narico555のブログ

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軍靴をはいた猫(PC) 6.神谷一颯 &総括

f:id:narico555:20190124094111j:plain cv:堀江瞬

 

日本の高校に通う、ごくごく平凡で知力も運動能力も

一般的な17歳の理系男子。

ゲームやアニメ、ラノベが好きなライトなおたく。

突如異世界に迷い込み、猫族の間で『神様』として

崇められる。

 

このルートは、攻略相手って内容ではなく、

この物語の真相的な内容でした。

 

前回のシェドルートで登場した、黒幕のティガー。

彼の正体と、一颯がこの世界へ来た理由と言うか、

猫族の世界そのものの成り立ち的な事などが

明かされたルートでしたね。

 

なので、シェドの時と同様、恋愛的な内容ではなく、

当然ながら結ばれるって展開でも無かったです。

 

ゲームの表紙とか公式の絵とか見てると、

異種族でも結ばれちゃうのか??って

錯覚させるような、手つなぎシーンなので、

最終的に、そういう方向へいくのかな?なんて

当初は思っていましたが、全く違って、

ちょっと肩透かし。。。

 

まぁ、この一颯ってキャラ、妙に軽くって、

オバカなの?こんなのと恋愛するの??

みたいな気持ちにさせてくれたキャラではあったので、

別にいいんですけど、やっていくうちに、

これまた、時々妙に賢かったり、

結構、お人好しと言うか、優しかったりで、

掴みどころの無いキャラでもあるなぁって印象に。

綺麗な顔してるし、まぁ、こういうキャラが

攻略さんでも、面白いのかも.....とかって

思始めたら、攻略キャラとは言えないキャラで、

期待した人にとっては、ガッカリかと思いますね。

 

 

**** 総括 *****

このゲーム、微妙ですね.....。

 

世界観とか雰囲気とか、そういうのに

ちょっと騙されてしまった感..........。

 

私は特に猫系が好きな訳ではないのですが。

面白そうなファンタジー乙女ゲームかなぁ~、

って印象だったんです。

 

お値段が割と高めで、おまけに割引率も

他のものに比べて低かったし、PCゲームなので

最初は迷っていたのですが、ここ最近、Vitaでの

乙女ゲームの発売数の低さで、新しいゲームで

遊べない不満もあったりしたので、結局、PCだけど、

とても面白そう!!って印象だから、思い切って

予約購入したのですが..........。

 

ちょっと、価格と見合わないかなーって思いました。

 

 

システム面ですが。

目パチ口パチは無し。デフォ呼びあり。

音やヴォイスの各人設定ができるなどは良かったです。

ただ、ゲーム時は妙に使いにくかった。

画面上に常にある操作内容の中に、普通のセーブと

ロードが無いんですよ。

早送りと、クイックセーブとクイックロードはあるんですが。

 

説明書がですね。

別フォルダに入っているので、そのフォルダを

開けないとならないのが、正直不満でした。

分かりにくかったので。

なんせ、フォルダーの数が凄かったし。

DL時に、DirectXが入ってないPCの場合、DL&インストできる

ようになっていて、それは有難かったです。

うちのは入っていなかったので。

ただ、ちょっと過程が分かりにくかった。

これもフォルダー数が多くて大変でしたね。

 

オープニングやエンディングロールのスキップも、

飛ばせないのかと最初は思ったけど、右クリックしてみたら

飛ばせました。セーブする時も、セーブフォルダ上に

セーブしようとしても、最初はなかなかセーブできず.....。

結構、最初のうちは、そういうシステム面で苦戦しました。

 

 

音楽は、なかなか良かったです。世界観に合ってて、

好みでした。

ゲームの方は、共通が結構長くて4時間近くらいあったかな。

2周目からは、既読スキップで10~20分くらい。

選択肢ジャンプは無かったかと。

 

個別も、大体4時間くらいで、キャラによって

差はありました。

そして、選択肢は共通部分ではそれなりにあったけど、

個別に入るとグッと減って、せいぜいが2~4くらい。

なので、読みがとても長く、所どころ眠くなりました。

 

糖度はとても低いです。

最後にラブな雰囲気になっても、フレンチキスみたいな

シーンが1つか2つあるだけ。

キャラによっては無い人も。

全体として、猫族の世界での、跡継ぎや政治問題と

国王暗殺事件の行方や、黒船の如くやってきた

帝国との国際問題、、、そういった事柄が中心で、

恋愛ゲーム色はあまり感じられませんでした。

 

ゲームのパッケージや公式をパッと見た感じは、

甘そうなファンタジー系恋愛アドベンチャーって

印象ですが、実際は違いました。

主人公・たま姫の、王位を継ぐための試練物語、

と言えなくもない感じで、話の内容的には、

面白みも無くはないんだけど、思っていたのと

方向性が違ったのが残念で.....。

 

それに、表向き攻略人数は6人ですが、

実際は4人ってのもね。

それなりに面白かったのは、矢張り和国の3人。

人間の一颯は真相ルートで恋愛無しなのは

有りだとしても、シェドくらいは、もう少し

恋愛モードにしても良かったと思います。

もしくは、帝国側のリンクが攻略できるとか。

 

リンクとは、キティのルートで派生的に

ちょっとそれっぽいルートが用意されていました。

サービスだったのかな。

でも、完全に結ばれるわけではないので、

物足りなさの方が大きかった。

そこで終わりか!!って..........。

 

今回、どのルートも、バッド、ノーマル、グッドの

3つのエンドが用意されていましたが、

バッドはともかく、ノーマルエンドは非常に

中途半端で呆気ない終わり方で、これもちょっと

納得いかなかったですね。

 

全体的に見ると、不完全燃焼感が強いです。

 

おまけに関しても、普通と言うか定番と言うか。

そもそもこのCG、見返すのにキャラ別に

なってなくて、通しになってるので、見難いし、

誰が何枚とかも分かりにくかった。

ボーナスイラストとかも無いです。

 

回想シーンとして、シーンごとに見直せる所では

各キャラ別になってましたが、CGもそうして欲しかったです。

 

このゲーム、なんか惜しいなぁ..........。

前半の3人はそれなりに楽しめたのに、後半が。。。

 

ストーリーの掘り下げ度も浅い。

最後の謎解きは、割と面白かったけれど、

終わり方はイマイチだし、そもそも、この平凡きわまりない

って感じの一颯の将来が、信じられない感じだしね。

 

どうにも残念なゲームでした。。。。