最後の謎、彼を終えずして、この物語は終わらない。
アリス(cv松岡禎丞).......
まぁ、大体の成り行きは、魔法使いまできて分かってはいますが。
最後、彼がどうなるのか?
やっぱり、救われなきゃ、だよね。
とは言え、6人もの個性の強い人格達が、果たして統合されるのか、
非常に難しい気がするし、また、それぞれに魅力的なキャラなだけに、
消えてしまうのも寂しいし、残念。
正直、複雑な気持ちでしたね。
それに、アリステアとアリス。。。
本当の姿はアリステアなんだろうけど、じゃぁ、アリスは?
再びの暗闇の中から始まって、ハッピーエンドを迎えたキャラ達の世界へ、
シンデレラ世界から順に、鏡を通してアリス探しに訪れて。
その過程の間、間、で、アリステアと百合花が出会った10年前から、
その後のアリステアの生い立ちが分かってくるのですが、
もうこれがね。とっても切ないの。
各キャラが受けて来たトラウマが、そのままアリステアが経験してきた
ことなのだけど、辛すぎて別の人格を生みだして、百合花と再開してからは、
その、自分が知らない彼らの存在が彼を苦しめる事になり……。
最初に始めた頃は、単におとぎ話しをモチーフにした、
男女逆転のラブストーリーだと思ってたのに、まさか、こんなに
壮大で入り組んで複雑で深いお話しだとは思わなかった。
重いです。全体的なストーリーが。
ただ、コメディタッチな演出のせいか、暗く陰気な気持ちにはならず、
号泣ではないけど、涙がホロリ……で切ない物語でした。
自分的には、アリステアに激しく同情しつつも、毒舌アリスの方が
好きかな~。なので、現実世界ではアリスではなくなるのは、ちと残念。
あと、魔法使いがね。彼が一番、せつなくて可哀想だったかな。
本当に損な役回りで、最後の最後まで同情してます。
一応、夢の中で、みんなハッピーエンドで生き続ける事に落ち着いたけど。
消えずに終わったのは、良かったのかな。
それぞれに、それぞれの世界の百合花とラブエンドだもんね。
現実の百合花が、全員が大好きになったのも、まぁ、頷けます。
このゲーム、よく練られたゲームだなぁ、、と思うばかり。
やりがいがありました。
今までやってきたゲームと、ちょっと違う、斬新な感じ。
面白かった。
あとね。アリス役の松岡くん、凄いと思う。
アリスとアリステアの演じ分けだけじゃなく、他の人格に入れ替わった時の、
各キャラの真似が、すっごく上手くって。声音とかよく似てるし、
感心した。それと、アリスの毒舌長台詞も面白いし、
叫び声や唸り声や、言葉にならない声の数々が、これまた上手で。
凄く、好きになったかも~~~(*^^*)
これからが楽しみです。。。