三国恋戦記 魁 3.董仲穎
cv:鳥海浩輔
三国史上もっとも冷酷無比と言われた男。
漢王朝を乗っ取り、滅ぼした。
残虐の限りを尽くす……。
いやぁ~~~~、、、(;^_^A
自分的には、ツボでした。。。
黄巾の乱が収まったと思ったら、今度はとんでもない
残虐極まる男が専横を尽くし、散々権勢を極めて
滅びの一途だった漢王朝にトドメを刺したと言っても
良いくらいの、史上名だたる董仲穎。
ビジュアル的にも醜いのが定番だけに、
ここでの美しい姿にはビックリだったのですが、
なかなか面白い設定にしてありましたね。
奉先のルートで謎めいた存在だった仲穎だったので、
本ルートで非常に興味がありましたし、
また、見た目の謎は何かの呪いか何かだろうと
推測してましたが、似たような感じでしたね。
それにしても、終始重たくて退廃的でした。
気だるく陰鬱な雰囲気で、破滅願望アリアリで、
どうにも手におえないような人物像……。
でも、なんか良かったです。
言葉で的確に表せないキャラのように思いますが、
せつなかったです。
この話の流れだと、本の力を十分に発揮しようもない。
だって、仲穎の望んでいる事と巴が望むことに
大きな開きがあり過ぎて。
ああいう難しい人のそばで、一体どうしろって言うんだって
思っちゃいました。
まぁだから、結局は流されるように進んでいった訳で、
そこをもどかしく思ったりもするんでしょうけど、
ただもう、固唾を飲みながら傍観しているしかない感じ?(;^_^A
破滅までのカウントダウンを。
暴虐の限りを尽くすところまで行きついちゃったら、
後はもう、本当の意味でのハッピーエンドなんて
望めないのも当然かな~って思います。
このゲームは、結局、行き着くところまで行かせちゃうように
作ってあるんだもん、、、哀しいかな。。。
いっそ、一緒に現代へ飛んじゃえば面白かったのに……、
とも思ったりしましたね。
それにしても、愛しの鳥さんは良かったです。
久々の低音ボイスのダーク系キャラ。
結構、寡黙なキャラだったので、
「…………」が多かった。勿論、声はあるけれど。
ここから感じさせるニュアンスの違いが、オツでしたね。
それと、気だるい喋りには、ゾクッときました。
撫でられる感じ? 雰囲気がたまりませんでした。
もっと深い闇を感じさせる、破滅的な雰囲気が
グッと来て、怖いのに見捨てられないハマる魅力が
あったように思います。
あ~、この深みにズブズブと沈んでいきたい……
って、思わされたキャラでした。