遥かなる時空の中で3Ultimate 5.平敦盛
cv:保志総一朗
敵である平家の公達。平清盛の甥にあたる、笛の名手。
八葉の一人で、天の玄武。
元々平家物語でも15歳で合戦で死ぬ、涙を誘う描写で
有名な少年ですが、ここでも可哀そうな存在でした。
自身の存在に圧倒的な負い目を持っているせいか、
神子に対してはとても遠慮がちと言うか、後ろ向きでも
ありましたが、想いはひたむきで純粋でしたね。
ただ、平家との戦いの度に葛藤が付いて回るわりには、
ずっしりとした重量感が無く、可哀想とは思うものの
悲壮感は意外となかったように思います。
苦しみの度合いが、深いんだろうに深く感じられなかった、
と言ったらいいのか……。
後ろ向きな敦盛に対して、神子があまりにポジティブだったから、
かもしれません。
ここまでポジティブだと、思い悩むのが馬鹿らしく
なってくる感じでしたね。
まぁ、敦盛の場合、どうしようも無いわけなのですが。
だからなのかは分かりませんが、思いのほか糖度が低い感じと言うか、
恋愛的な雰囲気は薄かった印象でした。
本人たちは、多分、恋愛的な気持ちなんでしょうけどね(;^_^A
エンディングは、かなり物足りなかったかな。
十六夜の方も。
想いの強さで、大きな変化があれば良かったのに、って
思ったけれど、それだとご都合主義になっちゃうのかなぁ。
でも、何度もやり直す事自体、すでにご都合だと思いますけどねww
それにしても、声の保志くん、予想以上に声が低めでしたね。
この手のキャラだと、大抵高めでくるので、ちょっと驚きました。
前の時には、もう少し高めだったような気が。
だから、少年系は好みじゃないのもあって、敦盛はイマイチだった
記憶があるのですが、今回はショタっぽくなくて良かったですが、
キュン度が無かったのが残念です。