大正メビウスライン Vitable 3千家伊織
ハードなルートだったと思います……。
かっこいい人ではある。
こういうビジュアルの人は好きだ。
クールビューティ系、大好き。ただリアルでは怖くて近寄れないだろう(^_^;)
にしても、声の興津さん、最高。
なんとも深くて味わい深い声よね。
ニルアドミラリでは、サブキャラで残念だったけど、
ここでは攻略さんって事で。。。♡
前二人のルートで、伊織には隠された何かがありそうだと思ってたし、
極論ではあっても、彼の憂国の思いは理解できたので、
ただ単純な悪者とは思えなかっただけに、事情を更に知ってみると
同情、いかばかりか……。
まぁただ、何か深い事情があるのは察してはいたから、どんな風に
京一郎を取りこんでいくんだろう……と興味が深かったんだけど。。。
最初の最初は強引に……ってのは分かるとして、それにしても、な、
二人の曖昧な関係性。
血の契約、って言葉がやたら多用されていたけれど、
具体的な行為をにおわすだけの曖昧さで、少々フラストレーション?
あと、しきりに体のやり取りはあるようだけど、心の交わりと言うか、
その点については、更に曖昧だったりする。
京一郎自身は否定的な様子だけど、外から見てると、どう見たって
愛し合ってるとしか思えないんですけど……って感じでしたねぇ。
否定しながら、しっかり心はやられてるじゃんって印象。
でも、当人、自覚してない感じのせいか、しょっちゅう一緒に
いる割には、ベタベタ感はない。
最後まで、恋人同士って感じなし。
当人達も「共犯者」って言って、そういう意味づけを敢えてしてる。
恋とか愛とかを越えた、もっと深い繋がり……、らしいです。
う~~~ん、複雑~~。
まぁ、いいんだけど。そこに拘らなくてもね。
さて、このルート。
所謂、ベストエンドとかグッドエンドとか、そういうエンドは
ありませんでした。
前2つのルートをやれば分かる通り、どう見ても、この人は
やっつけられるキャラだよね。
でも、こういう滅び系の人も、ゲームとしては悪くない。
悪の魅力とも言うのかな。
実際には、悪人とは決めつけられない事情があるんだけども。
にしても、どう選んでみても、暗い、退廃的な物語に。。。
なので、少々せつないです。
1つくらい、救われるエンドがあっても良かった気もします。
ってか、見たかった。ありきたりでないハッピーエンドが。
短いバッドエンド以外のエンドは、4つほどありましたが、
これだけあると、もう、最後のエンドを終えた頃には、
他の記憶が薄くなっちゃってます……。
ただただ、全体として、哀切的だったなぁ……と思うばかり。。。
そんな、千家伊織ルートでした。