narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

死神稼業~怪談ロマンス~(PSP) 5.黒門蓮司 &総括

f:id:narico555:20170715212431p:plain cv:中井和哉

 

黄泉社の社長で、澄の育ての親的存在。

疫病神で高い妖力を持っている。

澄をとても大切にしている。

 

もう、最高でした!

澄は、自分を拾って育ててくれた蓮司を

非常に尊敬し、慕っていて、彼の為なら

全てを差し出すとまで思っているものの、

恋愛感情ではなく、あくまで親子の情だと、当初は

思っているようでしたが、蓮司の方が違うのは、

もろ分かりなくらい、べったべったで、

独占欲丸出しなんですよね。

他ルートでは登場時間は短いですが、それでも、

その強い想いは十分伝わってきていましたので、

本人ルートに至っては、もう、ずっと、だだ洩れ状態。

にも拘わらず、澄には伝わってないと言うか、

親子の情と思い込んでいるので、過保護って捉えてる。

 

でもねぇ~。過保護にしても、父親がやるような

行為じゃないって、思いますけどねぇ…ww。

とにかく、甘い。蓮司がね。

何かというと「俺のもの」「誰にも渡さない」発言が

バンバン飛び出してきて、蓮司ファンにはたまりません(*ノωノ)

 

実は私、、、一番最初に、蓮司でやってしまったんですぅ~~(;'∀')

まだ、された事がなくて、興味が湧いてやってみようと

思われる方がいらしたら、、、、絶対に、蓮司は最後にして下さい!

 

大体、この人に攻略制限がかかっていないのが、おかしい!

彼女の、死神職強迫観念が、蓮司に影響されているんだろうって事は、

誰をやっても推察できますが、藤代巧実が生き返った件の真相は、

矢張り、この蓮司の、、、しかも、真相エンドとして

新たに追加される内容で、初めてやっと明かされます。

これ、他の4人全員を終わらせないと、出てこないエンディング……。

なので、初回に蓮司でやったものの、出て来ないエンディングが

幾つもあって、正直、ムカつきました。

それなら、蓮司自身のルートを制限して欲しかったですよ~~。

ステキな人だし、最近、本命か2番目あたりから始めてしまう傾向に

ある為に、ついつい蓮司でいってみたのがアダでした。

蓮司か巧実かで迷って、生き返った不気味な巧実が、

矢張り最後かな~?大好きな彰くんだし、元々、彰クンが

目当てだったんだし……って気持ちから……。

あ~、大失敗でした。。。

 

この蓮司ルート、もう、すっごく良かったんです。

自分的には充実した内容だと思いました。

すっごく堪能して、満喫できました。

それだけに、次にやった雨水潤のルートが、とても見劣りしちゃいました。

淡々とした雰囲気だったこともあり、物足りなくて。

最初から最後まで、愛情たっぷり、異常な程の独占欲、、、

だった蓮司ルートを最初にやるのは、矢張り毒です。

それに、蓮司の深い想いを知ってしまっている状況なので、

他の人の時でも、なんだか蓮司が哀れに思えてきちゃって。

蓮司と澄の絆がね。

この二人が想い合うのが、やっぱり一番自然に思えたから、

尚更、他が見劣りしちゃう……。

どのキャラも、それぞれに良くはあったのですけど。

だから、やっぱり制限かけて欲しかった。

 

なので、オススメ順としては、最初は菊塵社の二人か焔で、

好きな順でやって、その後で、巧実→蓮司でいくのが良いかと。

 

全体としては、とても面白かったです。

ただ、どのルートでも、中盤ちょっと中だるみ感がありますね。

話の展開が緩くって……。もう少しテンポ感があっても、と思います。

それに、ちょっと長い。

全部で15章仕立て。所々、ダラダラ緩く、時にしつこく、

疲れてきちゃいました。特に、ヒロインの無駄な説明的なセリフが

多くって、見てると眠くなったりとダルかったです。

その辺、もう少し整理して、12章くらいにまとめてくれたら、

スッキリしたのではないかと。。。

 

内容的には、死神って物騒な職業で、仕事のシーンなんかも

それなりにある割には、残虐な雰囲気は薄くて、

重たい話の内容でも、ドロドロ感は大したことはなく。

なので、残酷、ドロドロが苦手気味の私でも、大丈夫でした。

糖度もそれなりにあるし、クィロゼらしいコメディさもあって、

楽しめました。

ミニゲームも付録でついてて、それなりに面白かった。

 

ただ、エンディングがね…。

酷いエンドは無かったです。そこは良かったのですが、

本当の意味でベストと思われるエンドが、あまり無かった印象。

最後の最後、蓮司の真相エンドでも、希望のような

明るさを孕みつつも、どこまでも希望的観測なわけで、

本当に二人が幸せになるエンドではなかったのがね…。

なんの愁いも無く、一緒にいられる日が来るのか、

分からないのが矢張りちょっと、悲しいと言うか、

せつなかったです。

 

こうして、全てが終わってみて、心に残るのは、やっぱり

蓮司と巧実ですね……。この二人が一番好きですね。

この二人のルートは、どちらも泣けました。

そして、焔、、、やっぱりいいです。

蓮司のルートでも、カッコ良かった。いいヤツです。

ちょっと長くて疲れもしましたが、概ね満足でした。

評価としては、3.6 くらい、、かな?

 

次は、続編の『死神所業』へ行ってみます。。。。

 

f:id:narico555:20170715221242p:plain

死神稼業~怪談ロマンス~(PSP) 4.藤代巧実

f:id:narico555:20170715175055j:plain cv:石田彰

 

主人公の仕事の標的となった人間。

一度彼女に殺されたにもかかわらず、何故か生きていて、

その謎を知りたくて彼に近づき、関わっているうちに

好きになってしまう……。

 

このルートは、予想以上に重く、切なかったです。

元々、霊感が強いようで、見えない筈の妖怪の姿が見える為、

彼を観察する為に近づいたものの、すぐにバレてしまい、

その後、共に過ごす時間が多くなるのですが。

感性と言うか、感覚が普通の人間とは思えない程

変わっていて、ちょっと病んでる系な性格ですが、

生まれた時から体に欠陥があり、薄幸だった為に

歪んでしまったようです。

でも、とてもミステリアスで、薄幸な雰囲気とか、

こういう役柄の石田彰は、最高ですね(*´▽`*)

 

死神である澄を怖がるどころか、面白がって

仕事中にまで出没してくる巧実。

そんな彼とのやり取りも、とても面白かったですし、

後半に至っては、もう、胸キュンでした。

だけど、結局、彼の謎って解明されないままで

終わってしまったのが残念です。

蓮司が伏線張ってるので、蓮司のルートで

明かされるのかな?

でも、彼の不思議な力は、ここでそれなりに

明かして欲しかったですね。

そして、結局は寿命の短い人間だけに、

一緒に居られる時間は短いわけで、その辺の異種間恋愛に

ありがちな問題もそのままなので、やっぱりちょっと

せつないです。

ただ、このキャラは本当に刹那的で、彼自身が

殺されたい願望ばかり訴えるのもあって、

やりきれなさも感じました。

心から幸せを感じる事ができない相手だったのも、

悲しいです。こういうキャラ、彰クンに合ってるけど、

ファンとしては、泣けちゃいます。。。

ってか、結構、後半は泣けました(T・T)

 

 

死神稼業~怪談ロマンス~(PSP) 3.渋澤焔

f:id:narico555:20170714204214p:plain cv:浅沼晋太郎

 

ヒロインのクラスメイトで、同じ黄泉社で働く死神。

人間嫌いで、死神仕事で人間を殺す時、残酷なまでに

甚振って楽しんでいる。

妖怪に対しては親切。特に澄には優しい。

俺様気質で、いつも偉そうな態度。

化け火の妖怪で妖力が高くて強いが、水に弱い。

 

異常なまでに、残虐な殺し方をし、そんな死神仕事を

生きがいにしている焔。

仕事に対する迷いが全くない所や、俺様だけど

ちょっとおバカで憎めない所とか、所々で見せる

澄への好意とか、結構、好きなキャラなので、

仲間的なポジションから、どう変化していくのか

楽しみでした。

互いに付き合いが長くて気ごころ知れてて、

言いたい放題なので、澄にとっては大事な友達って

意識で、決して恋愛対象では無かったけれど、

焔の方は、多分、自覚はないけど恋愛感情を抱いてるな~って

感じさせる言動が、他ルートでも、ここでも

垣間見せてくれてました。

なんだかんだで、彼女を守ってるし、男らしくて

カッコイイな~って……(*^^*)

 

だけど、中盤から変化が。

澄と二人で担当した仕事を雨水に妨害されてから、

焔が思い悩むようになり……。

彼自身の過去と大きく関係があるわけなのですが、

そこから後半までが、異常に長く感じられました。

重たかったです。

ある意味、仕事に達観してたと言うか、

突き抜けてたような仕事ぶりで、オバカなくらい元気だったのに、

もう、ずーーっと、沈んだままなんですよね。

思い悩んでいる様が、長すぎると言うか、くどく感じられました。

遅々として先へ進まない展開に、正直疲れました。

仕事の対象で殺し損ねた人物との絡みが何度も出てきて、

ちょっと引き延ばし過ぎでは?と思う程でしたね。

 

とは言え、澄と想いを通じ合わせてからは、自分の方が偉いと

威張っていた俺様から一変して、まるで蓮司か!って

思うほど、澄に対して過保護になって、まぁ、面白かった。

好きと自覚したら、好きで好きでたまらなくなって、

凄かったです、糖度高っ。。。

悲しい過去があったからこそ、失う怖さがあり、

だから余計に大事にしたい想いが度を超すほどなのだろうと

思うのですが、暑苦しいですね…(;^_^A

でも良い感じでした。

菊塵社の二人より、私にはずっと良かったです。

満喫させてもらいました♡

 

死神稼業~怪談ロマンス~(PSP) 2.織瀬秋人

f:id:narico555:20170714073716p:plain cv:小杉十郎太

 

雨水と同じ菊塵社の死神。

土蜘蛛の系統で、蜘蛛の糸を使った攻撃が得意。

他人に嫌がらせをするのが好きな、厄介な性格。

ヒロイン・澄の育ての親である黒門蓮司とは

高校時代の同級生で、彼に対抗意識を燃やしている。

 

この人、顔は良いのに性格に難があって、嫌~な男でした。

何くれとなく、澄の前に登場しては、強引と言うか、

殆ど無理やりに付きまとっては口説き文句のような

セリフを吐き、ちょっかいを出してくる……。

そんな織瀬とのやり取りは、前半のうちは

まだ面白く見れたのですが、中盤辺りから、

段々エスカレートしてきて、それってもう性犯罪じゃないの?

って思うような内容になってきて、正直、自分は嫌でした。

 

殆ど脅しのような口車や挑発に乗らされて、律儀に

約束を守って相手の言いなりになってしまってる澄には

イライラしたし、結局、流されるように相手に翻弄され、

恋愛感情を抱いてしまう過程も、全く共感できず……。

なので、萌えキュンどころか、不快でした。

それに、声がね…。

攻略キャラとしての小杉さんは、好みじゃないです。

特にこのキャラでは、オジサンと言うほどの年齢でもないのに、

オジサンっぽくて。……それは蓮司にも言えるのですが。。。(-_-;)

 

両者合意の上、もしくは、内心では好きな感情があるのなら、

美味しいシーンだったのかもしれないですが、

まだ、そういう段階ではなく、嫌がっているのに、

これは無いよな~って……。

なので、後半、相手を好きになってからも、

そこまでの相手の行為が不愉快極まりなかったので、

どのエンドも、自分的には乗れませんでした。

基本的なキャラとしては、こういう人、嫌いじゃないので、

だから前半は楽しめたんですけどね。

傷を付けて、そこにキスするとかって所から、

嫌になってきてしまいました。

それに、蓮司に対する対抗心と嫌がらせが

目的なんだろうって、早い段階で分かったから余計。

ヒロインは鈍すぎだと思う。

一度も勝った事、無さそうなくらいに織瀬には

負けてばっかりなのに、挑発に乗って賭けに乗ってしまうのは、

愚か過ぎる行為と思うばかりでした。

強いって触れ込みだけど、どこが?って思うばかりでしたね…。

 

 

死神稼業~怪談ロマンス~(PSP) 1.雨水潤

f:id:narico555:20170713071730p:plain cv:保志総一朗

ヒロインが所属している黄泉社の仕事を邪魔する、

菊塵社に所属している死神で、ヒロインと同じ

西乃高校に通う1年生。

死神なのに、無駄な殺生はしないという、変わった

ポリシーの持ち主。

雨ふり小僧の血をひいているので、水の妖術を使う。

 

クインロゼの、怪談ロマンスシリーズ、です。

自分的には、『逢魔……』よりも、こちらの方が

面白く感じましたね。

 

舞台は、同じで、人間と妖怪が交差する不思議な街。

ヒロインは西乃高校に通う2年生の澄……。

闇から生まれた影女の系統の妖怪で、死神を生業としています。

ここでの死神は、妖怪の種に限定は無く、試験を受けて

死神免許を取得すればなれる職業で、人間の人口の

バランスを保つ為に、指令に従って選ばれた人間の

命を狩るのが仕事。

ヒロイン・澄は、闇から生まれた為に親がなく、

黒門蓮司という疫病神に拾われて、育てられ、

彼が死神で黄泉社という死神会社の社長だった事から、

彼を慕って死神になったのだけれど、最近なぜか、

人間を殺して不幸にしなければならないって気持ちが

強く感じられるようになっていて……。

 

人の命を奪うということで、女の死神は寿命が縮む

リスクがある為、育ての親である黒門蓮司から

辞めるように言われているのに、

辞められない、辞めてはいけないって意識が彼女を

拘束するようになっていて、その思いは日々強くなっていて、

それが何故なのか……?は、分かりません。

そんな中、ライバル会社の死神で1年下の

雨水(うすい)に、仕事の度に妨害され、悔しい

思いをする澄。

それでも、同じ学校に通っている為、プライベートでは

いつの間にか親しくなり……。

 

そんな前半は、とても面白かったです。

死神のくせに、人を殺すのが嫌で、他の死神の仕事を

邪魔する雨水……。こういう、なんか正義感を

かざしてくるタイプって、正直好きじゃないのですが、

仕事ではない場所での二人の関わりの中で、

真面目でウブな彼が、なんか可愛いいんですよ。

微笑ましいと言うか。

それに、彼、澄の事が好きみたいなんですよね。

かなり前から……。

だから、女が死神の仕事をすると寿命が縮まるって事で、

彼女が心配で辞めさせたい、って気持ちを強く持っていて、

だから、尚更、妨害するみたいで。

 

一緒に過ごす時間が増えるのと同時に、澄も彼を意識しだします。

そして、プライベートでの距離が縮まりつつも、

仕事で遭遇すると、戦う二人。

そのたびに、雨水は彼女に死神を辞めるように言うのですが、

彼女は頷かず……。というか、辞めたい気持ちはあるのに、

辞めてはいけないって強迫観念にも似た気持ちも同時にあって、

彼女なりに葛藤はしてるのですが、この辺は、ちょっと

足踏み状態のような展開でしたね。

 

長いのですよ。15章まであるのですが、

戦っては、辞めるように迫り、辞めたいのに辞めれないって

状況が何度も繰り返されるので、このあたりは食傷気味になりました。

何故、強迫観念的な気持ちが湧いてくるのかは、

彼女自身にも不明……。まぁ、大体、あの人のせいだろうって

予想はついてるのですが、はっきりとは、ここでは明かされないので。

そこらへんは未解決のまま、結ばれるのですが、

雨水とヒロインのやり取りは、なかなか面白かったし、

つい、彼をからかいたくなる澄の気持ちも分かりますね~。

普段は冷静で落ち着いてる感じのキャラなだけに、

彼女との事で乱れる様は、ほんと可愛くて。

優しいですしね。

 

 

蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~  総括

f:id:narico555:20170708195544p:plain

蝶の毒 華の鎖~大正艶恋異聞~

 

大正時代を舞台にした、メロドラマ~って感じでした。

全体としては、面白かったと思います。

 

攻略対象は5人で、その内の1人(真島)は、最後まで

攻略制限がかかっています。

ヒロイン野宮百合子は、名前を自由に変えられますが、

デフォ呼びアリ。

目ぱち、口ぱちは無いのですが、笑ったのが公式サイト。

こちらの人物紹介では、瞬きするんですよね。

見た時ちょっとビックリしました(;^_^A

BGMやヴォイスの細かい設定もできるし、文字なんかも

見やすくて、システム的には特に不満はありませんでした。

ただ、全体的に短いのがちょっと……。

CeroD指定なのですが、正直、C じゃ?って思うくらい。

と言うのも、多分、エロシーンがほぼ全カットな感じなんですよ。

もう少し、ギリギリまであっても良かった気が。

あまりに、あっさりな朝チュン状態で。

雰囲気すらも、薄すぎって思いました。

残酷なシーンも特に見当たらないし、全体的に退廃的とは

思うものの、D には至らないと感じました。

キスシーンですら、リップ音も無いに近いくらい少ないし。

全体的に短いのも、エロシーンを大幅カットしたせいなのかしら?

あんまり、しつこくて長ったらしくて、マンネリ気味な

エロシーンを延々見せられるのも好みではないのですが、

だからと言って、全部抜かれてもちょっと興ざめ?(;^ω^)

 

あと、メロドラマな割に、ドロドロ感も薄かった。

全体のストーリーは面白かったと思います。

もう少し、深く描いてくれたら、もっと作品世界へ

入り込めたかな~と思います。今回は少々傍観的に

観てました。面白くはあったんですけどね。

ヒロインの百合子が、深窓の令嬢らしい、しとやかな女性じゃなく、

お転婆で負けん気なのが、お人形さんみたいじゃなくて良かったです。

それから、全部攻略すると、『終劇』って項目が出てきて、

見ると、本当の真相エンド、、、とかって。

これが、メチャ面白かった~~~。

攻略対象5人が、執事となって、百合子に奉仕するって

設定となっているのですが、これまでの全エンドを

登場人物たちが回想しながら、ああだこうだと言いあって、

ツッコミ入れたりとか、お笑いのような内容で。

しかも、これを見終わったら、更に『おまけ』なるものが

出てきて、二次会と称した、宴会芸?

全員の中身が入れ替わって、これもすっごく面白かった。

中身が入れ替ったわけなので、他人のキャラを演じることに

なるわけで、これが、それぞれの声優さん、皆さん、お上手。

他の人のキャラの喋りや声の特徴をよく掴んでらっしゃる。

さすがプロだわ~。

本編が退廃的な雰囲気だったからこそ、それとは真逆な

お笑いテイストの追加コンテンツ、、嬉しいですね(^^)

 

そんな訳で、短くてアッと言うまに終わってしまった感が

少々物足りなかったものの、最後まで夢中になって

プレイすることができました。

まぁ、短い分、散漫さが無くて退屈しませんでしたので、

それもそれで良いのかな。

 

好きなキャラは、

 

1位 瑞人

2位 斯波純一

 

あとは、ちょっと……かな。

それぞれ良いには良いのですが、萌え度は低めでした。

真島は、しょっぱな登場してきた時は、好みだったし、

いいな…って思って、楽しみにしていたのですが、

単純に楽しむことができない人物だったのが、残念でした。

瑞人と斯波は対照的なキャラ。

瑞人は、守ってあげたい、そばにいて支えてあげたいって

強く思わせる人で、斯波は逆に、グイグイ引っ張っていって欲しい、

十分に甘えさせて欲しいと思わせてくれる人で、

どちらも捨てがたい魅力的な男性ですね。

でも、結婚するなら、矢張り斯波なのかな~(*´・`*)

 

評価としては、3.5くらい……。

もう少しドップリと深さがあったら、4 になったと思います。

 

蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~  6.真島芳樹

f:id:narico555:20170708193922p:plain 大石恵三

 

野宮家の使用人。25歳。

温和で植物の手入れをしている、優しい青年。。。

 

まず、この人も、25歳に見えませんでしたねぇ。。

この人の場合は、見た目が若い。

兄の瑞人が22歳で、この人の方が年上って、

逆じゃないの?って感じでした。

それだけに、闇の仕事で偉い人なのが全然、

ピンと来ないのですが、それでも、優男から

冷酷な男への豹変ぶりは、さすが大石さん。良かったです。

 

この人の過去のいきさつは、前回のノーマルで大体

明かされましたが、本人ルートでは、更に詳細が描かれました。

とは言っても、やっぱり全体的に短くて、

あっさりした内容のように思えました。

エンディングもね。数種類ありましたが、

ベストエンドと言って良いのか、真島の百合子への想いとか

葛藤とか、その辺の描きが薄くって、いまひとつに感じました。

この人の本心、結局、図りかねたと言うか、

分かりにくかったです。

憎しみと愛情の両方を百合子に対して持っていたようですが、

他の人のルートも含めて、憎しみの方が遥かに強い印象で、

それを払拭する程の強い愛情は、本人ルートの中でも

感じることができませんでした。

何ていうか、ちょっと簡単すぎるように思えるんですよね。

攻略制限が掛かってるし、最大のネックな人物なだけに、

すっごくドロドロしてて、もっと深いのかなぁ~って

思ってたので、そうでもなかったのが、ちょっと肩透かし。

でも、大石さんの演技が絶妙なのもあって、

所々、萌えました。

ちょっと掴み所が無い、二面性のあるキャラは、

なかなか予測がつきにくくて、ドキドキさせてくれました。

 

蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~  5.ノーマルエンド

f:id:narico555:20170708145414p:plain 野宮百合子(ヒロイン)

 

誰とも結ばれず、急死した両親の謎、

特にいわくがありそうな母・繁子の過去を探る内容でした。

 

犯人に関しては、どのルートでも明らかになるのですが、

その動機は謎のまま。

その動機が、どうやら母・繁子の過去にありそうだ、

と言う事は、矢張りこれまでの内容で察せられるものの、

詳細は明かされないままで。

 

それらの謎は、間島のルートで全て解明されると

思っていたのですが、攻略制限がかかっている間島。

本人以外の全エンドを見ないと開放されないようになってるので、

このノーマルルート?もやっておかないとならない訳で。

とは言え、こんなに過去が明かされるとは思いませんでした。

正直、この内容でも十分なのでは?って思います。

内容としては、とても短かったので、あっさり感はありますが。

 

なので、じゃぁ、間島ルートは、どうなるの?

って、却って興味が増してきますね。

 

それにしても、、、エンドは2つで、片方は完全なる

バッドエンドですが、もう1つの方は、ちょっと笑えます。

あり得ないような職業になってるんですよね、百合子がっwww

まぁ、こんなのも面白いですけどね。

 

蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~  4.野宮瑞人

f:id:narico555:20170707225210p:plain cv:平井達矢

 

ヒロインの兄。22歳。

子爵家の長男で華道の家元。

かなり浮世離れしていて、厭世的。

花街に入り浸って、酒と女に溺れた自堕落な生活を送っている。

妹を溺愛している。

 

物語全体のカラーが退廃的な傾向にある為、

この人こそ、この物語に最もふさわしいのでは?と

思わせてくれる人でした。

そして、このルート、最高に面白かったです。

とは言っても、兄、ですから、禁断の愛って感じで、

そういうのを受け付けない人には、厳しいのかなぁ?

私は、あくまでもフィクションと割り切っているので、

余程エグくなければ楽しめる方なので、

全然、平気でしたね。むしろ、ワクワクさせてくれた気が(;^_^A

それに、こういう兄妹ものでは定番な、血のつながりの有無。。。

なので、想定内な関係性ではありましたが、それでも

色んな意味で小さいながらも驚きもあり、

また他ルートで知った真実や、どこまで行っても

兄妹の関係性から、晴れて結ばれるのが難しいって点から、

ベストエンドですら、ちょっと悲恋ぽかったですね。。。

自分としては、せめてベストエンドくらい、

誰も知らない場所で思い切り……にして欲しかったかなぁ。

それを期待していただけに、意外なエンドだったし、

その後の事を思うと、手放しでメデタシと喜べなかった。

 

あ~、それにしても、瑞人@平井さん、最高でした。

ビジュアルからして、本当に綺麗な人でウットリです。

そして、平井さんの、退廃的で優し気で弱弱しさもあり、

そして、ほんのりとした色香もあって、すっごく、すっごく、

萌えました♡♡♡

尚且つ、平井さんらしい、ちょっと危うい、どこかが

壊れてて病的な部分を感じさせる声音での演技が、

グッと心を掴んで来るんですよ。

生い立ちからくる、諦念感、放っておいたら

彼我へ逝ってしまいそうな頼りなげな様……。

保護欲がそそられましたね。

そんな彼の、百合子への恋着……。

たまりませんでした。。。幸せにしてあげたい!

そう強く思わせる、罪な男…ですね。

モテるのも当然でしょう。

 

そんな訳で、すっごく、雰囲気も含めて堪能させてもらいました。

ベストエンド以外は、破滅的でしたけど、意外とドロつきがなく、

美しい感じでしたね~。

胸が熱くて、余韻にひたっています……。

 

蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~  3.尾崎秀雄

f:id:narico555:20170707154119p:plain cv:須賀紀哉

 

男爵家の長男で陸軍少尉。24歳。

真面目で固い性格で、潔癖症

主人公とは幼馴染だが、最近は冷たい。。。

 

ヒロインの派手な誕生会が開かれる所から

始まる、このお話し……。

この催しで、メインキャラ全員が順次登場してきて、

何となく、主人公との関係やキャラが分かるように

なっているのですが、この尾崎氏は、

幼馴染って割には、態度が冷たい。。。

ただ、その癖、結婚相手を探す為の誕生会だと知った

ヒロインが渋るのに対して、一緒に逃げないかと誘うような

発言をしてきたりと、しょっぱなから、ちょっと意味深でした。

そういう態度から、この人、彼女が好きなんだなって

何となく察せられるけれど、百合子には分からないんですよね~。

まぁ、常套ですが。

しかも、一緒に連れてってとか言っちゃうんだ、これが。

普通に考えれば、駆け落ちみたいなものなのに、

そんな考えは全く無いって分かる尾崎さんは、

ビックリだし、ガッカリだよねぇ…。

そんな風にして始まった二人ですが。

次々起こる事に、幼馴染の彼がそばで何かと力になるように

進んでいくので、関係が近づいていくのは自然な

成り行きだったと思います。

そして、幼馴染らしい、互いに素直になれずに

喧嘩ばかりしつつも、気になる……って展開。。。。

主人公の百合子は華族の令嬢らしくなく、お転婆で

結構、強気な性格の為、すぐに衝突しちゃうんですよね。

尾崎は尾崎で、お堅くて……。

でも、お互いの縁談が進みだし、断れない状況へと

追い込まれていく中で互いへの想いが強まり、

段々とせつない展開に。。。

この辺、やっぱりメロドラマっぽかったです。

ただ、ベストエンドでは、積み重なった借財がどうなったのか、

よく分かりませんでしたね。

尾崎家がその後の面倒を見てくれてるとはあったけれど、

莫大な借財に関しては特に記述なく。。。

あと、あれほどしつこく求婚していた斯波が、

最後はぱったりと出て来なくなって、ちょっと疑問。

諦めるしかない状況ではありましたが、どうしたのでしょうね?

 

堅物で見るからに冷たそうな尾崎ですが、

案外それほどでもなく、メガネを外した顔なんかは、

女形みたいな綺麗な顔で、ちょっと萌え♡でしたが、

全体的には、自然過ぎて盛り上がりに欠けていたように

思います。それでもまぁまぁ、楽しめたので良かったです♪