数乱digit 総括
全てが終わって思うこと…………。
中途半端で、上っ滑りだったなぁ……、と。。。。
多分、プレイ後の感想は、人によって割れる気がします。
面白い要素も十分、あったとは思います。
特に、前半、共通ルートと個別の前半くらいまでは、
学園ものの面白さはあったかと。
ただ思うに、これって、乙女ゲームって感じじゃなかった。
それと、ヒロイン、紘可の物語ではなくて、
各個別攻略男子が主役の物語だったように思えます。
-- 十の数字が集いし時、刻印は示し導く戦ぎの地へ ーー
って、売り文句……。公式見ると、伝奇物のような、
怪しい感じの、戦いもの、、、って、印象だったんですよね。
例えれば、「もし、神……」みたいな。。。
そこまで、ドロドロしては無さそうだけど、似たような
テイストを持ってるような。
数字に関して、色々な複雑な謎とか怪奇とか。
それなのに、フタを開けてみれば、絶対階級までは全然いかないけど、
まぁ、そんな感じの特権階級的存在の生徒会とか、
数家の中の序列とか。
でも、零の存在が現れた事で、数乱戦が始まる事になり、
面白そうと思いきや、肝心な零崎紘可は、ぐうたらのナマケモノで
戦いたくないって事で、結局、全体を通して、あまり戦って無いし。
一体、なんなんでしょう?
こう言っては悪いですが、見かけ倒し感が……。
それでも、面白ければ良い意味で裏切られたな、と思うのだけど、
どーも、どこか中途半端な感じが拭えなくて。
個々のルートでは、キャラの好みが反映されて
感想も人それぞれになるでしょう。
ただ、恋愛に関しては、ヒロインの気持ちに感情移入できない
人の方が多い気がします。
戦う気が無いのに、巻き込まれて他人の為に戦う。
他者の為に戦うってコンセプトは良いのに、
もう戦う気は無いからと、自身を鍛える事もなく、ぐうたらと過ごし、
結局また戦うハメになると言う、なんともスッキリしない展開で。
緊迫感も薄いので、所々、キャラ同士の面白いやり取りはあっても、
全体としては退屈感が否めない。
周囲が面白くても、ヒロイン自体が魅力が無いから、
結局、よく分からない、中途半端な仕上がりになったのではないかと。
長さも。
個別ルートのみになる2周目からは、一人約3時間程度で終わるし、
エンドも、いまひとつスッキリせず。
糖度は、低いです。 特に残酷と思えるシーンも無ければ、
せいぜいがキスがある程度で、CERO C ってのも、肩すかし感。
オマケがあるのですが。
オマケも、管理人さんに聞くって所は、面白かったけど、
各人の後日談は、つまらなかったです。
あまりなキャラだった、巡だけは、オマケは面白かったですがww
攻略順は、公式に従ってやって正解でしたね。
突出して肩入れするようなキャラがいなかったから、公式に従ったのだけど、
萌えとかを期待できるゲームではなく、数家の問題や、零崎家の謎、
などが中心の物語なので、物語の内容重視の攻略順でやるのが
矢張り、オススメです。
あと、その零崎家の謎ですが。
最後の有比で、昔の経緯がわかるものの、肝心の、何故、零崎家が
生き残っていたのか、に関しては、明かされずに終わり、
その件に関しては、オマケの中で明かされてるんですよね。
これは、私としては、反則行為のように感じますね。
ちゃんと、本編で明かせよって思います。
サブキャラのサイドストーリーとか、こぼれ話とかは、
オマケであると面白いし嬉しいけど、肝心な事をオマケで明かすって……。
ズルですよねぇ……。
そんな訳で、このゲーム、星つけるなら
★★★☆☆ かな。 正直なところ、2.5 でもいいような。
それなりに期待していただけに、ガッカリしました。
コンセプトは悪くないのに、細かい所で、残念が積み重なり過ぎでしたね。