺に近い。
おまけにヒロインは、見た目推定１６歳。
絵は更に幼く見えるので、ツーショットのスチルを見ると、
祖父と孫娘、もしくは親子.....にしか見えない！！Σ(￣ロ￣lll)
←コレだもん.....(;^_^A
温和な雰囲気で、仕事寮内での人間同士の揉め事も、
間に入ってスンナリと納めてしまうお方なので、
一緒にいて落ち着くタイプではあるし、とっても優しくて
悪くは無いのだけれど、不釣り合いなカップルだなぁ～って
思うばかりでした。
でもま。カップルと言っても、そういう感じになるのは
本当に最後の最後って感じなので。
前半の共通から分岐する所でセーブしてあるので、
プレイはそこから約３時間半くらい。
でもその内の２時間は、ほぼ既読スルー状態です。
前回で壱号クンを選んだ選択肢で源信さんを選ぶだけ。
選んだ直後に、ちょっと違うシーンが入るだけなので、
２時間のうちの殆ど、９割は既読スルー。
なので、最後の方の１時間半くらいが、実質、源信ルート、
って感じでしたね。
長いけど短い。
既読スルーで早送りしていても２時間もあるので、
これ、非常に辛かったです。その間に、ちょこちょこと
別の事をして過ごしていました。
特質と過去が明かされて、ちょっぴり可哀そうな境遇でしたが、
特に深刻になるほどでもなく、解決しましたね。
最後は、 仕事寮での、ある意味国家の存亡にも関わるような
大事件そっちのけで、自分たちの身近な幸せを守り続けるような、
仄々感で終わって、ちょっと、なんだかなぁ.....でした。。。(-_-;)
雅恋～MIYAKO～(PSP) １．式神壱号
ｃｖ：鈴木裕斗
2010年発売の、平安絵巻アドベンチャー恋愛ゲーム。
安倍晴明モノで、キャストに惹かれて、価格も
安かったので購入しましたが..........。
ヒロイン彩雪が目覚めると、目の前には髪の長い
美形の男性が。
壱号、弐号と共に、晴明に使役されながら
宮中の仕事寮で働くことに..........。
ヒロインの成り立ちや存在そのものが謎めいていて、
晴明や芦屋道満のルートで色々分かるんだろうと
予想がついたので、色んな謎から一番遠そうな、
式神仲間の壱号クンからスタートしてみました。
炎属性の式神なので、攻撃に炎を使用。
ちょっと先輩風を吹かして偉そうな態度ですが、
実は単に素直でない、照れ屋ってだけで、
ヒロインに好意を持ってるんだろうなって、
結構、分かりやすいキャラでした。
ただ、どこか突き放した所があり、厭世的な所も感じられます。
このゲーム、古いってのもあり、処理速度が遅め。
あと、文章が長い。
１つの事象や心象を説明するのに、グダグダと
しつこい程の語りなので、長ったらしくて
結構、速読な感じでボタン連打。
それでも結構長かったです。
特に前半、ほぼ半分くらいは共通で、なかなか進まず、
話の進展も遅いので、結構、ダレました。
宮中にある仕事寮ってところで、何でも屋みたいな
依頼された仕事をこなしながら、夜は密命を帯びた
重要な仕事をこなすのですが、昼の仕事は退屈極まりない。
くだらない内容で、面白くなかったです。
ここで誰と組むかで、親密度があがって最終的に.....って
なる流れなんですが、糖度的には低いです。
相手が壱号クンだったから、ってのもあるかとは思いますが、
ラブシーンらしいものも、結局無くて終わった感じ。
昔のゲームの為、とりたててバッドエンドとか無く、
１つのハッピーエンドのみを目指して選択していく感じです。
で、結局、「ずっと傍にいたい」ってお互いに思ってる、
ってのが両想いになったっぽい感じ？
ハプニングでチュッとかがあったけど、それだけでした。
出来事は、参号ちゃんが目覚めてから１０日間くらいの
お話なので、出来事的には少ないのに、長いテキストで
無駄に長かったかと思います。
無駄な部分を削ぎ落したら、すっきりして面白みも増したかな、と。
素材的には興味を引くのですが、料理の仕方がマズイな.....、
その為に、面白い部分もあるのに、全体として
退屈でつまらないなーって。
仕事は２人ひと組な為、この壱号クンは源信さんと一緒で、
なので、源信さんを次にやりますが、共通部分が更に多そうで、
かなり短くなるのではないかと、予想していますが..........(;^_^A
エフェメラルーFANTASY ON DARKー ４．レイ ＆総括
誇り高き吸血鬼。上から２番目の階級で、
学園では実質的には一番上の存在。その為か傲慢。
美しいものに目が無く、見目の麗しい相手を吸血している。
このルート、自分はとっても萌えました。
典型的な俺様のツンデレタイプ。
転入してきたクロエの案内役であるパートナーに指名され、
非常に嫌々ながら案内するのですが、美しいものに目が無いので、
人魚と見紛うほどに美しいクロエに興味は持っていて、
一方的に「俺の女になれ。拒否は許されない」とかって、
ほぼ、命令、絶対服従な態度なんだけど..........。
いや～、なんていうかね、麗しくてサイコーでした。
こんなに見た目重視の人をすぐに好きになってしまうクロエちゃん。
もう少し葛藤とかあっても良いのでは？と思うけど、
一方的でありながら、どこか優しさを垣間見せ、
また、とても守られてる感があって、良かった。
基本的にはSな感じなんだけどね。でも冷たいだけで
意地悪なわけじゃないし、頭が良いから、色々考えるところも
ありそうだし、少しずつ分かっていく部分が楽しかったです。
エンディングは、ハッピーの方が好きでした。
階級の差があり過ぎて、また寿命の問題もあって
悲恋なんだろうな、って思ってましたが、
それを強引にねじ伏せるような、物凄い愛を感じさせる
ハッピーエンドで、とても胸が熱くなりました。
あー、大好きな興津さんの、好みのツンデレキャラで、
おまけに結構、甘くって、適度に辛く、絶妙でしたね。
予想以上に萌えキュンでした。満足です( ///´▽｀/// )
と言うことで、これでフルコンプ。。。
最初はあまりに短くてビックリしたし、浅いな～って
思いましたが、全部終えてみると、結構面白かったです。
透明人間のナギとは、なんかお子様の初恋物語のような、
オオカミ男のシバとは、可愛いバカップルぶり、
ミイラのナツメとは、危ないカップル、
そして吸血鬼のレイとは、最終的には究極の愛を
感じさせてくれるステキな展開で、それぞれに、
種別ごとの個性的な内容で良かったです。
プロローグの後に、すぐに個別に入れるのが良かった。
長い共通が無い分、スッキリしてその分短いのかもしれません。
最初は浅くて簡単って思ったけど、確かにそうではあるのだけれど、
重過ぎなくて逆に良かったとも思います。
ただ惜しむらくは、攻略人数.....。４人って少なすぎ！
内容が軽くて短いんだから、あと二人くらいいて
丁度良いかと思います。せめて５人くらいは..........。
おまけのCGは、一人１０枚.....。これも少なめ。
他には、プロフィールがあって、キャスコメが２つずつ。
それと、発売前コメント。。。
有難いけど、これも凄く短くて.....。
ヴォイス録音とかもないし。
全キャラ攻略後のおまけの何か、、、は無し。
エンドも、音楽の後に簡単でも後日談的なものが
あれば嬉しかったけど、それも無いので、
味気ない感じですね。。。。
世界観は、なかなか面白くて良かったのに。
デフォ呼びもナシ。
笑えたのが、ヒロインの名前が『クロエ』なこと。
この前にやった、ミューズの宝剣と同じじゃんｗｗ
発売元も同じだしｗｗ
他、システム的には、選択肢ジャンプはないけど、
フォントを選択できたのは嬉しかったです。
まぁ、初期が明朝で、あとはゴシックに変える選択しか
ないのですが、明朝だと線が細くて見づらいので、
自分としてはゴシックに変えられて良かったです。
評価としては、3.5 くらいなぁ。
面白かったんだけど、人数と長さの少なさ、
オマケ等のサービスの薄さがマイナス点。
最近は、色々と凝ってるソフトが多いですからね。
同じ値段だと思うと、内容の軽さは物足りな過ぎかと。。
エフェメラルーFANTASY ON DARKー ３．ナツメ
階級の低いミイラながら、立ち居振る舞いに品がある、
不思議な人。
クールな態度で周囲と一線を画し、何をするにも
面倒くさがって怠惰な雰囲気を持っている。
転入してきたクロエの世話をするパートナーとなったにも
かかわらず、やる気が無く投げやりな態度で、
凄く冷たい上、しょっぱなから『嫌い』宣言。
なかなか厳しい男子でした.....。
にしても、かなりキツく拒否られているのに、
「仲良くなりたい」としつこく付きまとうヒロインには、
ちょっと.....でしたね。
基本的に、能天気でニブちんなヒロインだけど、
いくら綺麗で可愛いとは言え、ここまでしつこいと
普通は間違っても好きにはなれない気がする。
でも、ずっと冷たく拒否していたのに、
ある件をきっかけに、急に優しくなって恋人のようにベッタリに。
そこからの展開は割と面白かったです。
ナツメの背景が思いのほか重くって、彼の病的なまでの
性質による流れは、なかなかでした。
ヤンデレタイプと言えましょうか。凄かったですね。
透明人間のナギが、ちょっと悲恋ぽかったけれど、
ナツメはそれをかなり上回っていたと思います。
なので、ハッピーも良かったけれど、バッドの方が
せつなくてキュンだったかも.....。
あと、ナツメの口調が全体的に怠惰な雰囲気で、
それがエロっぽい印象だったかと。それも良かったですね（//▽//）
エフェメラルーFANTASY ON DARKー ２．シバ
明るくて面倒見が良い。
カッコ良く見せようとして気取っているものの、
周囲からは、そう見られていない。
大のイタズラ好き。
このルートは、とっても面白かったです。
顔は凄くステキなのに、中身は結構な３枚目。
俺様っぽいのに、俺様にはなれない感じで、
はっきり言ってお馬鹿キャラなのですが、
なんか可愛い所が多くてキュートなキャラでもありました。
ｃｖの近藤さんのセリフの言い回しとかも絶妙で、
なんか心くすぐる感じで胸キュンでした。
なので、なんか、とってもイイなぁ～、好きだなぁ～って
かなり楽しんでやれたのですが、それだけにラスト前の
突き落としには、こたえましたね..........。
すっごく、傷つきました。
ヒロインよりもショックだったかも..........(:_;)
だから、バッドエンディングでも良かった気もします。
バッドの方が幸せかもしれない、って..........。
まぁ、それを除けば、ヒロインも天然でオバカ系なので、
じゃれ合ってる、バカップルみたいな二人、
面白かったです。
エフェメラルーFANTASY ON DARKー １．ナギ
オオカミ男・透明人間・吸血鬼・ミイラなど
魅力的な闇の住人達と送る、階級学園生活！
クロエはそこで、種族を超えた禁断の愛を知る事になる。
と言うことで、HUNEX、dramatic create の作品、、、
続いてますね、ここのところ.....。
まずは一人目と言うことで、透明人間のナギくんから行ってみました。
勉強が得意で優しく控えめな男の子。
キャラ的には良かったです。
透明人間ならではの悩みや苦悩があり、
将来を悲観しています。
ここの世界では種族階級で力関係に差があり、
透明人間は下級階層。そして
主人公のクロエは最下級のゾンビ。
ゾンビと言えば、イコール腐った死体.....のイメージですが、
ここでは若いうちは人魚をも超えるほどの美貌を持ち、
けれど老いが始まるにつれ、肉が腐って落ち、
最終的に骨になる、、、その為、種族の多くの男女は
そんな未来に絶望し、老いる前に自殺するケースが
非常に多い.....、そんな背景を持ったヒロインですが、
それを当たり前と受け止めて悲観していません。
そんな二人が共に過ごすうちに互いを必要とし、
支えとし、恋に落ち、将来を共にする事を誓い合うのですが。。。
全体としては、軽い感じでした。
エピソード単位で進行するけれど、そのひとつひとつが
とっても短くて、選択肢もエピソードに１つ。。。
エンディングがバッド、ノーマル、ハッピーの３つで、
そこへ辿り着く為のエピソードは全部で２０ほど。
でも１つが短いので、数はあっても、本当にあっという間に
終わってしまいました。
アプリからの移植だから、各エピソードの内容も
単発的で繋がりが薄く、一つの太い核に沿って進む感じじゃ
ないので、それぞれはラブコメ学園物語の感じで
面白くはあるのだけれど、ほんと軽くて、終わった後に
殆ど残るものがありませんでした。
そして、最後、唐突的に悲劇的な終盤に突入し、
ハッピーエンドにおいてすら、本当のハッピーとは
言い難い、悲恋ぽい内容でした。
で、最後の最後、それでその後は、どうなったの？
と思うばかりで終わってしまいましたね..........。
このラストは、可哀そうでした。ナギが。
せつなかったです。
ただ、例えばおとぎ話なんかだとすると、
小説で読むとすっごく深くて胸を打つけど、
大抵は絵本なので、同じ内容なのに、ただ可哀そうだった、
って感想で終わってしまうのと似てる感じ、と言いましょうか。。。
表面的な部分のみで終わってしまってるので、
心に深く刺さってこないんですよね。
題材的には面白いのに。。。
なんか、『学園クラブ』を思い出す。
同じ会社ですもんね。
少ない人数なのに描き込みが浅くて短くて
物足りない.....。アプリからってのも同じだし。。。
でも、更に短さが上回ってる感.....。
さて。次はオオカミ男のシバへ.....。
はてさて..........。
