薄桜鬼 真改華ノ章 9.伊庭八郎
cv宮野真守
千鶴の幼馴染みにして、出自も育ちも良い、貴公子のような伊庭さん……。
今回、絵師さんが変わっての新キャラって事で、総司にソックリとか
言われてますが、絵を横並びにして比べて見れば、全然違うって思うのだけど、
まぁ、ぱっと見の第一印象が、総司に似てると思わせる部分が
あるにはあると思いますけどね。
伊庭さんは、爽やかで上品な感じかな~。綺麗な人~って思う。
史実での伊庭八郎、大好きなので、今回、攻略キャラとして
新規参入した時は、ちょっと驚き、そしてステキなキャラだったので
嬉しく思ったのですが、まぁ、ドラマティックなストーリになっています。
戦争の途中で隻腕になりつつも、壮絶な戦いを繰り広げた事は
知っているので、薄桜鬼では、どんな風に話しを絡めるのか、
とても興味が湧きました。
なので、風ノ章で、あのような形になろうとは、よもや想定外で。。
しかも、武田観柳斎ときたらもう、驚きとしか言いようが無い。
相馬ルートで三木三郎が執拗に関わってきたのは、非常に
うざかったけども、函館戦争の後の彼の罪状が伊東甲子太郎殺害容疑……
だった事と関連付けての作話だったんだろうと思ったけど、
伊庭さんと観柳斎の接点って、自分的には思いつかないだけに
ほんとビックリだった。しかも、ここでの観柳斎って、
これまでの色んなメディアでのイメージと全然違って、
ビジュアル的に、いい男だよねぇ~。おまけに、声が子安さんだしww
この人を攻略希望って人も、矢張り、いるのかしらぁ~?
私は、辞退したいけど(^_^;)
そんな、観柳斎が絡んでくると、ネチっこくて、テンション下がったけども、
伊庭さん自身は、本当に真面目過ぎて……。相馬君とは違った意味で
真面目でしたね。
でもって、思っていたよりは、糖度が高めだったかな。
バッドエンドに関しては、もう、観柳斎めっ!!!って思うほど、
ネチネチで残酷で、正直ウンザリだったんだけど、
グッドエンドルートでは、伊庭さんと千鶴はいい感じに進展したと思います。
それに、どこまでも優しくて丁寧な言葉遣いの彼は、上品で、本当に
王子様のよう……。とても紳士的なんだけど、ところどころで
ぽろぽろこぼれ落ちるように漏らす言葉には、ズキュン♡でした。
風の時には、マモくんの、息が洩れるような囁きボイスが
どーも、胸の上を中途半端に撫でて行くような、ムズムズ感があって、
伊庭さんは好きなのに、声がイマイチ……と感じていたのだけど、
華にきて、この囁きボイスが、何とも言えないくらい、そそられました。
妙に艶めいてくるんですよね……。
このルートは伊庭さん自身、史実では土方さん同様、五稜郭で
亡くなっている事もあって、函館まで話しが進んでいって、良かったです。
直接、新撰組の中にいた人ではないけれど、とても新撰組の近くに
いた人だっただけに、ちょっと離れた場所から新撰組を俯瞰できるような
お話しになっていたのが、かえって新撰組を身近に感じさせてくれた
気がします。矢張り、土方さんの最後までいかないと、
新撰組をやりきった感が薄いんですよね。。。
あと、最後もちょっとビックリでした。
4章の最後……。そして、その流れを受けた終章……。
まぁ、ハッピーエンドとはなりましたけどね……。
未来への不安感も、ほぼゼロな感じだし。
或る意味、これもひとつの工夫かな。
12人もいれば、色々なパターンを用意しないとならないわけだから。。。
伊庭ファンだけに、物足りないと思うのだけど、
そこは仕方ないですね。今回、どのキャラも終章は物足りないわけだから(^_^;)