薄桜鬼 真改華ノ章 1.土方歳三
待ちに待った、華ノ章、でした。
前回の風ノ章から半年。
お預け状態から、やっとの後半。
まずは矢張り、大本命で最愛の、土方さんからです。
正直なところ、物足りませんでした…………。
長さ的にも予想外に短い印象。
五章+終章、ですが、大阪から品川宿に着いた所から始まりますが、
立て続けにやっていれば良いのでしょうが、ブランクがあると、
なんか、唐突な感じがする。
このゲームは、矢張り、風と華、立て続けにやった方が楽しめると思う。
いっぺんにやろうと思われてる方は、一人一人、立て続けにやった方が
すんなり楽しめる筈。全員やってから、華……じゃなくてね。
まぁ、カードの交換がイチイチ面倒だけど。
気持ちの流れがね。ついて来ないの。
せめて、風のラストシーン辺りを、回想的にいれてくれたら、
風での気持ちの流れが思い出せて、そのままスムーズに入れたと
思うんだけどねぇ。
他の人なら、ここまでじゃないかもしれない。
土方さんだからかも。
千鶴を守る為に羅刹になった土方さんだけど、土方さんは
最後まで自分の思いを外へは出さないだけに、ささやかなふれあいの
積み重ねによって、こちらの気持ちも高まって、最後にどっと……と
なるので、その大事な前半部分が無くて、後半入っても、
積み重ねて来た気持ちが、時間の経過で薄くなっちゃってるもんだからさ。
やはり、少し前に、もう一度やっておくべきだったか。
ただ、前半は、それなりに長いから。
そう思うと、前半より後半の方が短く感じたんだけど、
実際はどうなのかな。ルートによって差はあると思うけど。
それと、前半はあまり気にならなかったんだけど、後半は何故か
絵に違和感……。絵師さんもだけど、キャラデザの中島敦子さんも
入って無いからなんだろうね、この変化の違和感は。
シナリオにも、違和感。
文章が?と思う箇所が多々。それと、このルート、1つだけだけど
脱字を見つけてしまった……(^_^;)
語り部分が、千鶴視点、千鶴言葉のようなのに、他の第三者視点的な
言葉使いが入ってきたりで、描写言葉に統一性がない。
語尾も何故か、現在進行形的な語尾が多々。
そこは、「る」や「く」じゃなくて「た」だろ!って結構、思った。
セリフに関しては、気にならなかったけども。
あと、CGが物足りない感。
う~~~ん、、、なんだろ。
集大成、なんだよね?
その割に、薄い気がした。
多分、色々詰め込んだせいなのではないのかと……。
なので、全体的に散漫になってしまっていると言うか。
初期の、インパクトの強さ、ストーリーの太さ、存在感、
独特な世界感、、等々の良さが半減してしまった印象。
あと、華は、最初から其々の人物を選んでのルート。
前半からの続きだから、そうしたのかもしれないし、
それはそれで良いのだけど、だからなのかは分からないけど、
他の人との絡みが、少なすぎると思う。
だから、以前あった厚み感が、あまり感じられないのかも。
そう思うのは、矢張り、後半から後半のみをやってるからか?
そう思うと、やっぱり途中でぶち切ったのはマズかったんじゃ、と
思うばかり。
攻略人数が増えたのは良いけど、増やしすぎ。
だから、ボリュームが大きくなりすぎて1本に納まらなかったんだよねぇ。
倍の人数だもんね。倍の量になるのも自然だわ。
自分的には、新メンバーは無くて良かった。
それより、定番メンバーとの、更に美味しいシーンを充実させて
欲しかったかと。
前半に、ふれあう機会を増やして、気持ちが寄り添って行く様を
丁寧に描いてくれたら、後半はもっと盛り上がった気がします。
……と、まだ土方さんだけなので、全体としての感想は、
また、どう変わるかは分かりません。
新メンバーに関しても、やっぱり、あって良かった!!と、
やったら思うかもしれないし。
土方ルートに関しては、羅刹度によってエンドが変わります。
血を与えるか否かの選択次第で、ゲームオーバーになる事、複数。
あと、グッドエンドを終えたのちに、行軍録が解放されて、
行軍録から5章に入って、行けるエンドが2つ……(多分)。
自分的には、グッドエンドを見た後に、バッドとか嫌なんだよね~。
幸せのまま、終わりたいのにな~。
土方さんとは、グッドエンドも物足りなかった~。
糖度の低い人ではあるけれど、せめてリメイクしたわけなので、
もう少し、どーにかして欲しかった。CGが、あれじゃぁ、、
ちょい、不満です。
大本命だし、土方さんは薄桜鬼では主役でしょ。
彼の苦悩度も、いまひとつな印象だったし…………。
う~~ん、、やっぱり、惜しい!かも。。。
星で行けば、 ★★★☆☆ ってところかな。
ちょい、辛口かな。