スペードの国のアリス 3.クイン=シルバー
cv:浅沼晋太郎
白の領土の領主で、宗教団体の教皇。
教団という形で領内を支配しているが
内実はマフィアと変わらない。
最初に連れていかれたのが、この人が
支配する白の領土だったんだけど、
誰からも必ず好かれる筈のヒロインを
微笑み乍ら邪魔者扱いし、他の領土へ行くことを
勧めてきた人物なので、最終的に、ここを
選んだ事に不快感を隠さないのでした。
そんな相手とのルートでしたが、
単純に面白かったです。
内心は冷たくても、表面的には殆ど微笑状態。
嫌味ではあるけれど、言葉も優しい。
ほんと表面的には冷たさを感じさせないので、
こちらも傷つく事もなく、でも、着実に
相手の思惑へと流されていく様、
そして、後半、それに大きく反抗するシーンは
笑っちゃいましたね。
なぁなぁで流されちゃうのかと思ってたので、
そういう所は良かったなーって思いました。
ファミリーの所では、うざいくらいに
好意を寄せられ、押し付けてくる内容で
暑苦しさを感じてもいたので、クインとの
距離感は新鮮に感じたし、楽しめました。
ただ、恋愛感情に関しては、やっぱ
薄めかな~。糖度の問題ではなく、
心の深度、みたいな。
もうすこし、どっぷり感が欲しかったですね。