narico555のブログ

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蝶々事件ラブソディック 5.神藤理智 &総括

f:id:narico555:20171209202130p:plain cv:浪川大輔

 

神藤将成の兄で、帝大の助教授。

生物学を専門としており、源イ織とは

同級で友人。

 

源イ織の後に開放されるルートですが、

内容的に、矢張り最後が良いでしょうね。

 

今回の事件の内容の殆どはイ織のルートで

明かされた感じですが、その裏で、

絡んでいるであろう人の存在は透けていました。

シドニーのルートで匂わせて、イ織ルートで

確実性を増していましたが、それでも、

最初の二人のルートでも、そこはかとなく

怪しい雰囲気はあったように思います。

やっぱり、キャラが浮いてるんですよね。

天然ぽさの更に上を行ってる感じが、

どこか病的な印象で..........。

 

このルートは始める時に、理智ルートを

選択するかを、わざわざ問われて始まりました。

なんか持って回ったような演出に感じました。

それもあってか、前半の章、他のルートでは

既読スルーが出来たのに、このルートでは

出来ないようになっていて、そこはちょっと嫌でしたね。

ところどころに、理智の過去や、理智独自のシーンが

入るものの、前半はかなり他と被っていました。

選択肢が少ないのもあり、読みが長いので、

被る個所はスルーさせて欲しかったです。

ボタンの連打を繰り返し、うっかりやり過ぎて

読んでない所もすっ飛ばしてしまい、ログを戻って

読み直す事も時々あったりしました.....。

 

理智自身については、色々感じる所はありましたが、

何とも難しい相手だったかと思います。

こういう特性は理解できるのもあり、彼自身は

悪くないのにな.....、逆に可哀そうな人だと思いますが、

やっぱり萌えキュンは、無かったですね。。。

イ織の時と同じように、ヒロイン・えれな は

女神化してて、恋愛と言うより救済って感じだったかと。

 

バッドエンドが、ちょっと分からなかったです。

それと、理智自身が、どうして えれな の感情と

リンクするのかも、イマイチ理解できず。。。

非徒なら匂いで反応するって言ってるから分かるけど、

理智は何故なんでしょう? 匂いと言ってるけど、

だから、なんで? 自分で化け物と言ってるけど、

自分でそう定義しているだけで、人間らしい感情が

欠落していても人間には違いないのにねぇ.....。

それ以外でも、疑問に思える所が多々。。。

 

まぁ、全ての始まりが、この人にあった、って事で、

一応事件の全貌と言うか顛末が明かされた訳ですが、

結局のところ、よく分からなかったです。

 

総括的には、面白かったとは思います。

ただ、個々のルートにおける関係図、みたいなものが、

いまひとつ、かみ合って無かったような印象です。

パズルのピースが足りないと言うよりも、

微妙にズレていて、ピッタリした感じが無い、、、みたいな?

あと、色々と、とっ散らかしたまま綺麗に片づけきれてない、感じ?

ストーリーを目的の場所まで行かす為に、強引だったり。

よく練らずに取って付けたような印象でした。

何て言うか、舞台設定での時代背景、世情とかは

なかなか面白い所を持ってきたと思いつつ、

活かしきれてない感。色付け程度にしかなってないのが

残念に思えました。それ以外でも、中途半端な感じで。

 

あとヒロインが、イマイチでしたね。

ちょっと若すぎた気が。

最初にサイトで見た時、ヒロインの年齢設定を見て

引いたんですよね。時代的に無理は無い年齢と思いつつ、

それでも15歳は幼すぎるかと。

案の定、純粋と言えば聞こえは良いけれど、

要は単純で幼稚なんですよね。しかも田舎者らしい純朴さ?

でも、こういう15歳の少女って、別に珍しくもないのに、

何故か攻略対象たちは、そこに惹かれてるのが

不思議でした。この手のものは、いつもそうなので、

その辺は、言ってみれば、ありきたり.....としか言いようがなく。

 

システムとしては、悪くなかったと思います。

目パチ、口パチ、デフォ呼びで。

文字速度や音声なんかも、細かく調整できて良かった。

ただ、文字がちょっと見にくかったです。

明朝体でしたが、細いせいか読みにくく。

文字ボードが白なので、濃くすると眩しく感じられました。

私は文字ボードは薄くする人なので、今回の文字色が黒で、

白抜きにしてくれてたから、まだ見れたけど、

フォントも選べるようにしてもらえると有難いですね。

 

それから、音楽が良かったです。

オープニングには、そそられます。

ただ、その、そそられる感通りの内容では無かったのですが。

BGMも、とても盛り上げてくれて、心情的に良かったし、

エンディングは、各ルートのバッドとハッピー、それぞれに

合わせた内容で作ってあるのには驚きました。

みんな違うって、珍しいですよね。どの曲も良かったです。

 

全10章プラス終章で、長いようで、アッと言う間でしたね。

共通が5章くらいまであるからかな。

キャラ的には、それぞれ面白味はありました。

一番萌えたのは、やっぱり、シドニー@諏訪部さん、ですね。

ストーリー的にも、哀愁とロマンが程よい感じでした。

そして、遥@村瀬クン、、良かったです。

遥さまは初回にやったわけですが、それ以降のルートでは、

分かってはいても、お姉さまとしか思えなかった。

女にしか思えない~~~www それほど、村瀬クンの

女性演技が素晴らしかったと言う事でしょうか。

そして、そう思えば思うほど、お可哀そうに、、と同情の念がww

なんか、キャラとしては、好きです。

えれなの件で将成と口争いするシーンが多く、

そういう時は、言ってみればツーショット状態。

お美しい男女のお似合いの絵にしか見えず、

何だかんだで息が合ってる感もあり、この二人、

カップルになったら面白いのに.....とか、変な妄想が

湧いてきたりして、密かにニヤけてしまいました.....(^m^)

いっそ、遥さまがヒロインだったらっ!とかね。www

 

と言う事で、

ツッコミどころは満載ではありましたが、面白くはありました。

あー、ただ、絵が.....。

立ち絵は良かったんですが、CGと、ブログで使わせて頂いてる

Twitterアカ用のイラストが、自分はイマイチに感じるのですが。

立ち絵と差がある気がします。。。

 

評価としては、3.5 くらいかな。

面白かったけど、なんかすぐに存在を忘れてしまいそうな気がします。