いざ、出陣!恋戦(PSP) 3.明智光秀
cv:寺島拓篤
織田信長の家臣だったが、謀反を起こした。
再度、東軍を率いて信長を倒そうとしている。
知略と計略に長け、非常に頭のいい人物。
和歌や茶の湯にも通じる文化的な一面も持つ。
今は凍り付くような怜悧な狂気を感じるが、
小次郎曰く「本来は穏やかで優しい人物だった」。
半蔵のルートで登場してきて、その時は
とても冷たくて怖い人だったのですが、
本ルートでは、拍子抜けする程、優しくて..........。
声の寺島さんが、いつもの高い声でもなく、
遥かの有馬サンのような低音って程でもなく、
中間の高さで凄い甘い声なので、なんかそこが
とても新鮮だったし、ちょっとむず痒くもありました(;^_^A
冷酷さを表す時には、少し声が硬くて低めに
なるのですが、姫との会話においては
殆どが甘い声..........。
でもって、シーンも姫との二人の世界って感じなので、
結構、甘い時間をたっぷりと堪能させて貰った
感じでした。
相変わらず、くっつくのが早いと言うか、簡単で。
華も、怖いと感じながら、ちょっとした優しさに
すぐに惹かれて恋路にまっしぐらって感じだし、
光秀の方も、割と簡単に彼女に絆されると言うか
惹かれて、心を開いていきます。
いやはや、本当に、簡単過ぎる~~~(^▽^;)
なので、後半は良いシーンが多いながらも、
感動は薄いです。
ただ、悲恋エンドの光秀さんは、哀れで
涙を誘いましたけどね。
このゲーム、祝言、通常、悲恋と3種類の
エンドが用意されているのですが、
後半からは、各エンドに向けて
話の内容がちがっています。
大体において、同じ流れの中で選択肢によって
エンドが変わるパターンが通常ですが、
そうではないので、分岐以降、既読早送りシーンは
無いので、1つのエンドを通してやると
所要時間は2時間程度ですが、その後の
エンド回収においても、各エンドで1時間弱の
時間を要するので、短いけどボリュームを
感じさせる内容だと思います。
で、この光秀さんですが。
この物語では、本能寺の変で死んだ筈の
信長と光秀が生きているって設定。
世間的には死んだものと思われているけれど、
実は生きていて、それぞれが西軍と東軍の
影の支配者ってポジション。
なので、東軍の将は表向きは徳川家康って
事になっているけれど、本当の将は光秀。
なかなか面白い設定ですよね。
ただ、家康って、全く出てこないの。
この辺、笑えました。
でもって、長髪のとても美しい光秀さんですが、
一体、お幾つなのかしらね。
信長もビジュアル若いんで、気になるけれど.....。
言葉使いがとても丁寧で、声音も優しいし、
「~しなさい」とか、「おいで」とか、
そういうのが自分的にはツボでした。
言葉使いが丁寧なキャラ、大好きです♡
ただ、このお方、「君(きみ)」呼びなんですよ。
現代ものなら嬉しい呼び方だけど、戦国時代ですからね。
ちょっとあり得ない呼び方。
この時代なら、「そなた」とかが妥当でしょう。
そのせいか、「君」と言われる度に、変な感じがしました。
そういう時代に応じた言葉とか、大事だと思います。
厳密でなくとも良いのですが、あまりに現代的な言葉は
時代の雰囲気をぶち壊す気がしますね。
ツッコミどころ満載だし、薄い内容なので
感動は薄いけれど、甘い雰囲気オンパレードな
内容は、それなりに楽しめました。
悲恋ルートでの華のしつっこい行動には
ウンザリでしたけどね。。。