narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

クロノスタシア(PSP) 2.ティオ

f:id:narico555:20180412090754j:plain

 

 

ルシアが住む喫茶「ココノココノ」の屋根裏部屋に

引っ越してきた、有名な画家。

描いた絵に法外な値段がつく。

だが、その記憶は1日しかもたず、

毎日18時11分になると記憶がリセットされてしまう。

 

記憶が24時間しかもたない不思議な少年ですが、

綺麗で可愛らしく、無邪気で前向き。

見るからに幼そうで、ほんと可愛らしいので、

こういうキャラは無理かもな~、とプレイ前は

思っていましたが、実際にやってみると、

初回、キョウゴのルートから好きになってしまいました。

多分、声のツグヅグのお蔭でしょうね。

自分、本当にツグツグ好きなんだな~って思いました。

少年系で、陰のある病んでる系が多いツグツグのキャラの

中で、今回はちょっと違って、癒し系なタイプ。

記憶がリセットされるから、嫌なこととかも覚えていない。

毎日が新しい体験となる為、知る楽しさの方が勝ってて、

だから明るくてポジティブ.....。

そして、そんなティオと一緒にいるのが楽しくて

惹かれていくルシア。

 

このルート、制限がかかっていて、キョウゴ攻略後に

開放されるようになってました。

だからなのか、キョウゴのルートでは物語ド真ん中、

みたいな進行でしたが、このティオのルートでは、

そんな物語を他所にして、ひたすらティオと紡ぐ

二人の時間を中心に進んでいて、世間の事件なんて

ちょっとそっちのけな内容だったのが、少々驚きでした。

 

あと、叔父であるホリックや、ティオのマネージャーの

マリリンの二人が、ティオとルシアの二人をそっちのけな

感じなのが、ちょっとね.....。この二人、呑気過ぎないか?

って思いました。

ティオとルシア、二人きりだからこそ関係が進んだ、

と言えるかもしれませんが、ティオの秘密は結構重要だし、

それをルシアに教えもしないで放っておくってのもね。

ホリックとマリリンには、それぞれやらなければならない

事があるのは、キョウゴをやって大体察せられるものの、

それにしても無責任な印象でした。

 

ただひたすらに、二人だけの世界を描いた感じでしたが、

毎日18時11分になると記憶がリセットされて、

その度に「はじめまして.....。君は誰?」と

問われる事に、好意が増すのに比例して辛くなるルシア。

せつなかったですね。

好きになればなるほどに.....。

けれど、記憶はリセットされているのに、ティオの中で

感情は積もっていってるようで、段々と変化が。。。

そして、毎日が新鮮で楽しいと思っていたのに、

ルシアへの想いから、記憶がリセットされるのが嫌になってきて。

その辺の心情の吐露のシーンとかは、すっごく良かったです。

こういう切ない、繊細さを表現するの、本当にお上手.....。

 

このカップルは、おとぎ話の中のカップルのように

可愛らしかったですが、良かったです。

キュン度は低めでしたが.....(;^_^A