narico555のブログ

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猛獣たちとお姫様 4.ヘンリク

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ユーリアの従兄妹であり、国王夫妻を殺害したフベルトの一人息子。。

 

いつでもユーリアの味方であり、彼のお陰で幽閉中も月に1度、

 

城の散策ができ、手先の器用なユーリアが作る洋服を彼が街で売っていました。

 

国王夫妻が自身の父によって暗殺され、尚且つユーリアにも

 

危険が迫っている事を知らせてくれたけれど、それ以降は

 

存在が薄かったヘンリク……。

 

このルートでも本格的に登場するのは2章の最後の方からで。

 

 

でも、このルートは割と面白かったですね。

 

さすがに王子だけあって、性格は良いんだけど、とっても偉そうで、

 

上から目線……。でも、お育ちの良さのせいか、ほんと世間知らずの

 

ボンボンって感じで、いちいち言動が笑えるの。。。

 

 

やっぱり、このヘンリクとユーリアの取り合わせが、一番しっくり来ると言うか、

 

普通のコースですよね。

 

幼馴染みでもあるし、お互いを想い合うのも自然の成り行き。

 

って言うか、既に、その土壌は十分育ってる感、満載。

 

ただ、当人同士が気づいていないだけで。

 

なので、ラブストーリー的には、殆ど意外性もなく、予想通りの展開でした。

 

物語的にも、この二人の取り合わせならではの進行で、やはりこちらも

 

意外性はなく、順当な感じでした。

 

面白いのは、ヘンリクのキャラと、周囲とのやり取りであり、

 

物語そのものは、大した事はありませんでした。

 

世間知らずのボンボン王子が、ピスキスで色々と見聞きしたり経験したりして、

 

しっかりした王子に成長していくのだけれど、他の動物達の時よりは

 

仕事ぶりは文字のみでしか描かれて無いし、簡単な感じでした。

 

ユーリアも、動物達との暮らしの時には、矢張り嬢ちゃんからしっかり者へ、

 

って感じだったけど、このルートでは、なんか知らんけどヘンリクの事ばっかり

 

心配したり考えたりして、いまひとつな印象でした。

 

二人で力を合わせて自国を取り戻すって流れなのに、ちっとも苦労が見えない。

 

そういう所からしても、本当に簡単にメデタシになっちゃうんだな~と、

 

今回も思いました。

 

なんなんだろう?この、うわっ滑りな感じ…………。

 

雰囲気だけで誤魔化されているような…………。

 

 

ヘンリク、カッコイイのに、妙に面白味のあるキャラで、

 

それなりに面白くはあったけれど、ただアハハと、その場限りの笑いで

 

終わってしまったように思います。。。