narico555のブログ

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ロミオ&ジュリエット(PSP) 8.ロミオ=モンタギュー &総括

f:id:narico555:20170727225133p:plaincv:櫻井孝宏

 

ヴァンパイアの王。

 

このルート、すっごく熱かったです。

結ばれなかったロミオルートの後って事ではあっても、

宿敵だったキャピュレット家の娘・ジュリエットと、

共に融和政策を達成したことで、良い友人のような

親しい関係になってはいても、恋愛色は他の人たちと

同じように無い感じでスタートだったのですが、

割と早く、お互いに意識しだして……。

 

特に前半の、ロミオの嫉妬と思われる言動が、

まぁ、面白い事ったらなかった。

とは言っても、それによってジュリエットは

振り回されるわけなのですが、

はたから見れば、ロミオはジュリエットが好きなんでしょ、

って、よく分かる。

彼女が他の男にスキンシップを受けるの

見る度に機嫌が悪くなるのだけれど、

ジュリエットは鈍くて分からないんだよねぇ…(;^ω^)

ジュリエット自身もロミオに惹かれ始めては

いるものの、その気持ちが本当の恋なのかどうかは

自身でも分からない上、ロミオの気持ちも分からないのだから、

なかなか焦れったい展開ではありました。

それでも、ロミオが結構、行動的。

素直じゃないし、プライド高いしで、好きな気持ちを

いつまでも自覚しようとしないのかな~?と思いきや、

違っていました。

もう、熱くて萌えキュンでしたね。

ジュリエットの方に苛々しちゃいましたよ。

『俺のものになれ。必ず幸せにしてやる』って

ロミオに言われると、絶対そうなんだろうな、って

胸が熱くなりました。

でもなかなかジュリエットは受け入れないのですが。。。

 

最後は、ベストエンドの最後の最後、泣けました……。

人間とヴァンパイアのカップルなので、

必然的な未来ではあるのですが、せつなくて……。

ロミオが、すっごく優しくて、だからこそ一層のせつなさ。

このロミオルートでは、エスカラスのような選択の

エンドが無かったのですが、どうなんでしょう。

これで良かったのかな。

 

それにしても、櫻井さん、最高でした。

ロミオは20歳くらいで、まだ若いキャラなのに、

声が低くてカッコ良かった。男らしくて。

こういう、低めで男らしいキャラの櫻井さん、大好きです♡

 

 

という訳で、全ルート終了~♪

やっぱり、とっても面白かったですね。

『VS』の方はキナ臭くてハードでしたが、こちらは

FDっぽくて、楽しかったです。

章も10個で短めでスッキリな感じ。

 

だけど、、、初回ルートの時にも書きましたが、

恋人あるいは一歩手前の状態からスタートって、

パッケージにも書いてあるのに、全くのウソ。

誰一人として、恋人状態になっていないし、

一歩手前にも到達してない感じでした。

友好度が高いだけ。

これは、如何なものなんでしょう。

内容的に、前作をやっていないと分からない人間関係でした。

だから当然、やっている事を前提としている筈。

始まりの時点で、お互いに内心、異性として意識している、

って感じではなかった。

すぐに意識するようにはなりましたが、

攻略キャラが抱える其々の背景や苦悩を、

ここでまた踏襲する形。しかも、あっさり……。

共通ルートは物凄く短くて、殆ど最初の方で

個別ルートを選択するのに、何故、恋人状態に

してくれなかったんでしょうね。

そこがちょっと不満でした。

 

ただ、個別以外の他のキャラさん達が、みんな

ジュリエットに淡い恋愛感情を抱いている様子があり、

何かと言うと、ちょっかいを出して来たり、

隙あらば奪うぞ、的な面もあったりして、

そういう点では、ウハウハな美味しい雰囲気ではありました。

それと、対外政策として行う演劇の、劇中劇が面白かったです。

内容は、まさにロミオ&ジュリエットで、悲恋物語

なので、恋愛状態でないロミオから、劇中劇内で

さんざっぱら求愛されるのが、まぁ、ステキだったこと……(〃∇〃)

妨害されたり襲われたりと、ちょっとしたハラハラした事は

ありましたが、全体的に恋愛度が高めで、

とても楽しめました。

 

それと、今回はデフォルト呼びになっていて、

それも良かったです。

やっぱり、名前は呼んで欲しいですね。

 

その他、回想シーンのその他では、各キャラのベストエンドを

終えると開放されるシーンがあって、本編中で

描き切れなかった裏話的な内容は良かったです。

そして何より面白かったのが、おまけ、の

『ロミジュリ愛の劇場』

各キャラが主役になっていて、それぞれのキャラに合った

古典劇の一部なのですが、これ、ほんと、キャラに合ってて、

感心しましたね。

その中でも、特に面白かったのがパリス。

パリスの病的な面がピッタリの話で、もう、その壊れっぷりったら( ´艸`)

やっぱパリスはこれよね~~、と、改めてパリスが

愛しく感じられました♡

 

最初から恋人モードじゃなかったって事には不満ではありましたが、

それぞれのキャラが十分に活躍したと言うか、

楽しませてくれたお話しだったと思います。

全部終えて、なんかちょっと感慨と言うか、

これで終わりかと寂しい気が…。

みんな、ステキ過ぎましたね~。

甲乙つけがたい魅力満載だったかと。

 

『VS』も含めて、良い作品だったと思います。

 

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