narico555のブログ

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DAIROKU:AYAKASHIMORI 4.白月

f:id:narico555:20200616161416p:plaincv:櫻井孝宏

妖狐が中心の区画キクツネの統。

温和で優しく、常に人当たりの良い

九尾の狐。何故か爺言葉。

 

サクラタニの統たちの中で、一番フレンドリーで

とっつきやすいキャラなので、最初にやるべきか

順番を非常に迷ったキャラでした。

 

狐だけに、キクツネ全体が化かし合いは

当然って感じの軽いノリが感じられるし、

白月自身も、受ける印象は軽佻浮薄で

統としての重みは全然です。

顔は幼めなのに、喋る言葉はおじいさんのようで、

どうにも気持ちが乗らないと言うか。

 

いいキャラだったとは思います。

ただ、結局最後まで深刻さには程遠い内容でした。

九尾の狐だけに、もう少し深~い背景が

あるのかな?って思ってたし、正直そこを

期待してたんですけど、人間の汚さを語られても

サラッとした感じだったので、こちらの気持ちも

あまり寄り添えなかったと言うか。

 

それと、このルートではヒロインちゃんには

共感できませんでした。

式神にしなくても、別のやり方はあると思う。

式神への思考は短絡的で軽率に感じられました。

それと、それに伴う後半の成り行きもチープかと。

単純過ぎてつまらなかったです。

噂話の怖さはあるけど、あれだけの人たちが

あんな化かすのが普通の狐の、しかも下っ端に

いいように引っ掻き回されて気づかないって

お粗末すぎる。

 

でもっての悲恋エンド。

ここまでで一番、悲恋度が低い内容だったと

思います。悲恋と言えば悲恋だけど、

この内容だと、高校生同士の行き違いから

結ばれずに終わっちゃった.....みたいなのと

大差無い感じじゃないかな。

 

全体的にうわっすべり感が強く、雰囲気に

頼り過ぎた印象。

話の起伏があまりなく、少々退屈でした。

そして、九尾の狐、って事に別段

意味合いが無かったような内容。

ちょっとガッカリでした。