白と黒のアリス 3.ミネット
cv:木村良平
魔法が得意なチェシャ猫。
侯爵夫人に飼われていて気ままで掴み所がない。
いつもフワフワしていて、遊び好き。。。
他の人のルートでも、いつも引っ掻き回していく
トラブルメーカーのような感じで、にもかかわらず、
案外、役に立ってたりして不思議な存在でしたが、
とにかく軟派と言うか博愛主義?
最初っから愛の言葉オンパレードで、
いかにも安っぽいって事もあり、正直前半は
食傷気味と言うか、ちょっとウンザリでした。
毎日のように遊びに来ては、可愛いだの
大好きだの……。外へ連れ出して遊びまわった挙句に、
勝手に一人で帰って愛日梨は置いてきぼり。
しかも反省している様子が見られず。。
そんな軽くて気ままで訳が分からない彼に
惹かれていく愛日梨が理解できませんでした。
なので、前半は気持ちが乗らず、途中で放棄したくなる程、
ウンザリ感が強くって……。
それでも何とか我慢して頑張ってみて、まぁ、良かったです。
後半はとても面白かったので。
やっと出てきた侯爵夫人……。
飼われているとは聞いていても、一体、どんな関係なのか?
どういった人物なのか、やっとここで御登場って事で。
いやぁ~、とんでもない人でしたねぇ……(;'∀')怖いこと、怖い事……。
愛日梨が来なければ、この人との関係にずっと不満を
持つ事もなく続けていただろうミネットが
本気で彼女を好きになった事で変わっていったのが
良かったです。
前半では、気持ち悪いほど軽い愛の言葉も、
後半では気持ちのこもった、真実味のある言葉に変わり、
胸に響いてきましたね。
とは言え、それでもこの人、やっぱり言葉が多すぎ!
甘ったるくて、自分としては少々苦手ではありました。
でも、表情とかも大人っぽくなってイイ男になったな、と
思わせてくれてステキなお話になったと感じました。
前半は本当にきつかったけれど、だからこそ後半が
活きたのかもしれませんね。