里見八犬伝~八珠之記(PSP) 1.犬坂毛野
cv 立花慎之介
2014年にクイーンロゼから発売された、PSPのゲーム。
有名な、江戸時代の劇作『南総里見八犬伝』を元にして作られた、
恋愛アドベンチャーゲームって事で。
八犬伝、割と好きで、2次創作されたモノ、結構、見たり読んだり
しているので、このゲームも非常に興味がありました。
Vitaを購入したのが去年(2015)で、それから乙女ゲームに
ハマりだしたのですが、次々にVita移植版が発売されだした時期だけに、
どーせなら、移植後に購入してプレイしたい!って思ってたんです。
ロゼの他のゲーム、幾つか移植版でやりだしたので。
そしたら、ロゼさん、、、倒産しちゃった…………orz
なので、期待大だった、このゲーム、、、ずっと迷ってました。
今更PSPでやるのもな~って(-_-;)
それでも、ずっと心残りで、未練と言うか執着心がずっとあって。
続編が出て、全部で3作。。。
その3作の価格差もかなりあったりして。
ずっと、虎視眈眈と狙ってました。安くなるのを。
そんな訳で、ここへ来て、価格が下がったので、3つまとめて買っちゃいました。
その、第一作、、、一人めは、毛野さん。
とても面白かったです。
八犬伝自体、かなり波乱万丈で面白いお話しですが、
オトゲーになるにあたり、どんだけ改変されちゃってるんだろ?
と思っていたら、予想外に、割と本筋に沿ったお話しになってました。
ただ、本来は男である筈の犬塚信乃が、ヒロインになっていて、
女である筈の浜路が男になってるって、根本的な設定が変わってましたが、
八犬士と絡むには、それが妥当かな、と思いました。
信乃は、割と2次創作では主役になる事が多いキャラですしね。
そして、一人めの毛野は、女田楽師ながら、実は女装の男性……。
この、男女が逆転した二人のストーリー、非常に面白かったですね。
とは言え、話し自体は、八犬伝の話し通りにほぼ進んでいる為、
まぁ、陰謀に次々と巻き込まれて、それはもう、ハラハラの連続。
そんな中で、段々と惹かれあってゆき、後半になると、
一挙に糖度が上がって、ロゼさんらしい、エロシーンが入ってきますが、
私は、このくらいあってもいいんじゃないの?って思いますねぇ。
際どいけど、この程度ならね。好き合ってるなら、当然でしょ、って思う。
一応、人物達は子どもではないわけだしね。
毛野さん、女装の時には、絶世の美女と言われて、周囲の男性は
メロメロ状態で、信乃も、かなり長い事、毛野を女だと思ってて。
男性姿になった時の毛野は、これまた凛々しくて男らしいんですよ。
私はどっちも好きでした。
声の立花さんの演じ分けが胸キュンでしたね。
高めの声は、本当に艶っぽい女性らしく、男性に戻った時の
低い声にはそそられるし。
主人公の信乃は、ロゼのゲームの代表的なキャラって感じでした。
ロゼヒロインって、大体が、ツッコミですよね。
私、結構、このツッコミヒロイン、嫌いじゃない。
だって、面白いんだもん。
簡単にポォ~となっちゃう、頭弱いヒロインでない所が好き。
ツッコミどころが的を射ていると言うか。
ま、若干、自身を過小評価しがちだったりする所は、
どーかと思いますが。
イマイチなのは、絵ですかね。
スチルの顔が変と言うか、あまり魅力的じゃない。
立ち絵の方がマシな気が。
その立ち絵も、時々変だったりする。
ガンは口かな~。口元の表現が下品だと思う。開いた時に。
閉じてる時は、気にならないのだけど。
服装のセンスもイマイチ。
ロゼは、絵のセンスがやっぱり少々問題ですよね。
面白いゲームを作ってたのに、イマイチだったのは、そう言う所かも。
細かい所まで気が回らない、雑さ?
もう少し気が回って、全体的に洗練されていれば、
潰れる事も無かった気がします。残念に思ってるゲーマー、結構いるので。
話し逸れましたが、1周目、毛野、は面白かったです。
他のキャラはどうでしょうか?
八犬士たち、それぞれに辛酸を舐めて、最終的に集まって……ってのが
元の話しなので、それに沿っていれば、面白い筈ですけどね。♪