白と黒のアリス 4.カノン
cv:花江夏樹
街の帽子屋。自身でデザインも制作もしている。
白の世界で、女王ルナの世話役に任じられる。
毒舌でルナに対する態度は悪い。
ボーイッシュな女の子みたいな顔してるし、
一見ショタっぽいけど、意外とそうでもなく、
かなり意地悪な性格だな~っていうのが第一印象。
白うさぎのスノウが、見た目年齢が一番ルナに近いから、、、
とか、選んだ理由を言ってましたが、それだけの理由で
選んだのだとしたら、彼の事情を知ってるので、
うさぎ達は意地悪だな~と思ってしまいます。
ジャックの場合は、ルナを慕って自ら志願したのに、
嫌がっているカノンを選抜するのって、ちょっと意味が分かりません。
もう少し、納得できる理由が欲しかったなって思うけれど、
このルート自体の内容は、とっても面白かったです。
カノンのキャラ、予想外に良かったです。
お話しも。
ルナとしょっちゅう口喧嘩ばっかりしてて、
それだけだったら、そういうのは好きになれないのに、
なんかこの二人のやり取りは微笑ましくて
意地の張り合い加減も微妙に良い感じでした。
行き過ぎない、適度な所で緩む匙加減が上手かったように思います。
そして、後半の深刻さ……。
互いの気持ちが通じ合ったと思えた頃に、
思いも寄らない事実を告げられた後の、エンドへと向かう
一連の流れは、とても切なくて、泣けてしまいました。
そして、カノンが本当にステキでした。
あんなに毒舌で、すぐにムキになる反面、なんだかんだと
優しくて……。彼が背負ってきた長い孤独も哀れで、
だからこそ、あえて孤独であることを選び貫いてきたからこその想い。
すごく切なかったですね。
まさか、カノンに胸キュンして感動させられるとは
全くもって予想してなかった……。
このルート、大好きになってしまいました。。。。
エンドとしては、白のグッドエンドが一番好きです。
ここまでやった3人は、矢張り黒グッドエンドがベストだろう、
と思えましたが、このカノンでは、黒のグッドエンドも
なんだか切ないし、ちょっと物足りなかったです。
後日談が欲しいくらい。
いずれにしても、カノンの愛の強さ深さに
やられてしまったルートだったと思います。