花朧~戦国伝乱奇~ 3.武田信玄
cv下野紘
とても切なくて悲しいルートでした…。
史実の信玄とはイメージが全然違っていて、温厚でちょっとどもり気味の
口下手で、すごくゆっくり話すんですよね。
言葉を選ぶのに時間がかかってるようですが、非常にゆっくり、
尚且つ、間も長くって、言い終わるまでにかなり時間かかる事が多く、
正直ちょっと、じれったかったりしましたが。
でも凄く良かったです。
チャキチャキしていた勝家の後だけに、まるで対照的な雰囲気とキャラ。
でも、重みがあって、見ごたえがありました。
さすがに甲斐の国主ですね。責任が違います。
そして、このルートでの市姫は、良かったです。
ただ、早い段階で彼女の正体が分かってしまうため、
思い悩みながらの展開でしたが、長政の時みたいに
ヤケのやんパちのようにはならなかったのは良かったし、
自分の気持ちに気づいてからは、ただ信玄のそばにいたい思いを
迷いなく貫いていく姿には、涙しちゃいました。
最後まで、よく頑張ったね、って感じでした。
だけど、ねぇ…。
結局、信玄は肺を病んでるわけなので、長生きはできないわけで。
本来なら既に死んでるのよね。
それだけに、後半は今にも死にそうな状況だけに、
気持ち的にも落ち着かないと言うか、ハラハラした気持ちになってました。
ラブエンドとなっても、先立たれてしまうんだな~なんて思って、
ちょっぴり悲しかった。。。
そして、しもんぬの演技…。
良かったよぉ~~。
難しい役だったと思うけど、ジ~~ンと胸に沁みてくる感じでした。
普段の喋りは噛んでばかりなのに、いざという時には、噛まないどころか
強い武将らしくて、凛々しくてかっこ良かった。
過去に受けた傷をずっと背負って、穏やかで優しいけれど寂しげな信玄の
悩みや苦しみが伝わってきて…。
市との事もね。。。
結局のところ、悲恋物語って感じます。
可哀そうな場面も多かったように思うし。
勝家の時は、割と萌えキュンが多かったけれど、
このルートは萌えと言うより、感動、でしょうか。
そして、ツーンと胸がちょっぴり痛くて。
久々に、ウルウルしてしまった信玄ルートでした。