ビジュアル的には割と好みのグレーテル(cv江口拓也)さん。
緑の瞳が好きですが、15歳って、年下キャラ。。。
年下キャラは、日ごろから今ひとつのワタシ。
おまけに。
グレーテルって名前の通り、元ネタは「ヘンゼルとグレーテル」なのでしょうから、
姉弟設定で、おまけに、しょっぱなからヒロインは手足を縛られて
真っ白な部屋のおかしな部屋に閉じ込められた状態で、何が何だか
分からない状況で始まります。
グレーテルは、他のキャラルートでは、冷静ながらどこか捻くれてて、
底意地の悪さを醸し出していましたが、ここでも、それは健在な感じです。
最初のうちは、弟が何故姉を閉じ込めて、手足を縛っているのか、
分からないまま、二人の奇妙な生活の様子が進んでいくのだけれど、
なんか、こう、すっきりしな過ぎて、やっててストレスが。。
そして、話しが進むうち、今回はヒロインがあまりにグレーテルに対して
過保護過ぎる扱いをしている事や、弟に対して恋心を抱いている所とか、
知るうちに、なんかイライラしてきてしまいました。
エピソード1の時のヒロインは魅力的でしたが、エピソード2は、
かぐやの時と言い、なんかヒロインがちょっと、オカシイと言うか、
あまり共鳴できなくて、魅力半減な感じがします。
言葉の端々によく出てくる、英語やオーバーなリアクションも
段々と鼻について来た感じで、苛々を加速させるって言うか。。。
血が繋がらない姉弟とは言え、弟は知らないって前提でありながら、
好き好き言っては、ベタベタしてるってのは、異常でしょうし、
端から見たら異常なんだって事を自覚しながら、私たちは特別だからと、
変な理屈で正当化しているというか、このヒロイン、病んでる…………。
考えてみると、エピソード1から、そうなんだけど、ヒロインは
好きな男を救う事が第一の目的、なんだよねぇ……、このゲームは。
で、それがどんどんエスカレートしてきて、とうとう、グレーテルに至っては、
もう、病み過ぎだろう、、って感じになってしまったのかも。。。
病んでる男に同調して女も病んでしまってる……、みたいな。
恋愛を取るのか、姉弟の絆を取るのか。
大人な私からすると、不毛な印象。
でもね。
最後まで来て、燃えるおかしな家を見ている二人のシルエットシーンに、
童話「ヘンゼルとグレーテル」を深読みした話しでアリ、なのかもしれないな~
なんて思ったのでした。
元々、西洋の童話は、絵空事じゃないんですよね。教訓めいた真実が
隠されてる。だから、残酷な話しも多々あるし。
文化がまるで違う日本人の私が子どもの時に読んだ時には、
不気味でイミフな印象で、あまり好きじゃ無かったけれど、
ご当地では、割と実感が伴うお話しなんじゃないのかな、と思う。
そういう意味でも、このゲームは、乙女ゲームの括りから、少しズレてる
感じがしますね。なんかとっても深いと言うか。
ただ、結局、二人は恋人である事を選択してハッピーエンドとなるけれど、
わたし的には、血の繋がりはなくても、姉と弟だった二人が
恋愛ってのは、ちょっと苦手です。気持ち悪くって……。
フィクションなのにねぇ。。。BLは平気なのに(笑)