神凪ノ杜 龍神奇譚(PC) 3.東雲 &総括
cv:松岡禎丞
突然主人公の前に姿を現した、簪のつくも神。
マイペースな怠け者で、食べることが大好き。
面倒なことがあると、年寄だからと逃げようとする。
女の子には人一倍優しく、少し馴れ馴れしいところもある。
のほほ~んとしてて、さすが神様だけに
浮世離れしていると言うか、ユニークで
面白いキャラでした。
珍しくショタ系、拗らせツンデレ系じゃない
つぐつぐのキャラで、とても新鮮だったし、
声が低めで落ち着いていて、好きでしたが、
全体的には、異性トキメキキャラって感じじゃないし、
実際にプレイしてみても、これ乙女ゲーム?って
疑問に思う内容だった気がしますね(^▽^;)
ここでやっと、龍神への生贄等の全容が
明かされたけど、なんか、自分は頭が悪いせいか、
いまいちよく分かりませんでした.....(-_-;)
それに、ハッピーエンドがねぇ.....。
不可能なようで、どこかで逃げ道用意してるんじゃ?
って期待してたけど、希望的観測って感じで
終わってしまって、なんかモヤモヤ..........。
しかも、おまけのシナリオが、各人との後日談な
内容だったのに、東雲だけは違って、はぁ????と
激しく思いました。しかも超短い。これだけが。。。
ちょっと納得いかない~~~。
こういうエンディングのゲームって、他社ゲームでも
過去にあったけど、おまけでは後日談で
それなりにハッピーになってたりしてるんで、
ここも少し期待したんですよね。
なのに、とんでもない肩透かしでした.....orz
神様相手だからね。普通の恋愛は無理でしょう、
と思ってはいましたが、何とも悲しい結末でしたね。
とは言え、涙する程でも無かったのが惜しい感じ.....。
-----総括-----
と言うことで、これで終了。
矢張り3人って少ないし、少ない割に1人あたりの時間も
控えめだったので、あっという間に終わってしまった感。
最後の東雲だけ、少し長めだったように思いますが。
全体の雰囲気とか、世界観は良かったなと思います。
ただ、前作の『妖狐奇譚』とは全く別物って感じが
したって言うか。
折角、みんなと築いた絆がチャラになってしまってる状況。
それはそれとして、目覚めて記憶を失った彼女に対する
『妖狐奇譚』での攻略3人達との関係が微妙なんですよね。
妙な距離感があって、残念な気がしました。
そして、共通から個別の前半は、淡々とした感じで
物語が進んで行き、後半いきなりの急展開。
後半は選択肢が一挙に減るので、ほぼ読みが続く状態。
ここはとても長く感じました。
そして、主人公は、ちょっと私は共感できなかったです。
苛々するほどではないけれど、弱々しくて自己犠牲型。
高耶がいじめたくなるのも分かる気が(;^_^A
まぁ、高耶もね。逆恨みもいいとこだけど。
生まれ変わりだし、姪にあたるのもあって
顔も声も似てるのに、憎しみしか持てない気持ちが
イマイチ理解できなかった。もう少し複雑でも
良かったように思います。
それにしても、みんな結局、可哀そうでしたね。
初代の文乃が浅はか過ぎたんじゃないのかな。
生まれ変わりにも贄を強要するって、嫌だわ~😨
それだけに、全ての事から解放されて、めでたしめでたしで
終わって欲しかったな~って思います。
やっぱり、東雲さんには、能天気に笑っていて欲しかった。
ところで、システム面ですが。
概ね良い方だったとは思います。
ただ、選択肢ジャンプができるのが嬉しかった反面、
未読まで飛ばしちゃうのは、ね。
一応、未読部分がある場合、未読もスキップしちゃうけど
大丈夫?って注意メッセージが出る所は、
親切で良かったとは思うものの、ここ、もう少し
頑張って欲しかったですね。
スキップの場合は、既読のみなので安心だし、
また、スキップもジャンプも、できない場合は
色が変わるので、その辺は、飛ばせるか否かの
目安になって助かりました。
あと、旭だけ、すっごく声が小さいシーンが多く、
聞き取りにくくて参りました。
感情的な表現だからなんでしょうが、
それにしても呟きボイス過ぎ。
音声に関して、オンかオフの設定しかなく、
キャラ別にボリューム調整ができないのが痛い所ですね。
やっぱり、キャラによって声がいつもデカい人がいるだけに。
あとは特に、問題なかったと思います。
今回、一番良かったな~って思うキャラは、
旭ですね。旭が一番、切なかったです。
全体的には、乙女ゲームっぽく無かったかなと思いますね。
人情物っぽいと言うか。
大昔の水害の事件から続く悲しい物語が、やっと
終結を迎える事ができました~って、感じ?
深刻そうでいて、それほど重くはなく、でも、
ジーンとしみ込んでくるような内容でした。
なので、時々眠くなることも.....。
全体としては、良かったな、と思います。