三国恋戦記 魁 5.華陀 &総括
cv:花江夏樹
街の名医と言われている謎の人物。
攻略制限が掛かっていたようで、他4人終了後に、
最初の選択肢から選べるようになりました。
このルート、なんかとても短かったと思います。
奉先のルートで遭遇していましたが、その時点で
怪しかったし、もしかしたら?と思っていた通りでしたね。
始まりは奉先ルートと被っていたので、途中まで
同じかと思っていたら、予想以上に早く奉先から離脱。
奉先、命の恩人って連れてきながら、本人ルートでは
客人扱いだったのに、ここでは使用人……。
この落差には、ちょっと唖然でした(;^ω^)
その後は華陀と行動を共にするのですが、正直な所、
あまり面白く無かったですね。
関わりが短すぎて、互いの気持ちの過程が伝わって来ず。
いつの間にかって言うか、いきなり大事な存在になって
しまってる感じで、ピンときませんでした。
華陀は三国志で確かに名医として登場していますが、
結構、謎の多い人物。
いきなり現れて、フッと消え……、、、みたいな。
当時にしては珍しい外科医って事もあり、
色々エピソードがあって、それを上手く取り入れてるな、
とは思いましたが、なんでこの人なんでしょうね。
神出鬼没で謎が多いからこそ、こういう設定に
しやすかったから、と思えなくもありませんが、
物語の表舞台には、あまり登場してこない、
歴史の動きには殆ど関係してこない人物だけに、
ここでも、話が今一つで、ふたりの退屈な日常って
感じでした。
それだけに、短いのも頷ける感じではありましたが。
せつないのは、エンディングの少し前あたりからですね。
終焉に向けて、一気に暗くて悲劇色が強くなりました。
ハッピーエンドは、大体予想通りでした。
一番、何の愁いも無い終わり方だったかと思います。
この人の設定上、当然かな、とも思いますが。
それにしても、全体的にモヤモヤした印象だったかなぁ~。
この人物の隠された謎が、このキャラの行動に
足枷となってるようなので、はっきりしない態度と行動で、
お互いに惹かれる理由が分からなかったです。
魅力があまり伝わってきませんでした。
自分はそう感じました。
最後は幸せになれて良かったな、とは思いますが。。。
……という事で、これで全て終了しました。
フルコンプしても、おめでとう♪的なCGが追加されただけで、
特にこれと言ったオマケもなく、なんか、物足りな~~~~い(-_-;)
初回でも書きましたが、これで定価8300円は、
いくらパソコンゲームとは言え、高すぎると思います。
そもそも、この時代で設定した事に無理があったのではないか?
攻略人物が5人しかいないのも、他に見当たらないのでしょう。
華陀なんか、謎が多い分、使い勝手が良いのかもしれないけど、
最初に名前を見た時、はぁ???って思いましたもん。
三国志の中では、サブにもならないようなキャラだと思うし。
何にせよ、非常に評価に苦しむ作品だったと思うばかりです。
システム的には良かったと思います。快適でした。
名前もデフォ呼びだったし。絵も綺麗でした。
華陀がちょっと変って思うのがあったものの、全体的に
攻略キャラはみんな綺麗でステキでした。
ただ若干、タイプミス?脱字がチラホラ散見されましたね。
シナリオ的には、史実や『三国志演義』等を上手にアレンジしてあり、
その辺は、さすがだな、と思います。
でも、何て言うか、結局、前宣伝から連想された内容とは
大幅な乖離が感じられ、だからこそ、前作ファンの多くが
ガッカリしたんだろうと思いますね。
確かに、前作から考えると、まるで真逆の別物でした。
共通点は、本によって、三国志周辺の時代に飛ばされてしまい、
本の空白が埋まるまでは帰れないって所だけ。
公式での紹介文にあるような、恋愛を育むとか
ヒロインの行動も千差万別とか、、え?どこが?って思います。
具体的に指摘して欲しいくらいです。
前作とは大きくコンセプトを変え、戦乱の世で散っていく
ヒーローたちの悲劇の物語をヒロインと一緒に追うゲーム。
その中で、彼女、彼らは史実通りの結末を迎えるのか?それとも…………。
ってのが、正しくないですかぁ????
外伝的な扱いが良かった気がします。
前作のように、歴史改変に頑張るゲームじゃないよ、
攻略キャラ達にヒロインが寄り添って、悲劇をなぞっていく、
暗い悲恋物語だよ、ってハッキリ前もって教えておいてくれても
良かったかもね~。でもそれじゃぁ、身も蓋もない?
全くの別物と考えるなら、それなりに楽しめる内容ではありました。
『三国志』を読んで知ってる人には、上手にアレンジしてあるな、と、
そこそこ面白く見れたと思いますが、全然知らない人なら、
訳分からない感じでしょうか。
希望が無いし、救いも感じられないし、暗くて、乙女ゲームって
感じが薄いし。
評価は、自分的には ★★★☆☆ 星3つって所かな。
なんとも微妙なんですよね。
人数や時間は物足りないです。
シナリオは、単作と思えば、わりと楽しめました。
ただ、ヒロインが思いのほか後ろ向き過ぎて。
歴史改変ではなくても、諦め傾向にあるのは、いただけません。
これじゃぁ、不幸になって当たり前。
頑張っても頑張っても、不幸の渦へ~~~なら、
もう、涙ボロボロ、滂沱~~~って感じになるし、
共感も感動もできるのではないかと。
あー、それにしても、なんかやっぱり残念感。
攻略キャラの方々は、みんな良かったのになぁ。。。。。
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