下天の華 with 夢灯り 愛蔵版 下天の華6.徳川家康
すっごく良かった♡
前半、必ず出てくる人なので、その人物像ときたら、
女性が超苦手で、か弱そぉ~で、大人しくて、なんかちょっと
なよっぽいイメージの、通常の家康とは凄いギャップなキャラなのですが。
それだけに、楽しみでもあり、少々不安でもあったのですが、
やってみたら、めちゃ面白かったし、この家康、すっごい好き。
蘭丸とはまた違った、ピュアさ、誠実さ。
そして何より、優しい!
自然や動物が大好きで、戦う事が嫌いという、戦国武将とは
思えない性格。それだけに、本人も、一国の領主に向いてないって
思っていて、自信もないし、しかも女性が苦手だけに、家の将来を
考えると気が重くなる……って状態で。
そんな家康の苦手を克服できるよう、手助けしてやって欲しいと
信長に頼まれて、ほたるは家康の元へ……。
長い前髪で顔を隠して、ろくすっぽ満足に喋れない家康の様子が
なんか可愛らしいし、徐々に打ち解けて、ほたるとなら話せるように
なっていく様子や、その過程で語られる、本人の事情……。
そして、薬草摘みに行ったり、琵琶湖に行ったりと、
のんびり、まったりと過ごす二人の時間……。
そんな、ほのぼのとした時間が、私にはツボでした。
恋愛エンドは、どの人も或る意味似たり寄ったりな結果なのですが、
家康ルート、、、良かったです。この人とが一番、幸せに
生きていける気がしますね。
何だかんだ言っても、頼りなげに見えても、剣の腕は一流で、
実力は確かな、できる男なんですよね。自信が無かっただけで。
それが、彼女のお陰で自信がついてきて、凛々しさが増して来て、
尚且つ、めっぽう優しいので、最後はニヤけてました……(^_^;)
そして気になる罪の華エンド……。
こちらは、悲しくてホロリ……。そして最後は安堵と言うか、
ちょっと予想に近かったです。
蘭丸の罪エンドが悲し過ぎたので、どーなるんだろう?と
ハラハラしましたが、そこはやっぱり、家康は優しい人ですね。
どこまでも優しい……。いや~、ほんと良かったわ~。
ケンショー君の声が、また良くて。
少年役が多いケンショー君。今回の、おっとりして、朴訥とした感じの役、
最初はちょっと、違和感ありました。
なんか、すっごく抑揚が押さえてあって、一歩間違うと棒読み的……。
でも、微妙な感情の機微が表現されてて、それが家康のキャラを
よく表している感じでした。
綺麗なビジュアルの割に、決して派手ではない、けれど存在感がある。
ステキな家康でした~♡♡