ワンド オブ フォーチュン R2~時空に沈む黙示録~ 3.ビラール
cv:高橋広樹
ファランバルド王国の第二王子。
水に恵まれない祖国の為に魔法を学んでいたが、
芳しい結果が得られず、帰国する事に。
その前にみんなで記念撮影をしようとしていて、
過去に飛ばされてしまって……。
このルート、とても面白かったです。
ユリウス&ノエルのペアでは、戦争問題の中心にいる感じで、
否応なく巻き込まれて葛藤していて、ちょっと重たい雰囲気でしたが、
その間に、他のみんなは何してるの?ってのが、
ここで、ビラールとラギの事情が明かされて、なるほど納得。
共通ルートでも、ビラールの喋りが流暢になって守護精霊が
付いちゃったり、ラギがドラゴン化したことが報告されたものの、
訳が分からなかったのですが、その経緯がよく分かり、
内容的にも面白かった。
こちらの内容は、ファンタジー色が強い感じでしたね。
ファランバルドの水枯れの呪いの原因を教えてもらうために
信頼を得ようと頑張るビラールと、それをそばで支えるルル。
ビラールは言葉が流暢になってからは、なんだかすっかり
王国の王子らしい、大人っぽくてしっかりした様子が増して、
とても素敵でした。
広樹さんの声がね。落ち着いてて耳にとても心地良くて、
ウットリでした。前から好みの声質の方なので、
今回はその魅力がよく発揮されていたな~と思います。♡
エンディングは泣きました。
特にTragicの方は、ボロボロ……。悲し過ぎる。
予想できたエンドでしたけどね。
そしてハッピーエンドも、かなりギリギリまでTragic引きずってたので、
どーなるのよぉぅぅぅぅ…………、って、やっぱり泣けてきちゃって……(;^_^A
またまたウッカリ、Tragicの方へ先に到達してしまったので、
胸が痛くなって、しかたありませんでした。。。
ビラールはずっと祖国の為に生きてきて、自身の命よりも
国の方が重いと思っている人だけに、結ばれない理由も
容易に想像がつくわけなのですが、それにしても、
提示された選択のあり方には、ちょっと驚いたし
せつなかったです。ちょっと残酷。
そして、ビラールの選択も……。
結局、ルルの頑張りで翻すことになったけれど、もっと本人自身で
葛藤して選択しなおして欲しかったなぁ~と、私は思いました。
このルートでは、自然と人間の関係と問題が
描かれていて、現代の人類が直面している問題と通じていて、
なかなか深かったかな、と感じました。
良いシナリオでしたね。
選択を突き付けられるまでは、二人の雰囲気が
どこかロマンティックでうっとりでした。
あと、ハッピーエンドで最後にビラールのお兄さんである
ファランバルドの第一王子が顔出しで登場。
すっごく綺麗な人で、萌えました~♡
自分的にはビラールより好みです……(;^_^A
こういう、綺麗だけど食えない感じの方、いいですねー。
さて。次はラギで。
ペアだけに、ラギの問題もある程度わかってるし、エンディングを
見る限り、ラギのエンドも予想がついちゃう感じではありますが。。。
お楽しみです。^^