ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~ 2.武蔵坊弁慶
cv:梅原裕一郎
問題を起こして放逐された僧。
都で平家相手に刀狩りをしていたところ
遮那王に倒されて主従関係を結ぶ。
表裏の無い性格で僧兵としての腕は優れている。
主人公への忠誠度が恐ろしい程すごいです。
元々そういうイメージの人物ではあるけれど、
もう、全てを信じて全てを受け入れちゃって、
絶対的な忠誠を誓われちゃうと、家臣としては
これほど信頼できて頼もしい相手はいないけど、
異性としては自分は全く何も感じませんでした(;^_^A
女性である事を早いうちに知られてしまって、
それでも、性別とか関係なく、遮那王の
生き方そのものを認め崇拝してくるので、
遮那王としても必然的に彼をなにより
頼りにしちゃうよね。
その主従としての結びつきが結構濃厚だったと思います。
それにしても、優しい遮那王だけど、
ちょっと家臣に対する距離が近すぎかな~。
そういう遮那王だから、他の家臣たちも
何より慕ってるわけだけど、その態度がさ、
まるでお姫様相手みたいな感じがして、
そこはちょっと引きましたね.....。
弁慶は知ってるからまだしも、佐藤兄弟と
佐々木高綱は、知らないわけなので、
女の子のように可愛い少年と思っているんだろうけど
その熱中ぶりがすごくって。
初回のルートでも思ったけど、BL臭を感じちゃったww
あと、このルートは戦いが多くて、
敵が驚く程しつこくて、少々疲れちゃいました~
知盛・重衡兄弟にはビックリでした。
教経ルートでは、なんか傍観者っぽかったけど、
ここではサイコっぽいと言うか、ガッツリ
ファンタジー色が濃かったですね。
弁慶との絡み自体は実際には大した事が無い分、
この妙な兄弟相手としつこい程に戦わされた感じ。
そんな戦闘の中で、もう、ただただひたすらに
弁慶は身を粉にして守りまくって
主従の絆がどんどん深くなり、いつの間にか
男女の感情に発展..........。
でも恋愛的な糖度はほとんどありません。
終わりの方でキスとかしてるけど、
なんか全然、甘く感じられない.....。
それと、個人的に弁慶のビジュアルが好みじゃない。
まぁ、武蔵坊弁慶、って人物にしては
イケ気味に描かれているとは思うけど、
どう見てもオジサンで、オジサンに興味のない
私なので、ダメでしたねー。
年上好きなのに何故イマイチなのかなって
思うに矢張りヒロインの若さかな。
15才のまだ少女。
親子とかに見えちゃうからなんだと思う。
これが20代の子だったら、まだ平気だったかも。
子供のとオヤジって、フィクションでも苦手なのです。
つまらない自分だと思うけど(^▽^;)
でも梅ちゃんの演技は良かったと思います。
こういう役、珍しいよね。
年配らしい声質で、気持ちも伝わってきて、
演技に深みが出てきたな~って感じました。
全体のストーリー的には、いまひとつ。
しつこい戦闘と、濃厚すぎる主従の描写、
何度も『とどめ刺せヤー!』って口ずさむ程
甘い戦闘内容で..........。
壇ノ浦で終わりにしちゃう所もイマイチ。
やっぱり、平泉まで持って行って欲しかったな。