明治東亰恋伽 Full Moon 4.川上音二郎
cv 鳥海浩輔
最初に出て来た時はビックリしました。
鴎外&春草ルートでも、前半、ちょこっと登場するんですが、
なんと、女装姿なので……。
役者さんだから、女装もアリなんだろうな、とは思いましたけどね。
このルートでも、同居します。
鴎外さんの時は、森邸に春草も下宿してたから二人とでしたが、
このルートでは、音二郎さんのみ。
なんせ、6畳一間で、しかも置屋……。
音さんは、音奴として、芸者働きしてる。
なので、ずっと、殆ど、女装状態。
最初のうちは、音奴が男とは露とも分からない芽衣は、
言われた通りに「お姐さん」と呼んで、親切に世話をしてくれる
音奴を、慕うほど信頼して同居してたのだけれど……。
このルートは、矢張り、面白かったです。
最初に鏡花でいったわけですが、基本設定や話しの流れ的には、
音二郎ルートが正統なんだろうな、と、鏡花をやってる時から
感じていたけど、本当、スンナリスムーズな感じの話し展開でした。
やっぱり、一緒に住んでるって、強いよね(^^)
音二郎さん、本当に人が好いと言うか、面倒見が良くて、
最初の頃は、保護者のよう……。
頼りがいあるし。
音奴としての彼も、気風の良い姐御のようだし、そんな女姿で、
時々素の男言葉が出たりするのが、また面白くて。
それと、鏡花自身のルートでは、煩くてかわなかった鏡花ちゃん、
この毒々しい性格と口舌が、音二郎さんルートでは、面白かったです。
やたらとぶつかって、口げんかになるのだけど、これが楽しいです。
鴎外さんと春草のやり取りとは、また違ったカラーで。
お金持ちで優雅なルートだった鴎外&春草組とは一変して、
真逆とも言える、華街暮らしの音二郎&鏡花ルート。。。良かったです。
音二郎さん自身は、矢張り、記憶を失くした彼女への同情や責任感の
ようなものが強くて、ずっと保護者的な状況だったので、
優しいのだけど、兄とか叔父のような距離感がずっと続いてました。
狭い部屋で同居しているにもかかわらず。。。
その距離感がなんとも微妙でまどろっこしくもあったのですが、
最後の方で一挙に縮まり、安定のドキドキキュンでした(^_^;)
そして、鳥さんの、女装言葉とベランメェ的な男言葉の変化が
非常に面白かったです。
役者役なだけに、劇中劇的な箇所もあるし、ただのイイ男では
ない所が、新鮮でしたね。演じるのも面白そうな役だと思います。