帝国海軍恋慕情~明治横須賀行進曲 4原正毅
原(CV櫻井孝宏)ルートは、ほぼほぼ楽しめました。
櫻井クンのお陰もあるのかなぁ。
好きな声優さんだと、それだけでも大分違うのかもしれません。
ただ、原は華族のおぼっちゃまで、とてもお上品で女性のようにお綺麗で、
言葉使いが丁寧で紳士的な男性なので、それだけでも、私の好みではありました。
乱暴な言葉使いの人は、ゲーム上でもあまり好きじゃないって事もあるので、
言葉使いは私にとっては重要です。
そんな原ルートは、大体、予想通りの展開でした。
このルートのストーリー運びは、概ねスムーズな感じでした。
勿論、所々、相変わらずの強引な話し運びもありましたが、
ええ?っと驚く程では無く、まぁ、許容範囲内?
すでに、最初の二人で驚き過ぎて、免疫がついてしまっているせいかもしれませんが。
だけど、どの男性もだけど、ヒロインの事をポジティブにとらえ過ぎ。
単に、おバカなだけでしょう、、、って突っ込み入れたくなりますね(^_^;)
ただ、このルートでは、これまでの超出しゃばりぶりは少し控えめでした。
淑女訓練のせいでしょうか?
それでも、ところどころ、下品に思える言動があったりするんですよね。ww
原さんが、ずっと王子様的な雰囲気だったのもあり、これまでの
攻略キャラ達よりは、多少のドキドキ感はありました。
そう言う点で、王道だったのかもしれません。
にしても、最後の章で出征する時の感情のやり取りが、ピンと来ない。
戦争に行くのに。
戦争に行くって事は、死ぬかもしれないのに。
そういう悲壮感が全くありません。
現代の単身赴任に行く時のような別れの感覚に近いと言うか、
緊張感が無さ過ぎで。
実際、この時の戦争は日露戦争。
最後は日本は勝ったけど、かなり悲惨な戦争で、多くの戦死者を
日露双方で出してるんですよね。
かなり、緊迫していて、圧勝したわけじゃなかった戦争。
まぁ、そういう事をまるで知らない、歴史の勉強をあまりしてない人にとっては、
絵空事のようなゲームの話しに疑問を感じる事もないのでしょうけれども。
でも、例えば「薄桜鬼」とかは、それなりに時代考証して、史実に概ね
沿って、時代の暗さ感なども入れ込んでるんで、それをきっかけに
幕末史に興味を持って学ぶ人も多いので、折角こういう題材を使用したのだから、
もう少し、時代背景とかに興味を持てるような描き方をしてくれても
良かったのにな、と思います。
あまりにも、浅すぎて……。
あと、ラブエンドは概ね想定内でしたが。
ノーマルエンドは、酷かった。
話しの落ちどころが、と言う訳では無く、ラブエンドと反対の選択肢を
選ぶだけで、殆ど展開が変わらず、出征前にキスとかしておきながら、
エンドでは、そんな事、何も無かったかのような、普通の同僚みたいな
関係性…………。
あと、除隊して新しく始めた商売も、なんか変……。
適当に作ったような印象で驚きました。
いや~、このルートはまぁまぁだな、と思ったのもつかの間、
やっぱり、残念過ぎる~~~(^_^;)
さて。いよいよラストは、小宮山嵩元(CV石田彰)。
どーなるんでしょー?