narico555のブログ

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ロミオ&ジュリエット(PSP) 1.ロレンス=グロブス

f:id:narico555:20170723210149p:plaincv:羽多野渉

 

『ロミオVSジュリエット』の続編。

 

 ヴァンパイアと人間の協議が無事成立したヴェローナ
 二つの種族は交流を持ち、互いを認めつつあった。
 そんな中、発展途上にあるヴェローナに新たな危機が…。

 

今作も、前作同様、面白かったです。

ヴァンパイアとの融和政策が進み、それまで鎖国状態だったのが

他国と交流する事になったものの、多くの面で遅れているヴェローナは、

立場的に弱く、また、そんな状況を狙って融和を壊そうとする

他国の裏工作が…。

そういう状況下で、皆で協力して立ち向かっていくのですが、

それがまぁ、面白かったです。

なんせ、それぞれが個性的で魅力的。

前作は結構、きな臭い内容でしたが、今回はそうでもなく、

みんなイイ味を出していました。

特に、対外政策として演劇を催すことになるのですが、

これがまさに劇中劇で、見ごたえありました。

 

そんな全体的な内容はとても面白かったのですが。

今作、、、ゲームの案内内容には、前作からの引き続きで

恋人、もしくは恋人直前の状態からスタートって

書いてあるのに、偽りアリですね。

前作の大団円で誰ともカップルになっていない状況で、

あれから半年後……の設定となっていました。

百歩譲って、恋人状態ではなくとも、直前ならまだしも、

直前って感じでも無かったです。

これはキャラによって差があるのかは、まだ不明ですが、

このロレンスでは、なんか逆戻りしちゃったような?

そんな印象が強かったです。

 

多分、好感度的には高いんだと思いますが、

二人の間に気持ちの盛り上がり……みたいなものは、

始まりの時点では殆ど感じられませんでした。

ただ、ロレンスなんでね。

この人、ほんと、自分の立場を弁え過ぎちゃってるんで、

上司としての態度を維持しようとし過ぎな感じ。

なので、そんなロレンスの態度に胸を痛めるジュリエット。。。

そんな二人のルートは、前作と被ってる感が強かったです。

でもまぁ、前作ほど、お堅くてまどろっこしい感は

薄めではありました。

それでも二人の絡みは控えめだったかなぁ……。

エンディングでは、期待に応えて下さって、甘かったと思います。

 

前作では、ハンターとしての師匠と弟子、上官と部下の組み合わせで、

戦うばっかりのハードでちょい暗めなルートでしたが、

今作では、危機が迫っているとは言え、危険な感じもなく、

平和だっただけに、ロレンスの無骨で渋くて、ちょっと不器用な所が

前作よりも目立ってたと言うか、よく伝わってきたかと。

前作ほど、意地を張り過ぎてない所が魅力的で良かったですね。