蝶の毒 華の鎖 リパッケージ版
2011年発売「蝶の毒華の鎖」
2012年発売「蝶の毒華の鎖~幻想夜話」を
最新OSに対応させ、1枚のディスクに収録いたしました。
初回版同梱特典だったエクストラシナリオ
「そして誰も居なくなった」
「女探偵の事件簿」をボイス付で収録。
新規追加要素はありませんが、最新OSでFDも
同時収録と言うことで、Vita版が短くて物足りなかったので
購入しました。
まずは本編ですが、当然ながら面白かったです。
Vita版をプレイした時も面白かったけれど、
凄く短いなーって点で物足りなかったのですが。
PC版も、予想以上に短かったですぅ~~(^▽^;)
これで、Vitaはエロシーンが丸々カットされてるんだから、
一層短かったのも納得です。
その、カットされた部分も含めてプレイしてみると、
矢張り心理面で伝わってくるものが結構あると思いました。
まぁ、それほど長くないし、ハァハァ言ってるばっかりで、
そこら辺は面白みに欠けるんですけど、その前後や、
最中での会話部分に色々含みがあるんですよね。。。
一度プレイしているので、凡そは分かっている為、
それぞれのキャラの思いもより丁寧に読み進めた感じがあり、
けれども細かい所は忘れているのもあって、割と
夢中になりました。
ただ、この短さは矢張り物足りない。
後半の展開が早かったです。もう少し色々深く描いて欲しかった。
特に、母親の過去については、もっと丁寧な描写が
あったら良かったのになって思います。
ドロドロしてる筈なのに、意外とドロドロ感じられなかったし。
以下、プレイ順に個別。
☆藤田均
紙のように色が白いと言うか、肌の色が病的に感じられて、
ちょっと気になってしまいました。
特に、他の人達と一緒の時、目立つほど顔色悪い感じ?
表紙とかは、普通に綺麗な色白さんなのにね.....ww
このルートは家の没落に特化したルートと言えるかな。
真相からは遠い感じで、家令として忠実な執事さんが、
小さい時から育てたと言っても過言ではないお姫さまと
恋仲になっていく過程なのですが、ちょっと浅い感じ。
そもそも百合子が藤田を恋う過程は全く分からない。
なんか、なんとなくいつの間にかって感じでしたね。
ちょっと藤田はM気質。混血らしい体格と見た目に反し、
気弱で臆病で押しが弱いと言うか、殆どなく、
そういう彼にイライラしつつも、いじめたくなるような
気持ちを起こして、百合子はS気味になった感じでしたね。
エロの方は、ちょっとガッカリだったかな。
前半部分は絵が無い! 真っ暗な中でテキストのみ.....。
その後は幾つかあったけど、意外とエロく無かったです。
あとやっぱり藤田の肌色がイマイチで、そこら辺で
ちょっと萎えました.....(-_-;)
それにしても藤田さん、かなりな絶倫なんで、そっちも驚き。
☆尾崎秀雄
純愛な感じでしたね。素直じゃない幼馴染み同士の、
もつれながらも絡んでいき、離れがたくなっていく様、
良かったです。
エロの方は、二人して初体験って事もあってか
雑な感じがしつつも、感情が抑えきれずに求めあう
姿が割と胸にきました。
そして、その後の展開..........。
バッドエンドはちょっぴり泣けましたね。
まさにその時代ならではの悲劇な感じで。
そしてもう1つのバッドでは、秀雄の病むほどの
百合子への歪んだ愛が哀切感に溢れてました。
ハッピーエンドは秀雄らしいハッピーでありつつも、
ちょっと物足りない?
なんにせよ、性行為の内容は陳腐に思うものの、
そこでの二人のやり取りの内容や会話があるからこそ、
心情面での理解が深まるように思いますね。
☆斯波純一
強引で不器用なイイ男でした。
今回2度目って事もあり、この人の真実が
それなりに分かっている為、安心して見れましたが、
せっかち過ぎるのがいけないんだよな~って
ちょっと同情?ww
これだけ一途な愛を向けているのに、
やり方が強引すぎる為に逆効果になってしまって。
本当はいい人なのにね。誤解される損なキャラ。
でもやっぱりステキな人でした。
今回は、この人の魅力に素直にやられた感じで。
成り上がりで、やり手ではあっても、
この人が全キャラの中で一番まともな気がしますし、
この人と一緒になるのが最も幸せでしょうね。
ものすごーく愛されているのが伝わってきて、
熱くてヒロイン羨ましいです。アハハ(;^ω^)
☆野宮瑞人
常に退廃的な雰囲気を漂わせて、美しくも儚い佇まい。
やっぱり、自分的にはこのお兄様が一番好きですね。
優しくておっとりしてて、妓楼での女遊びが激しいけれど、
病んでる感がたまりませんでした。
この人の、根の深さ的なものは、矢張り性描写無くしては
語り切れない気がしましたね。
平井さんの優し気で弱弱しい感じの声が、また
たまりません。この声の演技があるからこそ、瑞人お兄様の
魅力も倍増しているかと改めて思いました。。。
☆真島芳樹
ノーマルも含めた全エンドを攻略後に開放されるルートですが、
他ルートでは鬼畜ぶりが発揮されたバッドエンドがありながら、
本人ルートはさすがにちょっと緩いと言うか、、、ね。
ノーマルエンドで彼の生い立ちが明らかになるわけで、
そんな彼の背負ったものを思う時、本人ルートでは、
そんなに簡単でいいの?って何度も思ってしまいました.....。
逆に、鬼畜のようなルートとの分かれ目って、心理的には
どこにあるのかな?とも。
それと、不思議なのが、百合子の両親。
なんで真島の事、気づかないのかなぁ。特に母親。
真島はビジュアル的に、色んな表情がキュンだし、
中の人も好きなのですが、やっぱり、その正体を思うと
ちょっと避けたい人物だな~って思っちゃいますね。
Vita版での感想は
蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~ カテゴリーの記事一覧 - narico555のブログ
↑ こちらを参考に。各キャラ、詳細に語っています。
読み返してみると、矢張り今回感じたこととは違う部分も
結構あるな~と思いました。2度目になると感じ方にも変化が。
ちょうど、約1年前なんですね。。。
そして、FDの『 ~幻想夜話』
これ、面白かったです。とても充実してました。
幻想夜話は3本仕立てのSSで、1本約30分程度なのですが、
グッドエンドとバッドエンド、双方の後日談と、キャラ視点の
お話で、選択肢は無い、本当に読むだけなのですが、
良かったな~って思います。
特にバッドの後日談の方はグッときます。せつなくて。
それからクイズがあるのですが、これもまた面白くて。
クイズに全問正解すると、攻略キャラと世界一周旅行に。
旅行先のカットもステキだし、クイズも面白かった。
それらを全部クリアすると、おまけのSSが開放されるのですが、
これは選択肢が最初の方で2つあって、どちらを選んでも
違う話の展開が待っていて、各キャラとのお楽しみが。
なんだかんだで充実して楽しかったです。
今回、PC版、購入して良かったなって一番思うのは、
PCの大きめの画面で綺麗な絵を堪能できた事でしょうか。
Vitaの小さい画面の時と、キャラの印象が違う気がします。
細かい表情の変化が分かりやすく、特に真島と瑞人は
Vitaで見るより、ずっと綺麗でステキでしたし、
魅力的に思いました。
特に真島かな。
顔を歪める表情が結構あるのですが、VItaだと
如何にも悪人ぽく見えるのですが、PCの方だと、
歪んだ中にも切ないような、心の痛みみたいなものが
伝わってくると言うか.....。
真島の心情がより理解しやすかった気がしました。
まぁ、既に知っているって事もあるかもしれませんが、
表情に魅力を感じました。
瑞人の瞳の表情も、より分かりやすいなって思ったし。
それにしても、この二人は、ハッピーエンド後も
真の意味でハッピーにはなりきれていないのが
せつなかったです。
特に真島は、結構、苦しんでたんですね.....。
胸が痛くなりました。
一番、王道なのは矢張り斯波純一でしょう。
彼自身も思う所はあるものの、一番まともな
相手だと思います。掛け値なく、二人して幸福になれる。
そういう安心感があって、ステキでもありました。
キャラ推しは、自分的には
瑞人>真島>斯波>秀雄>藤田
多分、Vita版の時と変わらないかな。
瑞人は、何より声の平井さんが最高だと思います。
藤田に関しては、私はダメですね.....。
あまりにも女々しくて。女々し過ぎて苦手。
特にFDでは、一層、弱々しい感じだったので、
ダメな方でノックアウトされちゃった感じwww
低音ボイスのチアノーゼ三太夫さん自身は好きなのですが.....(-_-;)
あっという間に終わってしまった感、ですが、
熱くて良かったです♡