蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~ 2.藤田均
cv:チアノーゼ三太夫
野宮家の家令。39歳。
父親がイギリス人。主人公が子供の時から
仕えている。実直で真面目で、いつも無表情に仕事をこなす。
面白かったけれど、短かった~~~( ;∀;)
お話しがヒロインの結婚問題と家の没落を軸に
進んでいく為、前回の斯波純一とかなり被っているので、
既読スルー部分が大量…………。
それらをすっ飛ばすと、少ないな~~ってハッキリ感じるほど。
子供の頃から家令として、百合子に厳しさと優しさでもって、
躾けて育ててきたと言っても過言では無い相手なので、
言ってみれば、爺やみたいな人なんですよね。
年齢的には爺やって歳ではないけれど。
でもね。この人もね。37歳に見えないよ~~、ビジュアルが。
矢張り、十くらい老けて見える。皺が多すぎ。
37歳なら、もう少し若く作って欲しかった。
50歳近い男性に見えるので、参りました。
おまけに声が、チアノーゼ三太夫さんだから、
思いっきり低くって……。低音の方が好きなのだけれど、
ビジュアルと合い過ぎちゃって。
しかも、忠実なお堅い家令ときてるもんだから、
前半、とってもジレッタイ。
こういうオジサマが頬を染めてタジタジする場面は
なかなか可愛いものがあるし、悪くはないのだけれど、
身分の壁が、藤田さんにとっては物凄く高いようで、
乗り越えるどころか、登ろうともせず、困ったさんでしたね。
それと、ハーフって事で幼い時から苦労しているせいか、
卑屈で女々しい所があり、可哀想な人でした。
最終的に結ばれて良かったのはいいのだけれど、
結局のところ、この人って、いつから百合子を女として
好きだったんだろう?って疑問です。
百合子の方から積極的に行ったからの結果だったわけで。
そうでなかったら、その想いは秘めたまま、
彼女の幸せを祈りながら諦めたのか?
はたまた、自身の恋心すら気づかずに、ずっと見守り続けたか?
う~~~ん……、多分、きっと、気づかずに、、、
恋心を抱く事自体を罪だと思って、気づかないようにして、
あくまで自分の立場を守りながら生きていくのかなぁ?やっぱり。。。
そう思うと、この人は矢張り、不憫な人ですねぇ。
自身の幸せを望んでないから、些細な事でも
幸せを感じるんでしょうね。
それにしても、ピアノの先生だけで生計……。
凄いですね。。。まぁ、当時なら、生徒さんは
裕福な家庭の子女でしょうから、レッスン料も高いのかもね。。。
なんて自分的には萌え度は低かったですが、それなりに
面白いルートではありました。