遙かなる時空の中で7 2.佐々木大和
cv:岡本信彦
地の朱雀。
現代の高校生で主人公の幼馴染。
生まれ持った強い霊力が原因で
家族や周囲から孤立し、人嫌いに育つ。
熱しやすく冷めやすい性質。
剣を手に入れた事をきっかけに
運命が変わっていく。
5章の後半から個別に入り、7章+終章でした。
思ったよりボリュームありました。
大和は小さい時から霊が見えて、
でもその事を親は信じてくれず、
逆に不気味がられたりしてきたので
すごく人間不信で、そんな中で逃げ場所だった
神社の天野五月・七緒の兄妹だけが
受け入れてくれて、彼にとっては
主人公は心のよりどころ。
とは言え、性格は捻くれちゃってるので
素直になる事は殆どなく、ネガティブで
面倒くさいヤツでした。
それでも、自身を乗り越えて成長して、
居場所も得て、良かった良かった、、、
ではありましたが。
だけど何て言うかねぇ.....。
現代人で、運動も何もしてない、
飽きっぽいダラダラ過ごしてきた子がさ。
いきなり剣の達人って、驚きすぎだったわ~。
長年、剣の稽古をしてきた宮本武蔵を
初戦で打ち負かし、その後もずっと勝ってるって、
さすがにおかしくないですかぁ?
『天才』って言われてもねぇ。
どんな天才でも、初めて握った剣で、
素人じゃない相手に勝つってあるぅ?
何本かに1本か2本勝って、その太刀筋に
光る物が見受けられる.....とかってくらいじゃない?
後半、剣を握らず拳で立ち向かうシーンが
あるのですが。
体術はやってないから腰が据わってないとか
なんとか..........。
体術やってなくても、剣の達人なら腰は
座ってないとかあり得なくない?
全ての基本は足腰だよー。
なんて、思わずつっこんじゃう。
そのくらい、大和の天才剣士説は説得力無い気が。
こんな子が、剣の天才とか言われたら
ほんと武蔵は立つ瀬ないよね。。。。
勿論、ここでの武蔵は底なし?って思うほど
明るくていい子なんで、ひたすら大和に
剣の勝負を挑むポジティブな子ですけども。
あと、後半、関ヶ原の戦に向かって
八葉の半分が退場しちゃって、半数での戦いを
余儀なくされて、嫌だったわ~。
弱いモードでやってるからか、負ける事は
無かったけど、五行の相性が悪い相手との
戦いは時間が少し掛かったし、
ラスボスとの戦いも、面倒だった。
まぁ、相性いい八葉使ったらすぐに
終わっちゃう程度の敵の強さだったから
たいして問題ではないけどね。
異世界で生きていく事にした大和だけど、
剣の達人の修行の為に諸国を回って、
その間、七緒は一人で岐阜城で留守番。。。
時々帰ってくるようだけど、なんか
呑気だなぁ~って思う。
世は静謐になりつつあるけど、現実的には
死と隣り合わせの世界だよね、廻国修行ってさ。
こういう所は現代っ子の二人ならでは、って
感じしましたー。
最後のシーンは物足りなかったです。
CERO B とは言え、ちょっとねぇ。
あまりラブな感じはしませんでした。
まぁ大和には期待してませんでしたから
いいんですけどね。