三国恋戦記~オトメの兵法!~新装版 5.公瑾
cv:諏訪部順一
仲謀軍の都督。
仲謀の兄の代から孫家に仕えている。
物腰柔らかで、いつも笑みを湛えているけれど、
何を考えているのかは分かりにくい。
こういう人は食わせ者って相場の通りでしたねぇ~。
史実の公瑾はもっと熱い人なので、大分イメージが違って
ビックリだったのですが、これはこれで面白かったです。
ただ、本人ルートでは、その内面が後半明らかに
なって、その人物像もそれなりに分かってはきますが、
それ以外では、冷酷さが目立ってます。
でも地味~な印象でしたが。
三国志の知識があって、元々が公瑾好き~って人には、
ここの公瑾は馴染みにくく、また本人ルートでも
物足りなさを覚える気がしますね。
それでもこのゲームでは、史実の世界とは
似てるけど同じじゃないって設定のようですので、
あまり深く考えずに、出されてきた料理をそのまま
味わえば良いのかな~って思います。
それで、このルートですが、仲謀ルートと大きく被っているので、
仲謀ルートよりも矢張り短かったと思います。
翼徳と同じくらいかな。
個別に入ってすぐに、某所へ飛ばされるのですが、
毎回毎回、同じ所ってのも、どうなんでしょうね……と、
このルートに至って改めて思いました。
結果を変える為なら、各人に合った、もっと重要ポイントが
あるんじゃないのかな~って。
今回、飛んだ先での話も短かったのもあり、
恋愛心理への過程が短くてピンと来なかったです。
簡単過ぎる気が。
特に、花が公瑾に惹かれる過程はサッパリでしたね。
いつの間にか、な感じですが、好きになる要素、
大してなかった気が。
この程度で好きになるんじゃ、簡単過ぎるでしょう……って
やりながら思ってました。
公瑾自身も分かりにくかったし……。
それでも、なかなか花が思うようには改変していかないので、
その辺は、夢中にさせてくれたと思います。
自分の信じる道への妥協があまり無い、策士で老獪とも
言える公瑾は、さすがに一筋縄ではいかなくて、
見ごたえがありました。
ただこのルート、後半の選択肢が激少だったのが、
いま一つ、かなぁ~。
かなり重要な場所で選ばせてくれない。
なので、エンディングも少なかったです。
仲謀のサブ扱いなんでしょうね。
仕方ないけど、人物的には仲謀より好きなので
この扱いは残念に思います。もうちょっと厚みがあると良かったです。
あと、このルートでやっと、目を開けてくれて、
カッコ良さを味わう事ができました。
本人ルートでも、ずっと糸目状態じゃ、さすがに
萌えれないですもんね……(;^_^A