narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

お菓子な島のピーターパン 1.ピーター=パン

f:id:narico555:20180807065733p:plain cv:石田彰

 

自由奔放でワガママだが、決して嘘はつかない。

見るものの気持ちによって、子供にも

大人にも見える。

 

ある日突然、不思議な国・ネバーランド

連れていかれた主人公・ウエンディと弟2人。

お菓子だけの不思議な国で、お菓子コンテストの

審査員をすることになった3人の運命は.....?

 

クイン・ロゼのゲームです。

PSP版からの移植で2015年3月に発売。

 

まずは一人め、迷いつつ、メインのピーターから

いってみました。

なかなか面白かったです。

よく知るピーターパンのお話をベースにして

いるわけですが、主人公のウエンディは子供ではなく、

ちょっと大人?

年齢設定が全く分からないんですけど、見た目は

大人な感じです。

両親は共働きで忙しく、再婚同士な為に

血の繋がらない義弟が2人いて、家庭の切り盛りを

任されていて、とっても完璧主義者。

一生懸命に努力して、かなり出来る人間になっているのに、

母親からは認めてもらえず、ただただひたすらに

母親に認めてもらえるように頑張っている女の子。。。

 

ピーターパンは、推して知るべしって感じで、

全く持って、永遠の国で自由に生きている為、

主人公とは価値観が全く違うし、両極端な感じの二人でした。

 

このピーターのルート、他の方の感想とかを見ていると

あまりなピーターにイラつく人が多いようなのですが、

私は逆に、主人公にイライラしっぱなしでした。

若い女性とは思えない程の頑固者で、偉そうでしたね。

自分自身は欠点だらけで価値のない存在と言いながら、

ピーターや子供たちに、自分が正しいことを教えないと、って

なんか上から目線じゃないのかな~って。

ピーターの強引さに、主人公は上から目線って言ってるけど、

あなたの方こそ、余程じゃない?って思う事が多かったです。

 

不思議な国で、みんなの生活も本人たちのルールで

成り立っているのに、自分たちの価値観を無理やり

押し付けてばっかりで、最後までその姿勢は大差なかったので、

あまり主人公に共感できませんでした。

 

ピーターの言っている事こそ、正しいって思う事の方が

多かった気がしますが、その反面、相手の気持ちを

無視した強引さには、矢張りちょっと引きますね。

こんなに強引だと、逆に反抗したくなっちゃう。

なので、かみ合わない2人には、イライラするんですよ。

そういうルートでした。

主人公の強くて引かない部分は良いものの、

もう少し、柔軟になってくれたらな、って思いました。

 

ネバーランドの謎やピーター自身の謎も、ここでは

解明されず.....。

まぁ、初っ端から全て分かってしまっても興覚めかも

しれませんが.....。

真相エンドがあるらしいので、それでハッキリするのかな。

ただ、ピーターの過去などの背景はある程度分かり、

大体予想通りではありましたが、似た者同士だから

惹かれたって感じで、それ以外でピーターが

彼女を必要とする理由と言うか、愛する要因は

いまひとつ理解できませんでしたね。

あまりに口やかましくて、ハイジに出てくる

ロッテンマイヤーさんか!って突っ込みたくなるような、

好感の持てないキャラに感じたので.....(^▽^;)

 

主人公にイライラしながらも、全体としては

とても面白かったです。

思っていた以上に長かったし。

 

 

越えざるは紅い花 after disc~綾なす未来~

f:id:narico555:20180803182735p:plain

http://ignote.net/operetta2/benibana_after/

 

待望の完全新作、ハピエン後、と言う事で、

攻略キャラ8人との物語が描かれて、なかなか

面白かったです。

 

ただ、はっきり言って、短すぎるっ!

いくら8人もいるからとは言え、メインキャラの

トーヤは2時間近かったものの、他のキャラは

1時間程度。。。中には30分くらいで終わって

しまったキャラもいて、非常に物足りなかったです。

 

お話の内容は、それぞれ良かったんですよ。

ただ短すぎて内容的にも物足りない感。

本編の付録程度の内容と長さだったと思います。

まぁ、ハピエン後だから、その程度でも良いとは

思うのですが、それなら、それ以外のサイドストーリーとか、

他の物もつけて欲しかった。

それぞれのお話のみ。

エンディングはトーヤだけ3つで、他のキャラは2つ。

 

コンプ後のオマケも無し。

 

FDって、アフターだけじゃなくて、他にも色々と

おまけ的なお話とかありますよねぇ?

他のゲームじゃぁ、イフとか色々付いてるじゃないですか。

そういうのが無いのなら、ストーリーの方、もう少し

ガッツリ作ってくれても良かったのでは?と思います。

本編はすっごくボリューム感があっただけに、

ちょっと肩透かしでガッカリです。

これで値段が本編と同じって、おかしくないですかね.....(-_-;)

 

世界観、キャラ、お話、どれをとっても面白くて

魅力的だったので、すっごく楽しみにしてたんです。

それだけに、ほんとガッカリしました。

こんなに、やりがいが無いとは。。。。

 

以下、各キャラ個別の感想をプレイ順に。

 

 

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【スレン】cv:堀川忍

ナスラの軍事司令官。

再婚後の二人ってことで.....。

相変わらずの熱さと言うか、スレンはほんと

カッコ良くてステキです。

逞しくて強くて、頭も良いし、優しくて気配りもできて、

尚且つ、情熱的で男くさい。

本編の最初の方では、強引過ぎて反発しまくるナァラ

でしたが、もうすっかり、ゾッコンな感じです。

スレンって、何だかんだでバランスが取れてると言うか、

結局のところ、安定した魅力的な男って思います。

ものすっごく愛してくれて、その愛情は

微塵の翳りもなく、絶対的に信じられる。

相変わらず嫉妬深いしね。ww

結婚後も、子供がなかなか出来ない為に、

まだ貴族にはなれていないのもあるせいか、内政的に

危険な香りを漂わせ、ノールも絡んできたりして

ちょっときな臭さを感じさせつつも、予想通りのハピエンでした。

ただ、お話が短くて浅かったのもあるせいか、

スレンがあまり感情的になる事が無く、成長して丸くなったのかも

しれないけれど、少々物足りなさも感じる内容だったかと。

なんか、妙にセリフ回しが単調と言うか淡泊なように

感じられたんですよね~。ナァラの方がテンション高かった。。。

 

 

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【ナラン】 cv:紀之

スレンの弟分で、スレン亡き後、軍事司令官に。

本編では、スレンとセット的な存在だったナランルート。

今回も、初回のスレンで、月で見守ってるナランの存在感が

結構ありましたが、今度は逆な感じで、月で見守っているのはスレン。

やっぱり、どこかスレンの影から抜け出し切れていない感と言うか、

異国の地で、スレンと感じがよく似た将軍との出会いにより、

ナランのスレンへの対抗心が復活した感じでした。

そして、スレンに変わり軍事司令官となったナランらしく、

後半は戦闘シーン.....。

ちょっとだけ、切なさのあるお話だったな、と思います。

それにしても、最初の時から7年もの時間が経ってるらしいのに、

ナランのビジュアルが全く変わっていない事に少々違和感。

元々が少年キャラだっただけに、もう少し大人っぽくなっていても

良かったのにな~って思いました。

 

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【セフ】 cv:小田桐ヒョーマ

相変わらずな、むさいビジュアルですが、この人、

声はステキなんですよね。落ち着いていて優しくて。

ただ、キャラと合っていて平凡と言うか、没個性な感じなせいか、

どうにも面白みに欠けてしまっている印象。

父親の職を継いで12賢者の一人となり、大臣として

頑張っているようで、国民からの人気は老若男女問わず高いらしい。

そんな彼が、辺境の村へナァラと共に視察を兼ねた旅行に

行くのだけれど、まぁ予想通りの展開で。

ただ、セフの水面下では視察でありながらも表面上は

旅行を楽しんでいる形なせいか、ストーリー展開は平板で、

少々退屈な感じでした。

 

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【ウル】 cv:雪ノ彩シロ

1年半後と言う事で、相変わらずの可愛らしいウル。

ノールが他国へ出張中の間、政務補佐官代理として

外国からの客人との外交を任されるのですが。。。

やっぱりウルはいいです。

ナァラが彼を「可愛くてカッコいい」と評する通り、

本当に、可愛いだけでなくて、男子としてもカッコ良く、

少しでも早く彼女に追いつき追い越したい一心で

必死に頑張る姿が、まさに、ウルッときちゃうほど

一途で、情熱的で、甘かったです。

他の男たちと違って、まだ性的な関係になっていないのもあり、

それが逆に甘さを醸成してる感じがしましたね。

最後、やっと結ばれる所も良かったです。

どこまでもピュアな彼、ほんと大好きです。

ショタキャラで萌えるのは、このゲームのウルだけです.....

最後は成長した彼が見れて、それも良かったです♡

 

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エスタ】 cv:三楽章

めちゃ切なかったです。

予想外の悲劇が二人に襲い掛かり、哀しかった。

泣けましたよ、悲しくて。

エスタだけに、悪い予感はあったんですよね。

まぁ、乗り越えられて良かったんですけど、

エスタ、ほんと好きです。 使い捨ての駒から

人間らしくなったエスタ。とは言え、普通の人よりは

まだまだ表情も感情も薄いですが、そこがまた

エスタの魅力なんですよね。

この人に愛されるのって、すっごく良いわ~。

胸キュンでした..........。

悲しかったけど、掴まれました。

 

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【ルジ】 cv:佐和真中

駆け落ちの末、小さな島で薬師とその妻として

幸せに暮らす日々の二人の元に、ナァラの故郷の

ルスから助けを求める人間が訪ねてきて..........。

元王妃との駆け落ちなので、罪人な二人。

それだけに、綱渡りのような生活とも言えるわけで、

ちょっとハラハラドキドキ感が最初はありましたが、

矢張りここは、そこまでではないのですね。

問題を解決し、新たな旅立ちといった内容で

なかなか良かったなと思います。

ハピエン後だけに、ルジがとっても優しくて。

本編と違って、闇部分が全く無いので、ちょっとその辺は

物足りない感じではありました。 ちょっと病んでる感も

匂わせて欲しかったかなぁ~って。アハハ(;^ω^)

 

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【ノール】 cv:紫原遥

ノールらしい、意地悪で嫌味で毒舌な部分は

ここでは大分緩和されてますね。

ハピエン後だから当然ですが、他の人のルートでは

相変わらずの意地悪さなので、ここでの愛の言葉と

態度のオンパレードには、逆に物足りないかも?(^▽^;)

でも、誰も信用できない孤独さを滲ませつつも

ナァラを愛するが為の過保護ぶりは、好きです。

できれば、子供が出来る所まで見たかったかな~。

スレンとエスタとの友情も良かったですが、つくづく

エスタいいなぁ~って思っちゃいました。(;^_^A

 

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【トーヤ】 cv:皇帝

メインキャラだから、この人だけ少し長かったように思います。

王と王妃と言う事で、どうしても跡継ぎ問題が重要になってしまい、

子が出来ない事が、ナァラにとっては悩みの種で。

でも、病んでるトーヤにとっては、そんな事より、

何よりもナァラが大事で、王としての責任感が強いわりに、

その点に関しては、出来なくても良いとまで思ってしまうほど

ナァラを愛していて.....。

ちょっと、もどかしくて切なくて、ハラドキでもありました。

トーヤがね、やっぱり闇をまだ引きずっていて

危うい感じなんですよね。切っ掛けがあれば、すぐにでも

狂気へと堕ちてしまいそうな。

時々、瞳が怪しくなるのが妙にツボでした.....(^▽^;)

他の人のルートでは、優しくて凛々しくてステキな、

出来る王様って所も大好きなのですが、矢張り本人ルートの

病んでる感、狂気感もたまりませんね。ムフフ(^m^)

 

 

ということで、全キャラ、それなりに良い感じでした。

メインキャラのトーヤが一番長くて、その次に

ノールとスレンがちょっとだけ長め。

その他のキャラは、本編に比例したような短めな内容でした。

自分的には、矢張り主要3人が特に魅力的で外せないって

感じですが、それ以外では、エスタとウルがツボでしたね。

エスタは他のルートで登場した時でも、ときめきます.....(*^^*)

ウルは、矢張り一途さかな。男らしくあろうとする、

自分に厳しい所がキュンときました。

 

どのキャラも個性的で魅力的なので、もう少し、

長く味わいたかったです。それだけが惜しい.....。

 

システム面は、若干難あり。

バッチが出ましたが、トーヤとスレンかな。

一部、表記が変です。まぁ、分かるからいいや、って感じですが。

それと、これはサイトには出てなかったですが、

音声にも難がありました。

エラーが2度ほど。

2度目は、バグコードまで表記され、完全にゲーム画面が

止まったまま終了させる事すらできず、仕方なくPCを

再起動しました。

もう終わったからいいけどね。

 

あ~、それにしても、物足りな過ぎです。

面白かっただけに、尚更そう思うし、

残念で仕方ありません...............(xx)

 

 

今後の予定....

ぽっかり、乙女ゲーム空いております.....。

 

今年は自分的には、ちょっと不発な年かな~って

上半期の印象です。

 

数えてみたら、プレイ本数は22本.....多分。。。

その内、今年以前発売の過去ゲームが3分の1程なので、

去年までと比較すると、矢張り今年は少なめです。

なんか、去年までは週1本平均だったので、

プレイするゲームが無くて手持ち無沙汰、みたいな状況に

なる事は無かったです。

 

積みゲーは、一応まだ数本あるにはあるのですが、

今日発売の

『越えざるは紅い花 aftar disc 綾なす未来』があるので、

焔、終了後は、ずっとやれずにいた、

ドラクエ11をプレイし始めました。まだ途中です。

RPG、久しぶり。ファイヤーエンブレム以来.....。

楽しみにしてたけど、始めて見ると思いのほか、

熱中できず..........。今回の設定に違和感。

自分の好みじゃないかも。。。

 

乙女ゲームも、最近、いまいち気乗りしないと言うか、

夢中にさせてくれるゲームが減ったなと、

この間の焔をやって、つくづく感じたわけですが。

 

今後の予定としては。

 

まずは、今日発売の、紅花FDをプレイする予定ですが、

18禁なので、感想を上げるのは大分先になりそうですし、

もしかしたら、次のゲームが先になるかもしれません。

 

8月は3本。

8/9 Charade Maniacs

8/10 蝶の毒 華の鎖 リパッケージ版(PC)

8/23 殺し屋とストロベリー

 

9月は4本。

9/27 NORN 9 LOFN (Switch)

   古書店街の橋姫 々

   神凪ノ杜龍神奇譚(PC)

9/28 軍靴をはいた猫(PC)

 

10月は5本。

10/4 ワンド オブ フォーチュンR2~君に捧げるエピローグ

10/11 VARIABLE BARRICADE

10/25 Cendrillon parikA (Switch)

10/26 片恋コントラスト1巻&2巻(PC)

 

11月は1本。

11/30 片恋コントラスト3巻(PC)

 

12月も1本。

12/21 蛇香のライラ~Allure of Musk~第一夜ヨーロピアンナイト(PC)

 

11,12月は、まだ増えるかもしれません。

今年発売予定で発売日が未定の物が数本あるので、

その辺がどうなるか.....。

 

それにしても、上半期は寂しい限りでしたが

下半期は怒涛な感じですね。

特に、9、10月はちょっと多すぎ。

しかも、なんか、パソコン版が多いですねー。

基本的にはPC版は18禁以外は購入しない主義で

やってきたのですが、Vita版が寂しいから、つい.....(;^ω^)

 

そろそろ乙女ゲームも煮詰まってきたのかな?

って感じますね..........。さびしい限り。。。

 

 

 

真紅の焔 真田忍法帳 5.真田信繫 &総括

f:id:narico555:20180721094800j:plain cv:諏訪部順一

 

真田家の次男。

関ヶ原合戦で負けて、父・昌幸と共に紀州

九度山にて蟄居させられていた。

 

物語の主軸ともなる内容だったこともあり、

面白かったとは思いますが、期待値には

届かなかったかな~、との思いも..........。

自分的には、この信繫さんは、あまり好みでは

ありませんでした。

何より、髪型に抵抗あり.....(;^_^A

なんじゃ?このボサボサの垂れ流しは?

九度山では浪人風体も有りだとは思うので

これでも良いと思うけど、大坂へ行く時は

もっと大将らしく整えて欲しかった。

その方が断然、カッコいいのにっ!

 

あと、ままならない己の人生に忸怩たる思いが

あるから、いつも不機嫌な顔をしてる設定に

されたと藤澤Pがブログで書かれていましたが。

眉間にしわ寄った、ぶー垂れた顔ばっかりで、

この辺もビジュアル的に萌えれませんでした。

それに、顔が若すぎる。

途中、六実が、父と近い年齢の男の方とかって

内心で言ってましたが、史実的にも

この時の信繫は40代後半。。。

六実は16歳なので、親子以上の年の差。

時代的には、このくらいの年の差結婚は有りなので

良いのですが、信繫の見た目が若すぎ。

もう少し老けさせても良かったと思います。

ぶー垂れた顔も相まって、ガキ大将みたいな印象で、

威厳が感じられず。

 

後半、六実が彼の事を色々表現するのですが、

時々見せる無邪気な笑顔.....みたいな内容を見て、

はて?そんなシーンあったかしら???って

思うほど、魅力的な表情が殆ど無いんですよね。

だから、すごい違和感を感じました。

 

『輪』を施した後の反動というか副作用は、

この信繫さんが一番、悲劇的な内容でしたね。

でも結局、最後は、その件は大丈夫なの?って

思うものの、どこかお座成りな感じになってました。

まぁ、この件は、他のどのキャラでも同じ感じで

中途半端に濁されてる印象ですが。

 

ここのルートでは、白蓮の生い立ちなどの詳細が

明かされたのと、大殿との親子のやり取りなどが

面白かったです。

あとは、矢張り、諏訪部さんの声だったので、

後半の想いが通じ合うシーンはウットリでした。

 

 

【 総 括 】

 

これで全員終了。

 

オマケで白蓮が攻略できるのか期待していましたが、

ありませんでしたね。

それどころか、CGコンプで1枚だけオマケのCGが

出てきた事だけで、他にオマケは無し。

攻略人数5人と控えめな上に、オマケ要素ほぼ無しで、

長さもそんなに長くなく、ボリューム感はありませんでした。

 

このゲーム、タイトルが発表された時から

発売をずっと待っていましたし、結構、期待して

楽しみにしていたんです。

なのに、期待していた程では無かったと私は感じました。

 

最初の3章までの共通は、割とワクワクして面白かったです。

登場人物たちの其々の個性や、現在の状況などが

興味深かったです。

ここでの選択によって、4章以降の個別ルートが決まって

行くようになっているので、2周目以降もすっ飛ばす事は

できないので、共通が長く無いのは良いかったのですが、

滞在期間が短くて、内容も薄い印象。

全体として、この物語の期間って、1年にも満たない訳で。

なのにサクサク時間が進んで行くので、人間関係の構築が

深まらずに、結果だけ見せられてるような感じでした。

 

戦の布陣図などが見られたりなど、戦国らしい

雰囲気を伝えてはいたものの、実際の戦場シーンは

大した事ないので、緊迫感がない。

テキストでの状況説明が多く、どの攻略キャラでも

展開が同じなので、金太郎飴ではないのに、

金太郎飴っぽくて、正直その辺は退屈に感じました。

 

あと、シーン展開が唐突だったり、日本語の表現が

ピンと来ないものがチラホラ..........。

「薄桜鬼」の吸血に当たるのが「輪」なんでしょうが、

発想は面白いものの、どこか扱いが中途半端な印象。

危機感が薄いと言うか。

戦えるヒロインは良いのだけれど、このヒロインも

使えるのか使えないのか分からない面も。

あと「忍度」ですが、これは必要ないと思います。

選択の如何によって、物語が分岐するわけでは無いのがね。

「上忍」「中忍」「下忍」を判定するだけ。

しかも、この判定の文字だけのCG枠が3つあるので、

全部の認定を受けないとCGコンプにならないって、

酷いです。絵じゃないのに、絵扱い。

忍度は別のトロフィーでいいのに。

最初、ビックリしました。

 

このゲーム、人によって評価が割れる気がしますね。

凄く面白かったって感想をお持ちの方もいれば、

イマイチ乗れないって方もお見掛けします。

自分としては後者の方でした。

途中で中断すると、時間があっても再開するのに

気が乗らず、他の事をして、そちらに夢中になって、

いつまでも再開できないって事が度々でした。

たいして長く無い内容なので、普通にやっていれば

もっと早くに終わっていたろうに、と思います。

最後はもう、始めたからには終わらせないと、って

気持ちで我慢してやってた感じ。

そういう点で、最後が信繫@諏訪部さんで良かったかもww

 

それぞれ個性的で、攻略以外の十勇士の方々も

なかなか魅力的で良かったです。

特に、根津甚八海野六郎は攻略したかったですね。

低音ヴォイスの渋くて愉快な中年男の甚八さんと、

前髪で目が隠れてて、常に平常心な感じの

謎めいた六郎さん。

六郎さんは、某2つのルートで、お顔が描かれていて、

女性と見紛うほどの美形にちょっとキュン♡

全体的にも出番が控えめなので、惜しかったですね。

 

ただ、例えば攻略対象だった佐助なんかも、

個人のルートではイマイチだったけど、十勇士としての

仲間との絡みとかで表現されているキャラとしては

なかなか面白くて魅力的だったので、

甚八や六郎も個別ルートがあったとしても、

更に魅力的に描かれるのかは、ちょっと疑問かも。

今回は、どうもシナリオの練り感が無い印象なので。

 

 

お勧めプレイ順としては、

 

鎌之介 → 佐助 → 才蔵 → 十蔵 → 信繫

 

でしょうか。 白蓮の件は、どのルートでも

それなりに正体は分かるのですが、詳細が明かされるのは

信繫だし、主軸な内容でもあるので最後の方がお勧め。

勿論、お好きな順番でも特に問題は無いと思いますが。

 

一番長かったのは、筧十蔵でしたね。

人としての苦悩も、十蔵が一番よく伝わってきたかと。

 

今回、その辺のキャラの内面的な事が、全体的に

浅い感じだったんですよね。

5人しかいないんだから、もう少し深く掘り下げて

描いて欲しかったです。

「薄桜鬼」みたいに、徐々に仲間が死んでいくのと

違って、この人たち、ここでは結局誰も死なないんですよね。

バッドエンドで死ぬのは六実だし、悲恋エンドでも

生死不明な感じなので、戦国最後の戦いの割に、

時代の終焉やそれに翻弄された人たちの悲哀が

全く伝わってこず、だから涙も無く、感動も無く、

ただ、それなりに面白かっただけのゲームになって

しまったように思います。

 

自分の評価としては、3.5 くらいでしょうか。

 

淡々としていて盛り上がりに欠けていたと思います。

つまらない、とまでは言えないけれど、

夢中にはなれませんでした..........。

 

www.otomate.jp

 

真紅の焔 真田忍法帳 4.筧十蔵

f:id:narico555:20180719155514j:plain cv:鈴村健一

 

真田家家臣で信繫の従者。

十勇士の一人で、爆薬物や火薬の扱いが得意。

使う武器は銃。

信繫の事を第一に考えており、物腰柔らかく

落ち着いている。

 

とても面白いルートでした。

話の展開は他と同じなのに、その内容は

なかなかドラマティックで面白くできてました。

正直、他の人もこうだったら良かったのにって

思いましたね。

 

十蔵は信繫の右腕ってポジションもあり、

物語の確信に近い存在だったってのも

あるかもしれません。

他のキャラ達が個人的に抱えている問題とは

ちょっと質が違う感じで、彼自身は何よりも

信繫が大事、なので、その為ならなんでもします。

嘘もつくし、騙しもする。

優しく人当たりの良い面の裏には、

色んな感情や謀略が隠されていて、そういう所が

魅力的なキャラでした。

 

そして、対する鬼火との絡みも、凄く面白かった。

ここではヒロインの六実が結構強気で負けてないので、

六実との取っ組み合いの喧嘩シーンは最高でした。

冷静で謀略家の十蔵がタジタジ.....ww

 

なかなか面倒くさいタイプでしたが、

そんな彼が篭絡されてくるのが堪りませんでした。

後半は特に面白かったです。

 

真紅の焔 真田忍法帳 3.霧隠才蔵

f:id:narico555:20180717122920j:plain cv:興津和幸

 

真田十勇士の一人で、元伊賀忍者

信繫と佐助との勝負に負けたことが切っ掛けで

信繫に仕える事になった。

剣と忍術の使い手で自信家。

武士としての立身出世を願い、剣技で戦う。

 

主人公の六実に対し、初っ端から

「俺のくノ一にならないか」と誘い、事あるごとに

そのセリフが出てくるのですが、クールで意地悪な

感じの印象ながら、案外優しい人でしたね。

表面的には冷たいんですけど、その態度も

段々と軟化してくるというか。

まぁ、六実の『輪』を回す力によって

色々と左右されてくるのもあってか、彼女に

頼らざるを得ない状況だからって事もありますよね。

 

このルートは、才蔵さんのキャラが良かったと思います。

お話自体は、正直な所、ちょっと金太郎飴っぽい。

話の筋も展開も、ほぼ同じなんだもん。

違う所と言えば、鬼火衆との戦いの内容くらい。

各人それぞれの背景による、精神的なしがらみのような

物があるわけですが、才蔵のそれは、印象としては

執着するには浅いかなって思いました。

才蔵はちょっとアウトローっぽい印象があったので、

元の任務に縛られてる所とか、師匠の件とか、

ちょっとピンと来なくって。

この辺の描き方が雑なんだと思います。

だから心情的に必然性が伝わってこなかったと言うか。

 

才蔵の敵役の鬼火さんの正体は、あの風体から

想像していた通りの人物でしたね。

呼び名がピンと来なかったのですが、調べたら戒名でした。

なるほど。こういう所は凝ってるなと思います。

他の人物はみんな生前の名前や通称や官位名なので、

不思議でした。

 

意地悪で冷たい才蔵さんが、段々優しくなって、

最後の方のセリフは気持ちがこもったトーンになり、

そこは興津さんだけに、ちょっと萌え♡

声の力は大きいですね(*^^*)

 

 

真紅の焔 真田忍法帳 2.由利鎌之介

f:id:narico555:20180713134637j:plain cv:保志総一朗

 

真田十勇士の一人で、元傾奇者。

大型の鎖鎌を武器とし、背の低さとは裏腹の

怪力自慢。

裏表の無い一本気な性格で、義理人情に厚い。

 

初回の佐助とは真逆のキャラと言うか、

対照的に明るくてポジティブで単純なタイプでした。

その為、前半はノリが良くて明るいし、

楽しい感じで良かったので、この人を初回に

すれば良かったな~と思いました。

 

お話的にも、個別に入ってからも面白かったです。

特に、敵対相手となった鬼火のキャラが

最高でした♪ 敵なのに、男の友情みたいなものが

芽生えてしまい、好敵手として良い感じになっちゃって。

 

ポジティブな鎌之介の個人的な問題絡みでは

ウジウジ感が滲み出て、ちょっと面倒くさいヤツって

感じにはなりましたが、結局、鎌之介らしく

立ち直り、以降は再び男の戦いに熱中、と言うか

夢中になっちゃって、六実はそんな鎌之介の

おもり役って感じでしたね。

なので、糖度どころか恋愛要素は佐助より

更に低く、乙女ゲームって感じは全く無し。

 

まぁ、自分的には、こういうキャラも、

中の人も、あまり好みではないので

良いんですけどね。

お話として楽しめたルートでした。

 

真紅の焔 真田忍法帳 1.猿飛佐助

f:id:narico555:20180710200721j:plain cv:杉田智和

 

真田十勇士の最年少でありながら、

最も忍びの術に長けている。

父親は元甲賀忍者で、佐助の幼少時に亡くなり、

真田の里で戸澤白雲斎によって育てられる。

猿飛の術に長け、小猿がともだち。

 

物語は、天下分け目の関ヶ原合戦から14年後の

大坂の陣前夜、九度山に蟄居中の真田信繫の元へ

白雲斎からヒロイン・望月六実が遣わされた所から

始まる。

 

全10章で、3章めまでが共通ルートで

4章から個別ルートへと分岐。

前半は面白いかも.....って印象でしたが、

個別に入ってからの、佐助とのお話は、

正直、自分にはちょっと退屈と言うか

面白みに欠けていた感じがしました。

 

何て言うか、地味.....な感じで。

今回、始めるにあたり、監督の藤沢さんの

ブログコメを拝見した所、佐助のキャラは

一般的に知られているキャラではなく、

落ち着いたキャラにした、との事でした。

確かに、非常に落ち着いていて、最年少の

少年とは思えないほどの落ち着きぶり。

話し方も抑揚に乏しく、感情を抑える忍びらしさ、

を強調されたのだと思うのですが、その反面、

キャラとしての魅力があまり感じられなくて。

こういうキャラがお好きな方も当然いらっしゃるとは

思いますが、如何せん地味な印象。

これがもう少し年齢が上なら、渋い魅力に

感じるかも、なのですが、渋いと思えない若さ.....。

どうにも、しっくりきませんでした。

 

佐助とは、九度山に入って最初に遭遇する

真田忍びであり、同じ里の出身って事もあり、

何かと行動を共にするようになるのですが、

尊敬する先輩忍びと、未熟な後輩、みたいな

構図がしっくりくる感じで、ささやかな触れ合いが

ところどころに有るものの、萌えもキュンも

全く感じられず..........。

非常に糖度が低い為、後半で想い合うシーンに

至っても、なんか不思議なシーンを見てるような

気になっちゃいました。

気持ちの盛り上がり感が全く無いので。

どうして、そうなっちゃったの?って感じww

 

そして、ラブとは別の、主要なお話に関しても

いまひとつ消化不良な印象。。。

敵である、裏柳生や鬼火との戦いも、

かなり強敵のようだし、得体が知れず

苦戦しているんだけれど、あまり緊迫感が

感じられず、ハラハラ感が無かったと言うか。。。

もう少し、鬼気迫るものを感じさせて欲しかったかな。

 

と言うことで、ルートによって多分、

差があるんでしょうけど、

このルートは、

 

.....つまらなかった..... デス。。。。

 

 

初回は、大抵、微妙なケースが多いのですが、

今回も例にもれず、、な感じのようで。

他の方の感想などを拝見していると、とても面白い

ルートもあるようなので、今後に期待したいと思います。。。

 

 

戦場の円舞曲 6.ヴィルヘルム &総括

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5人の攻略キャラのハッピーエンド終了後に、

Ancient Memories の鍵の全てが解錠され、

魔剣の過去の記憶が読み物として開放。

全てを読み終えると、魔剣・ヴィルヘルムのルートを

始める事ができるようになっていました。

 

ヴィルヘルムが、どうして魔剣に囚われるようになったのか?

人間として生きていた時の記憶が明かされて、

ランはその内容を夢に見て、目覚めたらベッドに

成人したヴィルヘルムが寝ていて.....って所から

始まるのですが、ずっと子供姿で、しかも幻のような

実体のない姿だったのが、実体を持っている事もあり、

まぁ、ビックリ仰天!

 

そうして、ニルヴァーナでのヴィルヘルムの生活が

始まるのですが、殺戮マシーンみたいな人間なので、

平和を望んでいるミルヴェリアの現状は

ヴィルヘルムには緩すぎてなかなか馴染めず、

周囲との軋轢やトラブルが生じて、ランはハラハラ.....。

そして、そんな中、長い時間の中で思い出せずにいる

ヴィルヘルムの過去の真実や、ランが頻繁に夢に見る、

自身の前世での、ヴィルヘルムとの関わり等、

徐々に色々なことが分かってくるのですが、

なかなか興味深い内容だったと思います。

 

ヴィルヘルムは最初のうちはかなり突っ張っていて

他人を全く信じようとはしないのですが、

ニルヴァーナの皆、特にアサカの気遣いでお茶会を

開いて親睦を図ってくれたり、一緒に問題に

立ち向かったりして、少しずつ心を開いて

後半は男らしくなって良かったですね。

天邪鬼のへそ曲がりっぽいキャラでしたが、

素直になれば、男らしさが増してステキでした。

 

ただ、恋愛過程に関しては、いまいちピンと来ず。

過去の記憶や因縁がらみの方が強いのと、

元々同化していたのもあって、それなりに

絆があるんだろうって感じだし、ランは誰にでも

優しくてお節介なタイプなので、ヴィルヘルムを

放っておけないのも当然な流れだと思うので、

最後にヴィルヘルムから告白されても、

あんまりピンと来なかったんですよね。。。

勿論、中の人は悠一さんですから、ウットリなんですけどね。

 

あと、何百年も前に死んで、魂だけが魔剣に

囚われていたヴィルヘルムが、実体を持って

剣から出てきたカラクリと言うか、理由が、結局、

はっきりとは分からずじまい。

何があってもおかしく無い、不思議現象の1つ、

みたいな形で通しちゃってるのが、ちょっと強引?

でも、ニルヴァーナの皆のお蔭で、ヴィルヘルムも

やっとまともな?青年らしくなり、これから人生を

新しくやり直せるようになって良かったです。

 

 

~総括~

 

思っていた以上に面白かったです。

自身の村が襲われて、それにより魔剣が自身の中に

取り込まれて人生が大きく変わったヒロイン・ラン。

ニルヴァーナやミルヴェリアの城下の人たちとの

物語は多彩で、各キャラも魅力的だったし、

シナリオも退屈する事なく楽しめました。

魔剣をめぐっての争いや国際情勢、

各キャラの背景などが面白く、恋愛色は後半、

かなりエンドに近くなってからではありましたが、

徐々に絆を深めていく過程が良かったと思います。

 

そして、何よりサブキャラ達が秀逸でした。

特に一番、活躍して魅力的だったのが日本人のアサカ。

f:id:narico555:20180707103428j:plain cv:緒方恵美

とても気配りに長けていて、常に温厚沈着で

優しくて、魅力的な人でした。

良く出来た人物でしたね。常識人と言うか。

おまけの隠しキャラで欲しかったです。

 

そして、なかなか渋くて味のあるレオニダス教官。

f:id:narico555:20180707103655j:plain cv:一ノ渡宏昭

厳しくて怖い教官ですが、生徒を大事に思うこその

厳しい指導。その気持ちが伝わってくるので、

怖いながらも決して嫌えない、むしろ魅力的で

痺れさせてくれました。そして、あるルートでは

とっても悲しくて..........(:_;) 

ヴィルヘルムのルートでも、立派な指導者らしく

いい味を出してました。地味に響いてくる人で。

 

アスールの王、シェラザール。

f:id:narico555:20180707104126j:plain cv:間島淳司

常に冷静沈着で、感情に流されない人なので、

時に厳しく冷たいと感じられる言動があるものの、

決して心根が冷たいわけではなく、王として

国家を第一に考えているが故なので、

やっぱり憎めない人。

時々、からかうような意味深な言動が

あったりして、その辺がツボでした。

間島ボイスだけに、この人も地味に攻めてくる感じで(;^ω^)

 

オネエ言葉だけど、オネエではなさそうなシャオレイ。

f:id:narico555:20180707104445j:plain cv:立花慎之介

この人もステキでしたね。

ティファレトの店の2軒隣で武器屋を

営んでいるのですが、情報屋でもあり.....。

優しいけれど、ちょっと何を考えているのか

分からない面もあり、謎めいていました。

 

そして、一番謎めいていたのが、メフィスト

f:id:narico555:20180707104840j:plain cv:興津和幸

ニルヴァーナで魔法を使った医療に

携わっていて、また相談役としての

役目も負っているのですが、よく分からない

不思議な人物で。

この人の正体は某ルートで明らかになり、

ちょっと驚きですが、上品な物腰と

柔らかな喋り方で、一見優しそうですが、

なかなか怖い.....。

できれば関わりたくない人でありながら、

その深淵を覗いてみたい気持ちにも

させられる...............。

 

その他、酒場の親子や教官や他国の王たち等、

どのキャラも個性的で魅力的で、物語を

味わい深くさせてくれていたと思います。

 

ただ、面白かったけれど、ちょっと壮大さには

欠けてはいました。

PVなどが収録されているのですが、観てみると

とても壮大な物語って印象を受けました。

確かに大陸の大昔から連なる物語なので

壮大そうに感じられるのですが、実際の描き方では

それほどでも無かったかな、と。

それと、タイトルの内容と物語の内容が

微妙にリンクしきれてない感じ?

ワルツ.....。はぁ?って感じで、最後のヴィルヘルムの

ルートで、ちょこっとそれらしいシーンがあった程度。

 

この物語の主題、本当の主人公はヴィルヘルムじゃないのか?

だとしたら、ヴィルヘルムのルートは少々短かったし、

過去の彼の物語の描写が短いのと、サファイアとの

関係の描きも浅くって、物足りない感がありましたね。

その辺をもう少し深く描いてくれたら、もっと感動できたと

思いました。

 

まぁ、全体としては久しぶりに面白い!って

手放しで言えるゲームに遭遇できたな、と思います。

音楽がステキでした。この音楽だけでも壮大な感じ♪

目パチ口パチ、デフォ呼びで、絵も綺麗でした。

CGも良かったと思うし、オマケも良かったです。

物語の設定も絵も好みだったし、評価としては

★★★★☆ かな。

2014年11月発売のゲームですが、古さは

全く感じられず。

続編、希望します♡

 

www.otomate.jp

 



戦場の円舞曲 5.ティファレト

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容姿端麗で何もしなくても
女性にモテまくってしまうという特性を持つ。
それによってトラブルに巻き込まれることも
少なくない。
本人はそれを本気で嫌がっており、

「僕のことなんて放っておいてくれれば
いいのに」といつも愚痴っている。
また、ラスティンに一方的にライバル視されている。

 

 物凄い美貌の、謎めいた魔法使いで、

他人と距離を置き、ちょっとコミュニケーションに

難があると言うか、変わりものっぽいキャラでした。

城下で薬を調合して売ったり、魔法を使った医術で

生計をたてていて、ニルヴァーナでしか咲いていない

ルナリアって花を原料にした薬やお茶を作っている為、

そのルナリアの花を定期的に届けているヒロインと

自然に親しくなっていくのですが、

ここまでは同じ学校の生徒相手のお話でしたが、

唯一、城下に住む年上男性って事で、

内容的には、戦争色よりも、これまで明かされてこなかった

国家の秘密に大きく関与した内容でした。

 

と言っても、とても謎めいていて、また不気味さも

多少醸していて、最後まで気が抜けない展開だったと

思います。

そして、糖度的には甘めでしたね。

カッキーファンにはたまらないかもしれません。

カッキーファンでない私でさえ、甘い♡と感じたので。

 

救済の最終的な方法がニケと同じ感じだったのは、

ちょっとご都合っぽく感じられましたが、

仕方ないのかな。

どうやっても、救えそうもない状況なので。

だからバッドの方が、自然な展開とも言えるのですが、

やっぱり自分はハッピーエンドの方が好きですね。

 

それにしても、可哀想な人物でした。

怪しげなキャラだと思っていましたが、

隠されていた真実には、驚かされました。

このルートも、なかなか重い背景を抱えた

ハードな内容でしたね。

魔法使いだけに、国家の守護に関係しているのでは?

と思ってはいましたが、ちょっと予想外でした。

でも、本人ルートを進めていくうちに、

その正体は段々と予想がつきましたけども。

 

なんにせよ、良かったです。

寂しがり屋の甘えん坊で独占欲が強い、

美しい男性.....。ステキでした♡