DAIROKU:AYAKASHIMORI 1.湫
cv:逢坂良太
我が道を行く蛇の妖。
自称、ミツチの統。
住所不定で謎に満ちている。
-ヒトナラザルモノー
妖怪や幽霊と呼ばれる通常見ることが出来ないモノが見えたことで
国家公務員への道が開けた!?しかし、彼女が配属されたのはその存在を秘匿された部署――政府直轄特殊庁第六特別対策室
通称:妖守(アヤカシモリ)
政府内でも知る人の少ないその部署は、
人ならざる者=妖怪に関する事案を扱う特殊な場所だった。サクラタニと呼ばれる異世界が彼女の職場。
不思議だらけの隠世で妖たちを統括・管理する生活が始まる。
妖ものって事ですが、思いのほか、軽めでした。
所用時間も短め。
隠世であるサクラタニはマカツヒ、キクツネ、アマツナの
3つの妖の居住区と妖守のオフィスがあるナカクニから
できていて、そのいずれにも属さない、蛇の妖である
ミツチの自称統の湫から始めてみました。
少年ぽいビジュアル通りに中身も単純で子供っぽい、
上から目線のオレサマなキャラ。
サクラタニで妖たちの頂点に君臨するのが夢で、
なんか可愛らしかったですね。
前半は、各種別の妖の統や補佐達との絡みが
中心で、なかなか魅力的なキャラが勢ぞろいしていて
楽しかったです。
正直なところ、攻略キャラより、補佐役のサブキャラ達の
方により魅力を感じました。
プレイ時間が短めだったので、攻略キャラの
人数を、もう2,3人多くしてくれたら良かったのにな、
なんて思ったりして.....(;^_^A
それにしても。
面白くはありました。
でもね。
なんか、ね。 ちょっと物足りなかったかな~~。
描きが中途半端と言うか、浅いと言うか。
湫はとても頑なで、親しくなるのには時間がかかり、
双方の思惑もあって親しくなっていくのだけど、
乙女的な甘さは最後の最後までありません。
それは別にいいんだけど、話の展開がね。
一波乱、二波乱あって紆余曲折して.....、
ってなわけではなく、あっという間に解決!
みたいな.....。
言ってみれば短絡的な感じ。
エンドは3種類だけど、どのエンドでも簡単な
解決の仕方。色々匂わせて置きながら、
そんな事はどこ吹く風と言うか、
まぁ、仕方ないですね.....、みたいな終わらせ方。
統である湫の決断次第で結果が変わる。
彼の判断に不満があろうがどうだろうが、
彼の決断に従う。。そういうスタンスな
補佐役は、なかなかクールで腹黒そうで
カッコイイんだけど、結局は湫に丸投げしてる感。
結局、なんななの?何だったの?何の意味が?
って、疑問符を沢山残しながら終わってしまって、
非常に物足りなかったです。
設定とかキャラとか、活かしきれて無い印象でした。