narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

時計仕掛けのアポカリプス 1.ルデル・クロイツ

f:id:narico555:20210613203100j:plaincv:寺島惇太

 

街の相談役の次男坊。

主人公とユナカの幼馴染。

地下での生活に限界を感じていて、地上を目指している。

真面目で根が明るい気立ての良い青年。

 

 

天井に灯る『魔法の火』がこの街の原動力となっている。
主人公は街で開催される『祭典』で魔法の火から種火を受け取り
街の人に配り歩く役目を担っていた。

祭典まであと一か月となったある日、
主人公は不思議な男性と出会い一輪のバラを譲り受けた。
その晩から、主人公は不思議な夢を見るようになり―…?

これは“バッドエンド”から始まる物語。

繰り返す時間の中で、少女が手にする未来は……。

 

バッドから始まる物語って事ですが。

何度もバッドエンディングを繰り返し、その度に時間を

遡ってやり直すってパターンの進行でした。

 

ちょっと橋姫の設定に近い感じでしょうか。

生活の基盤が地下の箱庭のような所で、

過去に地上で何かあり、生き残った人たちが

地下へ避難してそこで暮らす事、約170年。

その世界は一見平和だけれど、何か裏に色々ありそうな

伏線があちこちに散りばめられていて、

謎を追うって部分では興味をそそるものではありました。

 

ただ、乙女ゲーム的にはどうなんでしょう。

自分的には、恋愛要素が薄くて、乙女ゲームとしての

楽しさワクワク感が殆ど感じられなくて、

そこが少し残念に思えました。

 

攻略人数は5人。

攻略順は制限もあるようなので、公式お勧め順に

従って、一番手はルデルでスタート。

 

街の相談役と言うより指導者って感じの家の

次男で、長男と二人、次期跡継ぎの座を

競っている立場ながら、兄弟仲が非常に良く、

兄が継ぐのが最も相応しいと本気で思い、

口にもしている、優しい優等生。

ちょっと出来が良すぎて物足りないタイプの

ような印象も。

 

ほんと、頼りがいのあるイイ人なだけに、

ある意味安心して見てられたし、物語が

恋愛色が殆ど無い感じなんで、なんか

話の成り行きをただ見てる感が最初の頃は

強かったんだけど、何度もやり直す度に

色々な事が少しずつ分かって行くのと、

何度も大事な人の死を間近に見る事で

主人公同様、気持ちが段々とゆさぶられて

いく感じがして、じわじわと、話が

進むほどに切なくなっていきました。

 

後半は、正直ちょっと泣けました。

ルデルは、絵も声も好みのタイプではないのもあり、

当初から萌え感が全く無かったんだけど、

最後はちょっとキュンとさせられましたね。

 

初回用に作られてるからか、まだまだ

謎が多いけれど、とりあえず、無難な

ベストエンンディングだったと思います。

そこはやっぱり、少々物足りなかったですが(^▽^;)

 

次回はリアンで。。。