narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

ロミオvsジュリエット(PSP) 3.パリス=ヴェロナ

f:id:narico555:20170725142102p:plaincv:木村良平

 

ジュリエットの婚約者となる、ヴァンパイアハンター

ヴェローナ大公・エスカラスの甥で後継者。

温和な人柄と優雅な物腰で、ハンターとしても優秀。

周囲からは尊崇されているが……。

 

非の打ちどころの無いような貴公子ですが、

どこか胡散臭さを感じさせます。

こういう善人面した人って、裏の顔があるんだろうな…

と思っていたら、やっぱりそうでしたね~( ̄▽ ̄)

 

他のルートでは、この婚約話がありながら、

他の人と好き合う事になる訳ですが、婚約者相手となると、

どう進んでいくのかな~と、興味深かったのですが、

なかなか面白いストーリだったと思います。

特に、パリスのキャラ、凄く良かったですねぇ~。

只者ではなくて良かったです(^^)

でもって、意外と悪人でもなかった。。。

もう少しヒールが入ってると良かった気もしますが、

この人の危うい感じが、女心をそそると言うか。

 

生い立ち的には、マキューシオとちょっと似てると

思いましたが、その後の環境とかの差か、

キャラ的には真逆になってしまった感じで。

愛嬌のあるマキューシオとは反対に、不器用なパリス。

なんだか、そばで支えてあげたくなる人でした。

しみじみと、胸がキューンとなりました。

ヒロインのジュリエットも良かったです。

この二人、とっても良い、似合いのカップルですね。

バランスが取れてる感じ。

共に手を取り合って助け合っていく感じが

素敵でした。

 

 

 

ロミオvsジュリエット(PSP) 2.ロレンス=グロブス

f:id:narico555:20170723210149p:plain cv:羽多野渉

 

ヴァンパイアに対抗するハンターが属する教会の幹部。

凄腕のハンターであり、ジュリエットの師匠でもある。

 

羽多野さんが、いつもの羽多野さんぽくない、

超低い声で、なかなか渋い役柄でした。

この声音に、落ち着いた、とっても強い先生キャラ、

ステキだな~って思うし、好みのタイプではあるのですが、

マキューシオの直後ってのが、いけなかったか、

なんだか地味~で物足りない印象となってしまいました。。。。

 

平民でありながら、実力ゆえに大公の信頼も厚く、

過去の辛い出来事もあって、仕事に生涯を捧げているような

お方でした。

なので、ジュリエットが尊敬から異性愛へと感情が

シフトしていく中で、ロレンスの態度は殆ど一貫して

上司的、教師的なままなので、かなり後半まで

ジュリエットの片思い状況が続きました。

マキューシオが殆どずっと甘かっただけに、

なんとも糖度の低い、萌えどころが掴みにくい

ルートだったと思います。

 

ジュリエットの事を大切に思っているのは

分かるのですが、あくまでも仕事上、立場上って

スタンスを崩さないし、態度や行動だって、

それを逸脱してこないので、本心が読めないし、

最終的に結ばれはしたものの、一体、いつ頃

彼女を異性として好きになったのか?

その辺、非常に分かりにくかったです。

本人自身すらも、分かってないみたいでしたね。。

本人が気づかずとも、きっと好きだろうと、

こちら側で推測できたりするものですが、

それも難しかった内容だったかと……。

 

ヴァンパイアと人間の融和政策が発表されてから

治安が乱れてきて、きな臭くなり、

ロレンスの過去絡みや黒幕の件など、内容的には

興味をそそるものの、恋愛的な面ではジュリエットの方から

気持ちを伝えても拒否られ続けるし、ロミオやマキューシオは

かなり後半まで出てこないしで、なんか淡々と

進んでいったような感じでしたね。

 

エンディングも、糖度低めでしたし……。

全体的に重めだったような。。。

すっきり感に欠けて、物足りなさが残ったように思います。

 

 

ロミオvsジュリエット(PSP) 1.マキューシオ=エテルナ

f:id:narico555:20170723095140p:plain cv:遊佐浩二

 

2013年にクィン・ロゼから発売されたゲーム。

シェークスピアのロミジュリを元にした、

ヴァンパイアと人間の恋愛ファンタジー。

 

ヴァンパイアと人間が共存しながらも争う国、ヴェローナ

境界に位置する為に、常に危険に晒されている

キャピュレット領の若き女領主・ジュリエット。

大切な人たちを守る為に、ヴァンパイア・ハンターの

修行を積む日々。

そんな時に、ヴァンパイアと人間との融和政策が

発表される。

賛成派と反対派が入り乱れて混乱する中で、

ジュリエットはヴァンパイアの筆頭貴族である

反対派のロミオと、その従者・マキューシオと出会う……。

 

まずは初回と言う事で、悩んだ末、無難そうな

マキューシオでいったのですが。

予想以上に面白かったし、胸キュンでした(*ノωノ)

 

ロミオの遠い親戚で、従者、高位の貴族・エテルナ家の

当主でもあるのですが、ロミオに強く心酔していて、

彼の言う事が全て。彼に命令されれば、なんでもやる。

なので、最初のうちは物騒な発言も多く、

その癖、妙に陽気でチャラ男っぽさもあって、

掴み所の無い感じでしたが。。。

 

何ていうか、この人、すっごく愛嬌があると言うか、

チャラっぽいのに、思いのほか、軽い感じもなく、

一緒にいると大変面白くて楽しい人で、

男らしさと、母性本能をくすぐる可愛さと、

キュンキュンさせてくれる色気を兼ね備えていて、

もう、最高でした。

最初から最後まで、十分、楽しませてくれる人でした。

 

声の遊佐さんがね。

もう、たまらないです。

自分的には、遊佐さんと言うと、どうしても

薄桜鬼の左之さんのイメージが強くって、

他の役をやっても、左之さんを超える魅力を

感じることができないでいたのですが、

このマキューシオ、最高です。

私としては、マキューシオの方が好きですねー。

なんとも、絶妙なんですよ。

甘えん坊で憎めないキャラなのですが、

その甘さの加減が、それこそ憎らしいほど絶妙。

 

遊佐さんの声って低めなせいか、大人っぽい役柄が

多い気がするし、高校生とかでも真面目キャラ

ばかり……。元々、色気のある声だけに、

そういう人が真面目キャラも、それはそれで味があるけど、

ちょっと物足りなさを感じていたんですよね。

それだけに、このキャラは、遊佐さんの本領が発揮された

役柄だと思います。

大人でありながら、愛情に飢えた寂しさを抱えた青年の、

複雑な心境が見え隠れしながらの甘えん坊な行動と、

それに伴うセリフ回しが、もう、キュンキュンで……(n*´ω`*n)

 

結構、長かったのもあり、十分萌えさせて貰えたと言うか。

やりごたえがありました。

 

共通部分が割と長かったので、その中で出てくる

他の攻略キャラ達の方に、最初の頃は興味があったのですが、

個別に入ってからは、もうマキューシオに魅了されっぱなしで、

正直、この後、彼以外の人を攻略する気が薄れています…(;^_^A

他キャラ達の影が薄くなってしまったぁ~~~。

他の人と恋愛したくない症…………orz

 

いやぁ~~~、ここまで、やられてしまうとはっ!

マキューシオ、恐るべし。。。。。

 

死神所業~怪談ロマンス~(PSP) 7.黒門蓮司 &総括

f:id:narico555:20170721100324p:plain cv:中井和哉

 

黄泉社の社長で、疫病神。澄の育ての親。

 

ちょっと不安でしたが、恋人スタートだったので

良かったです。

ただ、蓮司が彼女に与える影響についてや

藤代巧実の謎などについての真実は

一切伝えていない状態でした。

 

折角、恋人同士になったのに、一緒にいる程、

彼女が狂っていく為、家に帰ろうとしない蓮司……。

哀れだけれど、やっぱり、本当の事を伝えるべきだと

思うばかりでしたね。

事情を話さずに避けてばかりじゃ、かえって澄を

不安にさせて悲しませるばかりなのにね。。。

 

そんな葛藤の中で、それでも彼女に押されて

我慢できなくなって手を出してしまう蓮司。

抑えていた反動もあったりして、

そのギャップぶりには、矢張り萌えましたね。

ただ、今回、結局、本当の事は伝えないまま、

根本的な解決を考える事もなく、ある意味

惰性と言うか、澄の気持ちに押し切られてしまった

選択でのエンディングとなってしまいました。

内容的には面白かったですが、疑問が多いに残る

エンディングだったとも思います。

 

と言う訳で、全員終了♪

全体的には、面白かったです。恋人スタートじゃなかった

二人には不満は残りますが、他の人たちは、それなりに

面白かったです。ただ予想外にシリアスと言うか

重たい内容だったのには驚きましたが。

一応、前作をやっていなくても楽しめる内容に

なっていたとは思います。

がっ。やっている事を前提とした内容でもあったように

思えるし、知っていた方がより分かりやすいと言うか

楽しめると思うので、興味がある方は、『死神稼業』の方から

される事をお勧めします。

好みもあるでしょうけれど、怪談シリーズの中では、

これが一番面白かったと思います。

 

プレイ順ですが、黒門、巧実は、矢張り最後の方が

お勧めですね。特に黒門は最後が良い気が。

巧実は前半よりは後半の方がシックリ来る気がします。

ひとりだけ人間って事もあって、異質ですし。

あと、東海林も後半の方が、黒門との関係上、

しっくり来るかと。

その他のメンバーはお好み順で問題なしでしょう。

 

それにしても、やっぱり焔が良かったですねー。

蓮司の最大のライバルって気がしますね。

イイ男過ぎる。出来過ぎじゃないでしょうか。

勿論、思考は単純でおバカなんですけどね。

そういう所も含めて魅力的だったと思います。

 

まぁそれでも、自分的には一番はやっぱり蓮司なんですけどね。

最初、中井さんの超低い声が、ちょっと……だったんですよ。

だって、絵と合わない感じがして。

すっごい違和感でした。

蓮司って、見た目が若い印象じゃないですか?

東海林の方が老けて見える。

人間の見た目年齢的には、蓮司は25,6で、東海林は30くらい。

元クラスメートだった織瀬も、30くらいに見える。。。

それだけに、いやに渋い声が違和感で。

今回、回想で高校時代の蓮司が登場したのですが、

それでは高めの声で出されていました。

でも少年な感じではありませんでしたが……(;^ω^)

だけど、段々と慣れてきて、そのうちに癖になってきたと言うか。

良くなってきちゃいましたね…アハハ(;^_^A

無口な方なので、無言で表情だけて語るシーンも多く、

そういう点も含めて、凄く惹かれるキャラでした。

親代わりだけに、その愛し方が異常な程だから

好まない人もいるかもしれませんが、私にはツボでした( ^/////^)

 

今回、『おまけ』として、立ち絵と自己紹介などが

ありましたが、ちょっと驚いたのが、追加の回想シーンと後日談……。

全ルート終えた筈なのに、フルコンプになっていないので、

どうした訳なのか?と悩んだのですが。。

何のことは無かった。

最後の蓮司が終了した時に、通常の回想シーンの後に、

追加の回想シーンが…。すぐには気づかず……(-_-;)

この追加回想シーンは、蓮司との後日談となってましたが、

今回のエンディングの後日談ではなく、前回のベストエンドの

後日談。。。澄が旅に出たルートの。

しかも、すぐ後ではなく、かなりの時間が経って、

問題が解決したんだな、と分からせてくれるような、

かなり未来の後日談でした。

でも、二人は登場しないと言う…………。

物足りなさが無くも無いですけど、まぁ、良かったね、と

祝福の気持ちになりました。

 

そして、この追加の回想シーンを見終えると、

空いたままだった、その他の回想12枚が登場……。

と言っても、映像ではなく、ショートノベル形状でしたが。

蓮司が2枚で、他キャラは1枚ずつの後日談と、

その他4枚……。その他4枚は、怪談ロマンスシリーズの

他のキャラ達が登場して、繋がりのある感な内容で、

これはこれで面白かったです。

 

これでやっと、本当にフルコンプって事で、

良かったですね。

人数が増えた分、長さ的にはちょうど良かったと思います。

被っている箇所もありますが、それぞれに趣向が工夫されて

いたと思うし、退屈な箇所はあまり感じられませんでした。

ただ、前回と同じ問題を何度も繰り返される所は

ちょっと……でしたけどね。

評価としては、3.5 くらいかな。

前作より気持ち下くらい。。。

続編だけに、もう少し糖度を上げて欲しかったです。

蓮司の場合、もう限界に近いような状況に来ているから

仕方ないのもありますけど、このルートの中で

問題を解決し終えて欲しかったです。

 

好きなキャラ順は。

 

1位 黒門蓮司

2位 東海林和真

3位 渋澤焔

4位 藤代巧実

5位 雨水潤

6位 橘千歳

7位 織瀬秋人

 

巧実、今回は後退でしょうか。。前回の方が良かったです。

 

十分楽しめました。良かったで~す♪

 

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死神所業~怪談ロマンス~(PSP) 6.藤代巧実

f:id:narico555:20170720095558p:plain cv:石田彰

 

澄の元標的の人間。

一度殺したのに、何故かまだ生きている。

その謎を解明したくて、そばにいる。

 

今回は、雨水と同じパターンで、恋人スタートでは

ありませんでした。そこが残念だった所……。

 

異種同士で、心が近くなっていく前回の過程が

好きだったし、色んな問題を孕んだ二人だけに、

恋人同士として、二人で向かっていく姿を見たかったです。

 

今回、恋人同士になっていないとは言え、

ハッキリとそういう関係でないってだけで、

想いは互いにあるのは分かってるような雰囲気でしたが、

巧実が前よりも狂人度が深まっているというか、

性格が一層悪くなったと言うか、半ば織瀬化して

S度が強くなったと言うか、図太くなったと言うか……(-_-;)

 

危うい繊細さが感じられる病んでる系の

繊細さが損なわれた感じで、ちょっと萌えられませんでしたね。

彼の価値観とか考え方は割と好きな方ではあるのですが、

強化され過ぎちゃうと逆に冷めてきちゃうような、

そんな風に今回は思えました。

 

何ていうか、前回、それなりの方途が見えて

終わったのに、それを今回はちょっと角度を変えて

同じことを踏襲しているような印象だったかと。

彼のキャラの売りの部分をパワーアップさせる事が

ファンサービスになると思われたのかなぁ~。

まぁ、受け止め方は人それぞれだと思いますが、

自分としては、却って物足りなく感じました。

糖度が下がったような気が…(;^_^A

 

それなりに楽しめはしましたが、新鮮味とか

萌えキュンとかは、ほぼ無かったのが残念でした。。。

 

 

死神所業~怪談ロマンス~(PSP) 5.東海林和真

f:id:narico555:20170719171140j:plain cv:諏訪部順一

 

黄泉社の死神で、社長・蓮司の右腕。鬼の妖。

蓮司と共に澄の親代わりのような存在で、

日ごろから「目に入れても痛くないほど可愛い」と

言っては溺愛している。

 

今回、単独ルートとして新規加入。

前は分岐エンドで良い雰囲気になってましたが、

今回は、特に恋人としてのスタートと言う訳ではなく、

相変わらず、ベタベタと愛情表現してくるのを

澄は異性として意識し始めたような状況からでした。

 

東海林自身、絶対惚れてるだろって思わせるような

愛情表現なのですが、それでも言葉の最後には

「親子のようなもの」的なセリフを付けて

来るんですよね。自分自身をけん制してるのだろうと

思えますが、東海林を男として好きになったと

自覚しだした澄にとっては、つらかったりします。

 

前半では、蓮司に拾われた直後の東海林との

出会いが回想シーンで入って、興味深かったです。

今回、他のルートでも子供の澄が何度も

登場してくるのですが、これが、可愛くって。

こんな女の子をそばで育ててたら、愛しくなるのも

無理ないな~って、思いますね。

 

だけど、東海林は、なかなか踏み出さない。

当然ながら、蓮司に遠慮している訳ですが。

蓮司のせつない気持ちは、すっごく分かるし、

可哀想でね……。だから、東海林が

あえて行動しないのも分かる反面、

どうしてそこまで蓮司に義理立てするんだろう?

って、疑問に思っちゃいます。

その点は、『死神稼業』の方でも思いました。

他人に全く興味が無く、感情の起伏も無く、

冷たい蓮司と、東海林は高校の時の同級生で、

東海林の方が、しつっこく蓮司に絡んでいたのは

前回ので分かってますが、それにしても、

どうしてそこまでなのか、心情的にはサッパリですね。

男ふたりの友情の絆的な事は、ほぼ無いと思われるので。

でも、だからこそ、東海林は優しい男性なんだと思うし、

そんな東海林が相手だけに、とても大事にしてくれて

幸せになれるんだろうって、思えるエンドでした。

 

デカいし、強いし、優しいし、諏訪部さんだし……(≧▽≦)

今回、単独になってくれて、本当に良かったです♡

ステキでした…( ^/////^)

死神所業~怪談ロマンス~(PSP) 4.雨水潤

f:id:narico555:20170718214443p:plain cv:保志総一朗

 

菊塵社の死神で、雨降り小僧の血を引く妖怪。

 

今回のこの人のルートは、ちょっと期待ハズレでした。

と言うのも、恋人となった状態の続きでは

無かったからで。

『死神稼業』の時の、一番イライラした状態、

つまり、敵同士の立場にあるって件を

引きずっていて、澄は彼を好きでありながら、

彼の気持ちに答えようとはせず、その癖、

真面目でウブな可愛い面をからかって楽しんだりして、

とても雨水が可哀想でした。。。

 

葬頭社に対抗する為に、一時的に味方同士になった、

黄泉社と菊塵社。双方の社員が協力して

立ち向かう事になったわけですが、その問題が終われば

再び元のように敵同士となる事を考えて、

どうしても自分の気持ちをハッキリ伝えない。

その気持ちは分からなくもないけれど、

死神を辞めれないからと頑なになるのなら、

潔く自分の気持ちは捨てて、ベタベタしなきゃ良いのにって、

このルートでは、ヒロイン・澄がムカつくばかりでした。

 

大体、敵同士にこだわった内容ですが、それを言うなら、

織瀬だって同じ筈なのに、、、と思うばかり。

もう殆ど、最初から最後まで、ノラクラのらくらしてて、

『死神稼業』での事を、ずっと延々と繰り返してるばかりで、

更にウジウジしてばっかりでもあるし、面白く無かったです。

続編なのに、二人の関係は進展どころか後退した印象。

真面目でウブな所が可愛い雨水だから、そこをウリに

したのでしょうか?だとしたら、ちょっとやり過ぎかと。

 

遺憾ながら、退屈なルートだったと思います。

 

 

死神所業~怪談ロマンス~(PSP) 3.渋澤焔

f:id:narico555:20170718161029p:plain cv:浅沼晋太郎

 

化け火の妖怪で、澄と同じ、黄泉社で働く死神。

同じ高校のクラスメート。

 

このルート、とっても面白かったです。

焔は、つくづく良いですね。

イイ男だと、今回は一層、思いました。

 

『死神稼業』で恋人となった関係のままで

スタートしましたが、前半は、めっちゃ面白かった。

と言うのも、蓮司がらみで、ね……。

正直、蓮司には本当に同情しちゃいましたね。

このルートでは、珍しく焔に対抗心と言うか

嫉妬心をむき出しにしてきて、

「お前が俺からこいつ(澄)を奪い、

 お前がこいつから俺を奪ったんだ」

と、恨めし気に吐いたセリフは、すっごく

胸が締め付けられました。

いや~、焔のルートだと言うのに、

蓮司にものすごーーーく同情しちゃうのって……?(;^_^A

疫病神としての力が強すぎる為に、図らずも

そばにいられないって、可哀想過ぎる~~ウルウル(:_;)

 

そして、焔……。

彼は、懐が深いと言うか、心が広いねぇ~。

家族を思う澄の気持ちが分かるから、彼女が

蓮司のそばにいることを望むのを許すと言うか、

全てを受け入れて。。とっても彼女を大事にする

焔って、男としてカッコ良かった。

でも、何気に蓮司への牽制も忘れないと言うか……ww

澄は鈍すぎる。

それだけに、尚更、蓮司には同情でしたが。

もう、蓮司との絡みは、最後の最後まで笑えました。

 

基本、オバカで恥ずかしげもなく気持ちを大声で

叫んじゃうような男のルートなのに、

後半は、殺人衝動の問題が深刻化してきて、

葬頭社事件よりも、そっちが重かった内容でしたが、

ひるまず堂々としている焔の態度を見てると、

なんだか安心な気持ちになってきて、落ち着いて

見ることができましたね。

充実感が残ってる気がします。そして、とても

胸が熱くなる良いルートだったと思います~♡

 

死神所業~怪談ロマンス~(PSP) 2.橘千歳

f:id:narico555:20170717204229j:plain cv:岡本信彦

 

澄と共に黄泉社で働く女の死神で、化け狸。

よく男の姿にも変化するからか、女姿でも

自身を『僕』と呼んでいる。

女でありながら、最早、どちらなのか分からない程、

男化しつつある。

澄の事が大好きで、しょっちゅう気障な

口説き文句を垂れている。。。。

 

『死神稼業』の方では、サブキャラとして、

一部のルートで分岐エンドがありましたが、

今回はメイン攻略キャラに昇格。

時に狸に戻ったりと、結構、面白いキャラです。

狸、女子、男子と、それぞれに声音を変えて、

のぶりん、なかなか良かったです。

特に、男に変化している時は、声が低くて

とても男っぽくてステキでした。

……がっ!。。。。

そうは言っても、やっぱり元々は女なんですよね。

それだけに、ちょっと複雑でしたね。

今回、男でいる時の方が圧倒的に多かったし、

澄との絡みの時は殆ど男子姿だったけれど、

どうしても、恋人同士になっても、引く部分がありました。

百合の趣味は全く無いので、たとえ男姿であっても、

やっぱり、女を否定できないと、どうもね…。

そういう、女、である事を考えずにいれば、

男の千歳は、カッコ良かったし、のぶりんの低音も

魅力的で、しかも、クサイけどコテコテの

愛の言葉オンパレードなので、ウットリできるかと。

ただ全体としては、萌えもキュンもできませんでしたが(-_-;)

 

トーリーとしては、面白かったです。

今回の騒動のメインな為か、千歳は初回は

攻略制限がかかっていて、選択できませんでした。

本当は、最後の方でやるのが良いのかもしれませんが、

好み的に、さっさと済ませておきたかったのもあり、

2番目で選択できるようになっていたので、

このルートを選びました。

 

初回の織瀬の時には、大まかにしか明かされなかった

千歳の背景は、ここでハッキリと明かされましたが、

特に驚くような内容というほどの事もなく。

同情はできるものの、矢張り、自分的には

許せないかな~。多分、愛は冷めちゃう気が…。

このルート、千歳とのいざこざに付け込むような形で、

他のキャラ達が、こぞって彼女にそれとなくアプローチを

してくるような行動に出てきて、そちらの方が

美味しい感じでしたねー(n*´ω`*n)

どの人のルートでも、他のキャラ達、澄が好きなんだろうなぁ、、

って分かりますけど(;^_^A

 

思いのほか、楽しめたルートでした。

 

 

死神所業~怪談ロマンス~(PSP) 1.織瀬秋人

f:id:narico555:20170716224406p:plain cv:小杉十郎太

 

菊塵社の死神。

相手の嫌がる事をするのが趣味な、

土蜘蛛の系統の妖怪。

 

『死神稼業』の続編と言うことで。

前回、不快指数が高かった、このお方から

初回、行かせていただきました……。

前回で免疫ができたのでしょうか?

思うほど、不快指数は高くは無かったです。

それでも、澄への S な行為はありましたけど、

さすがに前回ほどの、度を超えたようなものは

控えめだったかと。。。。

 

と言うのも、今回、話の内容が、ちょっとだけ

深刻だったんですよね。

葬頭社って、別の死神の会社が死神としては

目に余る仕事ぶりを派手にやるようになって、

それを妨害すべく、黄泉社と菊塵社が協力して

対抗することになり、それに関して、

ある人物とも対立する事になり、

前回のように、澄の仕事を織瀬が妨害する為に

二人で戦うって事がなくなって、逆に協力しあう

形でのストーリー運びだったので、虐めたり……って

シーンが控えめに。

 

と言っても、中盤までは案外呑気と言うか、

休日にデートしたりして、そのデートの中で、

この二人ならではの、捻くれたやり取りが

展開され、蓮司も割って入って来たりなんかして

結構、面白かったです。

元々、恋人同士になっても、甘ったるい雰囲気では

無い二人なので、ストーリーの方に比重が高めに

感じても全然OKでしたね。

 

今回、全部で10章だったのも、ちょうど良い

長さに感じました。

このくらいが、やっぱり良いかなと思いますね。

前回は、ちょっと長すぎだし。

今回、攻略対象が二人増えたのも、章を減らした理由かも。

前回は、個別で攻略対ではなく、他の人のルートの中で

分岐発生したエンドとして存在した、東海林と千歳が、

今回独立したので、こちらも楽しみです。