蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~ 4.野宮瑞人
cv:平井達矢
ヒロインの兄。22歳。
子爵家の長男で華道の家元。
かなり浮世離れしていて、厭世的。
花街に入り浸って、酒と女に溺れた自堕落な生活を送っている。
妹を溺愛している。
物語全体のカラーが退廃的な傾向にある為、
この人こそ、この物語に最もふさわしいのでは?と
思わせてくれる人でした。
そして、このルート、最高に面白かったです。
とは言っても、兄、ですから、禁断の愛って感じで、
そういうのを受け付けない人には、厳しいのかなぁ?
私は、あくまでもフィクションと割り切っているので、
余程エグくなければ楽しめる方なので、
全然、平気でしたね。むしろ、ワクワクさせてくれた気が(;^_^A
それに、こういう兄妹ものでは定番な、血のつながりの有無。。。
なので、想定内な関係性ではありましたが、それでも
色んな意味で小さいながらも驚きもあり、
また他ルートで知った真実や、どこまで行っても
兄妹の関係性から、晴れて結ばれるのが難しいって点から、
ベストエンドですら、ちょっと悲恋ぽかったですね。。。
自分としては、せめてベストエンドくらい、
誰も知らない場所で思い切り……にして欲しかったかなぁ。
それを期待していただけに、意外なエンドだったし、
その後の事を思うと、手放しでメデタシと喜べなかった。
あ~、それにしても、瑞人@平井さん、最高でした。
ビジュアルからして、本当に綺麗な人でウットリです。
そして、平井さんの、退廃的で優し気で弱弱しさもあり、
そして、ほんのりとした色香もあって、すっごく、すっごく、
萌えました♡♡♡
尚且つ、平井さんらしい、ちょっと危うい、どこかが
壊れてて病的な部分を感じさせる声音での演技が、
グッと心を掴んで来るんですよ。
生い立ちからくる、諦念感、放っておいたら
彼我へ逝ってしまいそうな頼りなげな様……。
保護欲がそそられましたね。
そんな彼の、百合子への恋着……。
たまりませんでした。。。幸せにしてあげたい!
そう強く思わせる、罪な男…ですね。
モテるのも当然でしょう。
そんな訳で、すっごく、雰囲気も含めて堪能させてもらいました。
ベストエンド以外は、破滅的でしたけど、意外とドロつきがなく、
美しい感じでしたね~。
胸が熱くて、余韻にひたっています……。