DAIROKU:AYAKASHIMORI 4.白月
cv:櫻井孝宏
妖狐が中心の区画キクツネの統。
温和で優しく、常に人当たりの良い
九尾の狐。何故か爺言葉。
サクラタニの統たちの中で、一番フレンドリーで
とっつきやすいキャラなので、最初にやるべきか
順番を非常に迷ったキャラでした。
狐だけに、キクツネ全体が化かし合いは
当然って感じの軽いノリが感じられるし、
白月自身も、受ける印象は軽佻浮薄で
統としての重みは全然です。
顔は幼めなのに、喋る言葉はおじいさんのようで、
どうにも気持ちが乗らないと言うか。
いいキャラだったとは思います。
ただ、結局最後まで深刻さには程遠い内容でした。
九尾の狐だけに、もう少し深~い背景が
あるのかな?って思ってたし、正直そこを
期待してたんですけど、人間の汚さを語られても
サラッとした感じだったので、こちらの気持ちも
あまり寄り添えなかったと言うか。
それと、このルートではヒロインちゃんには
共感できませんでした。
式神にしなくても、別のやり方はあると思う。
式神への思考は短絡的で軽率に感じられました。
それと、それに伴う後半の成り行きもチープかと。
単純過ぎてつまらなかったです。
噂話の怖さはあるけど、あれだけの人たちが
あんな化かすのが普通の狐の、しかも下っ端に
いいように引っ掻き回されて気づかないって
お粗末すぎる。
でもっての悲恋エンド。
ここまでで一番、悲恋度が低い内容だったと
思います。悲恋と言えば悲恋だけど、
この内容だと、高校生同士の行き違いから
結ばれずに終わっちゃった.....みたいなのと
大差無い感じじゃないかな。
全体的にうわっすべり感が強く、雰囲気に
頼り過ぎた印象。
話の起伏があまりなく、少々退屈でした。
そして、九尾の狐、って事に別段
意味合いが無かったような内容。
ちょっとガッカリでした。